アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

ただのダイエット・サプリ(食品)ではない ラクトフェリンでアンチエイジング!


 いわゆる、「ダイエット・サプリ(食品)」と言うものがあって、歴史の古い順に、1)低カロリーで満腹感を生み出す食品:ハイマンナン、糖質制限食など、2)脂肪を燃焼する作用:ナイシトールやメタバリアなど、3)カロリーの吸収阻害作用:フォースコリーやカロリミットなど、が挙げられます。最近、注目を浴びつつあるダイエット・サプリに「ラクトフェリン」と言う物質がありますが、これに関しては他のサプリ(食品)とは異なる様々な作用があって、単なるダイエット・サプリ(食品)ではない、アンチエイジングに役立つものではないか?、と思われ、ちょっとまとめてみました。


◇ ラクトフェリンの概要

 ラクトフェリン lactoferrin(別名:ラクトトランスフェリン lactotransferrin)は哺乳類が出生して最初に口にする栄養と言えます。なぜなら、この物質は母乳、取り分け出産直後に分泌される初乳に多く含まれ、新生児を感染症から守る働きがあるとされ、抗病原菌効果、免疫賦活効果、抗腫瘍効果、脂質代謝改善、創傷治癒など、多くの薬理作用を有する物質であります。人間の初乳には牛の初乳の約10倍のラクトフェリンが含まれるとされ、その量は1リッターあたり6-8g、母乳中の10-30%を占めるとされます。また、初乳を過ぎた、出産後約3週の母乳ではラクトフェリンの含有量は1/3程度まで減少します。
 母乳の他、涙・汗・唾液などの外分泌液中に含まれる鉄結合性の糖タンパク質であり、1939年、デンマークの科学者により、牛乳中に含まれる「赤色タンパク質 (レッド・プロテイン)」として初めて発見、報告されました。その後、1960年にヒトとウシの乳より精製され、アミノ酸配列が決定されました。ウシの場合689アミノ酸、ヒトの場合692アミノ酸で構成され、Nローブ・Cローブと呼ばれる球状のドメインが一本のポリペプチドで連結された構造を持ち、各ローブは1個の鉄イオンと強力に結合しています。

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◇ ラクトフェリンを含む食品とその消化・吸収

 ラクトフェリンは母乳に多く含まれますが、そのほかにはチーズやヨーグルト、スキムミルク、脱脂粉乳、牛乳などの乳製品に多く含まれます。しかし、ラクトフェリンは熱に弱いという性質があり、食品を殺菌する際に加熱することで壊れてしまいます。そのため、市販のチーズや加熱処理を施した牛乳にはほとんどラクトフェリンが含まれない状態となってしまうのです。チーズの中でも、ゴーダチーズやチェダーチーズなどといったナチュラルチーズは熱殺菌をしないため、他のチーズに比べるとラクトフェリンが含まれています。そうは言っても、100gあたりわずか0.3g程度なので、決して多く含まれているとは言えません。
 食べ物から摂取したラクトフェリンは、アミノ酸や小さなペプチドに分解されますが、その一部はペプチドやラクトフェリンのままで腸に達します。腸に達したラクトフェリンやその消化ペプチドは腸管免疫系に作用して全身に効果をもたらします。ただ、ラクトフェリンは胃酸や酵素に弱いという特徴があり、そのため、食べ物から摂ったとしてもその多くは胃の中にある胃酸やたんぱく質分解酵素、ペプシンによって分解されてしまいます。初乳を飲む新生児の場合は、胃酸や消化酵素の分泌が少ないので小腸まで届くものと考えられております。
 乳製品など一般の食品には含有量が少なく、熱処理で壊されてしまい、また、胃酸と消化酵素によって分解されてしまうラクトフェリンですが、最近ではその活性を保持したまま、取り出す製造方法が研究され、様々な食品に付加することが可能となり、胃では分解されずに腸まで達する製剤が開発されております。


