アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

無期懲役の名大生女子 その恐るべき殺人願望


 今年になって、あまり気持ちの良いものでなない「食人(カニバリズム cannibalism)」をテーマとした記事を書きましたが、今回は、旧帝国大学に入学した10代 少女の「殺人」であります。今後も様々な報道や論説がなされると思いますが、現段階で報道されている内容を抜粋して彼女の心理状態を客観的に記録いたします。まずは大きく報道された昨日のニュースです。

<タリウム事件> 元名大生に無期懲役判決

 2012年、仙台市で高校の同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませ、2014年には仙台市内の民家に放火、2015年、名古屋市の知人女性を殺害し、殺人と殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21歳、仙台市出身、事件当時未成年)の裁判員裁判で、名古屋地裁(山田 耕司 裁判長)は3月24日午後、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。

タリウム事件>元名大生に無期懲役判決 公判の写真


◇ 事件の経過

 一連の、事件の経過の時系列を列挙いたします。

2012年

05/27 仙台市内のカラオケ店で小中学校の同級生で友人の少女に硫酸タリウムを飲ませる
05/28 同級生の少年に硫酸タリウムを飲ませる(7月中旬まで)
10/00硫酸タリウムを飲まされた同級生の少年が入院

2013年

02/00硫酸タリウムを飲まされた同級生の少年 宮城県警に被害届を提出

2014年

04/00 名古屋大学理学部に入学
08/30 帰省中の仙台で火炎瓶を作製 民家の窓ガラスに置いて放火未遂
10/00 宗教団体「エホバの証人」の勧誘で森外茂子さんと知り合う
11/09 妹に「殺人未遂は何回かあるけど殺人はない」「未成年のうちに絶対やってやる」とメール
12/07 名古屋市のアパート自室で森外茂子さんを撲殺
12/13 仙台の8月と同じ民家に放火

2015年

01/27 愛知県警 森外茂子さん殺害容疑で逮捕「子供のころから殺人をしてみたかった」と供述
02/12 名古屋地検が精神鑑定を開始
05/12 精神鑑定終了 刑事責任能力ありとの判断
05/15 愛知 宮城 両県警 友人にタリウムを飲ませた殺人未遂容疑で再逮捕
06/05 放火と殺人未遂の容疑で再逮捕
06/11 器物破損と火炎瓶処罰法違反の容疑で再逮捕
06/16 名古屋地検より名古屋家裁に送致
07/03 名古屋家裁 精神鑑定開始
08/31 精神鑑定終了
09/29 名古屋家裁より名古屋地検に逆送
10/08 名古屋地検 殺人は殺人未遂などの罪で起訴

2017年

01/16 名古屋地裁で初公判
03/24 名古屋地裁 求刑通り無期懲役の判決


◇ 事件発生前の少女

 事件前後における少女の感情及び行動を、逮捕後の彼女の供述に基づいて、憶測は含まない、あくまでも客観的に報道されているもののみから文章にいたしました。

1.毒物への興味の始まり

 少女は、中学1年生と時に父親から毒キノコの話を聞き、強く興味を持ちました。種類や致死量を調べ、人に食べさせてみたいとも思いました。その後、神戸市の連続児童殺傷事件や仙台市の筋弛緩剤点滴事件、地下鉄サリン事件などに興味を持って勉強しました。

神戸市の連続児童殺傷事件 写真
神戸市 連続児童殺傷事件「酒鬼薔薇聖斗」

2.毒劇物の収集

 2011年、仙台市内の私立高校に入学、化学の成績が優秀でありましたが、毒劇物への興味が強く、2012年の夏頃までには硫酸タリウムを含む薬品7種類を購入しました。「コレクション」と言う意味と、「いつかは人へ投与したい」と言う気持ちからで、「見ているだけでうっとりする」とも供述しています。
 それらの薬物のうち3種類を高校に持って行き、同級生に「すごくまずいからなめてみて」と硫酸銅をなめさせたり、自分でも亜硝酸ナトリウムをなめてみました。

