アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

記憶によるブロックからの解放、記憶の消去で未来は開ける!


 先日、内輪の会で、あるフリー・ジャーナリスト、高山さん(仮名)の講演を聞きました。内容は、マスメディアは本当のことを報道していず、ともすると民衆を洗脳する道具である、とする最近はやりのものでありましたが、その中で、「本題からは逸れますが、最近、私個人に起こった出来事で、是非とも聞いていただきたいことがあります」と切り出して、30分ほど両親、幼馴染の同級生との和解の話をされました。個人の事情ですし、100%正確な情報ではありませんので、個人の特定を避け、若干のフィクションを加えることを予め申し上げ、その話をご紹介します。


◇ これまでの人生は両親と幼馴染が原因

 フリー・ジャーナリストを自称する高山さん(仮名)と言う人物は、必ずしも順風満帆の人生ではなく、本人曰く「負け組」に含まれる、そんな道のりを歩いて来たとのです。高校受験も大学受験も、両親に反発して、あるいは力不足でありました。大学卒業後は、普通に就職したものの、うまく行かず退職してしまい、アルバイト生活に転じて、概ね人間関係が下手で、異性ともうまくいかない、50歳を過ぎて無職、独身とのことでした。

 うまく行かない人生、50歳を過ぎて無職、独身

 こうした己を振り返り、恵まれない人生は、自分の周りにいた3人の人間、父、母、幼馴染の同級生の男性のせいであると、ずっと頑なに信じてきたとのことです。当然の如く、この3人の人物を恨んでも恨みきれない心境が常にあったと言います。


◇ 学童時から青春時代にかけて

 高山さんは北陸地方の郡部に生まれ育ち、姉が2人いる3人姉弟の長男とのことです。彼の父は、不動産事業に成功して財を成したのですが、時には法に触れるスレスレの行為もあったようで、つい最近になって、高山さん自身が実の父親を脱税で告発したりもしました。その、高山さんの父は、高山さんに対して子供の頃からとても厳しく接したとのことです。とにかく、娯楽を否定して、テレビや漫画はもちろん、外で友達と遊ぶことすら許しません。二言目には学問を強要し、ほとんど毎日のように、夕方、テレビを見ていた高山さんは、父親が帰宅する玄関先の足音を聞いて、二階の自室へと逃げ上がったとのことです。おそらくは、1人しかいない息子をエリートに育て上げ、自分のような成功者にしたかったのかと思われますが、高山さんには、「親の心、子知らず」だったのかも知れません。
 高山さんの母親と言う人は、いわゆる昔の良妻賢母だったようで、高山さんの父、ご主人の教育方針に従順に従い、子供時代の高山さんが勝手に外出すること、友達と遊ぶことを厳しく禁じたと言います。厳しい父から守ってくれるとか、慰めてくれることはなく、高山さんにとっては父の手先となって、高山さんを苦しめる存在でありました。

 厳格な父、父の味方である母

 今から40年ほど前の北国の小さな村、同級生の男子は数人しかいない環境でした。そんな状況で、お金持ちの親が厳格で、友達同士でなかなか遊べない、そんな子供はいじめの対象となり、とりわけその村にいた在日朝鮮人の同級生から数え切れないほどの意地悪をされ、時には暴力も受けたそうです。それなりに上位の成績であった高山さんですが、その在日の同級生と離れたくて、また両親への反発もあって、両親が勧める受験校には進学せず、遠く離れた商業高校に入学しました。

 北国の小さな村で数少ない同級生からのいじめ

 学問に厳しかった両親に反発して、子供の頃からいじめられた在日の同級生が近くの受験校に通うのを尻目に、雪国で1時間も歩いて通う高校時代、高山さんは強いコンプレックスと対人関係の支障が植え付けられたと言います。それは、地元の国立大学に進むことは叶わず、関東の私大へ進学してからも変わりがなかったとのことでした。


