アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

科学?/非科学? マヤ(暦)の紀元は?

 マヤ暦について7月30日より連載して来て、もちろん私は専門家ではありませんので、いろんなサイトや文献に基づき、時にはそのコピー&ペーストを駆使いたしました。そうした机上の調査を重ねた最後に「マヤ暦とはどこから来たものなのだろう?」、と素朴な疑問に突き当たります。

 天文学の知識、0(ゼロ)の発見、マヤ文字

 マヤ暦は、13と20の組み合わせで暦を作っており、短期のものから長期に至るものまで、時間の流れを、天文学の知識と0(ゼロ)の発見で、その体型を作りました。メキシコから中米に散在し、15世紀のスペイン人の来襲で崩壊するまで2000年にも及んだ文明は謎と神秘に満ちております。ちょっとした編集後記のようなかたちになりますが、マヤ(暦)の紀元がどこにあるのか?、を検討してみます。ここで(暦)を括弧()でくくったのは暦のみならず、建築技術や天文学などと言ったマヤ文明の技術を含めた紀元を考えたい、と言う意味です。

◇ マヤ暦、天文学の象徴? チチェン・イッツァ

 チチェン・イッツァは多くの方が知っている、マヤ文明の代表的な遺跡でありますが、実はマヤ文明の歴史の中ではだいぶ近年に近い、言うなれば文明としては最後の時期に当てはまるものです。遺跡の破損が少なく、大量の絵文字が残っており、その解読が進んで来たのがマヤ暦の解明に繋がったのであります。

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Chichen-Itza Castillo(チチェン・イッツァ カスティーヨ)

 写真のカスティーヨはマヤの最高神ククルカン(羽毛の生えたヘビ)を祀るピラミッドとされ、「ククルカンのピラミッド」、「ククルカンの神殿」とも呼ばれます。なおククルカンとはケツァルコアトルのマヤ語名であります。

 マヤの最高神ククルカン = ケツァルコアトル
 (羽毛の生えたヘビ)


 大きな9段の階層からなり、4面に各91段の階段が配されていて、最上段には真四角な神殿があり、階段は4面の91段の合計364段と最上段の神殿の1段で365段であります。また1面の階層9段は階段で分断されているので合計18段となり、これらはマヤ暦の1年(18ヶ月365日)を表すとされ、このことから「暦のピラミッド」とも呼ばれます。北面の階段の最下段にククルカンの頭部の彫刻があり、春分と秋分に太陽が沈む時、ピラミッドは真西から照らされ階段の西側にククルカンの胴体(蛇が身をくねらせた姿)が現れ、ククルカンの降臨と呼ばれています。

 春分と秋分におけるククルカンの降臨

 こうした太陽暦に基づく建造物に春分と秋分に起こる現象は、マヤ文明の天文学、暦の象徴的存在と思われがちであります。なお余談ですが、カスティーヨ内部にはジャガーをかたどった玉座や生贄の心臓を太陽へ捧げたチャクモル像が置かれていて、この像の目にはめこまれた翡翠は中国製である事が判明しており古代史の謎となっているそうです。

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旧チチェン区域にある天文台

 チチェン・イッツァの代表的な建造物にこのカタツムリ型の天文台がありますが、この屋上の階には様々な方向に穴があいており、そこから天体を(肉眼で)観察していたようです。太陽暦の1年をマヤ人は365.2420日と計算しており、現代天文学がコンピュータで計算した1年は365.2422日と、天体望遠鏡もないマヤ人はほとんど誤差なく暦を知っていました。

 太陽暦の1年をほぼ正確に把握
 
太陽だけではなく、宇宙のかなたに存在する星を毎夜観察し、月や惑星の運行を記録するとともに、起こるべき天体現象を予測していました。現存するマヤの古文書の一つ「ドレスデン・コデックス」には、日食と月食の表や金星の運行周期などが書かれているそうです。いかにもマヤ文明の天文学や暦の技術がチチェン・イッツァにおいて花開いたかのように思われがちです。

◇ マヤ文明以前に発見されたツォルキン暦

 マヤ文明の天文学や暦の技術をチチェン・イッツァの遺跡で知ることが可能であると申し上げましたが、果たしてチチェン・イッツァになって初めてマヤ暦が完成したのかと言うと、それは否定的であります。ツォルキン暦の起源は、オアハカ州のモンテ=アルバンI期(BC500年頃)の石碑で既に確認されており、マヤ以前からメソアメリカの広い範囲にいきわたっていた暦であると考えられます。

 マヤ文明以前からツォルキン暦はあった?

