アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

ファイナルファンタジーXII ゾディアック エイジ に観る 過去の恨みからの解放 と 核兵器廃絶の訴え


 今年ヒットしたテレビゲームの一つに、2017年7月13日発売のPlay Station 4用のソフト、ファイナルファンタジーXII ゾディアック エイジ(FINAL FANTASY XII, THE ZODIAC AGE)があります。ゲーム全体のストーリーにある統一した概念が漂っており、その一つの結論が出たシーンを拾って参りましたのでご紹介いたします。

FF12 51cj2UXWqZL


◇ ファイナルファンタジーXII ゾディアック エイジ の大まかなあらすじ

 ストーリーの始め、イヴァリースと呼ばれる世界において、ダルマスカの王女、アーシェ・バナルガン・ダルマスカとナブラディアの王子であるラスラ・ヘイオス・ナブラディアの結婚式が執り行われます。その直後、帝国アルケイディアがナブラディアに侵攻、ラスラの父は暗殺され、その敵討ちのために向かったナルビナにてラスラも敵の矢に倒れます。結婚してまもない夫を殺されたアーシェにさらなる不幸が襲いかかります。アルケイディアが出した和平案に対する調印式において、父親であるダルマスカ王、ラミナスも殺害されます。

FF12 結婚式

 夫と父を殺されたアーシェはアルケイディアに対する強い復讐心を抱くことになり、6人のチームでダルマスカの王位継承権を求める旅に出ます。その途中、イヴァリースにおいて、人類が栄える前の古代から伝えられる神の時代と呼ばれる文明を築き上げてきた種族、オキューリアの存在を知ります。この種族は魔力の源であるミストによって魔法を無効化することができる破魔石を自在に操ることができました。そして、その破魔石は、アーシェの先祖でイヴァリース全土を平定したレイスウォール王により天陽の繭から切り出されたことが明らかになります。ただ、レイスウォール王は破魔石の力を利用することなく統治した偉大な王であったことも伝えられております。

FF12 レイスウォール

 アーシェは復讐のための強い力を求めて破魔石を探すことになりますが、その道中で様々な人間と触れ合うことで、次第に母国を守り、戦争を止めたいという強い意志に変わっていきます。そして、アーシェの一行は、レイスウォール王が天陽の繭を刻んだ契約の剣を携えて、リドルアナ大瀑布から大灯台へと侵入し、下層から上層へと登ったところでついに天陽の繭を目の当たりにします。

FF12 天陽の繭


◇ 天陽の繭に対面するシーン

 〜 一同が上層にある最後の部屋へと侵入 〜

FF12 001

FF12 003

 レダス :「あれが天陽の繭か」
 アーシェ:「レイスウォール王はこの剣で繭を刻み、力を手に入れた」

FF12 005


 〜 アーシェが契約の剣を解き放つとリドルアナ大灯台の周囲に光が渦を巻きます 〜

FF12 006

〜 天陽の繭の前にラスラの亡霊が現れ 〜

FF12 007

 バッシュ:「ラスラ様 ー !?」
 アーシェ:「破魔石で ー 帝国を滅ぼすの?」

〜 ラスラの亡霊が手を差し伸べようとして 〜

FF12 009

 アーシェ:「破壊があなたの願いなの?」
       「私の義務は復讐なの!?」
       「私は ー」

FF12 010

 ガブラス:「なぜためらう」
 
 〜 帝国のジャッジ・ガブラスが現れ 〜

FF12 012

 ガブラス:「手を伸ばすがいい」
       「お前に与えられた復讐の刃だ」
       「その刃で父の仇を討て!」
       「そうだ バッシュに化けてダルマスカ王を殺したのは俺だ」
       「父を殺したこの俺に復讐せずにいられるか!」