3.服薬/自傷行為

 2012年4-5月頃、鎮痛剤や酔い止めの薬を大量に服用して自らの体の反応を試して、教師に注意されましたが、同じ頃、人間の皮膚の断面を見たくて、カミソリで自ら腕に深さ1-2 mmの切り込みを入れたりもしました。

4.殺人への目覚め

 2012年3月、2005年10月31日に発生した静岡県伊豆の国市の女子高校生の、タリウムによる母親殺人未遂事件を知り、当時の自分と同年齢の、伊豆の国市の元少女に共感を覚えました。5月20日、硫酸タリウムを購入、「これで人を殺せるかも知れない」と強い魅力を感じ、買ったことを妹に教え、翌日から瓶を肌身離さず持ち歩き、このことは同級生にも知られておりました。

5.焼死体への興味

 2012年、高校2年生の時、法医学者 上野 正彦 氏の著書「毒殺」を読み、やけどの痕が生前と死後で違うことを知り、焼死体を観察してみたい、他のことが考えられないくらい、願望で頭がいっぱいになる時がありました。

上野 正彦 氏の著書「毒殺」

6.斧やナイフの購入と殺人願望

 斧は高校1年の時、ナイフは高校2年の夏頃に購入し、人を殺したいという気持ちをずっと持っており、時には身近な人や家族を殺したいと思い、妹にナイフを突き付けたこともありました。


◇ タリウムによる殺人未遂

 実際に犯行が行われたのは高校2年生時、2012年5月からであります。複数の同級生に対してタリウムを服用させた際についての本人の供述です。

1.小中学校の同級生で友人の少女に

 2012年5月27日、小中学校の同級生で仲良しの友人に、「転校するので会えるのはきょうが最後」と嘘をついて、仙台市内のカラオケ店で会いました。トイレで飲み物にタリウムを入れ、それを友人に飲ませました。目的は中毒症状の観察あり、殺害目的の「毒殺」とは別で、死ぬかも知れないとは思いませんでした。
 少女の症状をメールで聞き、脱毛や手足のしびれがあると分かり、興奮しました。「見舞いに来て」とメールがあり、観察しに行き、犯行がばれておらず安心しました。

2.高校の同級生少年に

 同級生友人の少女にタリウムを飲ませてテンションが上がり、すぐに別の人に飲ませたくなりました。同じクラスの隣の席の少年なら、観察しやすいと考え、5月28日朝までに次の候補と決めました。
 前日、薬さじ代わりに買った耳かきでタリウムを何回もすくい、うっとりしました。少年のペットボトルに硫酸タリウムを耳かき3杯分、約0.8 gを入れました。タリウムは、0.2 gでの死亡例があるので、1 gで成人全員が死ぬ量らしいですが、当時はその半分量が致死量と認識していました。少年が飲んでくれた時には強い満足感が得られました。
 タリウムを服用した少年は、体調不良から欠席となりましたが、少年が会員制交流サイトに中毒症状を書き込んでいると知り、偽名で登録、脱毛や視力低下などの中毒症状が出ていることを確認し記録しました。
 7月17日から少年は再登校し、その際には説明しにくい恐怖を感じ、2日後、2度目の投与(0.4 g)を行いました。初回分はほぼ排出されただろうし、人間はタリウムに耐性ができるのではと思い、再投与による反応を知りたいと思いました。10月、少年は入院となりました。少年の人生が狂ったものと認識して、妹に対して「他人の人生を狂わすのは面白い」と、本人曰く「冗談で」メールを送りました。


◇ 焼死体を見るため、仙台での2度の放火

 少女は、大学入学後の2014年8月30日と、名古屋で殺人を犯した5日後の12月13日、2度に渡って仙台市内の同一の民家に放火をしました。理由は、先述のごとく焼死体に強い興味を持っており、「焼死体を見たい」執着からで、大学入学後の最初の帰省の際、8月、上述の上野 氏「毒殺」を読み返して2年前以上に気持ちが燃え上がったと言います。
 ただ放火による殺人を犯すのみならず、実際にその焼死体を見るためには、葬儀に参列できる相手が良いと考え、妹の同級生宅を狙いました。実は、少女は逮捕されるまで知りませんでしたが、その民家は妹の友達とは同姓の、60代女性3人が住む木造2階の別の家でありました。
 8月の一度目の放火は、ペットボトルに灯油を入れて自作した火炎瓶を使用しましたが、失敗に終わりました。12月、引火性が極めて高いジエチルエーテルをインターネットで調達、実験動画で予習をして、玄関先の郵便受けより液体を注いで、炎のマッチを落として実行しました。「ドンッ」と言う爆発音とともにたたきが燃え上がりましたが、これも住人の消化作業で失敗に終わりました。


