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アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

フランス パリ ルーヴル美術館 の予習


 夏の旅行に備えた勉強、おまとめです。もちろん、旅行で訪れた後には自分の言葉と写真を加えて更新いたしたく存じます。
 今回はフランス、パリにある国立美術館、ルーヴル美術館(Musee du Louvre)です。世界最大級の美術館、博物館であるとともに最大級の史跡でもあり、収蔵品380,000点以上、先史時代から19世紀までの様々な美術品35,000点近くが、総面積60,600平方メートルの展示場所で公開されております。世界で最も入場者数が多い美術館で、毎年800万人を超える人が訪れ、2018年には始めて1000万人を超えたとされます。フランスの世界遺産であるパリのセーヌ河岸に包括登録されております。

ルーヴル美術館 外観

ルーヴル美術館 地図


◇ ルーヴル美術館の起源とその発展

1.ルーヴル城(宮殿)の建造

 フランス、カペー朝第7代王であるフィリップ2世(Philippe II、1165年8月21日 - 1223年7月14日、在位 1180年9月18日 - 1223年7月14日)が、1190年頃、パリを防御する目的で要塞化した城壁の建設を決めました。十字軍参戦で国を離れる際に示した都市計画の一つであり、権力の象徴でありました。要塞の弱点の一つであったセーヌ川との接合部分を防御するために、城の建設を考えなければならず、そこで建造されたのがルーヴル城(宮殿)であり、その一部が現在のルーヴル美術館であります。

フランス王フィリップ2世

ルーヴル宮殿 写真

2.王宮から王室美術品コレクションの収蔵・展示場へ

 ルーヴル城(宮殿)は歴代フランス王の王宮(宮殿)として使用されてきましたが、1682年、ブルボン朝第3代国王、ルイ14世(Louis XIV、1638年9月5日 - 1715年9月1日、在位 1643年5月14日 - 1715年9月1日)が自身の王宮にヴェルサイユ宮殿を選んだため、ルーヴル宮殿の主たる役割は古代彫刻などの王室美術品コレクションの収蔵・展示場となりました。

3.美術館として開館

 1692年、ルーヴル宮殿にフランス学士院碑文・美文アカデミーと王立絵画彫刻アカデミーが収容され、1699年に最初のサロンが開催されました。アカデミーはその後100年にわたりルーヴル宮殿に設置され、1789年のフランス革命の下に開かれた憲法制定国民議会で正式に美術館との使用が決定、1793年、開館しました。

4.歴代国王の下に拡大

 開館当時は、元々、王室所有だったものと、キリスト教の教会財産から没収されたものの537点の絵画が展示されているのみでありました。フランス皇帝、ナポレオン1世(Napoleon I、1769年8月15日 – 1821年5月5日、在位 1804年 - 1814年、1815年)の時代には諸国から美術品を収奪したことにより所蔵品は増大していき、一時期、名称を「ナポレオン美術館 (Musee Napoleon)」と改名したこともありました。
 ナポレオン失脚後、軍が収奪していた美術品の多くが、元の持ち主たちに返還されましたが、王政復古で王位となったブルボン朝、ルイ18世(Louis XVIII、1755年11月17日 - 1824年9月16日、在位: 1814年4月6日 - 1815年3月20日、1815年7月8 日 - 1824年9月16日)、シャルル10世(Charles X、1757年10月9日 - 1836年11月6日、在位 1824年9月16日 - 1830年8月2日)の統治時代、さらにフランス第二帝政時代(1852年 – 1870年)で、ルーヴル美術館の所蔵品はさらに増え続け、20,000点を超える美術品が集められました。その後に成立したフランス第三共和政時代(1870年 – 1940年)にも、ルーヴル美術館の所蔵品は遺贈や寄贈などによって着実に増えていきました。

ナポレオン、ルイ18、シャルル10
左からナポレオン1世、ルイ18世、シャルル10世


◇ ルーヴル美術館 来場のご案内

 以下はルーヴル美術館公式HP(https://www.louvre.fr/jp)の画面を供覧いたします。

ルーヴル美術館公式HP

1.開館時間

ルーヴル美術館開館時間

2.入館料

ルーヴル美術館拝観料

3.アクセス

ルーヴル美術館アクセス


◇ ルーヴル美術館の構造・見取り図・展示物分類

1.入口

 ルーヴル美術館には複数の入口があり、時間帯によって混雑具合が異なる模様です。代表的な入口は以下の2つで、他にもチケットにより入れる入口があるようです。
 1)ピラミッド中央入口
 2)地下街カルーゼル・デュ・ルーヴルから続く逆さピラミッドの横

