アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

科学?/非科学? 有史以前の超古代文明はどこまで解明?

 つい一昨日の新聞に、米国内の干上がった湖の湖底に見つかった岩石線画の制作年代が、北米最古の約10,500年から14,800年前と判明したとの記事が載りました(下記)。文章中に「1万年以上前の先住民は原始的だと考えられていたが、この線画の芸術表現や技術は、それがまったく違うことを示している」とありますが、10,000年以上前の有史以前に超古代文明があった可能性を示唆する事例は世界中に散見されております。このあたり、先日のマヤ(暦)の紀元についての記述でも触れましたが、いくつか調査したものをご紹介いたします。

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ネバダ州湖底の線画は北米最古 米コロラド大など発表

 米コロラド大などの考古学者らは14日までに、西部ネバダ州ピラミッド湖の干上がった湖底の巨石に見つかった岩石線画の制作年代が、北米最古の約1万500年から1万4800年前と判明したと発表した。AP通信が伝えた。
 これまではオレゴン州の湖で見つかった約7600年前に制作されたと推定される線画が北米最古とみられていた。線画は石灰岩に彫られた抽象的な絵柄。複数のダイヤモンドを組み合わせたような幾何学模様や、樹木や葉脈のように見えるものがあるという。
 共同研究者の1人、ネバダ州立美術館のユージン・ハットリ学芸員は「1万年以上前の先住民は原始的だと考えられていたが、この線画の芸術表現や技術は、それがまったく違うことを示している」と発見の意義を強調した。約2万年前から氷結したベーリング海峡を渡りアジア大陸から南北アメリカに広がった、モンゴロイド系先住民の一部が描いたとみられるが、詳しいことは分かっていない。(共同)

ネバタ州湖底の線画
ネバダ州ピラミッド湖底の巨石に描かれた線画

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◇ 文明の定義

 まず、はじめに「超古代文明」と言うからには「文明」である必要があります。例えば、上の記事にある通り「この線画の芸術表現や技術は原始的ではない」とするだけではこの線画を描いた文化が文明であったとは言えません。別に例を挙げるなら、例えば、有名なラスコー(仏)の洞窟壁画は15,000年前の旧石器時代後期のクロマニョン人によって描かれたとされており、現在、知られるもので最古と言われるショーヴェ洞窟(仏)に至っては32,000年前のネアンデルタール人によるものとされます。これらの古い人類になにがしかの文化はあったと思われますが文明とまでは言えません。

 原始人の洞窟壁画は文明ではない

300px-Lascaux_painting.jpg
ラスコー(仏)洞窟壁画

32000年前ショーヴェ洞窟壁画
ショーヴェ洞窟(仏)洞窟壁画

 辞典には「文明(civilization)とは人間が創り出した高度な文化あるいは社会を包括的に指す」とあります。この“civilization”の語源は、ラテン語で「都市」「国家」を意味する“civitas”に由来し、ローマ時代の文明とは語意の通り都市化や都市生活のことであったようです。文明についての現代の明確な定義は、20世紀になってから、マルクス主義の考古学者ゴードン・チャイルド氏が、文明と非文明の区別をする指標を挙げています。

【文明と非文明を区別する指標】
 (ゴードン・チャイルド氏による)
 ・効果的な食料生産
 ・大きな人口
 ・職業と階級の分化
 ・都市
 ・冶金術
 ・文字
 ・記念碑的公共建造物(ピラミッドなど)
 ・合理科学の発達
 ・支配的な芸術様式

 もちろん上記指標の全てを網羅しなければ文明と言えないわけではないようです。地域差があって、アンデス文明やインダス文明では文字はあまり重要ではなく、メソアメリカの諸文明では冶金術(やきんじゅつ;鉱石その他の原料から有用な金属を採取・精製・加工して金属製品・合金を製造する技術)はなかったとされます。


◇ シュメール文明

 現在のところ世界最古の文明はシュメール文明とされています。現在のイラク・クウェート南部を占めるバビロニアの南半分の地域、初期のメソポタミア文明とされ、チグリス川とユーフラテス川に囲まれた「肥沃な三日月地帯」に栄えました。10,000年以上前の中石器時代から人々が住み着いたようで、その後のどの段階から文明とするかは諸説あるようですが、一般的にはウバイド期をウバイド文化と呼び、ウルク期からをシュメール文明と呼ばれています。