◇ 社会人になって

 大学卒業後、都内の報道関係の会社に就職した高山さんは、そこで些細な理不尽なことに我慢がならなかったようです。現在のライフ・ワークとなっているようですが、報道の自由がない、大企業や、時には政府によって報道が規制されてしまう、そんな風潮に嫌気がさしたと言っております。元々、コンプレックスの塊から人間関係が上手ではなく、上司に従うことは両親に束縛された過去を惹起してしまい、安易に退職、脱サラしてしまいました。

 せっかく就職しても安易に退職、脱サラ

 ところが、自分に合った職業に有り付き、自分がやりたいことをやれるほど世の中は甘くはなく、もちろん故郷に帰る気持ちはなく、コンビニのアルバイトをしながら、コピー・ライターをやったりもしていたとのことです。そして、そんな彼の心には、常に父と母と在日の同級生が浮かんで来ては消え、この3人のせいで今の自分がある、自分の人生を狂わせた、父と、母と、同級生と、憎んでも憎みきれない存在と思い続けていました。

 今の自分があるのは父と母と在日の同級生のせい!
 自分の人生を狂わせた、父と、母と、在日の同級生を憎む心


 北国から上京してうまく行かなかった青年が、どこか心に傷を負っており、それが人生をも狂わす構図が伝わって来ました。人の道とは、かくも脆く壊れやすい、いかにも容易に曲がりやすいものであることを感じます。


◇ 少しずつ芽が出て来たつい最近、和解へ

 子供の頃から机に向かわされた高山さんには、様々な調査をしたり、文章を書く能力が備わっていたようです。コピー・ライターの仕事をしながら、ブログを執筆し、さらには単行本を出したりして、主として世のジャーナリズムに対して異論を唱えております。
 取り上げている題材や論評の内容はともかく、つい最近になって、少しずつ芽が出て来たところで、ある人に自分の人生について語る機会を得たそうです。様々なコンプレックスや打ちひしがれた感情、人間関係に上手ではない彼が、ほとんど初めて、苦しい気持ちを打ち明けたとのこと、、、。
 彼が身の上を話した相手は、親身になって彼の話を聞いてくれて、涙も流してくれたそうです。そして、その人が言ったのは「憎むのを止めるべきだ!、和解したらどうだろ?」とのことでした。高山さんは、そういうアドバイスを求めていたのかも知れませんが、とても戸惑い、迷いましたと言っております。

 「憎むのを止めるべきだ!、和解したらどうだろ?」との助言を受け

 果たして、彼は北陸の故郷に実に久しぶりに帰りました。そして、父と母に会って、これまでのトラウマやコンプレックス、人生にうまく行かなかったこと、自分の感情、そして今、少しずつ芽が出てきていることを告げて、まずは謝罪したそうです。そうしたら、父の方から「いや俺の方こそ悪かった!」と頭を下げ、また母も「私も貴方を苦しめてしまって!」と言って、3人で抱き合って泣きました。

 両親と抱き合って泣いて和解

 40年来の憎しみを持っていた両親との和解を果たした彼は、小中学校時代にいじめられた在日朝鮮人の同級生には、会うことはせず電話をしました。久しぶりに故郷に帰ったこと、両親と和解したこと、このまま東京に帰ることを告げて電話を切った彼のもとに、同級生から折り返しの電話が入り、是非とも送らせて欲しいと申し出がありました。30年ぶりに再会したところで、在日の同級生から「あの頃は悪かった」と、謝罪の言葉が出て、2人は高山さんが上京する駅のホームで抱き合って泣いたとのことです。

 いじめられた在日の同級生とも和解

 高山さんは、講演の中で、つい最近のこととして上のエピソードを紹介しましたが、実はある女性が独身である彼に接近しており、もしかしたら上手に交際が始まるかも知れないと言っていました。過去の辛い記憶を振り払うことによって、遅まきながら人生が開けてきているのを今、実感しているとのことでした。


