アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

アンチエイジング anti-aging 入門


 これまで、新しい食生活や、いくつかの健康食品、最近ではポリフェノールを取り上げて参りましたが、ここでアンチエイジング(anti-aging)についてまとめておきたいと思います。

◇ アンチエイジングの概要

 アンチエイジング(anti-aging)は、学問としては抗老化医学(life extension)と呼ばれ、老化を防ぐ、積極的予防医学の一種とされます。人間の本来の姿、本来の寿命、至適な状態に心身ともに持ってゆく事を目的とし、医学のみならず周辺科学を含む集学的学問であります。具体的には老化の原因を除去することと、健康寿命を延長せしめるのがアンチエイジングであります。

 アンチエイジング
 : 人間の本来の姿、本来の寿命、至適な状態に心身ともに持ってゆく
  = 老化の原因の除去、健康寿命の延長
  → 老化の予防


【アンチエイジングに関連する学問/事象】
 ほぼ全ての一般診療科目、運動生理学、美容外科(皮膚科)、栄養学、東洋医学、
 代替補完医学、気功、風水、瞑想、音楽・芸術、エステ、アロマ、ハーブ


◇ 老化(aging)の概念

 まずは老化そのものについてご説明いたします。老化(aging)とは、時間の経過とともに生物の個体に起こる変化の中で、成長とは反対の、特に生物が死に至るまで間で起こる機能低下やその過程を指します。多くの生物に、たとえ環境条件などを整えたとしても、この機能低下は避けられず、誕生以来一定期間以内に死に至る「寿命」が存在します。当然の如く、アンチエイジングは老化の予防でありますので、この老化の原因を除去することはアンチエイジングの大半を担うものであります。

1.テロメラーゼ活性と老化のない生物

 老化のない「不死化」に関与する酵素にテロメラーゼ(telomerase)が知られています。これは、真核生物の染色体の末端部にある構造であるテロメア(telomere)配列の鋳型となるRNAと逆転写酵素、その他の制御サブユニットからなる複合体とされます。通常、一般に細胞分裂ごとにテロメアの短縮が進み、やがてヘイフリック限界と呼ばれる細胞分裂の停止が起きるとされます。テロメラーゼは、テロメアの延長、すなわち細胞分裂の継続に関与するとされ、ヒトでは生殖細胞、幹細胞、がん細胞などでの活性が認められます。海綿動物や扁形動物の体細胞、あるいは植物や菌などの細胞では、このテロメラーゼが高い活性を示しており、ガン化を伴わない通常細胞における「不死」でとされます。

MurasakikaimenM.jpg
海綿動物の一種、ムラサキイソカイメン

胃がん標本
前庭部小弯の進行胃がん
 :がん細胞はテロメアーゼ活性が高くテロメアを延長することで「不死化」されているが、そのがんの進行は個体を死に至らしめる

2.ヒトにおける老化

 ヒトを含む哺乳類の老化では加齢とともに胸腺の萎縮の他、様々な変化、機能低下が見られます。いわゆる老人病には、骨粗鬆症、認知症、動脈硬化性疾患などがあり、また、肥満も痩せすぎも寿命短縮のリスク要因となり、喫煙、糖尿病、高血圧は老化を促進します。スポーツ習慣や適量の飲酒は老化を遅らせるとされます。


◇ アンチエイジングの対象となっていない老化の原因

 ここでは老化の原因として、現時点においてアンチエイジングの観点からは予防できないものをご紹介いたします。いずれも遺伝子に関連するものであるため、将来的に、遺伝子治療などの解明、臨床応用が発達した際には、新しい未来が開ける分野かと考えます。

1.プログラム説

 それぞれの細胞には、分裂できる限界がはじめから設定されており、その回数を迎えて分裂ができなくなることにより老化が発生するという説であります。分裂できる限界数は、種によってまちまちであるが、概ねその種の寿命と比例していることから現在有力な説のひとつです。上でも紹介した、テロメアは細胞分裂の度に短くなることから、このプログラム説の機構を行う部分であると考えられております。