FF12 013

 アーシェ:「貴様が」
 ヴァン :「兄さんを!」
 ガブラス:「王を殺し国を殺した相手が今 お前の前にいる!」

 〜 アーシェが剣を握りしめ 〜

FF12 014

 ガブラス:「そうだ! それでいい 憎みぬけ!」
       「武器をとれ! 戦って死者たちの恨みを晴らせ!」

 〜 間にレダスが割って入り 〜

 レダス :「ひとりのジャッジマスターがいた」
       「その男はナブラディアから奪った夜光の破片をわけもわからず発動し ー」
       「ナブディスを吹っ飛ばした」
       「破魔石の威力を知りたがったシドが命じた実験だ」
       「あの危険な力を封じると誓った2年前ジャッジの鎧とともに捨てた名前は ー」

FF12 016

 ガブラス:「ジャッジ・ゼクト!」
 レダス :「久しぶりだな ガブラス」
       「手を伸ばせ アーシェ王女」
       「だがな 掴むべきは復讐や絶望を越えたその先にあるものだ」
       「俺やお前のような縛られた人間には手の届かない代物だ」

FF12 017

 〜 レダスとガブラスが太刀をぶつけ合い 〜

 ガブラス:「どれほどあがこうが 人は過去から逃れられん!」
       「この男がそれを証明しているではないか!」
       「さあ 過去に誓った復讐を遂げるがいい!」
       「それが死者たちの願いだ!」

FF12 019

FF12 020

 〜 アーシェがラスラの亡霊を見つめ ヴァンが刃を手に取り 〜

 〜 アーシェとヴァンが見つめ合い 〜


FF12 022

FF12 023

 〜 改めてアーシェがラスラの亡霊を見るとラスラは手を広げて 〜

FF12 024

 アーシェ:「ラスラ ー 私 あなたを信じてる」
       「あなたは ー」
       「あなたはそんな人じゃなかった!」

FF12 025

FF12 026

 〜 アーシェがラスラの亡霊を切り裂き 〜

FF12 027

FF12 028

 アーシェ:「あの人はもう ー いないんだ」

FF12 029

 〜 ラスラの亡霊が切られた自らの腹部を見て 〜

 ラスラ :「アーシェ・バナルガン・ダルマスカ!」
      「我らの破魔石で正しき歴史を導く聖女に ー」

FF12 030

 アーシェ:「私は聖女なんかじゃない!」

FF12 031

 ヴァン :「アーシェ ー」
 アーシェ:「ダルマスカは長い歴史の間 一度も黄昏の破片を使わなかった」
       「苦しくても石に頼らないと決めた人たちの国だった」
       「私が取り戻したかったのはそういうダルマスカだった」
       「ー 石に頼るのは裏切りと同じ」
       「天陽の繭を砕くわ」
       「破魔石を捨てる」

FF12 032

FF12 033

 ガブラス:「力がいらんというのかね」
       「では国を滅ぼされた屈辱はどうなる」
       「死んでいった者たちへの恨みはどうなる!」

FF12 034

 ヴァン :「違う」
      「何も変わらないんだ 兄さんの恨みなんか晴れない」
      「兄さんはもう ー」
      「いないんだ!」

FF12 035

 アーシェ:「力があっても過去は変わらない だから もう ー」

FF12 036

  〜 アーシェ 破魔石を床に落とす 破魔石はガブラスの足元へ 〜


◇ あとがき

 死んでいった者たちの敵討ちをしても気持ちが晴れるわけでも故人が救われるわけでもなく、ただ争いが繰り返されるばかりであり、過去の憎しみからの解放が明るい未来へつながる発想があり、また「破魔石」、あるいはその大元となる「天陽の繭」を「核兵器」と考えると、このストーリーに壮大な平和への訴えが見て取れます。ゲームを「芸術、手記、音楽等から」で取り上げてしまいました。


スポンサーサイト

パワー・ハラスメントの心理学


 10月20日の記事で「上司がアスペルガー症候群だった場合」と題して紹介したサラリーマン友人の上司が、パワー・ハラスメントを行っていると聞きました。アスペルガーの人が他人の気持ちを理解できずに思いつきで行う行為が他者に不快感となることはよくあることですが、ここではアスペルガーとは別の観点からパワー・ハラスメントの心理を勉強してみました。


