アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

GATEWAY EXPERIENCE:Wave VI Odyssey CD3


 ついに、モンロー研究所製作のヘミシンクCD、GATEWAY EXPERIENCEの解説がWave IV Odysseyの3枚目のCDまで来ました。計18枚目、エクササイズとしては35、36番目となりますが、実生活においてヘミシンクは継続しており、今なお新しい発見や解釈を見出しております。一度、全体を見直して総括いたしますが、第二版として当CDの解説を反復、更新する所存です。
 さて、GATEWAY EXPERIENCE、Wave VI Odysseyの3枚目CDには他のものと同様、2つのエクササイズが含まれており、いずれも「Focus 21:物質的世界(現世)と非物質的(精神)世界の境界」を経験する内容となっております。


◇ CD3-1 #5 Movement to Locale 2 / Intro to Focus 21:ローカル2への移動、Focus 21入門

 Focus 21は「別のエネルギー系への架け橋(The bridge to other energy system)の領域」と言われ、通常は「架け橋の領域(The Bridge State)」と呼ばれています。「別のエネルギー系(Other energy system)」とはLocale 2のことです。Locale 1/Locale 2については以前もご説明しましたが、Locale 1が「こちらの世界(物質界)」に対してLocale 2は「向こうの世界(非物質界、精神世界)」であります。故ロバート・モンロー氏は単に「こちら(Here)」、「あちら(There)」と呼んでおりました。
 日本には死後の世界に対して「三途の川」と言う言葉があり、川のこちら側の岸辺、現世を此岸(しがん)と言い、向こう側の岸辺、あの世を彼岸(ひがん)と言います。Focus 21はLocale 2である彼岸(あの世)を臨むぎりぎり手前側の此岸(現世)、あるいは境界領域の「三途の川」そのものの次元であります。

1.エクササイズの流れ

 1)準備のプロセスの後Focus 12へ移行
 2)Focus 12からFocus 21へカウント・アップ
 3)Foucs 21でfree flow
 4)Focus 12経由で覚醒状態へ帰還

 Focus 21への移行においては「他の世界への、Locale 2と言う他次元への架け橋です。人間の物質的な世界から外に出て戻って来るための架け橋です」とアナウンスされ、free flowにおいては、リラックスしてエネルギー振動の変化を感じて、明るく輝く白い「光」のパターンへと近づき、観察し、探求、体験することを促されます。

2.Focus 21で見えるもの

 マニュアルによると、初めての体験では「霧や霞(かすみ)、靄(もや)」がかかったような「白い」印象を持つ方が多いとされますが、私はCDの効果音の影響か?、暗いところに引き込まれるような、息が詰まるような印象を持っており、これは回数を重ねても変わりはありません。また、「川」や「海」、「岸辺」や、そこに架かる「橋」をイメージする人が多いとされますが、私が引き込まれるように感じるものが「川」なり「海」なりの激流のように思えなくもありません。

3.非物質的存在との遭遇

 Focus 21はLocale 2である「向こうの世界(非物質界、精神世界)」のすぐ手前の領域でありますから、そうした世界における存在、「非物質的存在」と遭遇しやすい場所とされます。具体的には、、、

 1)亡くなって向こうの世界に行った人
 2)人間ではない非物質の生命体
 3)ガイドやハイヤーセルフ

、、、と言った存在です。私の場合は、Focus 12でしばしばガイドに遭遇しておりますが、まだこのFocus 21でははっきりとした「非物質的存在」とは会えておりません。小動物とか、不思議な光、妙な物体はしばしばやってきます。


◇ CD3-2 #6 Freeflow Journey in Focus 21:Focus 21の世界を自由に探索

 GATEWAY EXPERIENCEの36番目、最後のセッションであります。直近のエクササイズで体験したFocus 21の世界を「自由に探索」とのタイトルになっておりますが、このエクササイズははっきりと明確にガイドやハイヤーセルフの導きと援助を受けることを目的としております。エクササイズの流れ、Focus 21への移行はCD3-1 #5と同様です。

1.最後のセッションを迎えて

 エクササイズは以下のナレーションから始まります。この中で、日々の実践、繰り返すエクササイズの重要性が説かれております。

 「物質に囚われない意識の状態を体験した貴方は、さらなる探求の可能性にお気づきのことでしょう。一番大切なのは、学んだ内容を実践することです。それにより、全く新しい方法で、より大きなエネルギー、大きな意識を日常生活に日常生活に取り込みます。このエクササイズは、シリーズで学んで来たことのまとめです。準備を始め、フォーカス12に移行して下さい。そこでご一緒しましょう。」

2.Focus 21におけるナレーション
 
 このエクササイズが、明確にガイドやハイヤーセルフの導きと援助を受けることを目的としていると申しましたが、実際には、Focus 21に入ったところで、具体的に以下のナレーションで方向性を示されます。

「この光の向こうには、貴方を知り、理解し、愛する存在がいます。彼らが貴方のローカル2の体験をサポートしてくれるでしょう。彼らの導きを求めて下さい。援助を求めて下さい。心を開き、全てを受け止めて下さい。私の声が再び聞こえるまで、この探求を続けて下さい。援助と導きを、今、ここに求めて下さい。」

 このナレーションに続いて、十分な時間の自由探索に入ります。なかなか「導き、援助を求めて下さい」と言われても、実際には、どう求めるものか?、今のところ、アクションが難しいと言うのが正直な気持ちです。

3.ガイドやハイヤーセルフとの交信

 先にも述べました、私にとって「川や海の激流のような、暗いところに引き込まれ、息が詰まるような」Focus 21において、ガイドやハイヤーセルフとの交信は過酷なミッションのように思えておりますが、マニュアルによると、交信ポイントを自由に発想してイメージすることが勧めてられています。強いイメージを心に植え付けておけばいつでも交信ポイントに行くことができるとされます。私は以前に申しました、映画「独裁者」のオストリッチの中庭を交信ポイントとしてイメージしています。
 また、交信には「非言語交信(NVC, Non Verbal Communication)」を利用することが推奨されております。これはWave IV Adventure CD2, CD3 #4 NVC1, #5 NCV2, #6 Compoint 12で詳しく説明いたしました。直感、ひらめき、感情、衝動、画像、映像、シンボル、音、体感など、「言葉に依らないコミュニケーション」とされます。

スポンサーサイト

ポリフェノール 糖質、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルに次ぐ6番目の栄養素として注目!


 ちょっと軽い話、久しぶりに、アンチエイジングに有用な健康食品として、ポリフェノールについて勉強しました。できれば、サプリメントなんかに頼らず、日常の食生活に取り入れる工夫をしたいものです。

◇ 概要

 ポリフェノール(Polyphenol)とは、ポリ(Poly)=「多数の」フェノールという意味で、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基(ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環に結合したヒドロキシ基)を持つ植物成分の総称です。

フェノール 分子構造
フェノールの構造式

 ほとんどの植物に含まれ、その数は5,000種以上に及び、光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持つとされます。古くから香料や色素として食品、化粧品として利用されて来ました。


◇ 世界初のポリフェノール有効性を唱えた仮説と「フレンチ・パラドックス」

 ポリフェノールの有効性が言われ始めたのは実はつい最近のことのようです。1992年、フランスのボルドー大学の科学者、セルジュ・レヌー博士は、フランス、ベルギー、スイスに住む人々は、他の西欧諸国の人々よりもチーズやバターといった乳脂肪、肉類、フォアグラなどの動物性脂肪を大量に摂取しているにもかかわらず、心臓病の死亡率が低いとし、その原因として、同地域に住む成人が日常的に飲んでいる赤ワインに注目しました。「人間を始めとする動物が、赤ワインに豊富に含まれる『ポリフェノール』を摂取すると、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用、ホルモン促進作用が向上する」と発表しました。
 これに対して、「フランスで心筋梗塞が少ないのはワインの飲みすぎで肝硬変関連疾患で死ぬ人が多いので相対的に心疾患で死ぬ人が少ない」とか、「フランス人の心疾患罹患率がアメリカ人の1/3なのは、ワインの効果ではなく、単にフランス人の食事摂取量がアメリカ人より少ないからだ」と言った意見が飛び交いました。こうした議論は世界保険機構(WHO)などによって「フレンチ・パラドックス」と呼ばれ1990年代諸島、世界的に広まりました。
 1991年11月、上述のレヌー博士は米国CBSネットワークのニュース番組 “60 Minutes” に出演して自説を展開し、その後、米国だけでなく、白ワインの方が消費量が多かった日本でも、赤ワインブーム、健康ブームを巻き起こすきっかけとなりました。


◇ 生体内酸化ストレスとそれに対する防御作用

 健康食品としてのポリフェノールの有効性、アンチエイジング効果を考えるには、第一に「生体内酸化ストレス」とそれに対する防御作用を理解する必要があります。まずはこちらからご説明いたします。

1.生体内酸化ストレスと疾病

 生体内では、紫外線、放射線、大気汚染、喫煙、食品添加物などにより、活性酸素種やフリーラジカルなど、常に組織の酸化損傷を起こす物質が発生しております。これに対して、スーパーオキサイド・ディスムターゼ、グルタチオン・ペルオキシダーゼ、グルタチオン・リダクターゼ、カタラーゼ、酵素活性を支える微小ミネラルならびにビタミン群など、抗酸化物質も存在しており、両者のバランスの崩れから酸化に傾く状態が「酸化ストレス」と呼ばれます。酸化ストレス状態が続くと、細胞内ミトコンドリアDNA、細胞膜、核DNA、タンパクの変性損傷を誘発し、発がん、神経疾患、動脈硬化、白内障などの成人病や生活習慣病、老化を誘発するとされます。