ルーヴル美術館入口 図

2.3つの翼

 ルーヴル美術館は以下の3つの翼で構成され、各々、-2階、-1階、0階、1階、2階の、地下2階から地上2階までの5階建ての構造となっております。
 1)リシュリュー(RICHELIEU)翼
 2)シュリー(SULLY)翼
 3)ドゥノン(DENON)翼

ルーブル3つの翼

3.-2階見取り図

ルーヴル見取り図-2階

4.-1階見取り図

ルーヴル見取り図-1階

5.0階見取り図

ルーヴル見取り図0階

6.1階見取り図

ルーヴル見取り図1階

7.2階見取り図

ルーヴル見取り図2階

8.ルーヴル美術館の8部門

 ルーヴル美術館は、中世から1848年までの西洋美術の作品、西洋美術に先立ち影響を与えた古代文明の作品、イスラム美術の作品を、「古代エジプト美術部門」、「古代オリエント美術部門」、「古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門」、「イスラム美術部門」、「彫刻部門」、「工芸品部門」、「絵画部門」、「素描・版画部門」の8部門に分類して展示しております。

部門配置
各部門の美術館内配置


◇ 古代エジプト美術部門(142作品)

 ナイル川流域に発展した文明の、紀元前4,000年から4世紀にわたる50,000点以上の美術品が所蔵されております。エジプト美術コレクションとしては世界最大規模であり、古代、中王国時代、新王国時代、初期キリスト教時代(コプト美術、ローマ属州時代、プトレマイオス王国時代、ビザンティン帝国時代の美術品が網羅されています。

古代エジプト美術部門 写真

 エジプト美術品は20以上の展示室で公開されており、美術品の他に、パピルスの巻物、ミイラ、工具、衣服、宝石、遊戯盤、楽器、武器なども展示されています。古代エジプトの所蔵品では「ゲベル・エル・アラクの短刀」、「書記坐像」、「タニスの大スフィンクス」などが有名です。中王国時代の美術品は「金細工と彫像」で知られ、それまでの写実的表現から理想化表現へと移行して行き、この様式の好例として、片岩製の「アメンエムハトアンクの彫像」、木製の「供物を運ぶ女性」などがあります。新王国時代、初期キリスト教時代では、「女神ネフティスの彫像」や、「女神ハトホルの石灰岩彫刻」などがこの時代の様式をよく表しております。

書記坐像 写真
書記坐像

タニスの大スフィンクス 写真
タニスの大スフィンクス

アクエンアテン王とネフェルトイティ王妃 写真
アクエンアテン王とネフェルトイティ王妃

死者の書 パピルス断片 写真
パピリス断片「死者の書」

アメンヘテプ3世の巨像の頭部 写真
アメンヘテプ3世の巨像の頭部

イシス女神に供物を捧げるクレオパトラ女王 写真
イシス女神に供物を捧げるクレオパトラ女王

ウンスーの墳墓の壁画 農作業場面 写真
ウンスーの墳墓の壁画 農作業場面

ジェドエフラー王スフィンクスの頭部 写真
ジェドエフラー王スフィンクスの頭部


◇ 古代オリエント美術部門(38作品)

 古代オリエント部門のコレクションは、先史時代からイスラム教の到来までの9千年に及ぶ歴史と、北アフリカからインダス川、中央アジアまで、黒海(アナトリア)から(インド洋までの)アラビア半島までの広大な地域に及び、ユーフラテス川西側地域(キプロス、レヴァント、アナトリア半島、アラビア半島、北アフリカ)、古代メソポタミア、ペルシアの三地域別に細分化されております。

古代オリエント部門 写真

 古代オリエント美術部門では、初期メソポタミア文明ともいわれるシュメール文明の美術品と、アッカド帝国の出土品であるラガシュ王国王子の碑文「禿げ鷹の碑」(紀元前2,450年頃)、アッカド王ナラム・シンの戦勝記念碑などが展示されております。1901年に発見された、高さ2.25メートルの閃緑岩に古代バビロニアの「ハンムラビ法典」が楔形文字で刻まれた石碑も有名です。紀元前18世紀のマリ王国王宮壁画や、紀元前25世紀の「エビフ・イルの像」も、この古代オリエント美術部門の展示室で公開されております。
 古代ペルシアの所蔵品では、「射手のフリーズ」などが有名で、ペルセポリスからの貴重な出土品も所蔵されております。
エビフ・イルの像 写真
エビフ・イルの像

