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アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

相模原障害者施設殺傷事件 初公判の詳細


 2016年7月、世の中を震撼させた事件が起きました。相模原 障害者施設 殺傷事件 と呼ばれております、この事件はとは、2016年(平成28年)7月26日未明、神奈川県相模原市緑区にある、神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」に、元施設職員であった 植松 聖(さとし、犯行当時26歳)が侵入し、所持していた刃物で入所者19人を刺殺し、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた大量殺人事件であります。殺害人数19人は、当事件が発生した時点で第二次世界大戦後の日本で発生した殺人事件としてはもっとも多く、事件発生当時は戦後最悪の大量殺人事件でありました。

植松


 この事件で殺人罪などに問われた 植松 被告の裁判員裁判の初公判が8日、横浜地裁にて始まり、その詳細の記事を見つけました。ひとつの時事、出来事としてここに記録します。

相模原事件の裁判の記事

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◇ 相模原45人殺傷初公判・詳報(1) 被告暴れ、怒号飛ぶ法廷 傍聴人ぼう然

 《相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員、植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判の初公判が8日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で始まった》

 《公判の主な争点は刑事責任能力の有無。植松被告は、横浜地検の鑑定留置で人格障害の一つである「自己愛性パーソナリティー障害」と診断されたが、地検は完全責任能力があったと判断し、起訴した》

 《障害者が狙われ、19人もの死者を出した前代未聞の事件。この日は一般傍聴席26席に対し、1944人の傍聴希望者が集まった。開廷は午前11時の予定だったが、傍聴希望者が多かったことなどから手続きに時間を要し、20分遅れて始まった》

 《静まり返った法廷。小さな音を立てて開いたドアに傍聴人の視線が集まる。黒いスーツに青いネクタイを身に着けた植松被告が、刑務官らに付き添われて入廷した。腰辺りまで伸びた髪は後ろでひとつに束ねている。緊張した面持ちで法廷内を見渡し、数回会釈しながら弁護人の脇にある椅子に着いた》

 《裁判長が審理に先立って注意事項を伝える》

 裁判長「今法廷は、バーの中のみならず遮蔽された付近も、バーの中、公判廷とみなして被害者参加人に出席してもらっている。限られたスペースでご迷惑をかけますがご理解ください」

 《被害者が数多くいるため、被害者参加する遺族や関係者も多い。そのため地裁は、傍聴席の3分の1のスペースを参加人に割り当てた》

 裁判長「また参加人の心身の状態などから検察官の申し出を受けて、対象の参加人は被告や傍聴人との間に遮蔽を設けている。遮蔽版の中に入ったりのぞいたりすることは禁じられているので絶対にしないように」

 《参加人の席の周囲には被告や他の傍聴者から見えないよう、パーテーションが設けられている》

 《裁判長の合図で、控室にいた裁判官や裁判員が入廷。促されて植松被告が証言台の前に立ち、人定質問が始まった》

 裁判長「名前は」

 植松被告「植松聖です」

 裁判長「職業は」

 植松被告「無職です」

 《植松被告は小さな声だが、はっきりと答えていった。裁判長が再び注意事項を述べる。公判は、被害者の氏名などを伏せて審理できる「被害者特定事項秘匿制度」が適用され、ほとんどの被害者に、アルファベットなどを用いた匿名呼称が用いられる》

 裁判長「被害者特定の秘匿を決定しています。1人を除いて被害者の氏名などは明らかにされません。被害者は殺人事件について『甲A』『甲B』など、殺人未遂事件について『乙A』など、職員について『丙A』など仮名(かめい)を用いることにします。訴訟関係人は秘匿決定された被害者の氏名などが明らかにならないよう注意してください」

 《検察官の起訴状朗読に移る。植松被告は28年7月26日未明、入所者の男女ら43人を刃物で突き刺すなどして19人を殺害、24人に重軽傷を負わせたとして起訴された。また、結束バンドで廊下の手すりに縛り付けた職員2人を負傷させたなどとされる。植松被告は検察官に体を向け、気を付けの姿勢で朗読を聞いている》

