アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

健康レシピ:アボガドとクルミ入り麻婆茄子(マーボナス)

 大凡(おおよそ)スピリチュアルとはかけ離れた内容ですが、ある自然食品の関係者より勧められたアボガドを用いてちょっと料理を試作しましたのでご報告します。新しく作った「医療と栄養」のカテゴリです。言うまでもなく料理人ではありませんので、Cook Doなんか使ったマニュアル通りの素人料理です。誰も手伝ってくれなかったので「私メ」が謹んで調理させていただきました。もちろん、ある種、訴えるものがあってのご投稿です。


◇ アボガドの概要

1.アボガドの木

 さて、まずは、日本人にはまだまだ馴染みが少ないアボガドについて勉強しました。アボカド(avocado、学名:Persea americana)は、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木の果実のことも指し、日本では、ワニの背中の皮に似ることからワニナシ(鰐梨)とも呼ばれます。メキシコと中央アメリカが原産で、低温に弱く、主に熱帯、亜熱帯で生育し、樹高は自然では30メートルほどの高さになりますが、果樹園の栽培では接木法をとり、整枝もするのでそこまでは高くはならないがそれでも10メートルほどの高さになる事もあるとのことです。

アボガドの木

2.食用としてのアボガド

 世界一栄養価の高い果物としてギネスブックに記録されており、多量の脂肪成分から「森のバター」の異名を取り、実は「食べる美容液」とも呼ばれ美容効果に優れた成分も含まれています。

アボガド写真

 このアボカドが、いつ頃から食物として人類に利用されてきたのかは定かではありません。ペルーのチャン・チャン遺跡からは西暦900年頃のものと見られるアボカドの実をかたどった土器が出土しております。また、アステカ文明(1428〜1521年)では「生命の源」と呼ばれて珍重されたそうで、19世紀末にアメリカに持ちこまれ、栽培されるようになってから世界に知られるようになりました。
 当然のごとく、メキシコではアボカドは極めてよく使われる食材であり、アボカドのペーストにトマト、玉ねぎ、香味野菜、唐辛子、サルサソースなどを加えた「グワッカモレ(ワカモーレ)」は、一般的なディップでトルティーヤのチップスですくって食べたり、各種の料理のソースにしたりします。

Guacamole.jpg

 日本では、アボカドが醤油によく合うので、刺身のようにワサビ醤油で食べたり、巻寿司にされます。和風ドレッシングでサラダにもされます。ニュージーランドではサラダにすることが多く、バターの代わりにトーストに塗ったり、アイスクリームにもなるとのことです。生サーモンあるいはスモークサーモンにも合うと言われています。


◇ アボガドの栄養

 アボガドには五大栄養素(糖質、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラル)のうち、糖質は少なめでノンコレステロールの不乾和脂肪酸、さらにはビタミン、ミネラルが豊富に入っているため、極めて健康に良い食料であります。

1.アボガド100 gあたりの栄養価

 エネルギー                      160 kcal
 炭水化物                       8.5 g
  糖分                        0.66 g
  食物繊維                      6.7 g
 脂肪分                        14.7 g
  飽和脂肪酸                     2.1 g
  一価不飽和脂肪酸(オレイン酸ω9)         9.8 g
  多価不飽和脂肪酸(リノール酸ω6、リノレン酸ω3) 1.8 g
 蛋白質                        2.0 g
 水分                         73.2 g
 ビタミン類
  ビタミンA                     7.0μg
   βカロチン                    62.0μg
  ビタミンB1(チアミン)              0.07 mg
  ビタミンB2(リボフラビン)            0.13 mg
  ビタミンB3(ナイアシン)             1.74 mg
  ビタミンB5(パントテン酸)            1.39 mg
  ビタミンB6                    0.26 mg
  ビタミンB9(葉酸)                81.0μg
  ビタミンC                     10.0 mg
  ビタミンE                     2.07 mg
  ビタミンK                     21.0μg
 ミネラル類
  カルシウム                     12.0 mg
  鉄分                        0.55 mg
  マグネシウム                    29.0 mg
  マンガン                      0.14 mg
  セレン                       0.40μg
  リン                        52.0 mg
  カリウム                      485 mg
  亜鉛                        0.64 mg

【他の食品との比較(全て100 g換算)】

 ・ニンジン:エネルギー 41 kcal、線維 2.8 g、糖 4.7 g、脂肪 0.24 g、
   蛋白質 0.93 g、ビタミンA 835μg、βカロチン 8285μg、
   ビタミンB1 0.07 mg、ビタミンB2 0.06 mg、
   ビタミンC 5.90 mg、ビタミンE 0.66 mg、カルシウム 33.0 mg、
   マグネシウム 12.0 mg、セレン 0.10μg、カリウム 320 mg
   →ビタミンA、βカロチン以外はエネルギー特に脂肪成分、
    ビタミン、ミネラルにおいてアボガドの方が優位