アッシュルナツィルパル2世王(紀元前883-859年)と彼に従う従臣 写真
アッシュルナツィルパル2世王(紀元前883-859年)と彼に従う従臣

壁画 紀元前2千年
壁画 紀元前2千年頃

鬼神パズズの銘の入った小像 写真
鬼神パズズの銘の入った小像

ホルスの誕生
ホルスの誕生

雷雨神タルフンダ 写真
雷雨神タルフンダ


◇ 古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門(236作品)

 ルーヴル美術館でも最古の部局の一つで、新石器時代から6世紀までのギリシア、エトルリア、ローマの3つの文明の作品を収めています。そのコレクションは、ギリシア、イタリア、地中海沿岸地域全体まで、新石器時代の紀元前4千年から紀元後6世紀までと、地理的、歴史的に非常に広い範囲の芸術活動に及びます。時代区分としてはキクラデス文明からローマ帝国衰退までとなります。

古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門 写真

 コレクション初期に重点が置かれた大理石彫刻の「ミロのヴィーナス」は有名です。古代ギリシア・アルカイック期の収蔵品には、宝飾品、「オーセールの婦人」(紀元前640年頃)や「サモスのヘラ」(紀元前570年 - 560年頃)のような石灰岩彫刻があります。紀元前4世紀以降の収蔵品は、「ボルゲーゼの剣闘士」に代表されるような、人体を写実的に再現した彫刻が多くなっております。
 長大なカンパーナ・ギャラリーには、1,000点を超えるギリシア陶器の一大コレクションが展示されており、セーヌ川沿いのドゥノン翼の各展示室には数多くの古代ローマ彫刻が展示されています。肖像彫刻のコレクションも有名で、アグリッパやマルクス・アンニウス・ウェルスらの大理石彫刻、「ピオンビーノのアポロン」などのブロンズ像が知られています。

カラカラ帝(在位 211-217年)写真
カラカラ帝(在位 211-217年)

アッティカ赤像式スキュフォス 写真
アッティカ赤像式スキュフォス

ミロのヴィーナス 写真
ミロのヴィーナス

オーセールの婦人 写真
オーセールの婦人

サモトラケのニケ 写真
サモトラケのニケ

ディオニュソスとアリアドネの神話を描いた石棺 写真
ディオニュソスとアリアドネの神話を描いた石棺

マルクス・アウレリウス帝(在位紀元161-180年)写真
マルクス・アウレリウス帝(在位紀元161-180年)

座った女性、通称「バルベリーニの懇願する女」 写真
座った女性、通称「バルベリーニの懇願する女」

戦う戦士 写真
戦う戦士


4.イスラム美術部門(49作品)

 2003年に創設されたルーヴル美術館では最も新しい部門で「13世紀にわたる三つの大陸」の美術品が収蔵されており、コレクションには、陶磁器、ガラス工芸品、金属工芸品、木製品、象牙工芸品、絨毯、織物、ミニアチュールなど、5,000点以上の美術品が含まれます。

イスラム美術部門 写真

 アンダルシア由来の「アル=ムギラの銘のある小箱」(968年)と呼ばれる象牙の筒状の箱や、「サン・ルイの洗礼盤」(13世紀から14世紀頃、マムルーク朝)と呼ばれる金属製のボウル、イラン由来の「サン=ジョスの屍衣」、ペルシア語で書かれたフェルドウスィーの「シャー・ナーメ」3ページ分などが有名です。

アル=マリク・アル=ナーシル、サラー・アル=ディーン・ユースフ・イブン・アル=マリク・アル=アジーズの銘のある壺
アル=マリク・アル=ナーシル、サラー・アル=ディーン・ユースフ・イブン・アル=マリク・アル=アジーズの銘のある壺

サン=ジョスの屍衣 写真
サン=ジョスの屍衣

トゥクズティムールの紋のある瓶 写真
トゥクズティムールの紋のある瓶

獅子の香炉 写真
獅子の香炉


◇ 彫刻部門(97作品)

 1824年に創設された彫刻の展示室は、当時の「現代」彫刻作品を集めていましたが、時が流れ、中世、 ルネサンス、現代の彫刻作品を集めた部門となりました。

彫刻部門 写真

 ロマネスク様式のフランス彫刻には「獅子の穴の中のダニエル」(11世紀)や「オーヴェルニュの聖母」(12世紀)などが所蔵されております。16世紀にはルネサンスの抑制表現の影響がフランス彫刻にも表れ始め、ジャン・グジョンの浮彫や、ジェルマン・ピロンの「十字架降下」や「キリスト復活」などにその影響を見ることができます。17世紀から18世紀のフランス彫刻として、エティエンヌ=モーリス・ファルコネの「水浴する女」や、フランソワ・アンギエの「オベリスク」など、新古典様式の彫刻には、アントニオ・カノーヴァの「キューピッドの口づけに目覚めたプシュケ」(1793年)があります。