 マヤ文明の暦や天文学の技術がチチェン・イッツァにおいて花開いたのではないとすると、どこにその紀元があるのか?、マヤ文明が発生した古代メソアメリカ文明に目を向ける必要があります。

◇ 古代メソアメリカ文明

 マヤ文明は、メキシコ及び中央アメリカ北西部とほぼ重複する地域において、共通的な特徴をもった農耕民文化ないし様々な高度文明が繁栄した文化領域、メソアメリカ(Mesoamerica)の一つの文明として定義されます。これらの文化の特徴として、アジア、ヨーロッパ、アフリカの三大陸と無関係に、孤立した環境で発展し、鉄器文化を全く知らず、宗教においても独自な体系が成立したようです。 神殿文化は紀元前二千年紀の末に起こりましたが、それから約2500年の間、外部世界の影響や干渉を受けることなく自力で発展したとされます。

メソアメリカ年表
アステカ文明以前の古代メソアメリカ文明
(BC, 紀元前、AD, 紀元後、C, 世紀)

テオティワカン
テオティワカン

 アステカ文明(1428年頃〜1521年)以前のメソアメリカの古代文明を年表形式で作ってみました。これを見ますと、メソアメリカの文明群は、マヤ文明と非マヤ文明に分けられ、エジプトやインド、中国など、他の古代文明と異なり、中央集権とはならず、小さな文明が同時期に多中心性に発生して、時には融合したり離れたり、を繰り返していたようです。

 小さな文明群が同時期に多中心性に発生

 こうしたメソアメリカの文明群のあり方は、暦や天文学と言った技術の紀元を探るのを非常に困難にさせていると思われます。マヤの碑文には、Tikal(ティカル)、Calakmul(カラクムル)に代表される大小の王国が細かい戦いを繰り広げた歴史が残されており、なかなか統一した集権国家とはなっていなかったようです。そんな状態で、優れた暦や天文学が発達したのであろうか?、と疑問を持つのがむしろ当然であります。すると、そうした学問はマヤ文明が発生する前からあって、それが伝承されたのではないか?、とそんな学問も起こってきているのが現実です。

◇ 有史以前の超古代文明からの伝承?

 上述の如く、メソアメリカの文明とその一部であるマヤ文明は約2500年の間、外部世界の影響や干渉を受けることなく自力で発展したのは確かのようです。中央集権とはならず、小さな文明が同時期に多中心性に発生する形態など、エジプトやインド、中国など、他の古代文明と異なる性質もあります。
 しかしながら、他の古代文明と極めて類似した部分も少なからずあります。例えば、地球の歳差運動を理解していた可能性を含む天文学の知識、ピラミッドの建造、そして、農業や建築業、天文学などに知識をもたらした伝説、神話の世界の人物がいる点です。
 上で、チチェン・イッツァのカスティーヨについての解説の中で「マヤの最高神ククルカン = ケツァルコアトル」と申しましたが、このケツァルコアトル(ナワトル語: Quetzalcōātl ; スペイン語: Quetzalcóatl ; 英語: Quetzalcoatl)は、アステカ神話の文化神・農耕神であります。

Cabeza_de_Quetzalcoatl.jpg
ケツァルコアトル

 このケツァルコアトルのような存在はエジプトにおいてはオシリス、南米アンデスにはビラコチャ伝説として残っており、いずれも背の高いあご髭をたくわえた白人として描写されているそうです。

 ○ 古代エジプト:Osiris(オシリス)
 ○ 南米アンデス:Viracocha(ビラコチャ)
 ○ マヤ:Kukulcan(ククルカン)
      = Quetzalcoatl(ケツァルコアトル)


オシリスとビラコチャ
オシリス(左)とビラコチャ(右)

 背の高いあご髭をたくわえた白人の伝承者?

 マヤ(暦)の紀元は実はマヤ文明が発生する以前のメソアメリカに伝承されたものである可能性は大いにあります。そして、エジプトのオシリスや南米アンデスのビラコチャと同様に、マヤ文明にも「ククルカン = ケツァルコアトル」と言う農業や建築業、天文学などに知識をもたらした伝説、神話の世界の人物がいるとされます。もしかしたら、それは有史以前の同一の超古代文明からの伝承かも知れない、そんな説が今世紀に入って盛んに囁かれております。有史以前の超古代文明の存在については別の機会にまた検討したいと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/メソアメリカ
http://ja.wikipedia.org/wiki/マヤ文明
http://ja.wikipedia.org/wiki/チチェン・イッツァ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ツォルキン
http://ja.wikipedia.org/wiki/ケツァルコアトル
http://ja.wikipedia.org/wiki/オシリス
http://ja.wikipedia.org/wiki/ビラコチャ


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