酸化抗酸化のバランスと疾病の図
生体内における酸化と抗酸化のバランスの図
(SOD:superoxide dismutase、GSH-Px:glutathione peroxidase)

 活性酸素種、フリーラジカルや過酸化脂質と各種抗酸化物質とのバランスが大切であって、抗酸化物質が強いほど疾病の発生が減少し、老化が抑制されると考えられます。酸化ストレスに対する防御機構として抗酸化ストレス状態を亢進してこの防御システムをできるだけ有効に維持することが、各種疾病や老化予防の鍵となります。

2.生体内酸化ストレスに対する防御機構

 もう少し、抗酸化物質の生体内酸化ストレスに対する防御機構を具体的にご説明します。細胞内外の各種酸化ストレスによって活性酸素・フリーラジカルを発生して、標的分子として脂質・タンパク質・酵素・核酸への直接損傷に反応し、各細胞の生体膜また各臓器の組織を損傷させ生活習慣病・発がん・老化につながる過程で、各種生体内抗酸化物はそれぞれのステップにおいて予防的に機能すると言うものです。

抗酸化物質の抗酸化作用
生体内酸化ストレスに対する防御機構
(GST:glutathioneS-transferase、GSH:glutathione、NAC:N-acetyl cysteine)

 ステップ1の予防型としてスーパーオキサイド・ディスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオン・ぺルオキシダーゼ、グルタチオン・トランスフェラーゼ、金属安定化タンパクなどがあります。ステップ2ではビタミンC、E、CoQ10、αリポ酸、カロテノイド、グルタチオン、N-アセチルシステイン、そしてポリフェノールなどの抗酸化物質が挙げられます。ステップ3では修復再生型としてホスホリパーゼ、プロテアーゼ、DNA修復酵素、トランスフェラーゼ、必須脂肪酸などの修復・再生剤があります。


◇ ポリフェノールの有効性

1.抗酸化物質としてのポリフェノール

 若年者であれば、上記の生体内酸化ストレスに対する防御機構における、スーパーオキサイド・ディスムターゼなどのステップ1の物質活性が保たれておりますが、老化とともにこうした酵素活性が低下してくるために成人病や老化が起こると考えられております。これに対してステップ2の抗酸化物質である各種ビタミンなどは経口摂取で得られる物質であります。

【ステップ2抗酸化物質】
 ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(αトコフェノール)、CoQ10、カロテノイド、
 グルタチオン、N-アセチルシステイン、αリポ酸、ポリフェノール

 上述の如く、生体内酸化ストレスに対する防御機構の中で、ポリフェノールはステップ2の抗酸化物質となりますが、ビタミンCが生体の水溶性部分、ビタミンEは脂溶性部分にのみ効果があるのに対し、ポリフェノールは細胞間の水溶性部分、脂溶性部分、細胞膜においても抗酸化作用を発揮するとされます。

2.ポリフェノールの具体的な有効性

 上述の抗酸化作用に基づき、ポリフェノールには発がん、脳神経疾患(パーキンソン病、アルツハイマー病)、動脈硬化、糖尿病、白内障、皮膚の変性(しわ、シミなど)、炎症性腸疾患、膠原病など、成人病、老化、変性などの病態を予防、改善するとされます。また、脂肪の吸収を抑制するため、内臓脂肪の減少、コレステロールの低下作用があります。機序は不明ながら、抗アレルギー作用もあると報告されております。

3.ポリフェノールの体内動態

 ポリフェノールは水に溶けやすい性質があるため、摂取後30分ほどで体内にて機能しますが、生体内に蓄積される物質ではないので、その抗酸化効果は30分ほとど消滅してしまうとされます。従って、有効性を得るためには慢性的、習慣的な摂取が必要とされます。


◇ 各種ポリフェノール:フラボノイド(flavonoid)

 フラボノイド(flavonoid)とは、天然に存在する有機化合物群で、クマル酸CoAとマロニルCoAが重合してできるカルコンから派生する植物二次代謝物の総称、ポリフェノールの代表例で、以下の物質が挙げられます。

1.カテキン(catechin)

 緑茶、ワイン、りんご、ブルーベリーに多く含まれます。血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用、抗酸化作用、老化抑制作用、抗突然変異、抗癌、抗菌、抗う蝕、抗アレルギー作用など多様な生理活性が報告されております。

2.アントシアニン(anthocyanin)

 赤ブドウの実皮、ムラサキイモ、プルーン、アサイー、ラズベリー、ブルーベリー、マキベリー、紫キャベツ、ナス、黒ごま、赤たまねぎ、赤しそなどの赤紫色をした植物体に多く含まれている色素成分です。肝機能の向上を助け、疲れ目の解消などにも効果的とされます。

3.タンニン(tannin)

 番茶、中国茶、紅茶、赤ワイン、柿、バナナなどに含まれる渋味成分で、カテキン同様、殺菌効果があるとされます。

4.ルチン(rutin)

 ソバ、アスパラガス、オレンジ、グレープフルーツ、ライム、クランベリーなどに含まれ、微小循環改善作用、抗炎症作用、血圧降下作用などが言われています。また、in vitroの実験で、ルチンは血管内皮細胞増殖因子 (VEGF) を阻害することが示され、血管新生阻害剤として働くとされ、ある種のがんの増殖および転移を制御できる可能性を示しています。

そば 写真

5.イソフラボン(isoflavone)

 大豆や大豆加工商品(豆腐、納豆、味噌など)、葛、葛粉などに多く含まれます。豆腐のように加工度の高い食品でも含有するイソフラボン量は維持され、発酵食品である味噌ではイソフラボンのレベルが増加しているとされます。女性ホルモンであるエストロゲン様の活性を持つため、乳がんや子宮体がんなどのリスクを増すとも減らすとも考えられています。大豆イソフラボンは、更年期障害や2型糖尿病の改善に効果があるといわれ、また骨粗鬆症に対しては特定保健用食品として「骨の健康維持に役立つ」という表示が許可されたものがあります。

豆腐図


◇ 各種ポリフェノール:フェノール酸(phenol acid)

 フラボノイドが色素からできているのに対し、色素以外でできた成分をフェノール酸系と言います。

1.クロロゲン酸(chlorogenic acid)

 コーヒー豆中に 5〜10%近く含まれ、含有量はカフェイン(1〜2%) よりも多く、カフェインとともにコーヒー抽出液冷却時に認められる白濁の原因とされます。また、抽出時間が長すぎた時に顕われる雑味の原因とされます。ポリフェノールとしての抗酸化作用に加えて、クロロゲン酸にはマルトースをグルコースに分解する酵素であるα-グルコシダーゼの阻害活性、ラットで食後の血糖上昇の抑制作用が認められ、糖尿病発症のリスク低減が言われています。

2.エラグ酸(ellagic acid)

 ブラックベリー、ラズベリー、イチゴ、クランベリー、クルミ、ペカン、ザクロ、クコやその他の植物性食品を含む数多くの野菜や果物で見つかっている天然フェノール系の抗酸化物質です。エラグ酸が抗癌性と抗酸化性を有しているのではないかとの観点から、エラグ酸の摂取による健康上の効能の可能性について予備調査に拍車がかかっています。美白効果があり、化粧品に多用され、また、数多くのin vitroと小動物での実験で抗癌性と抗酸化性が証明されております。

3.リグナン(lignin)

 ゴマに多く含まれる。セサミンもこの一種であります。エストロゲン様作用を示したり抗酸化物質として働き、免疫力強化、抗酸化、コレステロールの抑制、高血圧の予防、脂肪酸代謝の改善、抗腫瘍、肝機能の改善の効果があります。

4.クルクミン(curcuman)

 カレーのスパイスであるウコン(ターメリック)に多く含まれます。エイコサノイド合成の阻害による抗炎症作用、抗酸化作用としてフリーラジカル捕捉能を持ち、脂質の過酸化や活性酸素種によるDNA傷害の予防、抗腫瘍効果などが言われています。また、2004年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) の研究チームはアルツハイマー病モデルマウスを用いて実験を行い、クルクミンが脳におけるβアミロイドの蓄積を抑制し、アミロイド斑を減少させることを証明、アルツハイマー病の予防効果も言われております。

ターメリック 写真


◇ ポリフェノールを豊富に含む食品

 各種ポリフェノールで含有する食品を紹介しましたが、逆に食品の側から、ソバ(ルチン)、豆類(イソフラボン)、ウコン(クルクミン)以外の、複数のポリフェノールを豊富に含む食品を挙げて解説します。

1.お茶

 お茶には、緑茶(不発酵茶)、ウーロン茶(半発酵茶)、紅茶(完全発酵茶)などの種類に分けられます。茶に含まれるポリフェノールは成分には苦みの成分であるタンニンとカテキンが特徴的です。無色のカテキンですが酸素や熱が加わると、重合してタンニンという褐色に変化します。それによって、お茶特有の苦く渋い物質に変わります。ツバキ科の茶である、カメリア・シネンシスという特有の成分を指します。
 茶カテキンは8種類ほどの物質の総称で、植物ではお茶しか生成しないといわれるエピガロカテキンガレート(EGCG)はこの中に部類され、非常に機能性が高いポリフェノールです。
 茶ポリフェノールに期待できる効果は、コレステロール吸収阻害と脂質酸化抑制作用からダイエット、抗腫瘍作用、虫歯予防の効果、抗アレルギー作用、消臭作用が挙げられます。近年では、高濃度茶カテキン飲料が売り出されコルステロールが気になる現代社会に住む人たちは気軽にダイエットができるとあり人気商品になりました。
 カテキンは胃癌のリスクを抑えますが、それは非喫煙者に限ったことで、喫煙者は効果が打ち消されるだけでなく、逆にリスクが上がったという報告もあります。

