アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

至って簡便で効果的な呼吸法「数息観」のご紹介

 年末の29、30日にアファメーションのご説明いたしましたが、その流れで、今年の最初の記事は、瞑想には欠かせない呼吸法を1つご紹介いたします。

ヨガの呼吸法 図
ヨガにおける呼吸法を説明する図

 上の図はヨガにおける呼吸法を説明した写真でありますが、利き手の指を巧みに操り鼻腔を圧迫して、左右、交互に呼気と吸気を繰り返す方法です。練習すればなんてことないものなのでしょうが、ちょっと修練を要するものかと存じます。今回、ご紹介するのは「数息観」と言うものです。


◇「数息観」の定義と歴史

 数息観とは、呼気において数を数えることにより呼吸に意識を集中して、精神を安定させて、入静の状態に導く基本的な呼吸法、調息と調心を結びつけた修練方法の1つです。古来印度において昔から行われた精神修養の方法で、「安楽の法門なり」と言われておりました。それが仏教と共に中国に伝わり、さらに日本に伝わって来たもので、いわば3つの国を渡ってきた心身の修養鍛錬の方法とされます。


◇「数息観」の方法

 方法は至って簡単です。座式、立式、臥式など、瞑想に入る姿勢をとって、呼吸を整えたところで、意識を呼吸に集中します。息を吐く際に、数を数えます。「1、2、3、4、、、」とカウントするので良いですし、「1秒、2秒、3秒、、、」と時間を刻んでも良いです。呼気の終わりには数のカウントも終わり、力を抜いて息を深く吸い込みます。そしてまた呼気に入ったところでまた数を数えます。

 1)瞑想に入る姿勢
 2)呼吸を整えて
 3)意識を呼吸に集中
 4)呼気において数をカウント
 5)呼気の終わりにはカウントも終了
 6)力を抜いて息を深く吸い込む
 7)呼気に数をカウント(4〜6の繰り返し)


数息観 呼吸法 図
「数息観」の呼吸法を示す図

 数字のカウントは約1秒間隔が適当です。特に理由はありませんが、カウントが「5」であれば呼気の時間は5秒であり、1分間の呼吸は12回、カウントが「10」なら1回の呼気は10秒で、1分間の呼吸回数は6回となります。成人の正常な呼吸回数は15-20回/分ですので、カウント「4」以上で正常よりもゆっくりな呼吸と言えます。


◇「数息観」の効果

 至って単純、簡単な呼吸法ではありますが、効果は絶大、以下に列挙してみました。

1.意識を呼吸に集中することによる雑念の消去
2.分時呼吸回数を減少して安静と瞑想状態を誘発
3.交感神経優位から副交感神経優位な状態へ変換
4.リラクセーションの誘導
5.リラックスから免疫(ナチュラル・キラー)細胞の活性化



◇ 中国北宋代の識者 蘇軾 の言葉

 中国北宋代の政治家、詩人、書家である 蘇 軾(そ しょく、1037-1101年)の、「数息観」についての言葉が以下の如く残っております。

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 食事が終わった後でしばらく散歩逍遙してお腹がすくように努め、空腹になったら静かな部屋に入って座禅せよ。
 黙々として出る息入る息を数え、一息より数えて十息に至り、十いきより数えて百息に至る。百息より数えて千息に至る頃になると、身体が山のようにどっしりしてきて、心が静まりかえることはカラッとした大空のようである。このような感じのままで、なお静かに呼吸を繰り返していると、やがて息があるのか無いのか分からないようになってきて、自然に止まったように思われてくる。ただ、全身八万四千の毛穴のすべてから雲や霧のように沸き立って通うようである。
 このときになって初めて、長年苦しんできた様々な病が自然に治り、諸々の悩みや迷い事がすっかり消滅していることを悟る。それはちょうど、盲人の眼が急に開いたようなものだろう。もう人に道を尋ねる必要がないことを、明らかに知るのだ。大事なことは、日常ことば数をできるだけ少なくして、あなた方の本来の元気を失わぬように養うことだ。昔の人も言いました。「眼の力を養うには、常に眼を閉じておけ。耳の力を養うには、常に聞くことを避けよ。心の力を養うには常に沈黙していることが一番だ。」と。

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