「馬券の買い方」なんて当たり前のことから始めさせていただきます。なぜなら、戦略の幅を熟知してこそ広く視野で作戦を立てられるわけであり、馬の勝敗を予測できたとしても、より多くの払戻をもらうにはどう言う馬券の買い方が良いかを考える必要が常にあります。時々忘れてしまう、馬券の種類をここにまとめておきます。
◇ 単勝:1着になる馬を当てる 単勝はもっともシンプルな馬券で、どの馬が勝つ(1等勝になる)かを当てる馬券です。出走する馬が2頭以上の場合に発売します。1頭の馬番号で指定します。

ここで(枠買い以外の)馬買いの場合のみ買い方の幅と単純な的中の確率を追加してまいります。多くの場合、競馬レースは8-12頭くらいでの競争となりますのでここでは一律10頭の競争で計算いたします。
・買い方の幅:1ー10の10通り
・的中の確率:1/10=10%◇ 複勝:3着までに入る馬を当てる ある馬が1−3着までに入るか否かを当てる馬券です。出走する馬が5頭以上の場合に発売します。出走する馬が7頭以下の場合は、2着までが的中となります。1頭の馬番号で指定します。
・買い方の幅:1ー10の10通り
・的中の確率:1/10*3=30%◇ 枠連複:1着と2着になる馬の枠番号の組合せを当てる 競争に際して馬番と枠番があります。馬番1〜3はそのまま枠番1〜3の枠が与えられているものの、馬番4、5が枠番の4、馬番6、7が枠番の5、と言うように馬番が大きくなると2頭ずつで枠にはめる形態をとっています。1、2着に入る馬が所属する枠を組み合わせとして当てる方法で、1着と2着の着順は関係ありません。出走する馬が9頭以上の場合に発売されます。発売開始時に8頭以下となった場合でも、「同じ枠に2頭以上」が出走する時は、枠連を発売します。海外競馬での発売はありません。
◇ 馬連複:1着と2着になる馬の組合せを当てる馬券 1、2着となる馬の組み合わせとして当てる方法で、1着と2着の着順は関係ありません。1着、2着の着順は関係ありません。出走する馬が3頭以上の場合に発売します。
・買い方の幅:10頭中2頭を選択 10*9/2=45通り
・的中の確率:1/45=2.2%◇ 馬連単:1、2着の着順に当てる 1着と2着となる馬を着順通りに当てる方法で、着順通りに当てないと的中になりません。出走する馬が3頭以上の場合に発売します。
・買い方の幅:10頭中1、2位の2頭を選択 10*9=90通り
・的中の確率:1/90=1.1%◇ ワイド:3着までに入る2頭の組合せを当てる 1〜3着までに入る2頭を当てる方法で組合せとして当たっていればOK、1着・2着・3着の着順は関係ありません。出走する馬が4頭以上の場合に発売します。3着が同着の場合は、3着・3着の組合せは不的中となります。
・買い方の幅:10頭中2頭を選択 10*9/2=45通り
・的中の確率:1/45*6=13.3%◇ 三連複:1、2、3着となる馬の組合せを当てる 1〜3着までに入る3頭を当てる方法で組合せとして当たっていればOK、1着・2着・3着の着順は関係ありません。出走する馬が4頭以上の場合に発売します。
・買い方の幅:10頭中3頭を選択 10*9*8/6=120通り
・的中の確率:1/120=0.83%◇ 三連単:1、2、3着の着順に当てる 1〜3着までに入る3頭を着順通りに当てる方法で、着順通りに当てないと的中になりません。着順通りに当てないと的中にならないため、難易度は高いですが、配当は高くなりやすい傾向にあります。出走する馬が4頭以上の場合に発売します。
・買い方の幅:10頭中1、2、3位の3頭を選択 10*9*8=720通り
・的中の確率:1/720=0.14% ここでの的中の確率は、もちろん、全ての馬と騎手が同等な能力であったとした場合ですので、この基準値に様々な情報、データを加味して確率を上げて行く、それが競馬の他のギャンブルとは異なるところと存じます。
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