 裁判長「今読み上げた内容に違っているところはありますか」

 植松被告「ありません」

 弁護人「植松被告には精神障害がありました。その影響で責任能力が失われていたか、著しく減退していました」

 《起訴内容を認める植松被告。一方、続けて意見を述べた弁護人は心神喪失か心神耗弱の状態だったと訴えた》

 《この後、弁護側は裁判長に植松被告に発言させてほしい旨を申し立て、裁判長が許可。証言台の前に立っていた植松容疑者が再度口を開く》

 植松被告「皆さまに深くおわびいたします」

 《消え入りそうな声で言った途端、急に口のあたりに手を持っていった植松被告がうめき声を上げる。周りにいた刑務官が制止しようとするが、植松被告は激しく暴れ、床に倒れた状態で刑務官に取り押さえられた》

 地裁職員「傍聴人はそのままで」

 《傍聴人に着席のまま待機を命じた職員。その間も植松被告は床に押さえつけられたまま暴れ続ける》

 職員「傍聴人は退廷してください」

 《職員はすぐさま判断を覆したが、傍聴人は何が起こったのか分からず呆然(ぼうぜん)と植松被告を見つめる人がほとんど。動き出さない傍聴人に刑務官が「退廷してください!」と怒号を上げ、暴れる植松被告を背景に法廷内は騒然となった》

 《開始15分で休廷となった初公判。地裁は休廷となった理由について「被告人に不規則な行動があったため」と説明。植松被告の行動が意図するものは何なのか。午後1時15分に再開される法廷は、検察側の冒頭陳述が行われる》


◇ 相模原45人殺傷初公判・詳報(2) 犯行体力づくりにムエタイ、整形し準備 検察「行動統制、責任能力ある」

 《相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年、入所者19人が刺殺され、職員を含む26人が重軽傷を負った事件で、殺人罪などに問われた元職員、植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判の初公判が午後1時20分ごろに再開した》

 《午前の審理は植松被告が暴れ、開始15分で休廷となった。午後の審理は植松被告が不在のままで検察側の冒頭陳述が始まった》

 《まず検察官は植松被告がやまゆり園に侵入し、意思疎通のできない障害者を殺害しようと考え、43人を突き刺すなどして19人を殺害し、24人にけがを負わせたなどと事案の概要を述べた。その上で、こうした事実関係には争いがないとした。事件ではほかに職員2人が負傷している》

 検察官「争点は犯行時における責任能力の有無や程度です。責任能力があったかなかったか、あった場合、どの程度であったのか」

 《こう述べると、検察官は次に、植松被告が犯行に至った経緯や犯行状況の説明を始めた》

 検察官「平成24年12月、被告人はやまゆり園で働き始めました。障害者を『かわいい』と感じ、友人にもそのように話していました」

 《しかし、勤務を続けるうち、「意思疎通のできない障害者は不幸を生み出すので要らない」という考えを持つようになり、さらに、世界情勢などに興味を持ったことから「意思疎通のできない障害者は殺した方がよい。殺す」と考えるようになったとした》

 《植松被告はその後、議長公邸を訪問。(施設襲撃を予告する)手紙を渡し、やまゆり園を退職。措置入院することになった。28年3月に措置入院が解除されると、障害者を殺害する計画を立てたという。検察官は淡々と計画の概要を説明する》

 検察官「職員が少ない夜間に犯行を実行する。職員を拘束し、職員に確認しながら意思疎通のできない障害者を包丁などで殺害する。犯行後は警察へ出頭する」

 検察官「(職員拘束に体力が必要と考え)ムエタイのジムを利用し、報道された際に信用してもらうには見た目が良い方がよいと考え、美容整形をしました」

 《28年7月25日に大麻を使用し、自宅から柳刃包丁など5本の刃物を持ち出した。翌26日に車でやまゆり園へ向かう、午前1時37分頃、やまゆり園の近くの民家の前に車を止め、住民と他愛もない会話をした》