◇ 名古屋における77歳知人女性の殺害

 少女は2014年12月7日、知人女性、森 外茂子 さん(当時77歳)を撲殺しました。こちらについても、その動機や心理状態、行為の詳細を供述しております。

1.殺害対象のための人間関係

 森さんを殺したかったのではありません。もちろん、森さんに恨み、憎しみ、あるいは社会への復讐心などもありません。「人が死ぬ過程を見たかった」、生物学的なヒトであれば誰でもよく、大学入学後、「この人は殺せるか」という基準で人間関係を作りました。当初は、大学の同級生や同じサークルの男女2人を候補にしました。自宅に呼びやすい、という理由からです。

 「この人は殺せるか」という基準での人間関係

 そんな折、10月初旬、宗教団体「エホバの証人」の勧誘で、森さんが名古屋の自宅を訪れて来ました。初めて会ったときの印象は「優しそうなおばあさん」でありました。話の内容に全く興味はありませんでしたが、追い返さずに付き合ったら何度も来るようになり、最も早く家に上げられると言う理由で殺害のお相手を森さんに決めました。

2.撲殺の実際

 森さんの殺害を決めたのは犯行の1週間前、一番抵抗されにくいと思う撲殺にしました。犯行当日、森さんに誘われた宗教の集会後に解説を頼み、自宅に迎え入れました。森さんは本当にうれしそうでしたが、途中で殺害をやめようと思ったり、迷ったりはしませんでした。
 聖書の解説中、背後に回って、かばんから斧を取り出し、刃の反対側の部分を森さんの頭に力いっぱい振り下ろしました。木魚をたたくような感触でした。森さんが「私を殺すの?」と聞いたので「はい」と答え、「どうして?」との問いには「人を殺してみたかった」と答えました。

 木魚をたたくような感触

 6回ほど殴って、森さんは倒れ意識を失い、5分ほど観察しましたが、まだ息があったので「人間は意外に死なないんだ」と思いました。「首を絞めたらどうなるか」を知りたくて森さんのマフラーで力いっぱい首を絞めました。これも5回ほど反復しました。次に、ナイフの刺さり具合を試したくなり、血を掃除しやすい浴室に森さんを運びました。自分のバタフライナイフで首とふくらはぎを刺し、実験記録として携帯電話で4、5枚の写真を撮りました。森さんの携帯電話のGPS機能が作動すると居場所が特定され犯行がバレると思い、携帯の電源を切りました。また、人体の断面図を見たくなり、ホームセンターでのこぎりを買って戻りましたが、浴室に森さんの化粧品の臭いが充満していたので切断を断念しました。

3.殺害後

 殺害後、ツイッターに「ついにやった」と書き込みました。人を殺した事への達成感があったのかも知れません。「少年法は偉い。少年法マンセー(万歳)」という他人の投稿をも再投稿しましたが、深い意味はありませんでした。また、妹に「人を殺したんだよ」と電話をしました。夜になって、森さんの宗教仲間が訪ねて来ましたが、「午後3時ごろ帰りました」と平静を装いましたが、内心ホッとしました。捕まるのは嫌だとも思いました。
 また、仙台でも人を殺そうと思い、翌12月7日、パソコン、斧、ナイフ、薬品類を持って帰省し、血の付いたズボンを妹に「洗って」とお願いしました。上述の放火事件後、近々逮捕されることを覚悟し、「最後の晩餐」と位置付け、妹と酒盛りし、ほぼ1人でウイスキーボトル1本(720 ml)を空けました。