Telomere_scheme.png

 この説における解決法としては現在、テロメラーゼが有力であります。がん細胞においては、テロメラーゼが高活性化することにより細胞が不死化することから、幹細胞のテロメラーゼの活性をコントロールすることで不老不死の実現が可能なのではないか、ヒトの老化を回避して寿命を延長し得るのではないか、との考え方があります。しかしながら、テロメラーゼの活性化には、細胞老化防止の可能性と、正常細胞のガン化の一因となり個体寿命の短縮化をもたらす可能性があることの両面が指摘されており、アンチエイジングへの応用についての評価は定まっていません。

2.エラー説

 細胞分裂の際に少しずつ発生する突然変異が、徐々に蓄積されていき、最終的に破綻するのではないかという説であります。日本人に多い病気で、成人期以降に発症するウェルナー症候群をはじめとする早老症ではヘリカーゼというDNA修復に関与すると推測される遺伝子に異常が認められたから考えられました。

ウェルナー症候群患者
ウェルナー症候群の患者

 DNA分子の損傷は1日1細胞あたり最大50万回程度発生することが知られており、DNA修復速度の細胞の加齢に伴う低下や、環境要因のよるDNA分子の損傷増大によりDNA修復がDNA損傷の発生に追いつかなくなると以下の現象が起こるとされます。

 ・老化(細胞老化):不可逆な休眠状態に陥る
 ・アポトーシス(プログラム細胞死):細胞の自殺
 ・がん化


 人体においては、ほとんどの細胞が細胞老化の状態に達するが、修復できないDNAの損傷が蓄積した細胞ではアポトーシスが起こります。この場合、アポトーシスは体内の細胞がDNAの損傷によりがん化し、体全体が生命の危険にさらされるのを防ぐための「切り札」としての機能と考えられております。この説における解決法としては、前述のDNA修復遺伝子を活性化させるなどして、修復速度が突然変異の蓄積速度を上回る状態にすることが考えられております。


◇ 抗糖化ケア(= 糖質制限)によるアンチエイジング

 老化と体内で発生する糖化が密接な関係にあることから、急激な血糖値の変動を抑制することでアンチエイジングに繋げる考え方があります。

1.糖尿病患者の寿命短縮現象から

 1971年から1980年のデータで糖尿病患者と日本人一般の平均寿命を比べると男性で約10年、女性では約15年の寿命の短縮が認められました。このメカニズムとして高血糖が生体のタンパク質に対して非酵素的な糖化反応を発生させ、タンパク質本来の機能を損うことが指摘されております。

2.臓器別 糖化の実際

1)水晶体:白内障
  ・コラーゲンや水晶体蛋白クリスタリンなど寿命の長いタンパク質への糖化の影響

2)血管壁:動脈硬化
  ・血管壁にて糖化された老廃物が沈着

3)皮膚:しわ、老人斑
  ・コラーゲンの糖化による肌の張りと弾力性を失わせ老化した皮膚へと変質
  ・糖化およびメイラード反応に伴う色素の形成

4)骨:骨粗鬆症
  ・骨に含まれるコラーゲンの糖化による骨の質(骨強度)を劣化

5)脳:アルツハイマー病
  ・脳内のアミノ酸が糖化された結果蓄積された老廃物が原因との説

6)末梢神経:末梢神経障害
  ・神経組織のミエリン蛋白、ニューロフィラメントなどの糖化による障害

7)その他
  ・臓器を問わず、糖化反応により生じたフリーラジカル等により酸化ストレスも増大
  ・糖化が原因で発生した動脈硬化は全身の臓器への微小循環を悪化する

3.抗糖化ケアの実際

 糖化を予防する主として食生活は「抗糖化ケア」と呼ばれており、その要点は、急激な血糖値の上昇を起こさない工夫とされます。炭水化物が消化吸収されて糖に変化して血糖が上昇する速さを相対的に示す数値をグリセミック・インデックス(指数、GI)と言います。「抗糖化ケア」はこのGI値が低い食事を摂取することが推奨されます。