◇ パワー・ハラスメント(Power harassment)の概要

 まずは、この言葉の起源、定義に触れます。ちなみに英語には違いがありませんが、和製英語であり欧米の英語圏で使われる単語ではありません。

パワハラの一例 図

1.起源

 パワー・ハラスメント(Power harassment 以下、パワハラ)は、2001年(平成13年)に東京のコンサルティング会社クオレ・シー・キューブの代表取締役 岡田 康子 とそのスタッフが初めて創った和製英語とされます。セクシャル・ハラスメント以外にも職場にはさまざまなハラスメント(嫌がらせ)があると考えた岡田らは、2001年より定期的に一般の労働者から相談を受け付け、その結果を調査、研究し、2003年、初めて一定の概念として定義づけました。

2.パワハラの定義

 パワハラとは主として職場において使われる概念であり、職権などのパワー、すなわち職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、本来業務の適正な範囲を超えて、継続的に人格や尊厳を侵害する言動を行い、精神的、身体的苦痛を与える、または就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与える行為をいいます。具体的には、上司から部下へのいじめ、嫌がらせをさして使われる場合が多いですが、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるものもあります。ハラスメントであるか否かの判断基準は、「執拗に繰り返されることが基本」でありますが、「一回限りでも、相手に与える衝撃の大きさによって」ハラスメントとみなされます。


◇ パワハラの分類

 厚生労働省では2012年1月、パワハラの典型例を示しております。以下、パワハラの分類として提示して注釈をつけます。

1.身体的侵害

 目に見えて分かりやすい暴力や傷害のことです。殴る、蹴る、突き飛ばす、ものを投げる、丸めた紙で叩くのもこれに当たります。タバコの火を近づけたり、立ったまま電話営業をさせるようなことも身体的侵害型のパワハラと言えるでしょう。どんなに軽い書類でも、それを投げつけるような行為によって部下や同僚を威嚇し、従わせようとすることはパワハラとされます。

身体的な攻撃 図

2.精神的侵害

 脅迫や名誉毀損、侮辱、酷い暴言などの精神的侵害はパワハラの典型例と言えます。職場の同僚の前で、直属の上司から「ばか」「のろま」などの言葉を毎日のように浴びせられる、「やめてしまえ」などの社員としての地位を脅かす言葉、「おまえは小学生並みだな」、「無能」などの侮辱、名誉棄損に当たる言葉、「バカ」「アホ」といったひどい暴言は、業務の指示の中で言ったとしても、こうした暴言による精神的な攻撃は、原則として業務の適正な範囲を超えたパワハラに当たります。

精神的な攻撃 図

3.人間関係からの切り離し

 無視、隔離、仲間はずれにするなどの行為も、度が過ぎるとパワハラに該当します。仕事を教えない、席を隔離する、やっている内容は非常に幼稚です。一人だけ別室に席を離される、職場の全員が呼ばれている忘年会や送別会にわざと呼ばれていない、話しかけても無視される、すぐそばにいるのに連絡が他の人を介して行われる、このようなことが、職場の上司や先輩、古くから勤めている社員など、職場内での優位な立場を使って行われるとパワハラに該当します。

人間関係からの切り離し 図

4.過大な要求

 業務上明らかに達成不可能なノルマを課すことで、相手の職場環境が害されている場合は過大な要求としてパワハラに該当する可能性があります。更には、達成できなければ、怒鳴る、殴るなどの他のタイプのパワハラとも併用されます。一人々々の業務量は会社やその部署の業務量によっても異なるので、単に仕事の量が多いというだけではパワハラとは言えませんが、例えば、業務上の些細なミスについて見せしめ的、懲罰的に就業規則の書き写しや始末書の提出を求めたり、能力や経験を超える無理な指示で他の社員よりも著しく多い業務量を課したりすることは、「過大な要求」型のパワハラに該当します。