 検察官「(この時の)会話はかみ合っていました」

 《1時43分頃、やまゆり園へ侵入し、職員5人を脅したり拘束したりした後、意思疎通のできない障害者を確認して殺害。最初は心臓付近を狙うため胸を刺したが、骨に当たって包丁が折れるなどしたため、首を刺した。6人目の職員の拘束に失敗すると、手当たり次第に障害者を刺して逃走した》

 《犯行の状況の説明を終えると検察官は、弁護側が植松被告の犯行当時の精神状態を「心神喪失か心神耗弱であり、責任能力が失われていたか、減退していた」としていることについて言及。責任能力があるとは、被告人が犯罪を行ったことに対して責任を問うことができる場合で、(1)善悪を判断する能力、(2)(1)の判断に従って行動をコントロールする能力を指す-といい、一方または双方が著しく低い場合には「心神耗弱」、双方または一方がない場合には「心神喪失」と説明していった》

 検察官「検察は、完全なる責任能力があったと主張します」

 《検察官は植松被告にパーソナリティー障害や大麻使用障害があったとした上で、さらに次のように強調した》

 検察官「施設での勤務経験や世界情勢を踏まえて被告人の考えが形成された。正常心理の範囲内で、単なる特殊な考え方であると主張します」

 《弁護側が主張するとみられる大麻精神病の影響については、検察官は「大麻使用の影響により、犯行の決意が強まったり、犯行の時期が早まったにすぎない」とした》

 検察官「犯行は被告人個人の特異な考えに基づき行われたもので、行動は統制されており、大麻使用による気分などへの影響は大きくなかった」

 《植松被告が不在の中、静まり返る廷内には終始、検察官の明瞭な声が響いていた》


◇ 相模原45人殺傷初公判・詳報(3) 中学で酒・タバコ、大学は脱法ハーブ、就職後は大麻 知人「ヤバい」 弁護側は精神障害主張

 《相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年、入所者ら45人を殺傷したなどとして、殺人罪などに問われた元職員、植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判の初公判は検察官の冒頭陳述を終え、弁護側の陳述に入る。午前の公判で暴れた植松被告は不在のままで、弁護人が植松被告の生い立ちなどを語っていく》

 弁護人「植松さんの犯行の事実は争いません。大変痛ましく、重大な事件でもあります」

 《弁護人はこう切り出すと、裁判員を見据え呼びかけた》

 弁護人「どうしても腑(ふ)に落ちないことがあります。植松さんはなぜ、どうして、このように重大なことをしたのか。(植松被告の)責任能力を取り上げたいと思います」

 《弁護側は、植松被告が常用していた大麻の影響を指摘した。大麻精神病によって、善悪の判断や行動ができなかったとし、責任能力を否定した》

 弁護人「何らかの精神障害が犯行に影響を与えたと判断していただく必要があります。そのためには、本来の植松さんがどんな人かを、幼少期までさかのぼって知る必要があります」

 《弁護側は、植松被告の生い立ちを語りだした》

 弁護人「幼稚園では、素直で手がかからない子として育ちました。明るく優しい性格でもありました。小学校時代は、勉強は苦手ですが、明るく人懐こい性格で、クラスに知的障害を抱えた同級生がいても、優しく接していました」

 弁護人「中学校に進学しても、明るい性格は変わりませんでした。バスケットボール部に入部し、当たり前の生活を送っていたのです。中学3年のころに飲酒・喫煙をしましたが、特に非行歴などはありませんでした」

 弁護人「高校でも明るい性格で、1、2年生の時にはバスケ部に入部し、熱心に活動していました。教師を目指し、私立大学の文学部に進学します。学生生活を楽しむ一方、脱法ハーブに手を出し、入れ墨を入れたりしました。半面、学童保育で知的障害児の面倒を見るなど、周囲とのトラブルもありませんでした」