◇ 子供の頃の記憶によるブロックの存在

 スピリチュアルズムの世界では、前世から引き継いだカルマ(業)を払拭するために今世があって、浄化し得なかったものは来世に引き継がれるように言われます。これは魂の継続性と言う考え方に立脚したものだと思います。
 これに対して、子供の頃に受けた記憶がその後の人生におけるある種のブロックとして作用するとの考え方があります。私はこれを「インナー・チャイルド」と言う言葉で表すことが多いのですが、これに対する異論反論はあるようです。何れにしても、人間形成において、最も大きな存在は、普通の場合は親であり、幼少時の家庭環境であります。必ずしも両親や家庭環境のみならず、子供の頃にインプットされた記憶が、その後の人生に生かされる場合とブロックとなって障害となる場合があります。ブロックとして障害となる場合とは、具体的には幼い頃のネガティブな体験が記憶の中からよみがえり、それを実生活で再度、実現してしまうことであります。

 こうした記憶に伴う実生活におけるブロックから解放されるための自己啓発の発想は、河合 政実 氏の「幸せを呼ぶ 自愛メソッド」にわかりやすく記載されておりますので、ここでご紹介いたします。

自愛メソッド表紙 図

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生き方が変わる!

幸せを呼ぶ 自愛メソッド

河合 政実


第四章.自分を愛する

記憶のCDを消去する

 わたしたちの持つ様々なデータが再生することが問題発生の原因となっていますが、わたしたちは言わば「パターン化した記憶のCD」のようなものを持っていると考えると、説明がよりわかりやすいかもしれません。
 子どもの時代のネガティブな体験を元にCDがプレスされて作成されたと考えてみてください。
 たとえば、子どもの時代に親からDVを経験したことがヘビメタ「鉄拳天国」と言うCDを作り、両親の不幸な結婚生活を見てきたことが演歌「悲しい恋の物語」というCDを作り、母親がいつもお金で苦労していたことがジャズ「貧乏人のブルース」というCDを作ったということにいたしましょう。
 これらのCDは、普段は海馬という脳のなかのハードディスクに保存されているのですが、何らかのきっかけで無意識のうちにプレイボタンを押してしまい、再生されるのです。
 ほとんどの場合は、CDの内容が連想されることが起きると、気づかぬうちに再生ボタンを押してしまうのですが、海馬のなかには膨大なデータが保存されているので、何が原因で再生ボタンが押されたのかまったく見当もつかないことも多々あります。
 再生ボタンが押されてしまうと、後は、自動的なメカニズムが働きます。
 たとえば、そこでヘビメタ「鉄拳天国」という曲が自動的に流れるのです。するとあなたはパートナーから怒鳴られ、殴られてしまうのです。
 あるいはそこで、演歌「悲しい恋の物語」という曲が流れるのです。するとあなたは結婚しているにもかかわらず、異性と恋に落ち、辛い思いを日々するのです。
 あるいはそこで、ジャズ「貧乏人のブルース」という曲が流れるのです。するとあなたは収入が激減し、日々の生活に困るようになり、借金に追われるようになるのです。
 ですから、原因は、あなたの暴力的な夫にあるのではありません。あるいは、優しくしてくれないパートナーのせいでもないのです。あるいは、世の中が不景気なせいでもありません。
 無意識のうちにそれらのCDの再生ボタンを押してしまうことに原因があるのです。あなたの “そと“ には原因は何もないのです。
 では、どうしたらいいのでしょう。
 答えは簡単です。
 その「記憶のCD」を消去してしまえばいいのです。
 「記憶のCD」に対して、心の中で「愛しています」と言うことで消去することができるのです。

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 この考え方の根底には、自分の周りに起きるすべてのことは、実は自分自身によって引き起こされているとする「引き寄せの法則」と、自分の中の「記憶」を消去することによって周囲の状況も未来も一変する「ホ・オポノポノ」の思想が流れております。



   Merry Christmas!
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