過大な要求 図

5.過小な要求

 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないことを言います。程度の低い単調な作業を与え続けることも、これにより相手の職場環境が害されている場合はパワハラに該当する可能性があります。毎日部長周りのお世話やお茶汲みしかやらせなかったり、単調な作業を延々とさせることも度が過ぎればパワハラとなるのです。例えば、営業職として採用された社員に営業としての仕事を与えずに、掃除は草むしりばかりさせたり、お前はもう仕事をするなといって仕事を与えずに放置したりすることなどが該当します。

過小な要求 図

6.個の侵害

 プライベートな内容に過剰に踏み入ってくる行為も、相手に精神的苦痛を与えたり職場環境を害することがあればパワハラと言えるでしょう。なお、女性に対して個の侵害を行なうと、セクハラともなる可能性もあります。労働基準法上、年次有給休暇の取得に当たり、社員が休暇の理由を申出する必要はありません。業務遂行に当たって、私的なことに関わる不適切な発言や私的なことに立ち入る管理などは「個の侵害」型のパワハラになります。例えば、管理職の者が社員の管理の目的ではなく、管理職としての優位性を利用して、私生活や休日の予定を聞いてきたり、携帯電話やロッカーなどの私物を覗き見たりすることなどが該当します。

個の侵害 図


◇ 友人の上司に見るパワハラ

 実際、その場にいたわけではありませんが、友人サラリーマンの話からはパワハラが強く疑われえます。アスペルガー症候群による周囲の不快感とはべつに、一定の人物に繰り返されているようで、その点もパワハラを強く疑います。上の分類に沿って言及いたします。

1.身体的侵害

 友人の上司は怒ってよく物を投げると聞きます。最も多いのはボールペンで、怒りの矛先に向けてではなく地面に叩きつけるようです。またある時、書類の不備があって、それが100枚くらいに及ぶものでしたが「なんだこれは!?」と怒鳴ってそれを床に投げて広げたそうです。部下は黙ってそれをかき集めるしかありませんでした。

2.精神的侵害

 これは四六時中だと友人は言います。「(友人が卒業した)大学のレベルがよくわかるよ」、「親がまともとは思えないね」、「その程度の人間だと思っているよ」、「きみは顔も見たくないね〜」などと、おおよそ反論する気にもならないことを冗談のように言いますが、冗談には聞こえず、ただ不快なだけと言います。「いつ辞めてくれてもいいんだけど」、「ここに長くいたかったら生き方を変えるんんだね」と脅しとも取れる言い回しもよくします。「主任としての仕事が」とやたらと役職と仕事を口にして、また役職を取り上げることにもしばしば言及します。

3.人間関係からの切り離し

 数ヶ月に一度、職場オフィスの席順を変えるそうです。もちろんその上司が席を決めると言う小学校の教師みたいです。長く同じ席順だと馴れ合いが生じてうまくないから、と言うのが理由だそうです。オフィスのスタッフ同士が極力、親しくならないようにと思っているようですが、これも職権を乱用した嫌がらせとも取れます。

4.過大な要求

  週末に差し掛かると、誰かは嫌がらせをされるそうで、「月曜までに!」と、土日に出勤して残業しなければならないような雑用を押し付けるそうです。しかも平日時間内にできることを時間外に回していると指摘して時間外手当は出さない方針とも聞いております。

5.過小な要求

 ターゲットになると、つまらない窓や床、壁の掃除を指示されるそうです。掃除のおばさんを雇っているのに「今、おまえがやれ!」と言うそうで、「他の仕事はしなくていいから」だそうです。

6.個の侵害

 よく家庭の事情を口にするそうです。例えば面と向かって「きみは片親だそうだね」とか「バツイチだから」とか、他者に対して「彼は育ちがよくないからね」、と言った具合です。私的なことに関わる不適切な発言だらけだそうです。


◇ パワハラの心理学

 さて、タイトルに示した命題でありますが、パワハラは間違いなく犯罪行為としても、その動機や心理状態と言うものがあるはずです。誰かに対してパワハラをしてしまう、その結果、職場の雰囲気が悪るくなり、また自分を慕う人物がいず、誰も付いてきてくれない、そのことはパワハラをする本人にとっても悲しいことです。理屈はわかっていてもそれでもパワハラをせざるを得ないその心理学をまとめてみました。