 《大学卒業後、植松被告は運送会社に就職した。平成24年からやまゆり園でアルバイトを始め、25年4月から常勤職員になった。当初は「知的障害者はかわいい」とか、「こうしたら喜んでくれる」と身ぶり手ぶりを交えて話すことがあったという》

 弁護人「就職当初は優しく明るい人物で、現在の姿とは全く異なります。優しいがお調子者という若者でしたが、ある時期から変わってしまいます。それは平成27年ごろのことでした」

 《友人らに「意思疎通ができない人は殺したほうが良い」「自分は選ばれた人間」「伝説の指導者」などと繰り返すようになった。「安倍(晋三首相)から許可があればいつでもやれる。政府の命令でやるのだから、遊んで暮らせる金をもらえる」と周囲に話した》

 《28年2月には、手紙を渡そうと議長公邸を訪れ、実際に職員に手渡している。そこには「やまゆり園の470人を殺せる。容姿に自信がないので美容整形をする。UFOを見たことがある。自分は未来人かもしれない」などと記載されていたという》

 《これを受け、神奈川県警津久井署は植松被告を保護し、相模原市に通報する。市は措置入院の措置をとり、3名の医師が診断にあたった。そう病、大麻精神病、非社会性パーソナリティー障害、妄想性障害など診断はさまざまだった》

 《28年3月2日に退院した。その後も「俺が(障害者を)やったら100億入る」「神のお告げだ」「ヒーローになる」「イルミナティカードの組織の上には宇宙人がいる」と繰り返し、友人の間では「あいつはヤバい」と噂されるようになった。7月に実施されたバーベキュー大会の際にも、参加者から「あの人ヤバい」と陰口を言われていたという。退院後も、大麻の使用を繰り返した》

 《やがて、具体的な犯行時期に触れるようになる。「11月にトランプ候補が大統領になるから、10月までに決行しようと決めている」。当初はこう語っていたが、暴力団関係者に命を狙われていると思い込み、時期が早まっていく》

 《「尾行されている」「盗聴されている」などと周囲に語り、尾行をまくため、ファストフード店に車を放置することもあった。店側からの連絡で車を引き取ると、その車で都内に向かった。再び駐車場に止め、タクシーに乗り換える。車内では、身を隠すように横になっている姿を運転手に目撃されていた》

 《都内で知人の女性と食事を共にするが、会話は「意思疎通できない人を殺す」といったことばかり。女性は知人にこんなメールを送っていた。「もう手遅れ。関わらない方がいい。頭おかしい。何を言っても聞く耳を持たない」》

 弁護人「なぜ、幼少期とは別の人間のようになってしまったのでしょうか。それは、精神障害によるもので、その前提となったのが薬物使用です。大学在学中に脱法ハーブを始め、やまゆり園就職後に大麻に手を出しました。週に4~5回、多いときは1日に数回使っていました」

 《弁護側は、大麻の常用が精神状態にどう影響するかを解説したうえで、裁判員に訴えた》

 弁護人「植松さんに責任能力があることは、検察側が立証しなければなりません。責任能力があることが間違いないと判断される場合のみ有罪とし、それ以外は無罪としなければなりません。この事件については多くの報道がなされていますが、法廷での証拠のみで慎重に判断してください」

 《植松被告の精神状態について説明を終えた弁護人。公判は10日に再開され、検察側、弁護側双方の証拠調べが続く予定だ》

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 医療従事者として恥を晒すようですが、実は老健施設における寝たきり老人に対する介護にはしばしば人間の尊厳に対する姿勢を疑うことがあります。これについては別の機会に触れたいと思いますが、上記事件、ある殺人鬼がいたと言うだけではない、そんな人間を雇わざるを得ないほどの人材難、現代の社会福祉における問題が浮き彫りになったものと思います。

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