アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

ある破滅的な職場でのこと;「思い」は周囲を変えられる!?


 知人から聞いたある破滅的な職場にヒントを得て、人間の「思い」が自身のみならず、周囲をも変え得ると言う一つの例えに思い至りました。これは、「4つの癒しの言葉」を唱えて自らのクリーニングを行う「ホ・オポノポノ」や、望むものは何でも手に入る「引き寄せの法則」にも通ずるものかも知れないと考えております。


◇ ある職場の決まり事

 知人がいる職場は、従業員が5、6人の、広告やポスターのデザインと、プリント、印刷、製造を担う会社の支店だそうです。個人や会社が特定されないよう、時間と空間には言及いたしませんし、フィクションも加えております。その支店には、上位に本社があり、注文を受けて本社に商品を発注し、完成品を顧客に提供する業務のようです。
 私の知人は正社員であり、自分たちの商品を売り込む営業活動や、顧客からの依頼を受けて訪問し、契約を結び、商品化まで関わる仕事に従事しています。就業時間は9-5時ですが、当然のごとく時間外に仕事が延長する事はあります。営業活動や顧客と折衝する「外回り」で支店に戻るのが遅くなる事も、職場におけるデスクワークが長引く事もあります。
 この時間外労働に対して、会社は一律、19時以降しか認めないそうで、これはあらゆる支店でそう決まっているようです。つまり、知人を含む職員は、17時までの就業時間でありますが、タイムカードに記録する時間に基づき、19時を過ぎてからの15分単位でいくらと言う時間外手当が支給されるようです。

 時間外労働は19時以降から承認

 多くの職場が就業時間を過ぎればすぐに時間外となるのに対して、この職場は、営業などの「時間外」が多く、個人の裁量に任される部分が多いため、時間外労働を制限することで人件費をコントロールしているようです。


◇ 支店長

 まずは、支店長について詳しく話を聞きました。50歳くらいの長身で、写真を見せてもらいましたが、すごく陰険な表情の人物でした。
 極めて特徴的なのは、日々、嘘ばかりつくそうです。誰もが解る私的な外出なのに「本社に行って来た」と嘘を言います。しっかり確認したことであっても、支店長自身のミスに、自分に非があることを認めないために、「その話は聞いていない」とよくある「言った言わない問答」は絶えません。部下に命じて支店の売り上げを少しずつ水増しして本社に報告していて、数字が合わないことを指摘されると、「部下のミスでした」と、これも嘘。そもそもプライベートで、バツイチの経験があって、子供は別にいるそうですが、それについて触れないどころか、再婚相手との子供が初めての子供であると、自ら嘘を話します。

 嘘で塗り固められた人格

 職員に対しては、「自分の下には有能な人材はいない」との発想から、愛情のかけらもなく、要求ばかり高くて、努力に対する労い(ねぎらい)や感謝の言葉は聞いたことがないとのことです。常に業績を上げること、多くの注文を取り付けることに心が行っていて、ある時、体調不良を訴えた職員に対して、「今、手がけている仕事を終えてから休むように」と指示しました。注文を受ける数、注文を受けてから発注までの期間、少しでも割り増しした値段での契約などと、いろんな営業数字を出しては個々の職員に優劣をつけています。入職希望の人が来ると、「仕事は楽だし、手厚い待遇で、社員は快く仕事をしています」と得意の嘘に、「話が違う」と早期に退職する新人が後を絶ちません。

 「自分の下には有能な人材はいない」
 職員に対する愛情も労いも感謝もなし


 なんとかして人件費を削減して本社にいい顔をしたい支店長は、ボーナスの査定は常に最低ラインとしています。昇給は何年もなく、昨年から支店におけるティッシュペーパーやお茶などの消耗品費を職員の給料から天引きするようになったとのことです。
 さらなる人件費削減を目論む支店長が目をつけたのは労働内容でした。「外回り」に対しては、訪問先のみならずどう言うルートで現地へ到達したか?、面談した相手の名前、面談時間を報告させており、職員には内緒で、無駄な時間を費やしたと判断した場合は、給料の天引きをしていました。余計な時間外手当に対して極めて敏感で、「外回り」での労働を常に怪しんでいました。ついに支店長は、時間外手当を21時以降から認める決定をしました。

 人件費の削減に躍起となる支店長
 「外回り」の労働内容に懐疑的で、内緒で給料天引き
 ついには時間外手当を21時以降と決定


 「あんな支店長の下では仕事をしたくない」、「できることなら辞めたい」との声が日々挙がっている、そんな職場の上司だとのことです。


◇ 知人がしていること

 多くの社会人がそうかも知れませんが、私の知人は職場に不満を持っています。元々の基本給が少ない上に、夕方5時から7時までは「タダ働き」、と言う時間外手当のシステムに矛盾を感じております。そして何より上述の如く、支店長は本社からの雇われで、自分の業績だけに頭が行っており、職員に対する愛情や感謝の気持ちが全くない、人望が全く欠落した人物であります。
 そんな折、先輩が外回りの終わりにお茶をして時間を潰し、職場にゆっくりと戻って、報告書をまとめたり、発注をかけたりのデスクワークで、19時以降まで就業することで時間外手当を得ているのを知ってしまいました。
 知人が言うには、「あんなにスタッフのモチベーションを下げる職場には未来はない」と言いました。一生懸命、働いても19時までの労働は労働として認めない姿勢は、雇用者側が労働者の労働に疑いをかけている現れであり、収益をあげるよりも人件費を抑える発想には付き合いきれない、とのことでした。時間外手当のシステムには、知人が言う意味合いが十二分に込められており、また支店長の人格が知人の言う通りだとしたならば、彼の言うことには賛同せざるを得ませんでした。