1.自信がない、強い劣等感

 ある特定の対象に対して、自分より優秀な部下が自分の下に配属されると、その部下の方が周囲から良い評価を得るのではないか、自分より良い業務成績を残すのではないかというような不安に駆られます。人望についてもそうです。自分には人は集まらない、自分には人が付いてこない、部下の方に人は集まるし、部下の方が人が付いてくる、そうした自分に自信がない感情が優秀な部下を否定しようとして、また自分の考えを肯定するために、パラハラを行ってしまうのです。
 不特定の対象に対するパワハラも同様な心理です。上司という権力がある立場でありながら、自分より弱い立場のものには、威圧的な態度でしか接する事が出来ない裏側に、上司としての強い劣等感が存在するのは確かです。思い通りにしたい人間がいるにもかかわらず、その人間関係さえもスムーズにいくことができていないのではないかという、常日頃の不安感がつきまとうのです。強い劣等感はそばにいる者に対して、逆に威圧的な態度でごまかそうとします。
「弱い犬ほどよく吠える」と言うように、相手に対して自信がない、劣等感を持つ動物が威嚇のために吠える、それがパワハラの大きな心理であります。

2.嫉妬心

 周囲から評価され、実際に優秀で将来性のある部下を、羨ましく思う心理です。部下に対して「嫉妬心を感じている」心理から、妬む気持だけが日々エスカレートして、最終的にはその嫉妬心を晴らすために、また優秀な部下を否定する為にパワハラを行うようになります。

3.ストレスが溜まっている

 パワハラをすることで周囲にストレスを生む上司ではありますが、逆にその上司自身もストレスフルな精神状態であります。日頃から「強いストレス」や「不安を感じる」心理状態の中で働いており、そのストレスをうまく回避できる余裕がなく、自身のイライラやストレスを部下にパワハラとしてぶつけることでストレスを解消しているのです。ストレス解消法なのです。

4.自分の出世のため

 自信があって、ストレスもない、一見パワハラをするような上司に見えない人が、部下の失敗やチーム・部門の業績不振によって、突如パワハラ上司に変貌することがあります。こういう上司は、自分の出世や自分の評価のことしか頭になく、部下がミスしたり、自分が管轄するチームの業績が悪かったりすることで、「自分自身が会社から責任を取らされたり、自分の出世に影響する」ことを恐れるようになります。そうした心理状態に基づいて、過剰に部下を叱ったりパワハラを行うようになります。

5.コミュニケーション障害

 これはアスペルガー症候群の人にも見られる兆候です。多くのパワハラ上司が、本来であれば、部下の能力を上げるために部下を導くべきなのですが、指導力や統率力だけでなく、コミュニケーションに障害を来しており、どのように部下に接していいか、どのように指導すべきか分からないようです。その結果、責める、叱る、怒鳴るしか術を知らず、結果としてパワハラ行為となってしまします。

6.目立ちたがり屋で寂しがり屋

 性格的な要素となりますが、いつも話題の中心で自分が目立っていないと気が済まず、寂しがり屋の人間が権力を持ってしまい、パワハラと言う幼児的な行為で部下から構ってもらおうとする心理です。人間社会で周りから相手にされないことへの不安感が常にあって、パワハラをすることで目立ち、周囲の人に振り向いてもらう感情です。

7.罪の意識の薄さ

 パワハラを行う上司は自分の行為の問題に対し概して意識が薄いとされます。上に示す心理に立脚して行なっている行為なのに、その理由づけを自分ではしていて、行為の正当性を自覚しています。立場上、周囲の部下は丁寧語を使いますし、礼儀をわきませます。司の機嫌を損ねないように気を使います。そうした環境も自分の行いは正しい、自分は指導力があると勘違いして、それは罪の意識の薄さにつながります。このことは、パワハラをする人がいつまでもそれを改めないことに繋がります。

