アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

科学?/非科学? フォトンベルトで天変地異と人類はアセンション(次元上昇)?


 先日、原子力の専門家の先生による講演会があって、宇宙の生い立ちについてのお話があり、場内から「フォトンベルト」についての質問が出ましたが、講師の先生はその存在は知らないようで「そのようなものもあるかも知れませんね」などとお茶を濁しておりました。「アセンション」関連の記事は久しぶりとなりますが、今なお根強く信じる人がいる「フォトンベルト」を取り挙げます。


◇「フォトンベルト」の起源

 「フォトンベルト」の最初の発見は17-18世紀に遡り、銀河系の中にひときわエネルギーの高いドーナッツ状の光の帯があることが、ハレー彗星の発見で有名なエドモンド・ハレー(Edmond Halley, 1656年10月29日 - 1742年1月14日)氏によって発見されたと言われます。地球に影響を及ぼす「フォトンベルト」と言う発想は、ポール・オットー・ヘッセ(Paul Otto Hesse)氏が1941年に出版した「Der Jüngste Tag(最後の審判の日)」と言う小説の中で初めて登場したのが最初とされます。その後、何人かの作家により繰り返し用いられ拡張されました。

エドモンド・ハレー写真
エドモンド・ハレー

 「フォトン」とは光の粒子(=光子)という意味で、振動数は7.8ヘルツのα波とされます。「フォトンベルト」説は、太陽系が所属する銀河系内に存在するこのフォトン(光子)のベルト(輪)に地球を含む太陽系が突入する2012年12月より、地球には天変地異が群発し、人類は高次元の存在へと次元上昇して、あるいは世界の終わりを迎える、と言うものです。本当は2024年に太陽系が「フォトンベルト」に突入すると言う説もあります。

 以下、事実の検証はあとにして、まずは「フォトンベルト」として確立された一連の仮説をご紹介します。あくまでも仮説であり、事実を曲げて空理空論を展開している内容もあろうかと存じます。


◇ 太陽系の周回と「フォトンベルト」への突入

 「フォトンベルト」について説明したネットの文章から、、、。地球を含む太陽系はプレアデス星団で一番明るい星、アルシオーネを中心に約26,000年周期で銀河を回っており、その際11,000年毎にフォトンベルトに突入、その侵入は2000年間とされます。

プレアデス星団(スバル)名称付き 写真
プレアデス星団

太陽系の公転とフォトンベルト
太陽系の周回とフォトンベルト

 前回、「フォトンベルト」を通り抜けた1万3千年程前にはムー大陸やアトランティス大陸が姿を消したと伝えられています。そして今また、太陽系がこの「フォトンベルト」に入りつつあります。一説によると西暦2000年に太陽がこの中に入り、2012年12月20日頃より地球も「フォトンベルト」に突入し、12月23日(日本では24日)には完全に侵入するとされ、これはマヤ暦の「第5太陽の時代の終わり」に一致しています。2013年までには太陽系全域が「フォトンベルト」内に入ってしまうと言われています。


◇「フォトンベルト」侵入の地球・人類に及ぼす影響

 エネルギーの高い光子の渦巻く領域を通過するわけですから、太陽、地球にも、また人体にも影響があると言われています。以下、「フォトンベルト」説を唱えるネット文章からご紹介します。

1.地球磁場の減少

 「フォトンベルト」が地球に与えるもっとも深刻な影響は、地球磁場の減少であるとされます。地球磁場は、過去100年の間に5%も減少し、その減少率は年々高まっているとされます。特に南米地域での磁場の減少は、深刻な影響をもたらし始めていると言われます。磁場は宇宙からの有害な宇宙線の浸入を防いでいるとされますが、磁場が著しく減少している南米では有害な宇宙線を多量に浴びることが原因とみられるガン患者が急増していて、きわめて憂慮すべき問題となっています。地球磁場は2000年前には40ガウス(ガウス=磁気の単位)であったが、現在では世界の平均で0.4ガウスでしかないとされます。何故、このように地磁気の現象が続くのか、地球物理学的にも謎とされています。

2.電子機器、核への影響

 「フォトンベルト」は電磁気的なパワーに満ちているため、電気を原動力とするものに異常を来すとされます。自動車やバイク、エレベーターを含むすべての交通機関もストップするとされます。より深刻なのは核への影響であります。核物質の核分裂連鎖反応、あるいは大きく致命的な放射性の爆発のいずれかの可能性があるとされています。このため、「フォトンベルト」の実態が明らかになるにつれ核保有国は、すぐさま核兵器を処分するように迫られるはず唱えられております。