 雇われの支店長は人望が全く欠落した人物
 あんなにスタッフのモチベーションを下げる職場には未来はない
 雇用者側が労働者の労働に疑いをかけている
 収益をあげるよりも人件費を抑える発想に付き合いきれない


 しかし、その知人がとっている行動には感心しません。17-19時までが「タダ働き」ならば、その時間帯は仕事をせずに、買い物したり、食事をするなりして時間を潰し、19時以降に職場に戻って残業をする毎日を繰り返し、外回り業務も、昼食やお茶と言った無駄な時間を過ごして、時には夕食までも外回りの時間帯で済まして、結果として溜まりに溜まったデスクワークを夜間にこなす、そんな労働姿勢のようです。今は21時以降が時間外となったのでどうしているかは知りませんが、、、。

 わざと時間外手当をもらう労働姿勢

 会社のシステムにはちょっと問題を感じますが、この知人には性根が腐っているようにも思えました。「貧すれば鈍する」と言う言葉が、会社側にも職員側にもあるような、そんな印象を受けました。


◇ そんな職場に未来はあるのか?

 私はこれまで、社会人としては、病院にしか勤務したことがありません。出身大学の医局、関連病院時代には、極めて尊敬できる、人望が厚い上司であり、教授であり、そして院長に恵まれました。今、そうした過去の良い経験に基づいて、後輩、部下に接するよう心がけております。また、もしもそうした上司に恵まれなかったとしても、医療の現場ですので、「患者のために!」と言う発想は大いなるモチベーションに繋がり、サービス残業を厭わず、労働が賃金に反映されないことなどあまり気にはならない職場でもあります。

 一方、知人の職場は極めて醜い状態だと思います。完全に支店長と職員は、供に業績を上げて、盛り上げて行こうとする同志ではなく、給与をめぐる完全に敵対する関係です。

 「そんな職場に未来はあるのか?」

 と問えば、「危ない」と思います。支店長には職員にやる気を出させる資質がなく、職員は支店長に尊敬も感謝も服従する根拠は何もなく、モチベーションを大きく下げている状態と拝察いたします。仕事に専心できない職員が時間外手当を目当てに画策し、リーダーシップのない支店長は職員を信じることができずに賃金を下げることに熱心では、業績不振は火を見るより明らかです。
 業績不振となれば保身に走る支店長が職員のリストラで人件費削減を図り、本社の方で問題ありと判断すれば支店長の首を換えることになるでしょうし、あまりにも採算が合わないようならその支店そのものを閉鎖することも、、、。

 リストラで人件費削減
 支店長のクビ
 支店の閉鎖


 結局、誰も幸せになれない職場です。


◇ 支店長の「思い」が変われば!?

 ここからは支店長と職員と、全く空想の話です。まずは支店長側からですが、性根の腐った支店長が変わるかどうかは解りませんが、もしも「思い」が変わるか、あるいは別の「思い」を持つ支店長が来たとして、その「思い」とは、職員に対する感謝と労い、信頼、少しでも給料を上げて、皆が喜ぶ職場を作る「思い」です。
 まずは「ありがとう」、「ご苦労様」の言葉を、日々、心から伝えます。仕事が上手く行かないことに対して親身になって相談し、自らも責任を持つ姿勢です。職員の仕事ぶりに深い理解と、信頼を寄せ、本社の規定とは別に、時間外労働他、自分の裁量でできる限りの手当をつけて職員の給料を引き上げます。

 職員に対する感謝と労い、信頼、待遇改善の「思い」を持つ支店長

 そうするとどうなるか?、「この店長を裏切ることはできない」、「この店長を盛り立てて良い職場にしていこう!」、「良い仕事をしよう!」と言う発想が職員に芽生えます。外回りで無駄な時間を潰したり、誤魔化して時間外手当を取ろうなどとする職員はいなくなります。当然のごとく、業績は良好となり、誰もがやりがいのある職場に生まれ変わるでしょう。

 職員の意識が変わり
 業績は改善


 支店長の「思い」が変わるだけで誰もが幸せになれるのです。


◇ 職員の「思い」が変われば!?

 今度は、私の知人をはじめ、職員の側の「思い」についてです。支店長がどんな人物であろうと、「自分は真面目に良い仕事をするのだ!」と言う意識を持って、不正に近い行為から時間外手当を取ろうなどと言う恥ずかしいことはしない、なるべく時間内に仕事を終わらせて、職場の収益に貢献する意思を持つ「思い」です。

 職員の側で真面目に仕事に打ち込む「思い」を持つと

 仮に1人の職員がそういう「思い」になったとして、それは周囲に伝わる可能性は高いでしょう。職員がそうした「思い」になった時、支店長は、その職員たちの心意気に感化され、支店長の「思い」も変わります。真面目な職員に支店長が応えて、職員に対する感謝と労い、待遇の改善が生まれるかたちです。

 真面目な職員に支店長が応える姿勢

 こうして、1職員の「思い」が変わるだけでもその職場が変わり、誰もが幸せになれるのです。


◇「思い」は周囲を変えられる!

 多くの人は、自分は周囲の状況に左右されると思っています。無能な部下に囲まれて、職場に活気がない、人望のない上司、給料が少ないから生活が苦しい、業績が上がらないから本社より責められる、等々、それぞれに言い分があって、どうにもならない様々な周囲の環境が自分に大きく影響していると思っております。
 でも、上で申し上げた通り、支店長の「思い」の変化は職員を引っ張るかたちを生み出しますし、職員の側の「思い」が支店長を変えることもできます。つまり、とかく周囲に影響を受ける存在である人間の「思い」は周囲を変えられる可能性があると考える次第です。

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