ある記事で想い出した35年前の 永井 豪 氏 作「人間の雌雄モザイク、あしゅら男爵」


  昨日のある記事を読んで35年前のアニメの映像が走馬灯のように想い出されました。まずはその記事のご紹介です。


◇「体半分がオス、半分がメスのガ」の記事

 昨日の記事で目を引きましたのは、ある女子高生が体の左半分がオスで右半分がメスの極めて珍しい「雌雄型」のガを見つけたとの記事です。以下に記事全文を掲載いたします。

オスメス蛾の記事

 *****

体半分がオス、半分がメスのガ 虫愛する女子高生が発見

 体の半分がオスで半分がメスの珍しい「雌雄型」のガの標本が、岡山県倉敷市中央2丁目の市立自然史博物館で展示されている。虫を愛する女子高校生が、学校行事の途中で立ち寄ったサービスエリア(SA)で偶然見つけた一匹。同館は「極めて珍しい。奇跡ともいえる発見」と話している。

オスメスの蛾 写真

 11月22日。岡山理大付属高校生命動物コース3年の安達由莉さんは、同級生48人と広島県廿日市市の宮島水族館に向かっていた。休憩で山陽道下り線の小谷SAに立ち寄ると、早々に虫探しを始めた。SAは山林を切り開いて設けられ、外灯で夜通し明るい。愛好家にとっては格好の観察スポットだという。

 「何かしら、必ずいる」。この日もそう思いながら歩道や緑地に目をこらしていた。すると自販機の前の路上に見慣れた模様の羽を広げたウスタビガを発見した。自宅では同じ種類のガの標本を作製中。乾燥させるために机の上にあるので、毎日目にしていた。
 見間違いはない。しかし何かが違った。「左右で触角の形が違う!」。左は葉のような形のオス、右はごく細いメスの形。即座に右手を伸ばし、胴体をつまんで持ち上げた。左の羽はだいぶ傷んでいた。このままでは羽根の粉が落ちて模様が消えてしまう。バスの備品のエチケット袋にそっと入れて持ち帰った。

 翌日、標本にするために自然史博物館に持ち込んだ。羽を広げたときの幅は約8・5センチ。体の左半分が羽と胴体の毛が濃い赤茶色のオス、右半分は羽が黄土色で前羽の先端が丸みを帯びたメス。胴体の中心からきれいにオスとメスが分かれている一匹だった。

オスメス蛾の標本写真

 物心ついたときにはセミを手でつかんで楽しんでいたという安達さん。同館学芸員らとともに自然観察や昆虫採集に励む「むしむし探検隊」唯一の女性隊員で、自宅では羽のないゴキブリをはじめ15種の虫を飼育して生態研究に努める。「身近な場所で、こんなにも珍しい発見がある。続けていてよかった」と笑顔を見せる。

 雌雄型は遺伝子の変異が原因とされるが、くわしくは分からないという。ウスタビガについては10万~20万匹に一匹の割合で生まれるとする文献もあるというが、「体の中心からオスメスの特徴が完全に分かれた雌雄型は特に希少性が高い」とは奥島雄一学芸員(48)。「安達さんが発見していなければ、恐らく鳥のえさかゴミとなっていた。奇跡のような出会い」と驚きを隠さない。

 安達さんは来春から岡山理大生物地球学科で学ぶ。「将来は身近な生物と人間との共存を進めるため、環境アセスメントに取り組む仕事に就きたい」。展示は1月31日まで。(小沢邦男)

*****


 この体の左右で性別が異なるような生物を「雌雄モザイク」と言うそうで、実はけっこう多くの生物で発生するようです。最も多いのは蝶や蛾で、昆虫、蜘蛛、甲殻類、鳥で認められております。以下、ナナフシ、蜘蛛、ロブスター、鶏の雌雄モザイクの写真です。