 GI値 = 食品50g摂取後の血糖上昇曲線の面積
      / ブドウ糖100g摂取後の血糖上昇曲線の面積 x 100


 低GI食品(< 55):ほとんどの果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツ、低糖食品
 中GI食品(56-69):全粒粉製品、さつまいも、バスマティ
 高GI食品(> 70):じゃがいも、スイカ、白パン、白米、コーンフレーク、砂糖


 例えば、果糖のほうが他の糖類よりも血糖値の上昇が少ない性質を捉えて、果物から先に食べる工夫をするだけでも、血糖値の急激な上昇を抑えることが可能になり、体の糖化の抑制が期待出来ます。また、以下の健康茶はコラーゲンの糖化に対して強い抑制効果を持つことが知られています。

【コラーゲンの糖化に対して強い抑制効果を持つ健康茶】
 ドクダミ茶、菊茶(黄山貢菊茶)、シソ葉茶、柿の葉茶、グアバ茶、ハマ茶

ぐわば茶、柿茶


◇ 抗酸化によるアンチエイジング

 本年4月23日の「ポリフェノール 糖質、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルに次ぐ6番目の栄養素として注目!」と題した投稿の繰り返しになりますが、生体内に発生する活性酸素種やフリーラジカルによって引き起こされる各種疾病や老化現象を予防する考え方です。

1.生体内酸化ストレスと疾病

 生体内では、紫外線、放射線、大気汚染、喫煙、食品添加物などにより、活性酸素種やフリーラジカルなど、常に組織の酸化損傷を起こす物質が発生しております。これに対して、スーパーオキサイド・ディスムターゼ、グルタチオン・ペルオキシダーゼ、グルタチオン・リダクターゼ、カタラーゼ、酵素活性を支える微小ミネラルならびにビタミン群など、抗酸化物質も存在しており、両者のバランスの崩れから酸化に傾く状態が「酸化ストレス」と呼ばれます。酸化ストレス状態が続くと、細胞内ミトコンドリアDNA、細胞膜、核DNA、タンパクの変性損傷を誘発し、発がん、神経疾患、動脈硬化、白内障などの成人病や生活習慣病、老化を誘発するとされます。

酸化抗酸化のバランスと疾病の図

2.生体内酸化ストレスに対する防御機構

 もう少し、抗酸化物質の生体内酸化ストレスに対する防御機構を具体的にご説明します。細胞内外の各種酸化ストレスによって活性酸素・フリーラジカルを発生して、標的分子として脂質・タンパク質・酵素・核酸への直接損傷に反応し、各細胞の生体膜また各臓器の組織を損傷させ生活習慣病・発がん・老化につながる過程で、各種生体内抗酸化物はそれぞれのステップにおいて予防的に機能すると言うものです。

抗酸化物質の抗酸化作用

3.酸化を起こす現象や物質からの回避

 まずは、紫外線、放射線、大気汚染、喫煙、食品添加物などが生体内に酸化を引き起こすのですから、そうした現象や物質には暴露されない工夫が第一に必要です。直射日光を浴びない、放射性物質への注意、各種汚染物質、受動喫煙を含むタバコからの回避、そしてなにより食生活への配慮が重要です。

4.抗酸化物質の摂取

 様々な工夫から、酸化を起こす現象や物質からの回避をしていても、どうしても、日常生活において、酸化を起こす現象や物質からの暴露は避けられません。抗酸化物質を摂取する習慣でアンチエイジングとする例を列挙いたします。

1)ビタミンC
  :レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、カムカム、柿、アセロラ、パセリ、
  キウイフルーツ、トマト、グァバ、パパイヤ、ブロッコリー、芽キャベツ、イチゴ、
  ブラックベリー、カリフラワー、ほうれん草、マスクメロン、ブルーベリー、サツマイモ
  ※加熱により酸化
  
レモンとキウイ

2)ビタミンE
  :ひまわり油、コーン油、オリーブ・オイル、キャノーラ油、大豆油、アーモンド、
  ラッカセイ、キャビア、いくら、たらこ、青魚、マヨネーズ

アーモンドとオリーブオイル

3)コエンザイムQ10(CoQ10、ユビキノン)
  :いわし、さば、豚肉、牛肉、レバー、もつ、かつお、まぐろ、イカ、ピーナッツ、
  大豆、ブロッコリー、ほうれん草、ゴマ油、大豆油、ナタネ油
  ※加熱調理に強い