 ・キウイ:エネルギー 61 kcal、線維 3.0 g、糖 9.0 g、脂肪 0.52 g、
   蛋白質 1.1 g、ビタミンA 4.0μg、βカロチン 52μg、
   ビタミンB1 0.03 mg、ビタミンB2 0.03 mg、
   ビタミンC 92.7 mg、ビタミンE 1.5 mg、カルシウム 34.0 mg、
   マグネシウム 17.0 mg、セレン 0.2μg、カリウム 312 mg
   →ビタミンCを多量に含有するものの、その他の栄養素について
    はアボガドの方が優位


 ・ほうれん草:エネルギー 23 kcal、線維 2.2 g、糖 0.4 g、脂肪 0.4 g、
   蛋白質 2.9 g、ビタミンA 469μg、βカロチン 5626μg、
   ビタミンB1 0.09 mg、ビタミンB2 0.19 mg、
   ビタミンC 28.1 mg、ビタミンE 2.03 mg、カルシウム 99.0 mg、
   マグネシウム 79.0 mg、セレン 1μg、カリウム 558 mg
   →各種ビタミン、ミネラルの含有はアボガドと同等かそれ以上、
    脂肪酸含有はニンジン、キウイと同じく低い


2.高脂血症改善/体脂肪減少

 果肉の2割を占める脂肪分はオレイン酸など、ノンコレステロールの不乾和脂肪酸なので、皮下脂肪にはならず、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らす効果があります。又、βシステロールという脂質も含まれ、コレステロールの吸収そのものを抑える効果が確認されています。豊富に含まれるセレンは体脂肪を燃焼させます。

3.豊富なビタミン

 ビタミンA、C、Eが多量に含まれるため、血行促進、抗酸化作用が高く、発癌を抑制し、アンチエイジング効果も期待できます。また、ビタミンB群は疲労回復、動脈硬化予防、発癌抑制にも有効とされます。

4.豊富な食物繊維

 アボガド1個に含まれる食物繊維はごぼう1本、サツマイモ2個分に相当し、便秘を解消、整腸作用があります。

5.デトックス効果、肝庇護効果

 アボガドには、特に肝臓で働く抗酸化物質、グルタチオンが豊富に含まれ、飲酒・喫煙等によるアルコールやニコチンなど有害物質の解毒作用を促進します。さらには、肝臓を傷つける活性酸素を除去し、肝機能の低下を防止します。


◇ アボガドとクルミ入り麻婆茄子

1.準備

 下の写真に示す通り、豚ひき肉100 g、茄子3本、ピーマン2個、好みでタケノコ少々、アボガド1個、クルミ約3個分を用意し、炒める油には亜麻仁油、味付けには味の素のCookDo麻婆茄子用を用いました。

アボガド入り麻婆茄子材料

 下準備として茄子、ピーマン、タケノコ、アボガドを下図の如く切ります。

下準備 茄子、アボガド

2.調理

 至って簡単です。全部の食材を順次フライパンに入れて炒めても良いとは思います。まず、亜麻仁油で豚ひき肉を炒めつつ塩こしょうを少々加えて、火が通ったところで皿に取りました。次いで、空のフライパンに茄子、クルミ、ピーマン、タケノコの順で入れました。茄子、ピーマンがしんなりしたところで先ほどの豚ひき肉を加え、CookDo麻婆茄子用を振りかけて味付け、最後にアボガドを加えてかき混ぜて完了です。

3.完成

IMG_1611.jpg

 元々、油っこい料理ですので、アボガド自身の脂っこさが感じられず、見事に料理の中に溶け込んでおり、クルミの香ばしさがアクセントを与えて、たいへん美味しゅうございました。


◇ 本料理の意義;優れた脂肪酸の摂取方法

 なぜ麻婆茄子にアボガドを入れたかと言えば、もちろん上述の如き健康食品を楽しく摂取したいからでありますが、それに加えて脂肪酸の摂取方法に改良を加えたい意図があります。豚肉には当然のごとく飽和脂肪酸が豊富に含まれます(部位によりますが100 gあたり4.36 g)。これは血液中にコレステロールに繋がりますが、これに対してアボガドは不飽和脂肪酸が優位に含有されており、とりわけオレイン酸(ω9)の含有量が目立ちます。これは上述の如く、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らす効果があります。今回、考案した「アボガドとクルミ入り麻婆茄子」はこの脂肪酸摂取について、さらに一工夫を行っておりますのでご注目下さい。