【シュメールの年表】
 紀元前-10000年 中石器時代:テル・アブ・フレイラで人類最古の農業
 10000 - 7000年 新石器時代:牛羊の牧畜と麦の農耕を主体とした生活
  6000 - 5300年 ハラフ文化:ハラフ式の陶器(土器)
  5000 - 3800年 ウバイド期:社会階層形成、灌漑農法開始、車輪の導入、銅器
  3500 – 3100年 ウルク期:都市文明の開始、支配階級、専門職人、商人、文字
  3100 – 2900年 ジェムデト・ナスル期:青銅製の発見、都市国家間の戦乱時代
  2900 – 2350年 初期王朝時代:ウル、ラガシュなど多くの新興都市国家
  2350 – 2113年 アッカド帝国:アッカド人サルゴンによるメソポタミア統一
  2113 – 2006年 ウル第三王朝:シュメール人により再建された最後の王朝

シュメール文明地図変遷
シュメール文明の変遷

シュメール2750-2600BC
シュメール礼拝者の像


◇ エジプト以前のスフィンクス建造の文明?

 ここからはまだ学説として確立されていない、広く認められてはいない考え方ですが、有史以前の超古代文明としての可能性を否定できない事例だと考えております。

スフィンクス
ギザ大スフィンクス

 以前、地球の歳差運動との関連でスフィンクスを取り上げました。スフィンクスが真東を向いた獅子の彫刻であることから、春分点に獅子座が来る「獅子座の時代」、すなわち、スフィンクスの正面から獅子座が昇った紀元前10,500年頃をスフィンクス建造の時期とグラハム・ハンコック、ロバート・ヴォーバル両氏は唱えております。これを後押しする学説として、ジョン・アンソニー・ウエスト、ロバート・ショック両氏がスフィンクスの岩肌には雨による浸食が見られることから、エジプトに最後の大規模な雨期が訪れたのは紀元前5000年であり、スフィンクスに水による侵食痕が認められると言うことはこの建造物が紀元前5000年より以前の時代に造られたと主張しています。

 水による侵食痕は紀元前5000年以前の建造を示唆?

スフィンクスの壁と浸食形式
スフィンクスの岩肌と雨による浸食形式

 ただ、グラハム・ハンコック、ロバート・ヴォーバル両氏はギザの大ピラミッドもスフィンクスと同じく紀元前10,500年前に建造されたと言わんばかりの勢いです。ギザのピラミッドにスフィンクスに観られるような水による侵食痕は聞いたことがありませんし、スフィンクスとピラミッドでは建造方法がまるで違います。スフィンクスだけがもっと超古代文明の産物として良いのでは?、と思えます。

 ギザのピラミッドまでも紀元前5000年以前とするのはどうか?

 それに加えて、スフィンクスの風化は、塩化すなわち地下水が上昇し蒸発するとき塩分が結晶化する際に起こる表面の破壊、が主な要因になっていること、および塩化による風化は急速に起こっておりその程度は年代的にも「通説」の年代と矛盾しないこと、という説もあります。エジプト文明はいつまでも科学と非科学の狭間に揺れ動く存在かと存じます。


◇ ストーンヘンジ、カルナック列石に文明の意志?

 ロンドンから西に約200kmのイギリス南部・ソールズベリーから北西に13km程に位置する環状列石(ストーンサークル)をストーンヘンジと言います。現在のイギリス人、アングロ・サクソン人がブリテン島に移住した時にはすでに存在しており、その建造者、歴史はまったくなにも解っていません。イギリス本土であるブリテン島周辺には、ストーンヘンジと同等の多数の巨石文化が残されており、同一の文化圏と考えられております。

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ストーンヘンジ(英)

 円陣状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界で最も有名な先史時代の遺跡であります。考古学者はこの直立巨石が紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えており、しかしそれを囲む土塁と堀は紀元前3100年頃まで遡るといいます。しかし、最近になって新たな発見があり、現代の観光客用駐車場の下から、紀元前8000年頃に遡る4つの中石器時代の大きな柱穴が発見されました。柱のうち3本(あるいは4本)は東西方向に並んでおり、儀礼場としての重要性を持っていたとも言われています。

 ストーンヘンジ建造が紀元前8000年頃の可能性

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カルナック列石(仏)

 ストーンヘンジに酷似した文化がフランスのブルターニュ南部にあります。カルナック列石と言われ、巨大なメンヒルが総延長およそ4kmにわたり数列に並んでいる三つの列石群からなります。紀元前5000年あるいは、紀元前3000年から紀元前2000年頃に造られたとされますが、その目的は精霊や巨人が建てたとする伝説、戦士の墓、種族の記念碑、天文学上の目的等、あるいは生命の起源と関連付けたようなオカルト系学説など諸説があり、全く不明です。

 建造の技術と意図に文明の足跡?