4)α-リポ酸(チオクト酸 Thioctic acid)
  :牛・豚の肝臓、心臓、腎臓、ほうれん草、トマト、ブロッコリー
  ※含有量は少ない

5)カロテ(チ)ノイド
  :にんじん、ほうれんそう(β-カロテン、α-カロテン)、かぼちや(ゼアキサンチン)、
  トマト、スイカ(リコピン)、エビ、カニ(アスタキサンチン)、卵黄(ゼアキサンチン)
  ※加熱調理に強い

にんじんとほうれん草

6)グルタチオン
  :カキ、いわし、豚バラ肉、牛レバー、精白米、ブロッコリー、アスパラガス、
  ビール酵母、トマト、ほうれん草
  ※加熱により分解

7)アセチルシステイン

8)ポリフェノール
  :緑茶(カテキン)、ワイン、ベリー(アントシアニン)、番茶(タンニン)、蕎麦(ルチン)、
  大豆(イソフラボン)、コーヒー(クロロゲン酸)、ゴマ(セサミン)、ウコン(クルクミン)、
  カカオ(カカオ・ポリフェノール)
  ※詳しくは過去の投稿を参照ください↓。
   ポリフェノール 糖質、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルに次ぐ6番目の栄養素として注目!


◇ ファスティングによるアンチエイジング

 今、密かに(?)、ある一定期間、食事の摂取を止める「断食 = ファスティング」のアンチエイジング効果が言われております。その有効性を列挙いたしますが、昨年の8月11日「科学?/非科学? ファスティング(断食)の美容・アンチエージング・疾病における有効性を検証」、および9月7日「解明されつつあるサーチュイン遺伝子のアンチエイジング効果」と題して記事でご紹介しました。詳しくは下記のページを参照ください。

  科学?/非科学? ファスティング(断食)の美容・アンチエージング・疾病における有効性を検証

  解明されつつあるサーチュイン遺伝子のアンチエイジング効果

1.内臓諸器官の休息

 食事摂取により慢性的に消化と吸収、代謝、排泄を行っている胃腸や肝臓、腎臓はともすると疲弊してしまい、その機能低下は様々な病態を引き起こします。胃腸の障害は、消化吸収障害のみならず「リーキー・ガット症候群 Leaky Gut Syndrome(LGS、腸管壁浸漏症候群)」や、次で述べます宿便の原因となります。肝臓、腎臓の疲弊は、当然の如く慢性肝障害→脂肪肝、慢性腎機能障害へと進行します。摂取カロリーを減らすことのみならず、ある一定時間、内臓に負荷をかけないことによる休息が、該当臓器の再生に繋がるとの言う発想です。

2.宿便の排泄

 宿便とは、腸内に長く滞留している糞便のことで、「滞留便(たいりゅうべん)」とも呼ばれます。老廃物が腸管内に長時間滞留すると、牛乳が腐敗菌で腐るように、老廃物が悪玉菌で腐敗し、毒素と悪臭(排ガス)を産生し、毒素は腸管壁から吸収されて血流に入り、身体の隅々まで送られます。ファスティングによって食べ物の消化・吸収の負担が軽減された消化管は排泄に専念できるようになり、その結果、溜まっていた宿便を排泄できると言われています。宿便の排泄がアンチエイジングに繋がるので、ファスティングが有効であるとの考え方です。

3.自己融解作用

 ファスティングにより栄養の供給が遮断あるいは減少すると体細胞は栄養分となるものを体内から探して、それを融解して栄養として利用すると言うものです。その最も顕著な組織として血管壁に沈着した脂肪分が指摘されています。血液中のコレステロールや中性脂肪は元より、動脈硬化の正体である血管壁に形成されたアテローム(コレステロールの塊)も自己融解を起こすとされます。動脈硬化が改善すると、臓器への微小循環が改善されますので、生体の各種臓器が若返り、それが全身のアンチエイジングに繋がると言う発想です。