1.摂り過ぎの脂肪酸、不足する脂肪酸

 まずは、日本人が摂取している脂肪酸について、含まれる食品とその善し悪し、摂取の現状をまとめました。

【飽和脂肪酸】:バター、ラード、牛脂、乳製品、卵黄
 常温で塊となっていて、熱を加えても形が残りやすい、いわゆる「脂」であります。これは消化、吸収にエネルギーを要する栄養素で、また血液中ではコレステロールとして存在するため、動脈硬化や肥満の原因になります。しかし、肉食、ケーキ菓子など、日本人のみならず世界中で摂取される傾向にある脂肪酸です。

【トランス脂肪酸】:マーガリン、ショートニング、ファットスブレッド
 植物性脂に水素を添加することにより飽和脂肪酸に近いかたちにした、自然界には存在しない科学的な油です。体内消化が困難で、発がん性も危ぶまれており、摂取を避けるべき脂肪酸です。しかしながら、ちまたには普通に出回っております。

【一価不飽和脂肪酸 オレイン酸、ω9】:オリーブ油、キャノーラ油、ごま油、米油、アボガド
 今回の食材、アボガドに多く含まれるオレイン酸は融点が低いため消化吸収が容易であり、また体内では最も酸化されにくく、ヒト体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質をつくりにくいため、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防・改善するとして、リノール酸摂取過多の現代では見直されています。しかし、糖や蛋白質で体内合成できる脂肪酸でもあります。

【多価不飽和脂肪酸 リノール酸、ω6】:大豆油、なたね油、ひまわり油、グレープシード油、紅花油、コーン油
 かつてリノール酸は植物性油なので身体に良いという間違った広告が出されたため、料理に広く使われており、現代人が摂り過ぎている脂肪酸です。このω6は飽和脂肪酸と同様、血液をドロドロにし、体内の炎症を強くする作用があると言われています。生活習慣病の原因とされています。

【多価不飽和脂肪酸 リノレン酸、ω3】:亜麻仁油、エゴマ油、グリーンナッツ油、青魚、くるみ
 日本人に最も欠乏している脂肪酸であり、また体内で合成できないため必須脂肪酸とも言われます(これはω6も同じ)。抗炎症作用、血液サラサラ作用など、現代病の予防として積極的な摂取が求められる脂肪酸ですが、植物性の食品の含有が少ないため欠乏がちであります。

 以上から、脂肪酸にもいろいろありますが、摂取すべきものは、「多価不飽和脂肪酸 リノレン酸、ω3」>「一価不飽和脂肪酸 オレイン酸、ω9」の順であり、せめて1:3から1:5で摂取して欲しいとされますが、現代人の脂肪酸摂取の比率、ω3:ω9は1:50くらいになっており、それ以上に「飽和脂肪酸」、「多価不飽和脂肪酸 リノール酸、ω6」を摂取しており、好ましくない「トランス脂肪酸」も口にしている人が少なくありません。

2.クルミと亜麻仁油の意味

 もうここまで説明すればご理解いただけると思いますが、上でアボガドの栄養価について脂肪酸については、、、

  一価不飽和脂肪酸(オレイン酸ω9)         9.8 g
  多価不飽和脂肪酸(リノール酸ω6、リノレン酸ω3) 1.8 g

と記載しました。別の調べによりますと、、、

  一価不飽和脂肪酸(オレイン酸ω9)         10.2 g
  多価不飽和脂肪酸(リノール酸ω6)         1.6 g
  多価不飽和脂肪酸(リノレン酸ω3)         0.1 g

との表記を見つけました。確かに「一価不飽和脂肪酸 オレイン酸、ω9」を摂取するのにアボガドは有用でありますが、「多価不飽和脂肪酸 リノレン酸、ω3」の摂取にはほとんど無力であり、そこでこの「多価不飽和脂肪酸 リノレン酸、ω3」を多く含むクルミを食材に加え、さらに同様な亜麻仁油を用いて炒めたわけであります。


◇ 同じ発想で「アボガドとクルミ入り青椒肉絲」

 特に説明は必要ないと思いますが、同じくCook Doを用いた料理で、青椒肉絲(チンジャオロース、牛肉とピーマンの細切り炒め)にアボガドとクルミを入れました。もちろん、素晴らしいお味です!!

アボガド、クルミ入り青椒肉絲


◇ まとめ

 ビタミン、ミネラルが豊富な健康食品としてアボガドを勧められ、サラダや寿司よりも、メインディッシュとしての食べ方を模索し、さらに脂肪酸の摂取を改善する方法として、既存の中華料理に変化を加えてみました。Cook Doに頼った味はもちろんのこと、栄養学的にも優れた一品と考えます。
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