◇ 抗菌活性

 ラクトフェリンは、強力な抗菌活性を持つことが知られており、上述の通り、初乳に多く含まれることで、免疫グロブリン(IgA)やラクトペルオキシダーゼなどと共に、免疫系が未熟な新生児を外敵から防御していると考えられております。抗菌活性の機序は以下の通りです。

1.細菌からの鉄分の剥奪

 グラム陽性、グラム陰性に関係なく多くの細菌は、生育に鉄が必要であります。トランスフェリンと同様、ラクトフェリンは細菌より鉄を奪い去ることで、細菌の増殖を抑制します。ラクトフェリンの鉄飽和度が高まるに従って抗菌活性は低下することも証明されております。

2.細菌の細胞膜脆弱化

 ラクトフェリンはグラム陰性菌の細胞膜の主要な構成成分であるリポポリサッカライド(LPS)と結合することで、細胞膜構造を脆弱化し、抗菌活性を示すとされます。

3.バイオフィルム形成阻害

 ラクトフェリンは緑膿菌によるバイオフィルムの形成を阻害します。

4.ラクトフェリシンの抗菌活性

 ラクトフェリンをペプシンで分解した部分ペプチドであるラクトフェリシンは、細菌の細胞壁に傷害を与えることで、ラクトフェリンよりも10倍以上強力な抗菌活性を示すとされます。


◇ 抗ウイルス作用

 ラクトフェリンはC型肝炎ウイルス(HCV)のエンべロープに結合することで、標的細胞への浸入を阻害するとされます。また、ウシラクトフェリンをC型肝炎の患者に経口投与すると、血中のHCV濃度が低下することが報告されています。さらに、ラクトフェリンはHCVの他、B型肝炎ウイルス(HBV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、単純ヘルペスウイルス(HSV)、ヒトサイトメガロウイルス(CMV)、ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)の複製を阻害することが明らかになっております。また、ラクトフェリンは消化管細胞の表面に結合することで、ノロウイルスやロタウイルスの細胞への感染を防ぎ、発症した場合でも症状を緩和する報告があります。


◇ 原虫に対する効果

 トリパノソーマの生育に対して、ラクトフェリンおよびラクトフェリシンは抑制的に働くことが指摘されております。


◇ 善玉腸内細菌増殖から腸内環境調整作用

 一般細菌に対する抗菌作用とは裏腹に、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌は生育の鉄要求性が低いため、これらの菌に対してラクトフェリンは抗菌活性を示さず、むしろ増殖を促進するとされます。幼児にラクトフェリンを投与すると、糞便中のビフィズス菌の検出頻度が上昇することから、ラクトフェリンは腸内フローラの改善に有効であり、体内の有害物質や老廃物をスムーズに体外に排泄する効果も言われています。


◇ 抗酸化作用

 過酸化水素からヒドロキシラジカルが生産される反応は鉄により触媒されます。ラクトフェリンは生体内で過剰になった遊離の鉄イオンを取り除くことで、ヒドロキシラジカルの産生を抑制すると考えられます。ラクトフェリンを経口あるいは腹腔内に投与したマウスにX線を全身照射すると、ラクトフェリンを投与しないマウスと比較して生存率が上昇しますが、これはラクトフェリンが鉄補足によりラジカルの産生を抑制したためと考えられています。


◇ 免疫賦活作用

 ラクトフェリンは、白血球の一種である好中球の分泌顆粒にも含まれ、炎症反応や細菌の感染に反応して血液中に放出されます。また、経口投与されたラクトフェリンが、腸間膜リンパ節およびパイエル板で免疫細胞に作用する可能性が指摘されています。ナチュラルキラー(NK)細胞の細胞障害作用や、マクロファージの貪食作用はラクトフェリンにより活性化されます。また、ラクトフェリンはB細胞やT細胞の増殖を促進する作用もあります。これらの免疫系の細胞に対するラクトフェリンの機能は、抗菌活性と同様に生体防御に寄与していると考えられます。ラクトフェリンは細菌由来の炎症物質であるリポポリサッカライド(LPS)と強力に結合することにより、LPSのマクロファージへの結合を阻害し、炎症性サイトカインであるTNF-αやIL-6の産生を抑制する抗炎症作用を持ちます。


