アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

マクロビオティックのスピリッツ

 新春の軽い話題として、以前から興味がありましたある種の食生活法、「マクロビオティック(Macrobiotic)」を取り上げます。通称「マクロビ」は、第二次世界大戦前後に考案された食生活法、食事療法、長寿法でありますが、現代においてもその食材を扱うウェブストア、レシピや概念を学ぶ各種講座などがあります。単純な「菜食主義」、「玄米食」ではなく、その概念にはある種のスピリッツが隠されており、そのあたりを中心にご紹介いたします。


◇ マクロビオティックの起源と海外展開

 マクロビオティックは、第二次世界大戦前後に食文化研究家の桜沢如一(1893-1966年)が考案した食生活法、食事療法、長寿法であります。桜沢氏は、明治時代の軍医、薬剤師で、医食同源としての食素を提唱した石塚左玄氏(1851-1909年)の「食物養生法」の考え方と、東洋思想のベースとなる中国の「易」の陰陽を組み合わせて、「玄米菜食」という自然に則した食事法を確立しました。

石塚、桜沢、マクロビ本
石塚左玄氏(左)、桜沢如一(中)とその著書

 その後、1950年以降、桜沢氏の弟子である久司道夫氏(1926年-)によりマクロビオティックは体系化され、欧米への普及が始まりました。しかし、1950年当初、久司氏の活動は栄養学から矛盾していることから大きな反発を受け、1967年、 JAMAは、抑圧的なマクロビオティック食養法に固執することによって引き起こされる壊血病と栄養失調に関する詳細な報告書を刊行、1971年にも、米国医師会の食品栄養委員会により、食養法の実践者、特に厳格な実践を行っている者は、栄養失調の重大な危機に直面しているとしているとの指摘も受けました。その後、久司氏により、風土を考慮して再構築したマクロビオティックを広めていったことで1970年代以降に政府や栄養学会に受け入れられるようになったとされます。

くじ氏とその記事
久司道夫氏(左)と氏を紹介する記事

 久司氏のマクロビオティックが大きく受け入れられた象徴的なイベントとして、ハーバード大学が主催しWHO(世界保健機関)がバックアップした国際栄養学会の晩餐に食事ををマクロビオティックを主体として作ることが要請されたとされます。また、1999年には久司道夫が日本人として初めてアメリカ国立歴史博物館であるスミソニアン博物館に殿堂入りを果たしました。一方、長年マクロビオティックを実践していた夫人は癌によって死亡しましたが、発見時は余命3か月と診断されたものの、久司氏のアドバイスにのっとった食事をはじめ、そのために8年を生き延びたとされます。


◇ マクロビオティックの語源

 「マクロビオティック」は、「マクロ = 大きな」、「ビオ = 生命」、「ティック = 術、学」の3つの言葉から成る合成語であります。語源は古代ギリシャ語「マクロビオス」であり、「健康による長寿」「偉大な生命」、「自然に即した命のあり方」などと言った意味があります。

 マクロビオティック
  :「マクロ = 大きな」
   「ビオ = 生命」
   「ティック = 術、学」


 マクロビオティックは、「玄米菜食」「穀物菜食」「自然食」「食養」「正食」「マクロビ」「マクロ」「マクロビオティックス」「マクロバイオティック」「マクロバイオティックス」とも呼ばれ、また、マクロビオティックを実践している人のことを、マクロビアン、「穀菜人(こくさいじん)」と呼ぶこともあります。


◇ マクロビオティックの特徴

 玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法であります。但し、科学的な裏付けが明確でない、あるいは一切ないものや、ものによっては現在の医学、栄養学とは相反するものも含まれております。根拠に基づいた医療という概念が当てはまらない点には留意する必要があります。マクロビオティックに規定された食生活を以下に列挙いたします。

・玄米や雑穀、全粒粉の小麦製品などを主食とする
・野菜、穀物、豆類などの農産物、海草類を食べる
・有機農産物や自然農法による食品が望ましい
・なるべく近隣の地域で収穫された旬の食べ物を食べる
・砂糖を使用せず甘味は米飴・甘酒・甜菜糖・メープルシロップで代用
・鰹節や煮干しなど魚の出汁、うま味調味料は使用しない
・出汁としては、主に昆布や椎茸を用いる
・なるべく天然由来の食品添加物を用い塩はにがりを含む自然塩を使用
・肉類や卵、乳製品は用いないが、卵は病気回復に使用する場合もある
・白身の魚、人の手で捕れる程度の小魚は少量は食べてもよい
・皮や根も捨てずに用い、一つの食品は丸ごと摂取することが望ましい
・食品のアクも取り除かない
・コーヒーは身体を冷やすので避ける
・「身土不二」、「一物全体」、「陰陽調和」の三大理念(後述)