4.眠っている本来の力を蘇らせる

 過食の時代を生きる我々は体内に過剰なエネルギーを溜め込んでおります。ファスティングは体内の余分な栄養を取り除き、身体に対して飢餓状態と言うストレスをかけます。本来の人間は農耕も家畜も行わない旧石器時代の人類と同じ遺伝子であると考えられております。体内に過剰なエネルギーを溜め込んでいることは本来の姿ではなく、ファスティングで飢餓状態のストレスをかけることで眠っている本来の力を蘇らせると主張するむきがあります。

5.内面的な効果

 ファスティングを実践している人の言葉です。「何より実感できるのは、まず味覚の変化でしょう。普段から外食が多い方は特に、濃い味付けや化学調味料などによって、味覚が麻痺しているもの。現代に多い糖尿病や高血圧、肥満なども味覚の狂いと深く関わっていることは自明の理です。たった数日であっても固形物を摂らない期間をつくることで、味覚はリセットされ、素材そのものの味を感じることができるようになっているのです。」
 また、今まで当たり前のように食べていた食事を、数日ぶりに口にする回復食のお粥のあまりの美味しさに中には涙を流す人もいると、、、。それは美味しさに対しての感動だけではなく、食べられる有難さや感謝の気持ちも合わさってのことかも知れません。ファスティング後は、体のリセット、デトックスは勿論のこと、心の変化を実感する人も少なくないと言われております。

6.サーチュイン(Sirtuin)遺伝子活性化による老化抑制作用

 サーチュイン(Sirtuin)遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされます。サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質、サーチュイン(Sirtuin)はヒストン脱アセチル化酵素であるため、ヒストンとDNAの結合に作用し、遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられています。
 サーチュイン遺伝子を活性化にする代表的な方法は、「カロリー制限」であります。カロリー制限がなぜサーチュイン遺伝子の活性化を引き起こすのか、機序は明らかになっていませんが、軽い飢餓状態を作り出し、細胞にちょっとしたストレスを与えると、それまで眠っていたサーチュイン遺伝子が“目覚め”、老化に対抗する働きをすると考えられております。


◇ リラクセーション(relaxation)によるアンチエイジング

 現代はストレスフルな時代であり、持続する過度の緊張感、仕事が夜にまで及ぶ不規則な生活、睡眠不足、暴飲暴食などによる、胃腸障害や精神症状を来たす人は増加しております。見かけ上の平均寿命の延長はあったとしても、社会全体としては健康寿命に合致していない印象です。勉学や仕事において緊張感は必要であり、言うまでもなく、通常の生活においてストレスは不可避なものと考えます。しかしながら、日常生活のどこかに「リラクセーション(relaxation):緊張を緩めて精神的平衡を取り戻す」、そんな時間を持つことで心身の若返り、アンチエイジングが可能になると考える次第です。ここでは医療講演に使っているスライドでご説明いたします。

1.免疫力の向上

 心身のリラクセーションにより自律神経の活性化が交感神経よりも副交感神経優位になると、ナチュラル・キラー(NK)細胞の活性化など免疫力の向上が起こるとされます。これはがんをはじめとする各種疾病の予防に繋がります。

リラクセーションスライド1

2.血管拡張作用

 副交感神経優位は血管平滑筋に対する弛緩作用があり、その結果、血管の拡張は血圧を低下して動脈硬化を予防し、臓器血流量の増加は臓器の若返りを惹起いたします。

リラクセーションスライド2

3.心の若返り

 心身のリラクセーションは精神(頭)の休息に繋がり、内なる叡智、意欲の余地を生み出します。これは心の若返りであります。

リラクセーションスライド3

4.リラクセーションの方法論

 リラクセーションをどのように生み出すかは個人で異なると思います。ここでは、各方法についての説明は別の機会に譲るとして、リラクセーションを生み出す手段を列挙いたします。

 1)十分な睡眠
 2)ぬるい湯(39〜40度)で15分以上の入浴
 3)瞑想
 4)笑い
 5)音楽鑑賞
 6)パワー・スポット

 等々でしょうか?

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