雌雄モザイク ナナフシ

雌雄モザイクの蜘蛛

雌雄モザイクロブスター

雌雄モザイク鳥

 雌雄モザイクの原因として、個体の発生時における細胞分裂で性染色体の脱落が起き、細胞レベルでの性表現に異常が生じることや、性染色体や常染色体を問わない細胞の突然変異による性ホルモン受容性が変化したことが推定されております。また鳥類では、オスの遺伝子を持つ精子とメスの遺伝子を持つ精子の2つが卵子と同時に受精した際に、一卵性双生児とはならず、オスとメスの2つの胚が形成されて一つの個体として融合し、そのまま左右が雌雄となって生まれる仮説が2010年に提唱されたそうです。一方、人間に関しては、雌雄モザイクは半陰陽や両性具有として存在しますが、体の半分ではっきり男女が分かれている症例の報告はなく、コスプレやアニメの世界にしか存在しません。


◇ 人間の雌雄モザイク「あしゅら男爵」風貌

 さて35年前の記憶が蘇ったのはアニメ「マジンガーZ」に登場する「あしゅら男爵」であります。まずは写真を供覧いたします。

あしゅら男爵01

あしゅら男爵03

あしゅら男爵02


◇「マジンガーZ」と「あしゅら男爵」

 アニメ「マジンガーZ」とその登場人物「あしゅら男爵」について簡単にご説明いたします。

マジンガーZ ポスター

1.「マジンガーZ」の概要

「マジンガーZ」は永井豪氏の漫画作品であります。「週刊少年ジャンプ」(集英社)の1972年10月2日号〜1973年8月13日号に掲載されましたので、1945年生まれの永井氏にとっては28歳時の作品となります。

 雑誌掲載 :週刊少年ジャンプ(集英社)1972年10月2日号〜1973年8月13日号
 テレビ放映:フジテレビ系列 日曜日19:00〜19:30 1972年12月3日〜1974年9月1日 全92話


 天才科学者兜十蔵博士は世界征服を企むDr.ヘルから地球を守るために、神にも悪魔にもなれる能力を秘めたスーパーロボット「マジンガーZ」を作り出したました。兜十蔵博士はDr.ヘルの攻撃によって亡くなりましたが、彼が作ったマジンガーZは孫の兜甲児に託され、甲児はDr.ヘルとDr.ヘルが作り出した機械獣軍団の野望を打ち砕くためにマジンガーZで戦う決意を固めました。

2.「あしゅら男爵」

 Dr.ヘルが古代ミケーネ人の夫婦のミイラを組み合わせてサイボーグ化して作り出された幹部です。本人から見て右半身が女性、左半身が男性の「雌雄モザイク」となっております。ヘルの腰のバックルが輝くと頭部と首が締め付けられる仕掛けがあり、決して逆らえません。武器は手に持つ「バードスの杖」から発する光線で、女性に変身して撹乱させる作戦を得意としており、その際は声も女性側のものに統一されます。作戦に失敗しては「申し訳ございません…Dr.ヘル様」とヘルに土下座するシーンが定番でありました。

あしゅら男爵04

 海底要塞サルードやブードを指揮し、鉄仮面軍団(あしゅら軍団)を率い、ヘルへの忠誠心は厚いのですが、油断や慢心からマジンガーZに敗れ続けます。最後は、元ナチスの鬼将校、ブロッケンとの反目の末にヘルの元を飛び出し、単身マジンガーに挑み、ブードで特攻、壮絶な戦死を遂げます(第78話)。ヘルはその死に涙し死後、地獄城にはあしゅらの銅像が建てました。
 アニメにおいては風貌に加えて言葉も男女の二重の音声となっておりました。


◇ あとがき

 「あしゅら男爵」、中学の図工の先生が時々言ってました、極めて芸術性が高いと。恐らくはその先生も「雌雄モザイク」の存在を知らなかったと思いますし、私も昨日の記事を見るまでその存在を知識として持ち合わせませんでした。果たして永井先生が知っていたか?、と言うとそれは分かりませんが、「人間の雌雄モザイク」、極めて斬新な、スピリチュアルを感じる登場人物でありました。