アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

ある女性の転機から、「女の幸せ」を考える


 ある女性の人生の分岐点に触れ、「女の幸せ」とは?、と考えさせられました。時期と場所と、職種にも言及しない、本人を特定されないかたちで私見を述べたいと存じます。


◇ 女性の略歴

 詳しくは知りませんが、高校卒業後からの20歳代初頭は実家から離れたところでサービス業に従事したそうです。それなりに楽しかったけれど、自分の生き方としてそれでいいのか疑問を感じる日々であったと振り返ります。

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1.資格を得て手に職を持ちたいとの願望から

 当時、交際していた男性がいたそうで、結婚も意識する関係だったそうですが、どうしても、ある種の資格を得て手に職を持ちたいとの願望があって、男性とは別れて、専門学校に通うことになりました。

2.再就職

 資格は比較的簡単に取れ、実家近くに職場が見つかり配属された部署は、本人が希望した、技術を磨くことが求められる専門職でありました。憧れであり、自分が理想としていた職種に胸踊る気持ちで新しい職場に臨み、日々、新しい勉強とその記録、技術向上に邁進しました。
 ちょうどその職場は、それまでとは違った、新しいことを立ち上げる最中でありましたので、当たって砕けろ的な雰囲気もあり、知識を得て自分の中に固定する苦痛も、修練の途上における苦痛を感じることもなく、生き生きと成長し、職場での地位も固まってきました。

病院 絵

3.第一人者として

 この女性が持つ資格には段階があって、格付けでは彼女のそれは最も低いものでありました。その結果、彼女と同じかそれ以前に入職したメンバーは主任とか係長のような役職が付くようになりました。でも、そういうことに彼女は全く気にかけず、自分の知識と技術習得に専念する日々を送りました。役職が付いたスタッフは、研修や他部署への関わり、若手指導など、本来の仕事以外の業務が課せられますが、彼女の場合は役職が付かないぶん自由な立場であり、それが彼女をその職場における第一人者に押し上げる結果となりました。

4.指導的立場となって壁に当たり

 6年の月日が過ぎて、20代もそろそろ終わりとなって、完全に誰からも頼られる存在になっていましたが、当然のごとく若手に知識と技術を伝えなければならない立場になりました。自分でやれば手際よくスムーズに進む作業を、指導的立場から手を出さずに観ている辛さや、その教えが上手に伝わらない苦しみがありました。かつての自分との、取り組み方や意欲の違い、それに伴う上達の遅さにも悩まされました。一番、心にダメージを受けたのは、指導の甲斐があってある程度は一人前になった若手が結婚退職してしまいました、それも3人も続いて。また一から出直しで新人を付けられて、自分は何をやっているのだろう?、ワクワクして成長した愛すべき職場が色褪せて見え始めました。

5.ある男性と知り合うも

 そんな折、ある男性と知りあい交際を始めました。もう「アラサー」ですので結婚を意識するのは当然ですが、彼女としては結婚しても仕事を続けられるかどうかが最大の関心事でありました。たとえ指導的立場となったものの思うように事が進まない現状であろうとも、お世話になった感謝の気持ちはあるし、何よりまだまだ自分として大きく成長する予感もありました。できれば結婚しても今の職場でいたい、との強い意識が生まれました。
 ところが思わぬ展開へと転がりました。交際を始めて半年ちょっとで、相手の男性が遠くに転勤となってしまいました。期間はなく、こちらに帰る目処はありません。国内ではありますが、もちろん行ったことはない、飛行機でなければ行けないような遠くです。そんな身の上の彼女とお酒を飲み機会がありました。


◇酒の席にて

 彼女は、言葉少なではありましたが、どうしたら良いか心から迷っている様子が伝わって参りました。転勤した彼のところに遊びに行って、そちらに仕事があるかどうかを調査しましたが、彼女の年齢と資格では、今と同等な立場での再就職は難しく、一からやり直すには主婦と兼業では難しいことは明白でありました。彼女の悩みははっきりと、結婚するかしないか、二つに一つの選択にありました。つまり、、、

 ・結婚して「女の幸せ」を取る = 仕事は放棄する
 ・仕事を継続して「人としての幸せ」を取る = 結婚は放棄する


ビール イラスト

 「女の幸せ」、「人としての幸せ」なんて、言い方に語弊があるかも?、極端な選択にも見えますが、彼女の場合、明確な二者択一でありました。20代前半に、充実した気持ちを持って知識と技術を積み上げて来た今の仕事を放棄して「女の幸せ」を掴んだとしても、失うものは大きい、もう一つの「人としての幸せ」はもう二度と戻って来るものではないことを彼女は知っていました。


◇「女の幸せ」とは? アンケート結果から

 自分に合った仕事に恵まれ、自己実現と社会への貢献、充実した日常を送ることは、上で申し上げた「人としての幸せ」の一つの形態であり、これには男女に違いはありません。それゆえ「人としての」と言う言い方をさせていただきました。ここでは「女の幸せ」についておさらいを加えます。前の投稿で紹介しました「生活点検 1992-2016」(博報堂生活総研、男女計3160件)に加えて、「働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド マイナビ ウーマン」(22-34歳女性 403件)と言うサイトのアンケート結果を参考にさせていただきました。アンケート結果はいずれも2016年のものであります。

働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド マイナビウーマン

1.結婚は「女の幸せ」か?

