アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

ルーズベルト大統領の死去に伴い終戦前最後の総理大臣 鈴木貫太郎 氏が世界に発信した哀悼の意

 今年になって、靖国参拝や従軍慰安婦を勉強して、終戦直前のある出来事を知り心が動かされました。「そんなことも知らなかったのか?」と笑われるかも知れませんが、(勇気を出して)ご報告します。
 太平洋戦争が終戦を迎える1945年、米国のフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領は4月12日の昼食後、脳卒中で倒れて他界しました。これに対して、その僅か5日前の4月7日に大日本帝国の総理大臣に就任したばかりの鈴木貫太郎氏が哀悼の意を世界に発信した、と言う出来事です。平時では、国際社会において、他国の指導者の死を悼む声明は普通のことでありますが、当時は大きな戦争における敵味方の関係、日本は配色濃厚で、広島、長崎の原子爆弾投下以前とは言え、1945年の3月10日の東京大空襲は死者10万人にも及ぶものでありました。我が国に甚大な被害を及ぼしている敵国の大統領の死去に対する声明に少なからず胸を熱く致しました。人の死に接した日本人の感じ方にスピリチュアル記事として投稿いたします。

東京大空襲
大空襲後の東京


◇ フランクリン・ルーズベルト大統領

 詳しくは別の機会に譲るとして、ごく表面的な大統領としてのルーズベルト氏を振り返ってみます。彼が大統領に就任したのは世界恐慌のまっただ中でありました。なお、ノーベル平和賞をとったセオドア・ルーズベルト氏は従兄(12親等)に当たります。

 1933年 第32代大統領に就任、直後よりニューディール政策を展開
 1936年 大統領再選
 1937年 (日中戦争勃発)、日独に対して侵略国家として非難声明
 1939年 日米通商航海破棄、(第二次大戦勃発)、中立宣言、マンハッタン計画
      ※マンハッタン計画:原子爆弾の開発計画
 1940年 (日独伊三国同盟)、大統領3選
 1941年 日米交渉開始、対日石油輸出禁止、太平洋戦争開戦
      ※日本海軍のハワイの奇襲を大統領は知っていてあえて攻撃させ、
       「リメンバー、パールハーバー」の言葉で世論を誘導し、
       空母だけは保護したとの説が有力
 1942年 ミッドウェイ開戦
 1943年 (イタリア無条件降伏)
 1944年 大統領4選(米大統領では唯一)、11月より東京大空襲開始
 1945年 2月4日ヤルタ会談、4月12日急死

ルーズベルト
フランクリン・ルーズベルト大統領


◇ 鈴木貫太郎総理の哀悼の声明

 我が国を、ある意味、戦争に導き、多くの日本国民の命を奪い、さらに多大な人命を奪った原子爆弾の計画を進めたルーズベルト大統領の死に接し、我が国の終戦前最後の総理大臣である鈴木貫太郎氏は、同盟通信社の短波放送により以下の談話を世界に発信しました。なお、鈴木貫太郎氏は非国会議員、江戸時代生まれという2つの点で総理大臣を務めた最後の人物であり、また満77歳2ヶ月での就任は2011年現在、日本の総理大臣の就任年齢では最高齢の記録であります。

 「今日、アメリカがわが国に対し優勢な戦いを展開しているのは亡き大統領の優れた指導があったからです。私は深い哀悼の意をアメリカ国民の悲しみに送るものであります。しかし、ルーズベルト氏の死によって、アメリカの日本に対する戦争継続の努力が変わるとは考えておりません。我々もまたあなた方アメリカ国民の覇権主義に対し今まで以上に強く戦います」

鈴木貫太郎
鈴木貫太郎氏 海軍時代と総理就任時

◇ ヒトラーとトーマス・マンの反応

 この頃、日本と同様に配色濃厚で、ルーズベルト大統領の死去18日後の4月30日に自殺したナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーは、国内向けのラジオ放送でルーズベルトを口汚く罵ったとされます。これに対して、アメリカに亡命していたドイツ人作家トーマス・マンは鈴木貫太郎氏のルーズベルト大統領死去に対する哀悼声明に深く感動し、英国BBCで以下の如く声明を発表、鈴木貫太郎総理の武士道精神を称賛し、総理の言葉は戦時下の世界に感銘を与えたとされます。

 「ドイツ国民の皆さん、東洋の国日本にはなお騎士道精神があり、人間の死への深い敬意と品位が確固として存する。鈴木首相の高らかな精神に比べ、あなたたちドイツ人は恥ずかしくないですか」


◇ 鈴木貫太郎総理の哀悼声明の意味

 歴史上、最大級の犯罪者であるヒトラーの反応であろうとも、当時の世界において、ルーズベルト大統領の死を喜ぶ発言はあり得ることだったと思います。当時の日本においても、敵対する米国のリーダーが急死して戦局が好転するかも知れないと考えた人はいたでしょう。
 しかし、鈴木貫太郎総理の、敵国である米国のルーズベルト大統領の死に対する哀悼の表明には、今の時代においても、日本人の多くが共感できると思います。たとえ敵であろうとも、自国のために尽くした人間に対する高い尊敬の意と、その人物の死に触れて、その国の国民の感情を思いやる気持ち、日本人ならではとまでは申しませんが、我々日本人の精神に通ずる情感を感じます。
 日本人は高い志と高貴な死生観を持つ民族である、と思える一つのエピソードと考えます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/フランクリン・ルーズベルト
http://ja.wikipedia.org/wiki/鈴木貫太郎#cite_note-17
http://ja.wikipedia.org/wiki/東京大空襲
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25:武士道を発した日本人

 あのような戦時下において、「日本大嫌い」のルーズベルトの死に対し弔意を示されたことは日本人として誇りにしたいと思います。関宿の記念館にもこの文を掲示して頂きたい。

2014.11.08 13:28 古川 典保 #Dtw41ric URL[EDIT] 返信
26:Re: 武士道を発した日本人

コメントありがとうございました。

2014.11.08 13:30 FC2USER854001YLT #- URL[EDIT] 返信

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