お茶 写真

2.赤ワイン

 赤ワインの中にポリフェノールは非常に多種多様あり、シンプルフェノール・アントシアニン・タンニン・フラボノイド・カテキンと多くのポリフェノールが揃っています。赤ワインは製造の過程で、原料となるブドウの、果肉はもちろん、果皮や茎の一部、それに一番ポリフェノールを多く含む種も一緒に発酵にかけます。その後、長期の間、木の樽で熟成させ、その長期熟成の間にポリフェノールが溶け出し、結合や反応を繰り返し別のポリフェノールが作りだされます。
 日常的に赤ワインを飲むことによって、脳内の過酸化物質を抑えることによって、痴呆症予防、血小板が固まるのを抑えることによって血流をよくし心臓病予防などがあります。しかし、同じ赤ワインでも製造工程によってポリフェノールの含有量は違ってきます。比較的多いのは、「フルボディー」のワインであり、味わいが濃く、重みのあるしっかりしたのが特徴です。

グラスの中で赤ワイン

3.カシス、ブルーベリー

 ブルーベリーはアントシアニンというポリフェノールが多く含まれており、カシスにはブルーベリーと同様なアントシアニンであるカシスポリフェノールが豊富です。
 アントシアニン含有量で言うと、カシスの方がブルーベリーなどより多く、それぞれ新鮮な果実100 g中、ブルーベリーは100 mgに対しカシスは約550 mgにもなります。他にも、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、ビタミンC、ビタミンE、β-カロチン、カルシウムなどが、バランスよく含まれておりアントシアニンの効果を高めてくれます。
 肝機能改善や、眼精疲労や目のくまに効くといわれています。カシスポリフェノールを摂取後、目の下の血流を改善しくまの黒さが90分後に約5%改善されたとの研究結果があります。カシスポリフェノールは末梢の血流を良くしてくれるため、目の周りだけでなく顔全体の血流も向上、しかも肩こりや冷え性に効果が期待できます。

カシス 写真
カシス

ブルーベリー写真
ブルーベリー

4.カカオ、チョコレート、ココア

 カカオには赤ワインの3倍のポリフェノール、カカオ・ポリフェノール(エピカテキンなどのフラボノイド)が含まれていると言われています。カカオの原産地、南米ではカカオを薬として使っていたそうですが、カカオを使った主な食べ物はやはり、チョコレートです。チョコレートはミネラル類を豊富に含む栄養バランスのとれた食品で、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛も含まれます。心臓病がマグネシウム不足によって危険を増すことが知られていますが、カルシウムとマグネシウムのバランスがよいので、積極的に摂取したい食べ物です。
 カカオ・ポリフェノールは動脈の繊維にコレステロールがたまることによって発症する動脈硬化やDNAに突然変異の突然変異によって発症する癌予防も有名です。他には、抗酸化作用により血液中の悪玉コレステロール値を下げ活性酸素を除去することによってアンチエイジング、アレルギーやリウマチなどだけではなく、自律神経系の調節作用に優れ精神的な心理的ストレス、集中力や注意力や記憶力などの向上にも役立ちます。

 ココアの原料はカカオで、英語ではどちらもcocoaで同じ単語で表現されます。豆の状態か、パウダーの状態かで我々日本人は分けて使いわけます。豆からパウダー、いわゆる一般的に飲まれるココア飲料にするには、カカオ豆の外皮と胚芽を除去し、胚乳を発酵、乾燥、焙煎、磨砕したものです。液体のものはココアリカーと呼ばれますが、冷却後、固体化したものがカカオマスになります。それに、牛乳をいれて飲むミルクココアや、お湯と砂糖を入れて飲むホットココアがあります。ちなみに、温かいココアはホット・チョコレートと呼ばれることからもわかるように、チョコレートも同じカカオを原料に作られます。ココアにも多くのフラボノイドを含んでおります。特にカテキンを含んでいるため循環器を健康にしてくれます。他に、急激な一酸化窒素循環の上昇、微小循環系の増大と循環器を介した血管拡張が期待できます。

ココア 写真

5.コーヒー

 お茶の水女子大大学院の近藤和雄教授が発表されるまで、コーヒーポリフェノールはさほど知られていませんでした。そのコーヒーの中にはクロロゲン酸が豊富に含まれており、100 mlあたり、コーヒーは200 mg、赤ワインが平均230 mg、緑茶は115 mg前後となっております。アルコールが入っていない分、赤ワインより、摂取しやすく気軽にとれるのも特徴です。
 コーヒーのポリフェノールはカフェインよりも多く、コーヒーの香りのもとだけでなく、苦味や褐色となっています。体内に摂取することによっての期待できる効果は抗酸化作用によって動脈硬化、がんや糖尿病の予防があります。その他にも、カフェインも含まれているので、眠気防止、利尿作用、中枢神経に作用し呼吸機能や運動機能を高めるなどの薬理作用が期待できます。
 さらに、体内に取り込むのは液体としてだけでなく、アロマと呼ばれるコーヒーの香りの成分を嗅覚から取り込むことによって、300種以上含まれている抗酸化作用のある物質がDNAの酸化や心臓の老化を妨げるといわれています。


◇「死ぬことを忘れた人々が住む」イカリア(Ikaria)島で飲まれる「ギリシャ式コーヒー」

 先日、ご紹介した世界の平均寿命の中でギリシャや81歳とまあまあの位置につけておりましたが、そのギリシャの、エーゲ海に浮かぶ離島、イカリア島と言う島は「死ぬことを忘れた人々が住む」とされる長寿の島だそうです。その秘密は、心臓に良い地中海料理のみならず、島民たちが毎日必ず飲む1杯のコーヒーにあるそうです。

イカリア島 地図

イカリア島 風景

1.イカリア島住民への研究結果

 アテネ大学(University of Athens)医学部の研究チームは、島に住む高齢者たちの心臓血管の健康状態と、彼らが毎日飲むギリシャ式コーヒーの関連を発表しました。ギリシャ式コーヒーは、ひいたコーヒー豆を水に入れ、沸騰させて作ります(後述)。
 方法:研究では、イカリア島で生まれ育った65歳以上の島民673人から男女それぞれ71人ずつを無作為に選び、医療機関で血圧を計測したり糖尿病やその他の病気について検査したほか、内皮機能についても調べました。内皮は血管が並ぶ細胞層で、喫煙などの生活習慣や加齢の影響を反映するそうです。また、調査対象者には健康状態や生活習慣、コーヒーの飲み方などに関するアンケートも実施、コーヒーについては、対象者が「飲む」と答えた全種類について影響を比較しています。
 結果:対象者の87%以上がギリシャ式コーヒーを毎日飲んでおり、内皮機能は主にギリシャコーヒーを飲む人のほうが、その他の種類のコーヒーを飲んでいる人たちより良好でした。高血圧の人だけを比較した場合にも、やはりギリシャ式コーヒーの摂取と内皮機能の改善に関連がみられました。
 考察:コーヒーの適度な摂取が冠動脈性心疾患のリスクを減らし、内皮の健康状態に幾つかの点で好影響を及ぼすことは、これまでの研究で知られています。今回の研究を主導したゲラシモス・シアソス(Gerasimos Siasos)博士は、「沸騰させて作るギリシャ式コーヒーには、ポリフェノールと抗酸化物質が多く含まれる一方、カフェインの量は比較的少ないため、他の種類のコーヒーよりも効果が高いようだ」と説明しています。

 その他の統計で、90歳まで生きる高齢者は欧州では人口のわずか0.1%だが、イカリア島では1%に達するそうです。その上、イカリア島の高齢者たちは健康を維持しながら長生きする傾向があるとのことです。

2.ギリシャ式コーヒーの作り方

 ギリシャ式のコーヒーはコーヒーの粉を鍋で煮ます。煮ることによってコーヒーの成分が液体に溶け出すためでしょうか、ギリシャ式コーヒーは普通のコーヒーよりもポリフェノールと抗酸化物質が豊富に含まれ、さらにカフェインの量が少ないのだそうです。マニュアルでは鍋で煮出すのですが、適当な鍋も火力も無い職場で作るのに一工夫してみました。

1)コーヒー豆の量
   写真の如く通常のコーヒー1杯(200 ml)で使用するのの半分くらいの豆でいいです。

豆の量 図

2)豆の挽き方
   エスプレッソコーヒーと同等に最も細かく挽いてレンジサーバーに入れました。

3)砂糖
   煮る前に砂糖を入れるそうです。

レンジサーバーへ入れて 図

4)電子レンジ
   水を200 ml入れて電子レンジは500Wで2分が適当でした。

電子レンジ 図

5)出来上がり
   表面に泡が出ていると丁度良いとのことです。

出来上がり 図1

出来上がり 図2

 ギリシャ式コーヒー、豆の量は半分でも、通常のコーヒーに比べて渋味が強く、また香り高いです。挽いた粉ごとコーヒーカップで飲むのですが、全部飲むのは抵抗があります。水から煮る方法ですとカフェインが抜けてしまうそうで、そう言えば、覚醒作用は不十分のように感じます。また、若干、便秘するとのことですが、その通りでした。


◇ おわりに

 実に多くのネットのページでポリフェノールが扱われておりますが、「健康に良い!」と断言しているページがあれば、実際には有意な研究結果は出ていないことを述べているページもあります。当然の如く、サプリメントを扱う会社やコーヒーの販売業者などは声高にポリフェノールの有効性を訴えており、こうしたものにはどうしてもビジネスが付いて回りますので、眉唾のようなところもございます。しかし、だからと言って否定するものではありません。なによりも、昔から良いものと思われて来た反面、研究の歴史はまだまだ浅いと言うのが正しいところです。いきなり高価なサプリメントなんかで始めるのではなく、ギリシャ式コーヒーもその一つですが、日常の食生活にポリフェノールを意識した食材を用意しても良いと思います。