◇ 逮捕後の心境

 2015年1月27日の逮捕後、同年5-8月に精神鑑定があり、医師から処方された薬を飲んだところ、「人を殺さない自分になりたい」と思うようになりました。人を殺したいと思う頻度や、人を殺す夢を見る回数は減ったと言います。ただ、今も自分の中で整理できていない、被害者の考えを知り、反省しないといけないと思うのですが、反省がどういうことなのかいまいち分からず、考え続けています。また、押収されたタリウムや塩化バリウムなどは返してほしいが、また人に投与してしまう不安もある、と供述しております。


◇ あとがき

 今回の殺人を犯した少女について、名古屋地裁、山田 裁判長は判決理由で、高齢女性殺害など一連の事件でおおむね合理的な行動を取っており、自らの意思で犯行に踏み切っていたと指摘し「完全責任能力があった」と認定しました。一方で、無罪を主張する弁護側は、非常に重篤な精神障害が影響し、犯行時は善悪を判断する能力がなかったとしております。精神障害を有する犯罪者に罰を与えるか否かの議論は別に譲りますが、裁判長と弁護側の、少女に対するどちらの評価も正しいと思います。現役で名古屋大学に入学する才媛に、ご両親も高校の教師もさぞ誇りに思ったことでしょうが、精神の障害は明白であり、妹や知人には明らかなサインを出していたのですから、事前に対処できたと思われ、そこは強く悔やまれます。

 被害に遭われた 森 外茂子 さんに心からご冥福をお祈りいたします。

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裁判の判決で引用された さだまさし さん の 「償い」(再掲)


 先日、ゴルフの帰りの圏央道、渋滞に遭遇し、何気なくスイッチを入れたiPod touchから さだまさし さんの懐かしい楽曲が流れて来ました。「償い」と言う、なんとなく暗い曲ではありますが、情景が浮かんで来る、さだ さん独特の詞の描写に久しぶりに心が動きました。
 実は、この曲は当ブログで取り上げたことがありましたが、恥ずかしながら、曲をYouTubeのURLで紹介したところ著作権に抵触すると当局より指摘を受け、掲載差し止めとなった経緯がありました。実はそう言うかたちで消えてしまった文章はいくらかあり、折をみて再掲載して参りたいと思っております。もちろん、YouTubeのリンクは控えます。


◇「マツコの知らない世界」で語った 山室 恵 元裁判官

 「マツコの知らない世界」と言うテレビ番組に 山室 恵 元裁判官が出演されていて、いろんな裁判(官)に関する様々なお話をされてましたが、その中で裁判の判決において さだまさし さんの「償い」と言う曲を引用したエピソードがありました。この話は2002年のことですが、私もおぼろげに憶えておりましたし、「償い」と言う曲はアルバムを持っておりますので元々、自分としては犯罪者が償うスピリットを歌った歌として高く評価しておりました。まさか、テレビ番組で元裁判官の口から出ようとは思いませんでしたが、、、。

山室恵 さん 写真
山室 恵 元裁判官

 事件は、2001年4月29日午前零時ごろ、東京都町田市の少年(当時18歳)と神奈川県相模原市の少年(当時18歳)が、東急田園都市線の車内で川崎市宮前区の銀行員、飲酒後の帰宅途中であった牧顕さん(当時43歳)と「足が当たった」などと口論になり、三軒茶屋駅のホームに降り立ち、少年2人がかりで牧顕さんを殴り、5月4日、くも膜下出血で死亡させたものです。
 裁判において、2人の少年は「深くおわびします」と口では反省する一方、酔っ払った被害者が先に絡んできた結果の過剰防衛に当たるなどと主張しました。山室恵裁判長はこれに対して「被害者に命を奪われるまでの落ち度はなかった」と弁護側主張を退け、それぞれ懲役3年以上5年以下の不定期刑とする実刑判決を言い渡しました。
 さらに、判決後、閉廷する直前のこと、反省の色が見られない少年2人に対し、山室恵裁判長は「唐突だが、さだまさしの『償い』という歌を聴いたことがあるだろうか?」と切り出し、うつむいたままの少年2人に、「この歌の、せめて歌詞だけでも読めば、なぜ君らの反省の弁が人の心を打たないか分かるだろう」と少年の心に訴えた、というエピソードです。


