アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

ブラック・ジャック「絵が死んでいる!」から、、、解ってほしい! ヒトが生きること、ヒトが死ぬことを

広島・少女遺体遺棄事件

 今、メディアを騒がせている事件があります。広島県呉市の山中に若い女性の遺体を遺棄したとして男女7人が逮捕された事件で、元々は、最初に自首した広島市の少女(16)が被害者とみられる元同級生(16)との間で接客サービスにおける金銭トラブルがあったとのこと、、、。この最初に自首した少女は約1年前に広島市内の高等専修学校を中退、元同級生ら数人と一緒に接客サービスを始め、取りまとめ役をしていたそうです。周囲に「1月で100万円ぐらい稼いだ」などと話していたこともあったそうで、元同級生と売上金の分配をめぐってトラブルになった可能性があるとされています。

広島少女事件

 少女は調べに対し無料通話アプリ、LINE(ライン)で、元同級生に「死ね」、「人間じゃない」などの悪口を書かれたことが犯行の動機と供述しており、6月27日深夜~28日未明、広島市中区内で友人ら6人と合流、広島県内の少女(16)に電話で元同級生を呼び出させ、少女らは現れた元同級生を車に乗せ、行き先を告げないまま灰ケ峰山中に向かい、車中から暴行を加えたとのことです。複数の少年少女らは「みんなで暴行を加えた」「殴ったり首を絞めたりして殺害した」などと供述、28日早朝、最初に自首した少女とほか数人が遺体を約20メートル運び、崖下に遺棄したとみられております。

 ラインの文章に見え隠れするヒトの死に対する認識の低さ

 以下に、公開されている少女たちが会話したラインの文章の一部を掲載いたします。いかに暴力や殺人と言うものに対して無頓着になっているか!、しかしながら、私の娘たちを含む今の若い世代にはこうした会話がもしかしたらありがちなのではないか?、と思わせる、そんな会話が見られます。

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◇ 公開されたラインの文章

 「○○ゆうやつ」
 「いま行方不明でさがされよる」
 「なんで殺したん?」
 「わからん はらたったけん」
 「まって」
 「一から説明できる?」
 「○○ってこと会ったときに?」

 「グルチャでいいあいになって、
  いまからこいやゆてなってあって、
  タクシーではいがみねいって、
  殴って蹴ってやら根性焼きやらしよおたら
  あんま動かんくなって、
  それで首絞めて最後に首の骨おって
  なげてすてた」
 「なんで喧嘩なったん?」
 「あいつが喧嘩うってきた」
 「グルチャでいいあいしおたけないようおぼえてないけど、
  人間ぢゃないとか? しねとかー
  で、ころしたるわいゆうてゆたらわかった
  ころしにこいやゆうけえころしたった」

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 正直申し上げて「またか!」と言う感覚でおります。今に始まったことではないのですが、最近の若者はつまらないことでヒトを死に追いやってしまいます。いじめや暴力、幼児や弱者への虐待、自らの自殺、等々、、、。例えば以前に紹介した神風特別攻撃隊が敵の戦艦に体当たりして死に急ぐ、それは愛する者の命を守るための行為であり、必ずしも己の命を粗末にした結果ではありません。今の若者の命に対する認識の低さは、ネットをはじめとする刺激的なメディアやテレビゲームなどの影響はあるでしょうけれど、それとは別に、もっと上の私たち大人が命の尊さ、生きるということの大切さを教えきれていないのかも知れません。

 我々、大人が命の尊さを教えきれていないのではないか?

 私は日々のライフワークとして医療講演を行っており、その中には小中学生を対象とした「生と死」と題したものがあります。そのスライドでは故手塚治虫氏の漫画を引用して、ヒトが生きること、死ぬことの大きさを子供たちに訴えております。この場を借りて、故手塚氏のブラックジャック(1973年11月19日 開始)の中のある1話をご紹介いたします。営利目的のブログではありませんので著作権等のご指摘はご容赦いただければ幸いです。

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 1975年8月18日 ブラックジャック 
 第86話『絵が死んでいる!』
 手塚 治虫 著

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 画家のゴ・ギャンはある自然が残る島で絵を描いていましたが、突然K国の核実験の犠牲となってしまいます。

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 瀕死の重傷を負った彼は、名医ブラックジャックを呼び、画家として「地獄絵を描き上げなければ死んでも死にきれない」と治療を懇願します。

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 ブラックジャックは診察の後に、最後の手段としてゴ・ギャンの脳を別の健常な身体に移植するしかないと説明、手術に及びます。

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 手術は成功し、別の肉体で蘇った彼は早速、キャンバスに向かい、核実験の光景を描き始めます。ところが、元気になってしまうとどうしても自分が満足できる物が描けないとこぼし始め、ついには筆を折ってしまいます。

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 それから1年あまりが過ぎて、ブラックジャックの元に急の電話、ゴ・ギャンが脳に再発して昏睡状態になったとのこと、、、。彼は書きかけの絵画を完成させたいと希望し、死に瀕しながらキャンバスの前に立ちます。

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 彼は絵画を完成して、ついに倒れました。自分が死ぬ瞬間にして、己の訴えたかったこの世の地獄を描ききったのであります。呼吸停止状態を見た医師の「手おくれでしょう?」との問いに、ブラックジャックは「いや、(絵を書くのに)手おくれではなかった」と返答する、そのゴ・ギャンの顔は満足な笑みを浮かべておりました。

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 ヒトの生き死にを尊ぶ教え方はどのような形ででも伝えられます。ちまたに溢れる刺激的で残虐な映像やストーリー以上に、小さな命の大切さを知る機会は数えきれなくあります。故手塚氏は、健康な時には失われていることがあっても、死が目前に迫って蘇るものがあり、苦しみに耐えて生きることにより得られる人生の満足や大きな仕事があること、そして生き方によってはヒトは短くとも情熱に溢れて充実した生が得られることを言いたかったのだと思います。

 若いヒトに己の経験した「生と死」を伝え続けることの意義

 故手塚治虫氏の一つの漫画の中に生きることと死ぬことが取り上げられており、これを紹介させていただきました。特別な状況を設定しなくとも、ヒトの生き死には日常茶飯事であり、そこかしこにそれぞえの人生があります。私達は若者に、もしかして「うざい」と言われながらも、己の経験した「生と死」を伝え続けて良いと思います。いつの日か、ヒトの命の尊さを解ってくれるときが来る日まで、、、。

http://www.phoenix.to/75/bj86.html
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