日本の、実は世界的に低い「報道自由度」


 先日、テレビ朝日の「報道ステーション」の生放送で、元経産官僚の古賀茂明氏が番組降板を巡ってキャスターの古舘伊知郎氏と口論になったシーンを全文で引用させていただき、古賀氏の、現在の日本が行こうとしている方向性に対する正論に対して、政府与党からの影の圧力や番組降板、プロデューサーの更迭と言った動きがあるのかも知れないとご紹介しました。加えて、同番組で、福島での甲状腺ガン患者の急増や手抜き除染問題など、原発に関する数々の報道を手掛けて来た、ディレクターの故 岩路 真樹 氏(享年49歳)の自殺に疑惑の声が挙がっていること、そして、実際に自民党から「報道ステーション」に対する圧力文章の存在と担当プロデューサーが異動となったとの記事をご紹介しました。文のおわりに、「政府およびメディアの報道を鵜呑みにはできない、そもそも報道の自由度がそれほど高い国ではない」などと申し上げました。今日はその「報道自由度」について勉強いたしました。


◇「国境なき記者団 Reporters Without Borders, RWB」

 「報道自由度」と言う言葉は、2002年以降、「世界報道自由ランキング(Worldwide press freedom index)」を「国境なき記者団」が毎年発行するようになって発生したように思います。まずは、この「国境なき記者団」についてご説明します。

1.発足

 「国境なき記者団 Reporters Without Borders, RWB」は、言論の自由(または報道の自由)の擁護を目的とした、ジャーナリストによる非政府組織であり、1985年、フランスの元ラジオ局記者ロベール・メナールによってパリで設立されました。

2.概要

 世界中で拘禁されたジャーナリストの救出、死亡した場合は家族の支援、各国のメディア規制の動きへの監視・警告が主な活動とされています。2002年以降、「世界報道自由ランキング(Worldwide press freedom index)」 を毎年発行しており、2006年11月には「インターネットの敵 (Enemies of the Internet) 」13カ国を発表し、2014年現在には19カ国を挙げています。

3.警告

 中華人民共和国のYahoo!とGoogleへのインターネット検閲に対してそれを止めるよう要請したとされます。2009年6月、イラン大統領選挙に関して、マフムード・アフマディーネジャード現大統領の陣営による検閲や報道関係者の取締りが行われたとして、選挙結果の不承認を各国に呼びかけております。日本に対しても、従来から記者クラブ制度を「排他的で報道の自由を阻害している」と強く批判しており、2011年の福島第一原子力発電所事故に関連した報道規制や、秘密保護法などの政府情報開示の不透明さに対して警告を発しております。


◇「インターネットの敵 Enemies of the Internet」

 「インターネットの敵 Enemies of the Internet」とは、「国境なき記者団」が、ネットで検閲など情報統制を行っている国を調査し、「監視対象」と、はっきり「敵」として見なしている国であります。以下、各分類毎に挙げられた年度順に国名を列挙いたします。

【過去に監視対象として挙げられた国】

 ベラルーシ     2000-2011年、格上げ
 ベネズエラ     2001年、指定解除
 ヨルダン      2008年、指定解除
 タジキスタン    2008年、指定解除
 イエメン      2008-2009年、指定解除

 リビア       2008-2011年、指定解除
 バーレーン     2008-2009年、2011年、格上げ
 インド       2008-2013年、格下げ
 アラブ首長国連邦  2008-2013年、格下げ
 ロシア       2010-2013年、格上げ

【現在 監視対象として挙げられている国】

 タイ        2008年〜
 カザフスタン    2008年〜
 スリランカ     2008-2009年、2011年〜
 エリトニア     2008-2009年、2011年〜
 マレーシア     2008-2009年、2011年〜
 
 オーストラリア   2009年〜
 韓国        2009年〜
 トルコ       2010年〜
 フランス      2011年〜
 エジプト      2011年〜
 
 チュニジア     2011年〜

【過去に敵として挙げられた国】

 エジプト      2006-2010年、格下げ
 チュニジア     2006-2010年、格下げ
 ミャンマー     2006-2013年、指定解除

【現在 敵として挙げられている国】

 イラン       2006年〜
 ウズベキスタン   2006年〜
 北朝鮮       2006年〜
 キューバ      2006年〜
 サウジアラビア   2006年〜

 シリア       2006年〜
 トルクメスタン   2006年〜
 ベトナム      2006年〜
 ベラルーシ     2006-2008年、2012年〜
 中華人民共和国   2008年〜

 バーレーン     2012年〜
 アメリカ合衆国   2014年〜
 アラブ首長国連邦  2014年〜
 イギリス      2014年〜
 インド       2014年〜

 エチオピア     2014年〜
 スーダン      2014年〜
 パキスタン     2014年〜
 ロシア       2014年〜
 

◇ 2015年「世界報道自由ランキング Worldwide press freedom index」

 「世界報道自由ランキング」とは、2002年以降、毎年14の団体と130人の特派員、ジャーナリスト、調査員、法律専門家、人権活動家らが、それぞれの国の報道の自由のレベルを評価するため、50の質問に回答する形式で指標が作成された、各国のメディアに与えられる報道の自由度を表します。報道の自由に対する侵害について、法的支配やインターネット検閲、ジャーナリストへの暴力などの項目で調査されており、侵害度が大きいほど指数は高くなります。

【2015年 世界報道自由ランキング】

 順位   国名            指数   前年比

 001位 フィンランド        07.52  → ±0
 002位 ノルウェー         07.75  ↑ +1
 003位 デンマーク         08.24  ↑ +4
 004位 オランダ          09.22  ↓ -2
 005位 スウェーデン        09.47  ↑ +5

 006位 ニュージーランド      10.06  ↑ +3
 007位 オーストリア        10.85  ↑ +5
 008位 カナダ           10.99  ↑ +10
 009位 ジャマイカ         11.18  ↑ +8
 010位 エストニア         11.19  ↑ +1
 
 011位 アイルランド        11.20  ↑ +5
 012位 ドイツ           11.47  ↑ +2 (GDP 4位)
 013位 チェコ           11.62  → ±0
 014位 スロべキア         11.66  ↑ +6
 015位 ベルギー          11.98  ↑ +8
 
 016位 コスタリカ         12.26  ↑ +5
 017位 ナミビア          12.50  ↑ +5
 018位 ポーランド         12.71  ↑ +1
 019位 ルクセンブルグ       13.61  ↓ -15
 020位 スイス           13.85  ↓ -5
 
 021位 アイスランド        13.87  ↓ -13
 022位 ガーナ           15.50  ↑ +5
 023位 ウルグアイ         15.94  ↑ +3
 024位 キプロス          16.52  ↑ +1
 025位 オーストラリア       17.03  ↑ +3
 
 026位 ポルトガル         17.11  ↑ +4
 027位 リヒテンシュタイン     17.67  ↓ -21
 028位 ラトビア          18.12  ↑ +9
 029位 スリナム          18.20  ↑ +2
 030位 ベリーズ          18.54  ↓ -1
 
 031位 リトアニア         18.80  ↑ +1
 032位 アンドラ          19.87  ↓ -27
 033位 スペイン          19.95  ↑ +2
 034位 イギリス          20.00  ↓ -1 (GDP 6位)
 035位 スロベニア         20.55  ↓ -1

 036位 カーボヴェルデ       20.69  ↓ -12
 037位 アンティグア・パーブータ  21.02  ↓ -1
 038位 フランス          21.15  ↑ +1 (GDP 5位)
 039位 南アフリカ         22.06  ↑ +3
 040位 サモア           22.32  → ±0
 
 041位 トリニダート・トバコ    22.39  ↑ +2
 042位 ボツワナ          22.91  ↓ -1
 043位 チリ            23.00  ↑ +15
 044位 トンガ           23.37  ↑ +19
 045位 エルサルバドル       23.66  ↓ -7
 
 046位 ブルキナファソ       23.79  ↑ +6
 047位 ニジェール         23.85  ↑ +1
 048位 マルタ           24.16  ↑ +3
 049位 アメリカ合衆国       24.41  ↓ -3 (GDP 1位)
 050位 コモロ           24.52  ↑ +3
 
 051位 台湾            24.83  ↓ -1
 052位 ルーマニア         24.90  ↓ -7
 053位 ハイチ           25.08  ↓ -6
 054位 モンゴル          25.25  ↑ +34
 055位 モーリタニア        25.27  ↑ +5

 056位 パプアニューギニア     25.87  ↓ -12
 057位 アルゼンチン        26.11  ↓ -2
 058位 クロアチア         26.12  ↑ +7
 059位 マラウイ          26.41  ↑ +14
 060位 韓国            26.55  ↓ -3

 061位 日本            26.95  ↓ -2 (GDP 3位)
 062位 ガイアナ          27.21  ↑ +5
 063位 ドミニカ共和国       27.31  ↑ +5
 064位 マダガスカル        27.43  ↑ +17
 065位 ハンガリー         27.44  ↓ -1

 066位 ボスニア・ヘルツェゴビナ  27.51  → ±0
 067位 セルビア          27.66  ↓ -13
 068位 モーリシャス        27.69  ↑ +2
 069位 グルジア          27.70  ↑ +15
 070位 香港            27.76  ↓ -9

 071位 セネガル          27.77  ↓ -9
 072位 モルドバ          27.85  ↓ -16
 073位 イタリア          27.94  ↓ -24 (GDP 8位)
 073位 ニカラグア         27.94  ↓ -3
 075位 タンザニア         28.09  ↓ -5