◇「償い」

 「償い」は昭和57年のアルバム「夢の轍(わだち)」の収録曲で、うっかり交通事故で男性を死なせてしまった若者が亡くなった男性の妻に7年間に渡り仕送りをする、知人の実話に基づいて、さだまさし さんが作詞作曲したものです。

夢の轍 ジャケット

 *****

償 い

作詩・作曲 さだまさし

月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみて みんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で 彼はひたすら大声で泣き乍ら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
それから彼は人が変わった 何もかも忘れて 
働いて 働いて 償いきれるはずもないが せめてもと
毎月あの人に仕送りをしている

今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えてようやく七年目に初めて
あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

「ありがとう あなたの優しい気持ちは 
 とてもよくわかりました
 だから どうぞ送金はやめて下さい 
 あなたの文字を見る度に
 主人を思い出して辛いのです 
 あなたの気持ちはわかるけど
 それよりどうかもう あなたご自身の
 人生をもとに戻してあげて欲しい」
 
手紙の中身はどうでもよかった それよりも
償いきれるはずもない あの人から
返事が来たのが ありがたくて ありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
神様って 思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
やさしい人を許してくれて ありがとう
 
人間って哀しいね だってみんなやさしい
それが傷つけあって かばいあって
何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
とまらなくて とまらなくて とまらなくて

 *****


さだまさし さんの償い

 今回の裁判を伝え聞いた さだ さんはサンケイスポーツの取材に対して「法律で心を裁くには限界がある。今回、実刑判決で決着がついたのではなく、心の部分の反省を促したのではないでしょうか」とコメントし、そのうえで、「この歌の若者は命がけで謝罪したんです。人の命を奪ったことに対する誠実な謝罪こそ大切。裁判長はそのことを2人に訴えたかったのでは」と語っております。


◆ スピリチュアル株式投資:「東京に、家を持とう!」で業績良好なオープンハウス [3288-T1]


 極めて気まぐれでやってますこのコーナー、しばしば、直感で興味を持った銘柄に対していろんな角度から勉強を加えて紹介しております。自ら現物として保有するものもあれば、これから買付を検討するもの、全く売買の予定のないものまで様々です。今回は、俳優の柄本 明 さんの「オペン ホウセ!」ってCMで有名な、「東京に、家を持とう!」をコンセプトに2013年に上場、業績良好なオープンハウス [3288-T1] を取り上げます。先に申しますが、株式投資は、あくまでも自己責任ですので、私の文章を参考にしないでいただければ幸いです。

オープンハウス ロゴ

openhouse CM 写真


◇ オープンハウス [3288-T1] 会社四季報

3288 (株)オープンハウス  おーぷんはうす
 http://openhouse-group.com/

 *****

【決 算】9月
【設 立】1996.11
【上 場】2013.9
【特 色】不動産仲介からスタートした独立系。都内23区、川崎、横浜の狭小地の戸建てに強み、製販一体
【連 結】仲介2(34)、戸建48(11)、アサカワホーム13(5)、マンション8(16)、流動化29(15)、他0(30) <16・9>
【増 額】主力の請負・分譲戸建ては4600棟(前期比15%増)引き渡し見込む。マンションに加え、収益不動産販売も活況呈す。会社想定超過の営業増益。金融収支改善。上場来連続で最高益更新。連続増配。
【解消策】隘路となる人員不足解消に向け韓国で新卒採用積極化。用地仕入れの営業支援システム開発などIT化も推進。16年12月、渋谷に大型の常設ショールーム開設。
【本 社】〒100-6312 東京都千代田区丸の内2-4-1 TEL03-6213-0775
【営業所】東京13,神奈川5,愛知1 計19
【従業員】<16.9>連1,258名 単422名(29.6歳)[年]655万円
【証 券】[上]東京[幹](主)大和(副)三菱Uモル,日興,みずほ,岩井コスモ,極東,いちよし,SBI,マネックス[名]三菱U信[監]トーマツ
【銀 行】三井住友,三菱U,みずほ,りそな
【業 種】不動産(住宅) 時価総額順位 2/82社
【比 較】1419 タマホーム、3293 アズマH、8860 フジ住宅

