アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

フランス、特定の個人を糾弾してまで主張する「表現の自由」???


 「年別『出来事』のページ」のカテゴリーを、とりあえず2011年から2014年まで「第二版」として掲載しました。このカテゴリーは、私自身が歴史を勉強、記録する場として、新たに分かった真実を加えたり、さらに過去に遡り、未来に積み上げて、更新して参りたいと考えております。客観的な箇条書きの羅列でありますが、なんとなく世界情勢が見えて来るような気がします。

 さて、昨年より世界の「出来事」、主役の座に君臨しているのは「イスラム国」だと思います。イスラム教の創始者で預言者であるムハンマドに関する風刺画を掲載していたフランス、パリの新聞社「シャルリ・エブド」が武装した2人組のイスラム教男性に襲撃され、イスラム教徒である警察官が射殺されるなどの事件がありました。


◇「表現の自由」、風刺画掲載への賛否

 テロの標的となった新聞社は、事件から1週間後に発行した最新号にイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載し、イスラム教徒の間から批判や反発が強まっていて、世界各地で連日抗議デモが行われる事態となっています。こうした中、フランスの日曜紙は18日、今回の風刺画の掲載についてどう思うか、16日からの2日間、およそ1000人の市民に尋ねた世論調査の結果を発表しました。それによりますと、「イスラム教徒の反発にかかわらず、風刺画は掲載すべきだ」と答えた人が57%だったのに対し、「風刺画の掲載は控えるべきだ」と答えた人も42%に上り、賛否が分かれていることが明らかになりました。

 イスラム教徒の反発にかかわらず風刺画は掲載すべき 57%
 風刺画の掲載は控えるべきだ            42%


 フランスでは「表現の自由」が重んじられ、オランド大統領もシャルリ・エブドを擁護する立場を示していますが、今回の結果を受けて、今後「表現の自由」の在り方を巡る議論が一層活発になることも予想されると、NHKニュースWEBは伝えています。


◇ 仏新聞社 シャルリ・エブド のムハンマド風刺画

 私はフランス語を読めませんので、内容は解りませんが、意図を推し量れるいくつかを抜粋、掲載します。解説は省略いたします。

ムハンマド 風刺画04

ムハンマド 風刺画 01

ムハンマド 風刺画03

ムハンマド 風刺画02

 解説は省略いたしましたが、おおよそ特定の人物を貶めている内容であることは言うまでもありません。


◇ 特定の個人を糾弾する「表現の自由」?

 まず、はじめに大前提を申しますと、テロ行為、殺人に及ぶものは絶対に反対する立場であります。いかなる理由であろうとも、暴力に出てしまえば、新たな暴力を生むだけであります。別の平和的抗議活動を行使せずにテロに及ぶのは、抗議が目的ではなく、テロ行為そのものが目的で、抗議行動と言うのはただの言い訳のように思えます。

 基本的にテロ行為には絶対に反対

 しかしながら、多くのイスラム教徒は風刺画を見て、どう思っているのでしょうか? あるいは宗教からは離れた見地で、ムハンマドの子孫がいるとして、その個人が自分の先祖の特定の人物に対する風刺画を見たらどう感じるでしょう?

 多くのイスラム教徒の感情は?
 ムハンマドの子孫の感情は?


 良識ある大多数のイスラム教徒はテロを起こしていません。ムハンマドの子孫も同じです。でも、彼らが風刺画を見て心穏やかでいるでしょうか? 不快に感じることはあっても、心から面白い、愉快と思う人は少ないと思います。そういう、特定の個人を糾弾すること、特定の人々に不快感を及ぼすことに「表現の自由」が適応されるならば、それは日本人とは異なるフランスの考え方のように思います。


◇ そもそも最近のイスラム社会とムハンマドを同一視する大いなる間違い

 「イスラム国」をはじめ、「イスラム原理主義」、「イスラム過激派」などと、「イスラム」と頭に付いた、悪の集団のような観念が欧米諸国、日本にもあります。これらはイスラム教とは全く関係がないでしょう。平和を唱えるイスラム教の教理とは懸け離れた行動をとる組織であります。

 平和を唱えるイスラム教の教理とは懸け離れた組織

 つまり、最近のイスラム社会とイスラム教祖である預言者ムハンマドを同一視するところに大きな問題があって、今のイスラム問題を糾弾する目的でムハンマドの風刺画を載せること自体、社会と歴史に対する大いなる間違った認識だと思います。

 新聞社が「表現の自由」を主張するのは当然だと思いますが、今回のフランス、パリの新聞社「シャルリ・エブド」の風刺画は、自分たちは社会にも歴史にも認識が甘く、また罪なきイスラム教徒、ムハンマドと言う個人、その子孫に対して、名誉毀損ともなり得る、間違った表現、不適切な表現、もっと言えば自分たちはそういう低いレベルの存在であるという表現に過ぎないように思います。


 テロを肯定するわけでは絶対になく、テロが起こりうるから風刺画をやめろというわけでもなく、風刺画そのもののモラルを考え、この掲載、表現(の自由)に異論を申す立場であります。
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