 076位 北キプロス         28.33  ↑ +7
 077位 レソト           28.36  ↓ -3
 078位 アルメニア         28.43  → ±0
 079位 シエラレオネ        28.47  ↓ -7
 080位 トーゴ           28.50  ↓ -4
 
 081位 ギニアビサウ        28.70  ↑ +5
 082位 アルバニア         28.77  ↑ +3
 083位 パナマ           28.98  ↑ +4
 084位 ペナン           29.24  ↓ -9
 085位 モザンビーク        29.98  ↓ -6
 
 086位 コートジボワール      30.45  ↑ +15
 087位 コソボ           30.63  ↓ -7
 088位 キルギス          30.69  ↑ +9
 089位 リベリア          30.78  → ±0
 090位 クウェート         30.84  ↑ +1

 091位 ギリシャ          31.01  ↑ +8
 092位 ペルー           31.21  ↑ +12
 093位 フィジー          31.28  ↑ +14
 094位 ボリビア          31.29  → ±0
 095位 ガボン           31.38  ↑ +3

 096位 セーシェル         31.55  ↑ +7
 097位 ウガンダ          31.65  ↑ +13
 098位 レバノン          31.81  ↑ +8
 099位 ブラジル          31.93  ↑ +12 (GDP 7位)
 100位 ケニア           32.07  ↓ -10

 101位 イスラエル         32.09  ↓ -5
 102位 ギニア           32.56  → ±0
 103位 東ティモール        32.63  ↓ -26
 104位 ブータン          32.65  ↓ -12
 105位 ネパール          32.71  ↑ +15
 
 106位 ブルガリア         32.91  ↓ -6
 107位 コンゴ共和国        33.00  ↓ -25
 108位 エクアドル         33.65  ↓ -13
 109位 パラグアイ         33.74  ↓ -4
 110位 中央アフリカ        33.84  ↓ -1
 
 111位 ナイジェリア        34.09  ↑ +1
 112位 モルディブ         34.32  ↓ -4
 113位 ザンビア          34.35  ↓ -20
 114位 モンテネグロ        34.63  → ±0
 115位 カタール          35.35  ↓ -2

 116位 タジキスタン        36.19  ↓ -1
 117位 マケドニア         36.26  ↑ +6
 118位 マリ            36.33  ↑ +4
 119位 アルジェリア        36.63  ↑ +2
 120位 アラブ首長国連邦      36.73  ↓ -2
 
 121位 ブルネイ          36.76  ↓ -4
 122位 アフガニスタン       37.44  ↑ +6
 123位 アンゴラ          37.84  ↑ +1
 124位 グアテマラ         37.92  ↑ +1
 125位 南スーダン         38.04  ↓ -6

 126位 チュニジア         38.68  ↑ +7
 127位 オマーン          38.83  ↑ +7
 128位 コロンビア         39.08  ↓ -2
 129位 ウクライナ         39.10  ↓ -2
 130位 モロッコ          39.19  ↑ +6

 131位 ジンバブエ         39.19  ↑ +4
 132位 ホンジュラス        39.27  ↓ -3
 133位 カメルーン         39.63  ↓ -2
 134位 タイ            40.07  ↓ -4
 135位 チャド           40.17  ↑ +4
 
 136位 インド           40.49  ↑ +4 (GDP 10位)
 137位 ベネズエラ         40.61  ↓ -21
 138位 インドネシア        40.75  ↓ -6
 139位 カンボジア         40.99  ↑ +5
 140位 パレスチナ         41.01  ↓ -2

 141位 フィリピン         41.19  ↑ +8
 142位 エチオピア         41.83  ↑ +1
 143位 ヨルダン          42.07  ↓ -2
 144位 ミャンマー         42.08  ↑ +1
 145位 ブルンジ          42.93  ↓ -3

 146位 バングラディッシュ     42.95  → ±0
 147位 マレーシア         43.29  → ±0
 148位 メキシコ          43.69  ↑ +4
 149位 トルコ           44.16  ↑ +5
 150位 コンゴ(旧ザイール)    44.31  ↑ +1

 151位 ガンビア          44.05  ↑ +4
 152位 ロシア           44.97  ↓ -4 (GDP 9位)
 153位 シンガポール        45.87  ↓ -3
 154位 リビア           45.99  ↓ -17
 155位 スワジランド        47.28  ↑ +1
 
 156位 イラク           47.76  ↓ -3
 157位 ベラルーシ         47.98  → ±0
 158位 エジプト          50.17  ↑ +1
 159位 パキスタン         50.46  ↓ -1
 160位 カザフスタン        53.46  ↑ +1

 161位 ルワンダ          56.57  ↑ +1
 162位 アゼルバイジャン      58.41  ↓ -2
 163位 バーレーン         58.69  → ±0
 164位 サウジアラビア       59.41  → ±0
 165位 スリランカ         60.28  → ±0
 
 166位 ウズベキスタン       61.14  → ±0
 167位 赤道ギニア         66.23  ↑ +1
 168位 イエメン          66.36  ↓ -1
 169位 キューバ          70.21  ↑ +1
 170位 ジプチ           71.04  ↓ -1

 171位 ラオス           71.25  → ±0
 172位 ソマリア          72.31  ↑ +4
 173位 イラン           72.32  → ±0
 174位 スーダン          72.34  ↓ -2
 175位 ベトナム          72.63  ↓ -1

 176位 中華人民共和国       73.55  ↓ -1 (GDP 2位)
 177位 シリア           77.29  → ±0
 178位 トルクメニスタン      80.83  → ±0
 179位 北朝鮮           83.25  → ±0
 180位 エリトリア         84.86  → ±0

世界報道自由ランキング地図

 指数別に色分けされた上図を見ますと、赤や黒で塗られた指数が高い地域は、アジア、中東、アフリカにロシアとメキシコ、南米の一部と、政情不安、あまり豊とは言えない地域となっておりました。国別に見て参りますと、予想されたことですが、国内総生産(GDP)で米国に次いで第2位であります中国は、北朝鮮と共に170番台と最下位付近に位置しておりました。その他、国内総生産上位10位以内の国では、GDP 1位のアメリカが49位、GDP 4、5、6位のドイツ、フランス、イギリスがそれぞれ、12、38、34位に対して、GDP 3位の日本は61位と不良でありました。ブラジル(GDP 7位)99位、インド(同10位)136位、ロシア(同9位)が152位と、国内総生産上位10位以内であっても、報道自由ランキング下位の国はありました。

【我が国の年度別世界報道自由ランキング順位】

日本の報道自由ランキング順位グラフ

 我が国の年度別世界報道ランキング順位をグラフで示しました。日本は、2006年の51位より年々、順位を上げて来て2010年には世界11位まで上昇しました。しかし、近年は、福島第一原発をはじめとした報道の不透明さや政府などから開示される情報量の少なさ、記者クラブ制度の閉鎖性、2013年には政府情報の隠ぺいを可能にしたとも受け取れる特定秘密保護法の制定などから信頼を失いつつあり、年々指標を下げ続けて、2015年は韓国よりも下、61位、G7では最下位まで順位を落としております。


◇ 我が国のジャーナリズム側に潜む問題点

 報道の自由度が低いと言うと、いかにもメディアに対して政府が圧力をかけたり、不都合なことをもみ消したりするのを思い浮かべてしまいますが、我が国のジャーナリズム側の問題点、具体的にはジャーナリスト達の職場におけるシステムの問題を指摘する記事を見つけましたので供覧いたします。

報道自由度に関するコラム記事

 *****

日本に報道の自由はあるのか? おそらく、ない。しかし特定秘密保護法のせいでも安倍政権のせいでも、ない

 国際的なジャーナリスト組織である「国境なき記者団」が2月に発表した2015年版の世界報道自由度ランキングで日本が61位に後退した。日本の報道自由度はいまや先進国で最低水準という。これをどうみるか。

「おい、おい大丈夫か」日本のジャーナリストは

 国境なき記者団は1985年にパリで設立されたNGOだ。言論や報道の自由を守るために、世界のジャーナリストを支援している。活動の一環として02年からメディアの独立性や政府の規制などを数値化して、各国の報道自由度ランキングを作って公開している。
 日本は当初、26位からスタートした。民主党政権時代の2010年に11位まで順位を上げたが、その後は年々、下げた。東日本大震災と福島原発事故があった後の2012年、一連の情報隠しが批判された影響もあって、一挙に53位まで順位を落とした。それ以降、韓国よりも下位に甘んじている。

 日本に関することしの講評を見ると、特定秘密保護法の影響が大きいようだ。その中で「国境なき記者団は日本政府が憲法に違反し、報道の自由に制限を加えた国家機密に関する厳しい法律を成立させたことを憂慮する」と表明している。国境なき記者団がこうした評価を下した背景には、日本人ジャーナリストたちが起こした特定秘密保護法の廃止を求める訴訟がある。講評に添付されているジャーナリストたちの声明をみると、彼らはかなり極端なグループであるようだ。
 特定秘密保護法を「憲法違反」と断じているだけでなく、安倍晋三政権について「日本を取り戻せ」というスローガンと集団的自衛権の下で「特定秘密保護法が戦争をできる体制を作るための鍵になる」と述べている。これは意見の表明だからまだいいとしても、驚いたのはこの次だ。安倍政権が「かつてのドイツ・ナチ体制下における授権法のように、安倍政権が憲法の枠の外で独裁体制を築く可能性さえある」とまで述べている。こうなると「おい、おい大丈夫か」と言いたくなる。

つまらぬ三文芝居

 特定秘密保護法をめぐってマスコミが大騒ぎしていたころ、一部に「戦争をするための独裁体制への一歩」といったような極端な声があったのはたしかだ。だが、いまではすっかり熱が冷めてしまった。国会でも特定秘密保護法をめぐる議論は引き潮のように消えてしまった。代わりに民主党は国会で安倍政権を「政治とカネ」問題で追及したが、それもブーメランのように岡田克也代表に火の粉が飛んできたら、あっという間に手打ちになりつつある。まったくばかばかしい。つまらぬ三文芝居を見せられたかのようだ。

 それはともかく、報道自由度ランキングで日本が順位を下げたという話には、裏に安倍政権をナチ体制になぞらえるような極端論があった、という事情は理解しておくべきだ。私自身が特定秘密保護法をどう考えるかといえば、13年11月29日公開コラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37671)で書いたように、法不在の下、官僚が国民に見えないところで何を秘密にするか裁量で決めているより、法律できちんと法定したほうがいいと思う。問題があれば法改正すれば修正できるが、官僚が水面下ですべてを決めていたら、国民はまったく知る由もなくお手上げ状態になってしまう。

特定秘密保護法など関係ない!