 *****



◇ 株価の変動とトピックス

 以下に週足の2年チャートを示します。上場来、業績と同様に、順調に株価は伸びて参りましたが、昨年8月、3000円を超えたところでの決算がマイナス評価を受けて急落、2000円を割る局面も見られました。この際には売られ過ぎ銘柄としての紹介も受けております。その後、11月14日の決算で好業績が確認され、株価は急騰2800円どころに復帰しております。今後、上場来、高値を上回る3000円超えが実現するかどうか?、と言ったところであります。

3288 オープンハウス2年チャート


◇ 業績良好

 この銘柄のなんと言っても売りなのは業績が良好なことだと思います。「都内に一戸建て」などと、時代と逆行するようなコンセプトでありますが、思わぬ受注を受けており、名古屋にも営業センターを設けて東海地方にも進出する勢いであります。以下、本年2月14日発表の連結決算成績を列挙致します。

1.連結 売上高(百万円)

 2013年9月     96,999
 2014年9月     112,145
 2015年9月     179,317
 2016年9月     247,210
 2017年9月 予想  300,000

2.連結 営業利益(百万円)

 2013年9月     10,185
 2014年9月     13,749
 2015年9月     21,300
 2016年9月     31,320
 2017年9月 予想  35,000

3.連結 経常利益(百万円)

 2013年9月      9,179
 2014年9月     12,882
 2015年9月     20,294
 2016年9月     29,154
 2017年9月 予想  34,000

4.連結 当期純利益(百万円)

 2013年9月      5,661
 2014年9月      7,763
 2015年9月     12,637
 2016年9月     18,709
 2017年9月 予想  22,000

5.一株純利益(円)

 2013年9月     287.82
 2014年9月     275.50
 2015年9月     222.07
 2016年9月     332.08
 2017年9月 予想  393.10


◇ 増配

 業績に応じて配当も増加しており、特に今期から上期と下期の二期に渡って配当権利落ちとなり、次回は3月29日と、期日が迫っております。

【一株配当(円)】

 2013年9月期  上期実績 00.00  下期実績 25.00  合計 25.00
 2014年9月期  上期実績 00.00  下期実績 40.00  合計 40.00 
 2015年9月期  上期実績 00.00  下期実績 30.00  合計 30.00
 2016年9月期  上期実績 00.00  下期実績 50.00  合計 50.00
 2017年9月期  上期予想 30.00  下期予測 30.00  合計 60.00


◇ 大和証券 銘柄診断

 大和証券の分析では以下の図に示す通り、市場トレンドは不動産業の平均とほぼ同等ですが、テクニカル的には優位であり、企業の成長性、株価の割安性ともに最高のスコアであります。その他、値動きは激しく、配当利回りは高いと評価されております。

オープンハウス 銘柄診断


◇ 自社株買い

 11月14日の決算発表の際、発行済み株式数(自社株を除く)の0.89%にあたる50万株(金額で12億5000万円)を上限に、11月15日より2017年3月31日までの期間、自社株買いの実施を発表しており、株価の安定を図っております。


◇ レーティング情報

 2月16日配信のレーティング情報では大和証券で最高の「1」を継続、目標株価を3700円から4000円に引き上げております。


◇ 三角保ち合い

  直近6ヶ月のチャートに目を向けますと、下図のごとく、昨年11月の急騰以後、株価の上値切り下げ(緑線)と下値切り上げ(赤線)により、小さな振幅が集約される、三角保ち合いが発生しております。これは大きく株価が変動する前のエネルギーを溜めている時期と考えられており、数日中にはトレンドから大きく外れる現象が発生すると思われます。業績、レーティング情報などから上振れる可能性は高いでしょう。