 「結婚は『女の幸せ』か?」とする質問に対して、22-34歳女性 403件の回答「思う56.8%、思わない43.2%」でありました。6割近い女性が結婚を「女の幸せ」としていますが、逆を言えば4割強の女性が結婚に「女の幸せ」を見出せないようです。

結婚は女の幸せ?
結婚は「女の幸せ」か?

【結婚を「女性の幸せ」と思う人の意見】
 ・旦那と子どもに囲まれて幸せな家庭を作るのが女の真の幸せだと思う
 ・自分だけでなく誰かのために生きる喜びを身近に感じることが女の幸せである
 ・愛する家族に囲まれて一緒に生活していくことができることが女の幸せだと思う
 ・周囲から既婚かどうかで扱いや視線がちがうし家庭がある安心はとても大きい

【結婚を「女性の幸せ」と思わない人の意見】
 ・結婚したからといって幸せとは限らない
 ・結婚しなくても仕事や趣味などがあれば十分に幸せだと思う
 ・自分の収入で衣食住がまかなえて自立できることが幸せだと思う
 ・結婚と幸せはイコールではないが好きな男性から愛されることが幸せだと思う

2.出産は「女の幸せ」か?

 引き続きマイナビ ウーマンのアンケート結果です。「出産は『女の幸せ』か?」とする質問に対して「思う70.7%、思わない29.3%」と、結婚よりも幸せを肯定的に捉える回答が得られました。

出産は女の幸せ?
出産は「女の幸せ」か?

【出産を「女性の幸せ」と思う人の意見】
 ・愛する人との愛の結晶をお腹の中で育み産まれてくることはある種の奇跡だと思う
 ・子どもを産むことで親の愛情やありがたさがより深くわかる

【出産を「女性の幸せ」と思わない人の意見】
 ・子どもがいなくても幸せな人はいるし子どもができても幸せじゃない人もいる
 ・出産を望まない人もいるしできない人もいて、何が幸せかは自分で見つけるものだと思う

3.好きな仕事を続けることは「女の幸せ」か?

 仕事については男女に共通することでありますが、こちらは女性の観点からのアンケートです。「好きな仕事を続けることは『女の幸せ』か?」との質問に対し、「思う80.9%、思わない19.1%」と、さらに肯定的な回答が得られました。

好きな仕事を続けることが女の幸せ?
好きな仕事を続けることは「女の幸せ」か?

【好きな仕事を続けることを「女性の幸せ」と思う人の意見】
 ・したい仕事を思う存分できるのは自分の心のモチベーションが上がり私生活も充実できる
 ・好きなことを仕事にできることはできるようでなかなかできないことだと思う

【好きな仕事を続けることを「女性の幸せ」と思わない人の意見】
 ・好きな仕事を続けることは魅力的だが家庭との両立は難しいと思う
 ・好きな仕事を続けるには誰かの協力や理解がないと無理だと思う

4.女性は出産後も仕事を続けた方がいい?

 出産も仕事も「女の幸せ」に直結する結果が得られております。こちらは「生活点検 1992-2016」の「女性は出産後も仕事を続けた方がいい?」と言う質問に対してのアンケート結果です。男女合計の回答は「思う42.9%、思わない57.1%」で、女性だけに絞った場合は「思う49%、思わない51%」でありました。

出産後も仕事を持つべき?
女性は出産後も仕事を続けた方がいい?

 好きな仕事を続けることが「女の幸せ」と思う女性が8割を超えていたのに対し、現実に出産後も仕事を続けた方がいいと答えた女性は5割に止まりました。これは上の意見にもありましたように、出産後の仕事と家庭との両立の難しさ、誰かの理解と協力の必要性に基づくものと思われます。


◇あとがき

 人の幸せを左右するのは結婚や仕事だけではありませんが、こと「女の幸せ」について語る場合に、結婚と仕事が大きな要素となって参ります。現状の人間社会、少なくとも日本においては、結婚と仕事はしばしば「幸せ」に繋がる要素として相反するものとなります。結婚をすることによる「女の幸せ」と、仕事を優先して結婚をしないことによる「女の幸せ」があると言うことです。
 結果として、上で紹介した女性がどんな人生を選択したかは申しませんが、その彼女の「女の幸せ」のためにはこうあるべきと言うものはありません。男女を問わず「幸せ」を感じることは、それ即ち「人生観」であり、あの女性自身が何をもって己の「女の幸せ」とするか?、それは己の感性であり、決定するのは自分でありました。
 「女の幸せ」は、男のものとは異なり、また単純に「人の幸せ」とも違う、独立した考え方と思われました。これは、社会制度からの影響を受け、またフェミニズムとも関連する人生観にも立脚したものでありますので、時空を超えて変化するものとも考えられました。

 最後に、上で紹介した女性が幸せな人生を歩まれることをお祈り申し上げます。



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