 さて、ここからが本論だ。日本に報道、言論の自由はあるか。私は国境なき記者団とはまったく別の理由で、きわめて怪しいと思っている。それは特定秘密保護法などとは全然、関係ない。肝心の記者たちが独立したジャーナリストというより、単なる「大企業のサラリーマン」であるからだ。
 彼らは取材現場にいるときは、まだ記者らしい仕事をしている。記者クラブ依存の取材は役所の発表モノばかり追っていて、それ自体が問題という側面はある。それでも本当の問題はそこにあるのではない。記者の横並びと出世志向である。記者が少し経験を積んで、特派員やデスクを目指すころになると、社内の評判を悪くしないように立ち回る。デスクや部長に「あいつはダメだ」と烙印を押されれば、次のポストなどどこかに消えてしまうからだ。デスクになれば次は部長、部長になると次は局次長、局長、局長になっても次は役員とみんな上を向いて歩く。記者たちがヒラメ集団になっているのだ。
 取材現場はどうかといえば、新人の支局時代から警察や役所の発表をいち早く抜くのが特ダネと染みこまされているから、東京に来て永田町や霞が関を回るようになっても、取材相手に食い込もうと、ごますりのポチになる。そのくせ記者クラブではどうかといえば、同業他社と仲良くしていないと仲間外れにされるから、横並びの取材に甘んじる。政治記者たちが政治家との懇談で互いに「メモ合わせ」するのは公然の秘密である。共有したメモにない話は書かないのが暗黙のルールなのだ。

サラリーマン記者に「報道の自由」が議論できるか

 報道の現場だけではなく、意見を表明する論説でも似たようなものだ。編集の記者や論説委員たちが本当に自分の意見を自由に表明しているかといえば、こちらも首をひねらざるをえない。これには証拠がある。たとえば、左に傾いた朝日新聞や東京新聞に右に傾いた記者の記事が載っているか。逆に右に傾いた(世界標準で言えば中立に近いが)産経新聞や読売新聞に左に傾いた記者の記事があるか。ない。例外は憲法改正にも集団的自衛権行使にも賛成でありながら、東京新聞にときどき小さなコラムを書いている私くらいと思うが、それでも細々と息をつないでいる程度である。
 つまり右であれ左であれ、ほとんどの記者は自由な考えに基づいて記事を書いているのではなく、自分が給料をもらっている新聞の論調に合わせているのである。所詮、サラリーマンなのだ。そんなサラリーマンが「言論の自由」だの「報道の自由」だの、大上段にふりかぶって議論できるか。私に言わせれば、チャンチャラおかしい。

 報道、言論の自由を言うなら、まず1人ひとりの記者自身が組織から自由にならなければならない。組織も記者を解き放って自由にしなければならない。そんな記者も組織も残念ながら、日本のジャーナリズムにはほとんどない。それが現状である。

 *****



◇ 私見

 日本には、竹島や尖閣諸島、さらには従軍慰安婦問題、南京大虐殺などについて、韓国や中国が歴史を捏造して反日政策を行っていることに憤りを感じている国民が多いと思います。また、自衛隊の海外派遣など安全保障と憲法改正の問題、原発の事故状況や放射能漏れ、除染の現状など、国民にとって極めて重要な問題であるにもかかわらず、その情報が不透明なものが多数あります。真実を知ること、正しい歴史の継承が求められる昨今において、この日本が実は世界の中では必ずしも「報道自由度」が高い国ではありません。その順位は、朴槿恵(パク・クネ)大統領への名誉毀損で、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に対する出国禁止措置を取り、報道の自由が問題視された韓国よりも下位でありました。
 先日の、テレビ朝日「報道ステーション」における古賀茂明氏の発言には、実は報道の自由、言論の自由が損なわれつつある日本の極めて危険な現状が背景にあることは疑いのないところです。その原因として、国家あるいは政府の姿勢、ジャーナリズムのシステムの問題などが挙げられますが、我が国が、国民が全く知らないうちにどこへ向かうのか?、無関心であってはならない、自国について知る権利を訴えるべき時代であると思います。

金運が上がる日本のパワースポット

 ブログを見ていただいているある方から、金運が上がるパワースポットを教えてほしいとのご依頼を受けました。お子さんの大学の授業料でお困りとのこと、、、。もちろん、不勉強にて即答できませんでしたが、ネットを調べればいくらでも見つかりましたので、ちょっとお勉強、まとめてみました。以前、「日本のパワースポット」としてご紹介したものと重複するものは引用、更新いたします。

◇ 北海道

北海道神宮

祭  神 大国魂神、那牟遅神、少彦名神、明治天皇
所  在 北海道札幌市中央区宮ケ丘474
電  話 011-611-0261
アクセス 地下鉄東西線 円山公園駅下車、徒歩約15分

北海道神社地図

 北海道札幌市中央区宮ケ丘。明治初期、札幌市内の円山に建てられた札幌神社が、戦後改称されて北海道神宮となりました。蝦夷地開拓の守護を祈願して、日本神話の開拓の神々を東京でお祭りしたのがそもそもの始まりです。
 北海道神宮は蝦夷地開拓の夢を託した神社です。全国から新天地を目指した開拓民たちは極寒の北海道でさまざま苦労を重ねて、いまのまちづくりをやり遂げました。そのバックボーンを担ったのが北海道神宮で祀られている大国魂命や少彦名神など神代の日本で国づくりをされた神々なのです。苦しい状況や花を咲かせれらない辛い時期を過ごしている人にとって、その心の支えとなる「気」が漂う神社と言えます。
 全国から集まった開拓民はこの地で苦しい生活の中から少しずつ富を築いたとされます。北海道神社に祀られている開拓者たちの守護神、大国魂神、大那牟遅神、少彦名神、そして明治天皇の四柱(よはしら)の神様らは、安全祈願と同時に富をもたらす金運の神様でもあります。

 蝦夷地開拓の夢を託した神社
 安全祈願と富をもたらす金運


北海道神宮


◇ 埼玉県

聖(ひじり)神社

祭  神 金山彦命、国常立尊、大日孁貴尊(天照大神)、神日本磐余彦命
     (神武天皇)の4柱に元明金命(元明天皇)を合祀
所  在 埼玉県秩父市黒谷2191
電  話 0494-23-5631
アクセス 秩父鉄道和銅黒谷駅より徒歩

埼玉県秩父市聖神社

 埼玉県秩父市にある、銭神様と呼ばれる「聖神社」、この神社で祈願すると、お金に不自由しないと言われています。近くに、和銅の産地と言われる露天ほりの遺跡があります。ここで、日本初の自然銅が見つかったことがきっかけとなり、流通貨幣が作られるようになりました。社殿は江戸時代中期の建築、気品溢れる本殿と礼拝堂があります。奥には銅製のムカデが保管されてるとされ、足がたくさんあるムカデはお金に困らないと言われています。神社の右手には、“和銅開珎(わどうかいちん)”という日本初の通貨のモニュメントが飾られています。さほど大きな神社ではありませんが、金運のご利益がありそうな雰囲気を醸し出しています。ここで参拝すると、金運や開運のご利益を受けることが出来るということで、全国から金運を上げたい人達が集う神社になりました。

 お金に不自由しなくなる金運/開運の神社

秩父市「聖神社」


和銅遺跡

祭  神 なし
所  在 埼玉県秩父市黒谷1918
電  話 0494-23-5631
アクセス 聖神社より山道を車で5分

 元明天皇の時代に武蔵国秩父郡(現在の埼玉県秩父市)から自然銅(ニギアカガネ)が発見され、慶雲5年(708年)正月11日に朝廷に献上されました。これを大いに喜んだ元明天皇は、同日に元号を「和銅」に改元し、その後日本最初の流通通貨となる和同開珎を発行しました。その和銅が採掘された史跡(旧跡)であると埼玉県から指定された露天掘跡が今もなお残されており、大正11年には埼玉県指定史跡でしたが、昭和36年に埼玉県指定旧跡となりました。和銅採掘露天掘跡の近くには、和同開珎を模した巨大モニュメントが建てられております。

 聖神社から山道を車で5分ほど登ったところに、和銅遺跡の駐車場があります。駐車場に車を停めたら、登ってきた坂を下り、「露天掘り跡」と言う看板を目印に和銅遺跡を目指します。うっそうとした森の中を徒歩15分です。