◇ 抗腫瘍効果

 化学物質投与によるラットの大腸癌モデル、肺癌モデルやマウスの大腸癌転移モデルにおいて、ウシラクトフェリンの経口投与は、発がんや腫瘍の転移を抑制する効果が報告されています。ラクトフェリンは腫瘍細胞にアポトーシスを誘導するほか、血管新生を阻害し栄養と酸素を遮断することで腫瘍組織の拡大を防ぐとされ、免疫賦活作用に伴う抗腫瘍効果が期待されます。


◇ 脂質代謝改善効果

 脂肪前駆細胞から成熟脂肪細胞への分化の過程で、ラクトフェリンを培養液に添加すると脂肪滴陽性細胞の数が減少します。マウスにラクトフェリンを経口投与すると、血液中の中性脂肪と遊離脂肪酸が減少し、肝臓中の中性脂肪とコレステロールが減少します。臨床試験の結果、ラクトフェリンの投与により体重の減少と腹部内臓脂肪の減少が確認されています。


◇ 骨誘導活性

 ラクトフェリンは、骨芽細胞の増殖や分化を促進するとともに、破骨細胞による骨吸収を抑制することで骨形成を促進します。骨粗鬆症のモデルラットにラクトフェリンを経口投与すると骨密度が上昇するとされます。これが骨芽細胞や破骨細胞に対するラクトフェリンの直接的な作用によるものかは不明であります。


◇ 歯周病治療

 ラクトフェリンは唾液に含まれており、口腔内の病原微生物や歯周病菌に対して抗菌活性を持ちます。ウシラクトフェリンの摂取により、歯周ポケット内の歯周病菌数が減少し、歯周病の症状が改善され、さらに、ラクトフェリンは歯周病菌から分泌されるLPSを中和し、TNF-αの産生を抑制することで、歯周組織の炎症や歯周組織の破壊を防ぐとされます。


◇ 創傷治癒促進効果

 ラクトフェリンは真皮を構成する線維芽細胞や表皮を構成する角化細胞(ケラチノサイト)の細胞遊走を促進します。さらにラクトフェリンは線維芽細胞によるコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進するとされ、皮膚疾患モデルマウスへのラクトフェリンの局所投与により、創傷の治癒が促進され褥瘡が予防されると報告されています。


◇ ラクトフェリンの副作用/危険性

 昔から「母乳で育てると強い子になる!」と言われているように、母乳には多くの栄養素と免疫力を高める成分が含まれています。その一つがラクトフェリンです。このように、抵抗力のない赤ちゃんが飲んで健康に育つために必要不可欠とされている母乳に含まれるラクトフェリンには副作用はほとんどないとされています。アメリカでは2001年にGenerally Recognized As Safe(GRAS)として安全性が認められており、これはアメリカの添加物の中で特に安全性が認められたものに与えられるものです。通常の添加物と比較するとGRASがつくことによりアメリカの連邦食品医薬品局(FDA)のお墨付きである証拠となります。
 副作用も少なく、安全性の高いラクトフェリですが、過剰に摂取すると腸の働きは活発になり過ぎてお腹がゆるくなる可能性はあります。また、ラクトフェリンの原材料は乳製品ですので、乳製品に対してアレルギーがある人は特に注意が必要となります。


◇ ラクトフェリン・サプリ ランキング

 これほどまでに広い作用を持つ物質ですのが、「ラクトフェリンを含む食品とその消化・吸収」で述べた通り、食品の含有が少なく、熱や胃酸、酵素に弱い性質から、普通の食生活で摂取するのは困難な物質であります。これに対して、最近ではその活性を保持したまま、取り出す製造方法が研究され、様々な食品に付加することが可能となり、胃では分解されずに腸まで達する製剤が開発されております。私はライオンや森永とは何の関係もありませんが、サプリメントのランキングをお示しいたします。

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