オープンハウス 3角持ち合い


◇ まとめ

 以下、オープンハウス [3288-T1] 銘柄を買いと考える理由を列挙致します。

 1)業績良好
 2)配当利回り
 3)株価割安
 4)自社株買い
 5)証券会社レーティング
 6)三角保ち合い


悲しい出来事を歌で伝えた「真白き富士の根(嶺)」、別名「七里ヶ浜の哀歌」


 世界の出来事、2009年(平成21年)と昨年と2ヶ年を加えて、以前に掲載したものには若干の文章を追加して列挙いたしました。お目を煩わし恐縮いたします。

 こうして過去を振り返って参りますと、ずいぶんの不幸な出来事があって、その情報がいとも簡単に手に入る世の中になったものだと、今更ながらに感心いたします。文章による情報のみならず、画像や動画でも起こった出来事を再現することが可能であり、ともすると閲覧者の気を引かんとする感情が沸き起こり、一つの出来事に対して少しでもよりリアルな画像を掲載するよう努めてしまいます。
 新聞や雑誌、画像や動画の技術、ラジオ、テレビと言ったメディアの発達に続いて、インターネットの普及と、目まぐるしい情報化社会の波が押し寄せる以前の、つい100年前はどうであったか?、と思い返した時、今と同様に不幸な出来事は発生しており、人々の悲しい気持ちや憤り、失われた命への哀悼の念と言ったものを後世に伝える手段としてしばしば歌が作られておりました。
 溢れる情報が簡単に手に入る今ではこういう手法は少なくなって来たと思われますが、これも一つの文化であったと、代表的な楽曲を一つご紹介いたします。まずは、起こった不幸な出来事から。


◇ 相模湾七里ヶ浜の悲劇と歌の誕生

 1910年(明治43年)1月23日、神奈川県の相模湾に漕ぎ出でた、県下の逗子開成中学ボート部の生徒等12人の乗ったボートが遭難し、救助は難航、遺体捜査に5日もかかりました。溺死した全員の遺体が七里ヶ浜に打ち上げらると言う悲劇が起こりました。


七里ヶ浜と逗子開成中学
神奈川県相模湾七里ヶ浜と現在の逗子開成中学校

 当時、逗子在住で、鎌倉女学校(現 鎌倉女学院)に勤務していた 三角 壽々 教諭(後の三角 錫子 氏)は七里ヶ浜の悲劇に触れ、ボート転覆事故の死者を想い、「七里ヶ浜の哀歌」として一晩で作詞したとされます。原曲は、イギリスの舞踏曲のひとつであり、アメリカの作曲家 ジェレミー・インガルス(Jeremiah Ingalls)氏が1805年に賛美歌集「クリスチャン・ハーモニー」の中に 「GARDEN(讃美歌)」の曲名として採集して紹介していたものです。2月6日、逗子開成中学 校庭にて大追弔大会が開かれ、12人の霊を弔いました。この際に鎌倉女学校生徒の合唱でこの歌が歌われました。


◇「真白き富士の根(嶺)」、別名「七里ヶ浜の哀歌」

曲 ジェレミー・インガルス
詞 三角 錫子


 *****

 真白き富士の嶺、緑の江の島
 仰ぎ見るも、今は涙
 歸らぬ十二の雄々しきみたまに
 捧げまつる、胸と心

 ボートは沈みぬ、千尋(ちひろ)の海原(うなばら)
 風も浪も小(ち)さき腕(かいな)に
 力も尽き果て、呼ぶ名は父母
 恨みは深し、七里ヶ浜辺

 み雪は咽(むせ)びぬ、風さえ騒ぎて
 月も星も、影を潜め
 みたまよ何処に迷いておわすか
 歸れ早く、母の胸に

 みそらにかがやく、朝日のみ光
 暗(やみ)に沈む、親の心
 黄金(こがね)も宝も、何にし集めん
 神よ早く、我も召せよ。

 雲間に昇りし、昨日の月影
 今は見えぬ、人の姿
 悲しさあまりて、寝られぬ枕に
 響く波の、音も高し

 帰らぬ浪路に、友呼ぶ千鳥に
 我も恋し、失(う)せし人よ
 尽きせぬ恨みに、泣くねは共々
 今日も明日も、かくてとわに

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真白き富士の根 写真

 以下に楽曲を紹介するYouTubeのURLをご紹介いたします。著作権の関係でアドレス冒頭 “https”のhの文字を省いております。

ttps://search.yahoo.co.jp/video/search?p=真白き富士の根&tid=e6cfabe8119aa4e83167fcb941d3f6d7&ei=UTF-8&rkf=2&dd=1