 和銅が発見され本邦初の通貨「和同開珎」が発行された記念の地

和銅遺跡


◇ 東京都

小網(こあみ)神社

祭  神 稲荷大神
所  在 東京都中央区日本橋小網町16-23
電  話 03-3668-1080
アクセス 都営浅草線・地下鉄日比谷線 人形町駅徒歩4分

日本橋小網神社

 武蔵国豊島郡入江のあたりに万福庵という観世音と弁財天とを安置する庵がありました。この庵は恵心僧都の開基で、観世音と弁財天も僧都の作と伝えられています。開基は約1000年前とされます。
 文正元年(1466年)、庵の周辺で疫病が流行し多数の死者が出ていたところ、網師の翁が海上で網にかかった稲穂を持って庵を訪れ、数日間をこの庵で過ごしました。ある夜、庵の開基・恵心僧都が当時の庵主の夢枕にたち、網師の翁を稲荷大神と崇めれば、村の悪疫は消滅することを告げます。夜が明け、網師翁の姿は庵にはありませんでしたが、庵主は恵心僧都の託宣を村人たちに告げ、翁を小網稲荷大明神と称え、神社を創建して日夜祈願をつづけました。すると間もなく村の疫病は鎮まったとされます。
 領主、太田持資公(道灌)も、この御神徳を聞き、折に触れて、当神社を詣でました。そして土地を寄附し、小網山稲荷院万福寿寺と名づけたと伝えられています。慶長年間(1596-1615年)には、これらにちなみ周辺地域が小網町と名づけられ、当神社を氏神と崇めました。
由緒の逸話に加えて、近年では、太平洋戦争の際、この神社の御守を受け戦地に赴いた兵士が全員無事帰還したこと、社殿を含む建物全部が東京大空襲の戦災を免れたことなどから、強運厄除の神様として崇められております。受験や就活の前、宝くじ購入時など、参拝の動機や目的は人それぞれ。日本橋七福神めぐりで訪れる人も多いようです。

小網(こあみ)神社

 下の写真のように、境内の「銭洗いの井」で金銭を清め、財布などに入れておくと財運を授かることから「東京銭洗い弁天」とも呼ばれています。

銭洗いの井


穴八幡宮

祭  神 応神天皇・仲哀天皇・神功皇后
所  在 東京都新宿区西早稲田2-1-11
電  話 
アクセス 東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩3分

穴八幡宮地図

 1062年(康平5年)源義家が奥州からの凱旋の途中、この地に兜と太刀を納め、八幡神を祀ったとされます。1636年(寛永13年)ここに的場が造られ、この八幡宮は守護神とされました。1641年(寛永18年)宮守の庵を造るため、社僧良晶が南側の山裾を切り開いていると横穴が見つかり、中から金銅の御神像が現れ、掘った人は「芽出度い」と大喜びし、以来、「穴八幡宮」と称するようになりました。3代将軍、徳川家光は、この話を聞いて穴八幡宮を幕府の祈願所・城北の総鎮護とし、歴代将軍がたびたび参拝し、江戸の庶民からも信仰を集めたとされます。
 江戸時代元禄年間より歴史がある「一陽来復」の御守が有名です。お守りを受け取れる期間は毎年、冬至(12月22日頃)の日から翌年の節分の日(2月3日頃)までであり、冬至の日は特別に午前5時から受け取る事ができます。この期間限定のお守りが金運アップ、商売繁盛のご利益があると、噂になっています。この御守を飾るようになってから、お金の巡りがよくなったという方が多数いるとされます。御守を家の中、特に人が集まる部屋に貼ると、金運がみるみる上昇するというのです。また某有名モデルもこの御守のおかげで売れるようになったとのことです。

 冬至から節分まで期間限定「一陽来復」御守で金運アップ!

穴八幡宮

一陽来復」御守写真


◇ 山梨県

新屋山神社

祭  神 大山祇大神、天照大御神、木花開耶姫命
所  在 山梨県富士吉田市新屋神社河原1230 
電  話 0555-24-0932
アクセス 本宮:富士急行 浅間神社前駅から徒歩約10分、
        新屋公民館入口駅から徒歩約5分
     奥宮:国道138号線 富士浅間神社東交差点を南に約10分
        国道701号線 中の茶屋手前滝沢林道を約15分

新屋山神社 地図

 新屋神社の創建は、後奈良天皇ご在位の天文3年(1534年)10月17日と記録されています。もともと富士山は古くから日本人の信仰の対象とされ、修験道を始め、一般の富士講など霊験灼(あらた)かな、願い事成就を目的とする登山が盛んに行われてきました。明治23年(西暦1890年)に本殿の造営を行い、昭和に入るといよいよ信仰の熱は強まり、本殿の再建が行われ、末社、浅間社、大神社を合祀するに至りました。昭和48年に拝殿を造営し、今日に至ります。
 新屋神社が「金運神社」として注目されるようになったのは、「お金に困りたくなかったら富士山のこの神社に行くと良い」と船井総合研究所の船井幸雄氏が言った事からはじまります。投資や経営に詳しいコンサルティング会社の創業者がお勧めするからこそ説得力があり、金運を授かる神社として経営者が訪れるようになったのがはじまりです。今では「日本一の金運神社」などと扱われております。

日本一の金運神社と紹介

新屋神社 写真


◇ 静岡県

土肥金山/山(さん)神社

祭  神 なし
所  在 静岡県伊豆市土肥2726 
電  話 0558-98-0800
アクセス 東名高速沼津IC〜伊豆中央道〜136号線 土肥温泉

土肥温泉地図

 最盛期には新潟県の佐渡金山に次いで、金の産出量が全国第2位を誇っておりました土肥金山、現在は廃坑跡地を利用した金のテーマパークで、江戸時代の採掘の様子が見られる坑道内めぐりをメインに、ギネスブックが認定した250 kgの世界一の巨大金塊の実物展示がある黄金館、砂金採り体験ができる砂金館などがあります。
 黄金色に輝く鳥居は、金山守護の神が祀られた山(さん)神社の鳥居です。全部純金箔で覆われています。山神社は、金の採掘が行われた坑道内にあって、江戸時代、坑内を出入りする時は、必ず山神社に黄金の幸を祈っていました。

土肥金山 黄金の鳥居 写真

 山神社と同じ坑道内にある「黄金の泉」は、金鉱の岩盤の隙間から湧出している泉です。昔から「手や指、お金を浸したりすると金運を掴む」と伝えられていて、金運アップしたい方には、絶対外せない場所とされます。

黄金の泉 写真

 黄金館にはギネスブックに認定されている世界一の巨大金塊があります。純度99.99%、総重量は250 kg、約11億円の金塊に直接触れて、金のパワーを受け取ることができます。

ギネス認定の金の延べ棒 写真

真実は? テレビ朝日「報道ステーション」における古賀茂明氏 発言の裏側にあるもの


 先月、3月27日、テレビ朝日の「報道ステーション」の生放送で、元経産官僚の古賀茂明氏が番組降板を巡ってキャスターの古舘伊知郎氏と口論となりました。古賀氏の、いささか憎まれ口のように言われた主張は、政府与党による圧力で、報道ステーションのプロヂューサーは更迭され、自分(古賀氏)も番組出演から降ろされた、と言うもので、安倍政権目論む我が国の進む道については大きく反論する内容でありました。
 報道の自由や言論の自由と放送法との兼ね合い、公共のメディアにおける発言として適切か否か?、などと物議を呼んでおりますが、それ以上に、政府与党がメディアに対して圧力をかけたり、国民に対して自分たちが不都合であることを隠匿することがあることは、時々、耳にします。古賀氏の発言の裏側にあるものについて少し触れたいと思います。


◇ 「報道ステーション」の古賀氏と古舘キャスターのやりとり

 ここでは、番組のやりとりを供覧し、古賀氏の主張を検証したいと存じます。古賀氏の政府与党に対する批判的な文章は赤字で、古賀氏の主張を青字で示します。

 *****

 古舘伊知郎 キャスターよりサウジアラビアのイエメン空爆などの中東情勢と米国の立ち位置についてのコメントを求められて、、、

古賀 茂明 氏

 そうですね、そのお話をする前に、私、今日が最後と言うことでですね、テレビ朝日の早河会長とか古舘プロダクションの佐藤会長のご意向でですね、私はま、これが最後、と言うことなんです。これまで非常に多くの方から激励を受けまして、で、一方で菅官房長官をはじめ官邸の皆さんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれど、まあ、それを上回る皆さんの応援のおかげでですね非常に楽しくやらせていただいた、と言うことで、心からお礼を申し上げたいな、と言うふうに思います。本当にありがとうございました。

シーン01

古舘伊知郎 キャスター

 古賀さん、あの、ちょっと待って下さい、ちょっと待って下さい。古賀さん、待って下さい。今のお話は私としては承服できません。あの〜、古賀さんは金曜日に時折出て下さって、たいへん私も勉強させていただいている流れの中で、番組が4月から様相が変わって行く中でも、古賀さんに、機会があれば、企画が合うならば出ていただきたいと、相変わらず思ってますし、、、

古賀 茂明 氏

 それは本当にありがたいです。もし本当であれば、本当にありがたいことです。

古舘伊知郎 キャスター

 古賀さんがこれですべて、なんか、テレビ側から降ろされるということは、ちょっと古賀さん、それは違うと思いますよ。

古賀 茂明 氏

 いや、でも、私に古舘さん、言われましたよね。私がこういうふうになることについて「自分はなにもできなかった、本当に申し訳ない」と。

古舘伊知郎 キャスター

 はい、もちろん、この前お話したのは、楽屋で、古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないんであるとしたら、大変申し訳ない、と私、思ってる今でも。しかし、さっきのはちょっと極端すぎる。

古賀 茂明 氏

 私、全部録音させていただきましたので、もしそう言うふうに言われるんでしたら、全部出させていただきますけれども、、、。

古舘伊知郎 キャスター

 や、こちらもそりゃあ出させていただくことになってしまいます、古賀さん。

古賀 茂明 氏

 いいですよ。

古舘伊知郎 キャスター

 だから、じゃあ、それは置いて、これは私は違うと思っていますが、じゃ、イエメンのお話、アメリカのこと聞かせていただけますか?