3.生命体の進化

 「フォトンベルト」の強力な磁場は「フォトンエネルギー」として、すべての生命体を原子レベルから変成させ、遺伝子レベルの変容も行い生命を進化させると言われています。日常的に自覚できる症状としては「爪や髪の毛の伸び方が早くなる」原因不明の「関節の痛み」、「発熱」、「循環器の障害」などがあると言われます。端的な例としては最近誕生する子供たちにはDNAの螺旋構造が2本ではなく、3本ある子供が各地で報告されており、その子供たちは病気に対する抵抗力が圧倒的に強いのだそうです。

4.氷河期

 地球には氷河期と間氷河期が交互に到来し、現在の状態が間氷河期であるそうです。氷河期と間氷河期は一瞬で移り変わると言われており、その一瞬こそが「フォトンベルト」に突入する12月23日なのではないかということです。

5.すでに現れている地球上の変化

 2012年12月に「フォトンベルト」に侵入したことによると考えられる地球上の変化を列挙しているページもありました。以下に箇条書きします。

 ・世界の火山活動が5.1倍に増加
 ・地震活動は4倍、自然災害が4.1倍の増加
 ・世界各地における異常気象
 ・世界各地における海抜の上昇
 ・深海魚やイルカ、クジラの大量打ち上げ


◇「フォトンベルト」侵入後のスケジュールとアセンション(次元上昇)

 2012年12月23日に「フォトンベルト」に侵入してからのスケジュールを記したページがありましたので、こちらは全文のコピーを掲載します。

1.第1日目:ヌルゾーン(フォトン・ベルトの外側の部分)に突入
     
 太陽が視界から消え、極寒、電気が使えない、磁力エネルギーしか使えなくなる。ライトボディが形成され、三次元の制限された現実の中で生きてはいない。最低三日間、暗黒と寒さ、光と穏やかな暖かさを体験。

2.第2日目:フォトンに包まれて

 大気が圧縮され、膨張したように感じる。地震が多発。太陽が冷却され、地球を冷やす氷河期タイプの気候となる。核連鎖反応か放射性爆発の可能性がある。

3.第3〜4日目:ヌルゾーンを脱出

 暗闇脱出、フォトン・エネルギー装置が作動可能となる。星も見え始める。

4.第5~6日目:昼間ばかりで夜のない状況
     
 地球全体の気候は温暖となり、あらゆる生命体が活気付けられる。12本のDNAが復元される(現在2本しか働いてない)。食事なしに生きられるようになる。テレパシーや念力などの霊的な成長を促進。

5.2012年〜2013年にかけて
     
 太陽系全体が銀河の中心よりに瞬間移動し、それまでのプレアデス進化系列からシリウス進化系列に移行。昼と夜のスケジュールが戻ってくる。人間は完全に5次元の存在になるが、平均寿命は1000歳。


◇ 太陽系の存在位置とその周回に関する定説

 さてここからは真実に臨む検証です。

 太陽系は、中心に位置する太陽の重力の影響によって構成される天体の集団であり、銀河系の中心からは26,100 ± 1,600光年ほどの位置にあると考えられています。この太陽系は、240 ± 14 km/sの速度で銀河系内を周回しており、約2億2600万年で銀河系内を1公転するとされています。その中心には超大質量ブラックホールがあるとするのが定説です。

銀河系内の太陽系

 上で申し上げた「フォトンベルト」説では、太陽系は「プレアデス星団アルシオーネを中心に約26,000年周期で公転してしている」とのことでした。太陽系の公転について随分と異なる記載になります。

【太陽系の公転】
 中心  定説      :銀河系の中心、超大質量ブラックホール
     フォトンベルト説:プレアデス星団アルシオーネ
 周期  定説      :約2億2600万年
     フォトンベルト説:約26,000年


◇「フォトンベルト」の否定

1.太陽系の公転の中心

 まず、太陽系がプレアデス星団アルシオーネを中心に周回しているとする「フォトンベルト」説に大いなる疑問を感じます。他にもたくさんの恒星があるのに、なぜプレアデス星団アルシオーネの重力の影響を受けるのでしょう? 銀河系の中心には超大質量のブラックホールが存在して、その重力により太陽系のみならず銀河系全体が周回していると考える方がずっと確からしく思えます。

2.「フォトンベルト」に接近した際の影響

 「フォトンベルト」説では2012年12月23日より「フォトンベルト」に侵入した途端に様々なことが起こるように説明されております。しかし、「フォトンベルト」が「エネルギーの高い光子の渦巻く領域」と表現されている通りであるなら、侵入する前の段階でも様々な出来事が起こっても不思議はありません。これに対して、火山や地震、異常気象、温暖化による海抜の上昇などを挙げている向きもありますが、これらは必ずしも「フォトンベルト」に結び付けなくとも別の現象として納得できるものです。「フォトンベルト」への侵入で急速になにかが起こると言う考え方への違和感と、様々に自然界で起こっていることへの無理なこじ付けを感じる次第です。