◇ 二大原則:身土不二・一物全体

 マクロビオティックでは、身土不二(しんどふじ):「暮らす土地の旬のものを食べること」と、一物全体(いちぶつぜんたい):「自然の恵を残さず丸ごといただくこと」という2つの原則があります。

1.身土不二(しんどふじ)

 アクロビオティックでは暮らす土地の旬のものを食べることを原則としています。これは人間も植物も生まれた環境と一体という意味です。例えば、熱帯地域でとれるフルーツには体内の熱を下げる働きがあるため、高い気温に対して身体を順応させる作用があります。同様に、寒い地域でとれる野菜には体内を温める働きがあるため、寒冷に対する食生活として有効であります。四季のある日本では、季節ごとの旬の食材を摂ることで、身体のバランスがとれるという考え方です。

 暮らしている土地の旬の食材を摂る


2.一物全体(いちぶつぜんたい)

 自然の恵を残さず丸ごといただくと言う原則で、一つの食材を丸ごと食べる、という意味です。食材そのものは、丸ごとでバランスが取れており、穀物なら精白していない玄米、野菜なら皮や葉にも栄養があり、全てを摂ることで身体のバランスが取れるという考え方です。

 一つの食材を丸ごと食べる

 「身土不二」も「一物全体」も、自然環境とのバランスを考慮した発想に基づいています。暮らす土地でとれた季節の野菜を積極的に摂取することは、その野菜が新鮮で身体に良いだけでなく、野菜の物流に伴い排出されるCO2の削減にもつながります。また、いままで捨てていた皮や葉などもおいしく食べられることは、キッチンからでるゴミの減少にもつながります。自然環境をそのまま食事として摂取し、自然環境を守る食生活に繋がると言う発想であります。


◇ 陰陽のバランス

 マクロビオティックでは、すべてのものに「陰」と「陽」がある、という考え方があります。陰性とは遠心力・静かなもの・冷たいもの・水分の多いものなどを指します。陽性とは求心力・動きのあるもの・熱いもの・水分の少ないものなどを指します。マクロビオティックではこの陰性と陽性のバランスがとれた状態(中庸)を大切としています。

1.食材の陰陽

 陰性の食材とは上に向かってのび、からだを冷やす作用があり、陽性の食材とは地中に向かってのび、からだを温める作用があると考えられています。旬の食材を例にすると、夏のキュウリ(陰性)は、ほてったからだから熱をとり、冬のゴボウ(陽性)は、冷えたからだを温め、わたしたちのからだのバランスをとる手助けをしてくれます。マクロビオティックでは陰陽どちらにも極端に傾きすぎないほうが良いとされているので、穀物や根菜、豆類などを食材の中心とします。

陽が強すぎる食品群
陽性が強すぎる食品群

陰が強すぎる食品群
陰性が強すぎる食品群

中庸の食品群
中庸の食品群


2.調理法における陰陽

 調理法も陰と陽に分けることができます。サラダなど冷たいもの火をあまり通さないものは陰性、それに対してシチューのように、温かいもの、じっくり煮込むものは陽性と考えられます。下表は調理法における陰陽であります。

調理法の陰陽
調理の陰陽

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 日本で生まれ世界に認知された食生活法、食事療法、長寿法であるマクロビオティックをご紹介しました。今回は触れませんでしたが批判的な言葉があることは言うまでもなく、外科医として個人的意見もございますが、ここでは個人の判断に委ねることといたします。少なくとも、その土地の旬の食材を食べると言う発想には、自然界と共存するスピリチュアルを感じる次第です。


◇ ネットにおけるマクロビオティック

 健康法や食事に関わる概念ですので、当然の如く、レシピや食材の通販、講座などがネットに散見されます。ここにご紹介いたしますが、たまたま取り上げたホームページの経営者とは一切の関係がございませんことを申し上げます。


1.食材の通販サイト

マクロビ通販
マクロビオティック食材の通販サイト

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2.レシピを紹介するサイト


マクロビレシピのページ
マクロビオティックのレシピを紹介するサイト

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3.通信講座

マクロビ講座
マクロビオティックを教える講座


http://ja.wikipedia.org/wiki/マクロビオティック
http://www.m-biotics.com/macrobiotic-q/riron/2-2shokumotu.html
http://www.daichi.or.jp/ad/macrobiotic-t/index.html?xadid=lis_ys_0004786
https://ssl.gardening.or.jp/study/a/nf/d15/index.html?mame=r1054
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