 ストーンヘンジ(英)とカルナック列石(仏)に共通して言えること、壁画や岩石線画と異なり、ある意図をもって岩を切り出して移動、設置している点であり、その採石および輸送方法に文明の技術を感じざるを得ないことです。また、その岩を設置する意図として、ストーンヘンジには天文学的な意味、カルナック列石には地球上の「地表には意味のある流れ」(レイライン)があったとの説があります。そうなると、有史以前とか石器時代と言うよりもある種の発達した文明を考えさせられます。


◇ 日本近海の海底遺跡は10000年以上前?

 和歌山県の串本町の鬼が島の伝説と、実際に海底には自然の力で出来たとは思えない構造物が発見されております。もっと有名なのは与那国島海底遺跡でしょう。海底のものなのでなかなか調査が進まないのが現状で、与那国島のものに関しては、これを10000年以上前の古代文明の遺跡であるとする木村政昭教授らの意見と、モアイ像で有名なイースター島と共に12,000年前に太平洋にあったとされるムー大陸の一部との考え方もあります。これに対して「岩が侵食されてできた自然地形」であるとする説もあります。

 人為的な物だとすれば10000年以上前

 ダイバー達の多数の写真がyahooを通じて観ることができます。現時点では科学的根拠がありませんので、個人の感覚に委ねるものとなります。

よなくに海底遺跡01

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与那国海底地形


◇ バミューダトライアングル海底に巨大都市の跡?

 有史以前の超古代文明として、太古の昔から噂されていたのがアトランティス大陸です。古代ギリシアの哲学者プラトンが著書「ティマイオス」および「クリティアス」の中で記述し、大陸と呼べるほどの大きさを持った島と、そこに繁栄した王国のことであります。強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされております。もしも、超古代文明としてアトランティス大陸が存在し、神話の如く短期間で水没したのだとすれば、歳差運動を重要視するエジプト文明や正確な暦を作り出したマヤ文明の紀元として議論の的となったところです。
 しかしながら、現代の構造地質学が示すところによれば大陸規模の土地が短時間で消失することはまずあり得ないため、実在説の多くは島などの消失がモデルになったものとされおり、また、アトランティスの直接的モデルとなるような事件そのものが存在しないという説が有力であります。

 大陸規模の短時間の水没はあり得ない
 アトランティスの直接的モデルとなった事件の欠落


 こうした背景を覆す大発表が昨年10月ペルーでなされました。かなり前から、それこそ半世紀前くらいから話題になっていた、空を飛んでいた飛行機や海上を進んでいた船が突然消えてしまう「伝説の三角地帯」、通称「バミューダトライアングル」は有名でした。なぜ消えてしまうのかは、ブラックホール説や宇宙人による誘拐説、時空が歪んでいるための「タイムスリップ説」など、諸説ささやかれていました。

 飛行機や船の消滅が噂されたバミューダトライアングル

 そんな海域について、カナダの科学者夫妻がロボット潜水艇を使いバミューダトライアングルの海底を調査していたところ、キューバの海岸近くの海底にて古代の巨大都市と思われる遺跡を発見したとのことです。水深700メートルに眠っていたものは、ピラミッドにスフィンクス、文字の刻まれた建物などなど、、、。この歴史的ニュースを伝えたペルーのサイト「Peru punto com」には、衝撃的な海底都市の画像が公開されています。

バミューダピラミッド
バミューダトライアングル海底に発見されたピラミッド

 超古代文明の調査もついにここまで来たか!、と思わせる出来事ですが、もしも可能ではなくとも科学的に証明され得るものか?、あるいは非科学的なただの迷信や個人の思い込みのレベルであるのか?、判定は未来に委ねられるものばかりです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/シュメール
オリオン・ミステリー(ロバート・ボーヴァル、エイドリアン・ギルバート 共著、吉村作治 監修、近藤隆文 訳)1995年 NHK出版
天空の蛇―禁じられたエジプト学(ジョン・アンソニー・ウェスト 著、大地 舜 訳) 1997年 翔泳社
http://ja.wikipedia.org/wiki/ストーンヘンジ
http://ja.wikipedia.org/wiki/カルナック_(フランス)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200904060064.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/与那国島海底地形
http://ja.wikipedia.org/wiki/木村政昭
http://www.perupuntocom.com/modules.php?name=News&file=article&sid=19334
http://ja.wikipedia.org/wiki/ムー大陸
http://ja.wikipedia.org/wiki/アトランティス


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