3.「フォトンベルト」を主張する人々の怪しさ

 ここでは具体例を挙げませんでしたが、現代において「フォトンベルト」説を主張する人々は、自らがプレアデス星人やシリウス星人に遭遇したり、コンタクトしたなどと主張する人たちであり、「フォトンベルト」をマヤ暦の「第5の太陽の時代の終わり」に絡めて説明しています。「第5の太陽の時代の終わり」は春分点にある星座が魚座から水瓶座に入ることを指していると言われており、もし百歩譲って宇宙人から「フォトンベルト」の存在を教えてもらったとしも、何百光年も離れたプレアデス星人やシリウス星人にとって地球の春分点に現れる星座など何の意味もありません。星座はあくまでも地球から見た星の配列を図柄として捉えているに過ぎませんので、プレアデス星団やシリウスから見たものは地球とか全然違う絵柄になります。こうした理論的根拠がなく首尾一貫しない主張を繰り返す人々の怪しさは否定できません。


◇ そもそもその確認がなされていない「フォトンベルト」

 そもそも「フォトンベルト」と言う存在自体が公式には誰も確認できていません。科学的な証明なしに銀河系におけるその存在が噂されているにすぎないようです。「すでにNASAが(フォトンベルトの)撮影に成功している」と断言する文章にも出会いますが、当然ながらNASAはこれを否定しています。実際に「フォトンベルト」の写真として掲載しているものも見られますが、大概は地球はら1億3000万光年離れた銀河NGC4650Aと言う天体の写真であり、仮説されている「フォトンベルト」とは全く関係のない代物とのことであります。昨年話題になったばかりの「STAP細胞」で、もっとも説得力がないのは、実験写真の捏造でありました。「STAP細胞」ではないものを「STAP細胞」を撮影したとして論文に掲載してしまったのは致命的でありました。「フォトンベルト」も、写真のごまかしがある段階で信憑性が激しく損なわれるものと考えます。

フォトンベルト写真
「フォトンベルト」として紹介されることが多い銀河NGC4650A

 NASAと同様、日本の自然科学研究機構 国立天文台のホームページでもQ&Aの中で「フォトンベルト」の存在は否定されています。以下の通りです。

国立天文台 GA

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質問:「フォトンベルト」や「反地球(対地球)」ってあるんですか?

回答:ありません。

 星や宇宙に関係することで、科学的な根拠のないものについてのご質問をいただくことがあります。科学的根拠のないものにはさまざまなものがありますが、例えば、「フォトンベルト」や「反地球(対地球)」などがその例です。地球に未知の巨大な惑星が近づいているというようなお話をいただくこともあります。このようなものはたいてい、もっともらしい説明とともに紹介されていますが、説明が具体性に欠けていたり、よく考えると説明が矛盾していたりします。学問的にはまったく意味のない、荒唐無稽なものです。
 現在、そのような「不思議な」天体が、国立天文台をはじめとする世界の天文台やアマチュア天文家によって観測されたという正式な報告はありません。また例えば、もし太陽系の中に、ある程度の質量を持つ天体が存在すれば、たとえそれが太陽の向こう側などの観測しづらい位置にあったとしても、他の天体の運動に影響を与えますので、長期間気づかずにいるということはありません。
 観測者の間で天体についての情報がやりとりされるときには必ず、いつ、どんな機材でどんな観測をして、星座のどの位置に、どのような見え方のものが、どのぐらいの明るさで、(移動しているのであれば)どちらにどんな速さで移動しているのかが報告されます。それによって、他の観測者がその存在を確認することができるのです。逆に、そのような基本的なデータのない情報は、信憑性が低いのではないかと考えざるを得ません。
 皆さんも、見聞きしたことをそのまま鵜呑みにしてしまうのではなく、言われていることが妥当なのかどうかを検討してみたり、いろいろな意見を比べてみたりして、納得できる説明になっているかどうかを、自分自身でしっかり考えてみる習慣をつけるようにしてください。

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◇ おわりに

 「フォトンベルト」とは、自然科学的な意義はほとんどなく、ニューエイジ運動の一部と深く関りのある霊的主張として始まったものなのかも知れませんが、現代における実態は、オカルト主義に立脚して、その存在を文章にした出版物の印税や、有料の講演会やそれを録画したDVDなど、「儲け主義」の一環のように思われます。これは以前にもご紹介しました「ニビル」や「クラリオン星人」(以下)に酷似するものでしょう。これをアセンションの一環として信じるには無理があるように思う次第です。

2013年06月24日
科学?/非科学? ニビル、密かなブームは密かに去るか?

2013年10月07日
地球内部でアガルタを形成?、クラリオン星人??
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