獅子の穴の中のダニエル 写真
獅子の穴の中のダニエル

エヴラール・ドルレアン作 2つの小瓶をもつ天使 写真
エヴラール・ドルレアン作 2つの小瓶をもつ天使


◇ 工芸品部門(270作品)

 形や素材、時代も様々な作品が織りなす世界を紹介しています。宝飾品、金銀細工、エマイユ(七宝)、象牙細工、ブロンズ作品、堅石細工、陶磁器、ガラス細工、ステンドグラス、調度品、タピスリーなど、中世初期から19世紀前半までの作品を所蔵しています。

工芸品部門 写真

 中世の工芸品コレクションには、ルイ14世が戴冠式に使用した王冠や、シャルル5世の王笏、「斑岩の壺」など、ルネサンス期の工芸品コレクションには、ジャンボローニャが制作したブロンズ像「ネッソスとデイアネイラ」、タペストリー「マクシミリアンの狩猟のタピスリー」などがあります。ルネサンス以降の時代のコレクションで有名なものとして、ポンパドゥール夫人が所有していたセーヴル磁器のコレクションや、ナポレオン3世のアパルトマンなどが挙げられます。

ピエール・グティエール(1732-1813年)-フランソワ=ジョゼフ・ベランジェ 1対のろうそく立て
1対のろうそく立て

国王シャルル9世の兜 写真
国王シャルル9世の兜


◇ 絵画部門(238作品)

 13世紀から1848年に至るまでのヨーロッパ絵画のあらゆる流派を代表する7,500点を超える作品群によって、ルーヴル美術館の百科にわたる規模を反映しています。各々のコレクションの研究とその展示配置は、著名な専門家から成る12人の学芸員に委ねられています。

絵画部門 写真

 初期のフランス絵画に、アンゲラン・カルトンの「アヴィニョンのピエタ 」(1455年頃)があります。フランス王ジャン2世の肖像で、作者未詳の「善良王ジャン」(1360年頃)は、古代以降の作品としては、おそらく最古の個人肖像画と言われます。その他フランス絵画には、リゴーの「ルイ14世」、ダヴィドの「ナポレオン1世の戴冠」、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」などがあります。アルプス以北の北方絵画には、フェルメールの「レースを編む女」や「天文学者」、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの「カラスのいる木」、レンブラントの「エマオの晩餐」、「ダビデ王の手紙を手にしたバテシバの水浴」、「屠殺された雄牛」などがあります。イタリア絵画では、特にルネサンス期のコレクションに重要な作品が多く、ルネサンス初期の画家マンテーニャとベッリーニの「キリスト磔刑」には写実主義と詳細表現の萌芽がみられ「精神世界を表現した重要な場面が描かれている」とされています。ルネサンス盛期の絵画コレクションには、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」、「聖アンナと聖母子」、「洗礼者ヨハネ」、「岩窟の聖母」、ティツィアーノの「田園の合奏」、「キリストの埋葬」、「荊冠のキリスト」などが所蔵されています。バロック期の絵画コレクションにはカラヴァッジョの「女占い師」、「聖母の死」などが所蔵されています。
 美術品収集家の医者ルイ・ラ・カズ (en:Louis La Caze) が1869年に遺贈した絵画584点は、通称「ラ・カズ・コレクション」と呼ばれ、個人が寄付した絵画点数としてはルーヴル史上最大のコレクションとなっている。ラ・カズ・コレクションには、ヴァトーの「ピエロ」が含まれます。

民衆を導く自由の女神 写真
民衆を導く自由の女神

エマオの晩餐 写真
エマオの晩餐

シャルル・ル・ブラン 《アレクサンドロス大王のバビロニア入城》
シャルル・ル・ブラン作 アレクサンドロス大王のバビロニア入城

モナ・リザ 写真
モナ・リザ


◇ 素描・版画部門(173作品)

 デッサン、パステル画、細密画、版画、本、写本、書簡、リトグラフ(木、銅、石版)などの紙を素材とした美術品コレクションを所蔵しています。その制作技術や光に弱い材質などから、作品の保管方法も特別です。所蔵庫で整理され大切に保管されている作品は、閲覧室での閲覧の際と企画展の際にのみ、所蔵庫から出されます。企画展の会期は3ヶ月に限られ、会期中は、作品に向けられる照明を50ルクスに、展示室の気温は20度、湿度は約50%に抑えられます。会期後、作品は所蔵庫で3年間の眠りにつきます。

素描・版画部門 写真

せせらぎに橋が架かっている森の風景 写真
せせらぎに橋が架かっている森の風景
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