古賀 茂明 氏

 それで、あの、ま、非常に複雑な状況にあるんですけれども、ま、今になって大騒ぎしてますけども、これは、ま、火薬庫みたいなものでね、ず〜っと前からそうだったんですね。で、フーシー派って言うのは、まあ、今出てた通りイランの支援を受けているので、イエメンがフーシー派に支配されちゃったら困ると、で、サウジが困るとアメリカも困ると、、、。
 で、その前提はですね、ま、アメリカから見ると、サウジが正義なんですね。で、サウジアラビアって言うのは普通に見ると、もう全く民主的な国ではなくて、ま、人権侵害って言うのは国際的にもですね、問題だし、ヨーロッパでも非常に大きな問題になっているわけですけれども、これもし、シリアだったらアメリカはものすごい勢いで、ま、避難するでしょう。でも、サウジアラビアだったら非難しないんです。なぜかって言うと、まあ、アメリカの石油利権をしっかり守ってくれるのがサウジアラビアだからなんですね。

古賀 シーン02

 て言うことは、ま、アメリカの正義イコールサウジアラビアの正義で、サウジはアメリカの味方だし、アメリカはサウジの味方だ、と言うふうに日本人はなんか単純に思って、で、アメリカの正義は日本の正義だ、と言うのが安倍さんたちの考え方ですよね。そしたら、じゃあ、サウジを応援するのは正義なんだって言うふうに短絡的に行っちゃう可能性があるんですけれども、こりゃあもう、あの、今言ったように、アメリカの正義って言うのは非常にダブルスタンダードになっているので、正義ってのは分かんないですよ。
 そう言う前提で、ま、一歩引いてですね日本は何をすべきか、と言うことを、こう、考えていかなくちゃいけないなと、、、。けして短絡的に、アメリカとサウジが一体なんだから、日本もそこを一体でサウジを応援しなくちゃいけないと言う単純な考え方は、ま、とっていただきたくない。今のところは慎重な、え〜、対応になっていると思いますけれども、是非、そういうふうにしていただきたい、と言うふうに思います。

古舘伊知郎 キャスター

 かなり引いて、この複雑に入り組んだ情勢を冷静に見なきゃいけないということですね。

古賀 茂明 氏

 はい

古舘伊知郎 キャスター

 はい、それでは次参ります。今日、今お届けしている、古賀さん、国会の流れも含めて、国会全体でもいいんですけど、どんなふうにご覧になりますか?

古賀 茂明 氏

 そうですね。あの、今、日本の外交とか安全保障って、まあ、根本から変わろうとしてますよね。で〜、ま、そう言う中で、ま、中身がまだよく分からない、法案も出てきてませんし、国民とか国会の間で、ま、国会でちゃんとした議論が行われていないと言う状況で、もうどんどんアメリカとの間ではですね、先に進めてしまうと、アメリカに安倍さんが行って約束しちゃおうかと言うような、この動きって言うのは、よく考えてみたらとんでもないことだと思うんですね。
 ところが、なぜか、国会でも大きな騒ぎになっていないし、あるいは、マスコミもですね、「それは大変だ!」って言うことになっていないってのは、これは本当、どういう事なんだろうな、と言うのを、ま、非常に私、おかしいな!、と言うふうに思っているんです。
 で、一方で、でも国会で別にその、戦争するとかしないとか、それだけやっているわけじゃあなくてですね、今度の国会って言うのは、まあ、安倍さんは「改革断行国会」と言うふうに名前を付けたんですね。「もう、改革するぞ!」、と。だけどはっきり言って、今のところ大きな、その、岩盤規制にメスを入れますなんて話は出てきてないわけですね。農業で言えば農協改革、最初は非常に大きなこと言ってましたけど、結局、統一地方選で協力を得るためには地域農協、メス入れられないな、と言うことで竜頭蛇尾になっちゃいましたし、それから医療改革見ててもですね、まあ、チマチマしたことはやるんですけれども、大きな変更はできないと。電力改革に至っては自然エネルギーを抑制して原発推進に行こうと言う、まあ、ほとんど原子力村の言いなりじゃあないかなと、言うふうに見えるんです。

 一方でじゃあ、安倍さん何もやってないのかと言うと、そうじゃなくて、一生懸命やっていることもあるんですね。で、それはですね、ま、安倍さんがおそらく目指している国と言うのが、社会と言うのがあると思うんですけど、一つが原発輸出大国ですね。今、世界中に行って原発を売り歩いています。ま、成果もかなり出てきてると。それから武器輸出大国、これも去年の4月にですね、武器輸出三原則をなくしてですね、武器の輸出をどんどんしようと、これも驚くほど進展して来ています。こんなに進むのかな?、とやや驚きなんですけれども。そして、え〜、ギャンブル大国、これは何かって言うと「カジノ法案」ですね。前国会で反対が強くて廃案になったんですけども、依然として自民党を中心にですね、これを進めようと。
 で、こう言うのを見たときにパッと思いついたのは、私、施政方針演説でですね、安倍さんが、「その列強を目指してたねあの明治時代の、あの日本人、素晴らしいね」と言うふうに礼賛をしました。「列強」と言う言葉を使ったんで私、本当に驚きましたけど、まあ、安倍さんの側近と話しをした時に、「あれは完全なミスだった」と言うことをお認めになってましたけれども、ま、この安倍さんが言う「美しい国」と言うのはどう言うことなのかな?、て言うふうに一方で思うんです。

 私はこう言うことは狙っちゃいけないな、って言うふうに思っているんですね。じゃあ、どう言うことを目指して行ったらいいのか?、これはもちろん私の考え方ですけれども、多くの日本人と共通しているんじゃないかなと思うんですが、原発輸出大国じゃなくて自然エネルギー大国だ、あるいは武器輸出大国じゃなくて平和大国だと、ギャンブル大国なんかやめて文化大国だと言う、ま、こう言う国を目指して欲しいなあと言うふうに思うんですよ。

古賀シーン03

 そうすると、ま、安倍さんが目指しているような国と、そうじゃないと言う人たちのですね、間に相当ギャップがあるんじゃないかな?、と言うことで、私がもう一度、申し上げたいのは、やっぱり安倍さんとは我々、考え方違うよと、それが “I am not ABE” と言うことで、前も申し上げたんですけれども、まあ、それはものすごい批判を受けました。

古賀シーン04

 で、今日もですね、さっきああ言うやり取りがありましたけれども、やっぱり、我々は批判されたから言っちゃいけないと、言うふうになちゃいけないので、そう言う意味ではですね、ちょっとテレビ朝日では作っていただくのは非常に申し訳ないと思った、自分で作ってきました。“I am not ABE” と言うのをですね。
 これは、あの、単なる阿部批判じゃないです。要するに、日本人がどういう生き方をしようかと言うことを考えるうえでの1つの材料にしていただきたいな、と言うふうに1つの考え方を申しあげたと、それはもちろん批判をしていただいてもいいですし、そういうことをみんなで議論していただきたいな、と言うふうに思ってましたんで、ま、これは、もちろん、官邸の方からまたいろんな批判がくるかも知れませんけれども、え〜、ま、あんまり陰で僕、言わないでほしいなと思っているので、是非、直接ですね、菅官房長官でも、ご覧になっていると思いますから、私のところにどんどん文句を言って来ていただきたいなと言うふうに思います。

古舘伊知郎 キャスター

 あの〜、古賀さんのいろんなこう言うお考えってのは共鳴する部分も多々あるのですが、一方で、はっきり申し上げておきたいなと言う一点はですね、マスコミの至らなさ不甲斐なさも、もちろん認めるところはありますが、例えば、私が担当させていただいているこの番組で言えば、この前も数日前に原発のですね、川内原発に関する地震動に対するあの不安の指摘、あるいは、3.11の4年目の際には、核のゴミが全く行き場がない問題点、批判すべきとするところ、それから沖縄の辺野古の問題ですね。こういうところも、北部一帯での、ああ言うアメリカの海兵隊の思惑があるであろうと、そういうことをやらせていただいているんです。

古賀 茂明 氏

 それ私も、昨日ね、ツイートしたんですよ。こんな立派なビデオね、作ってますよと、あそこのサイトに行って特集ってところをクリックして下さい。並んでますよ。あれを是非観て下さい、って言ったんですね。いや、言ったと言うか、ツイートしたんですよ。すごく反響もありました。で、あれを作ってたプロデューサーが、今度、更迭されると言うのも事実です。

古舘伊知郎 キャスター

 更迭ではないと思いますよ。私は人事のことは解りませんが、あの〜、やっぱり人事異動を更迭、まっ、これ止めましょう、古賀さん、これ観ている方、よく解らなくなってると思いますよ。

古賀 茂明 氏

 それは止めましょう、止めましょう。いやだから、僕はそんなこと言いたくないので、これを、え〜、今、安倍政権の中でですね、どんな動きが進んでいるのかな?、と、、、

古賀シーン05

古舘伊知郎 キャスター

 ごめんなさい、ちょっとごめんなさい、時間が、ちょっと、、、

古賀 茂明 氏

 だから、そう言うこと言わないで欲しかったんですよね〜。ただ、言わせていただければ、最後に、これをですね、是非、古舘さんにお贈りしたいんですけど、マハトマ・ガンジーの言葉です。「あなたがすることのほどんとは無意味であるが それでもしなくてはならない そうしたことをするのは 世界を変えるためではなく 世界によって自分が変えられないようにするためである」と。

古賀シーン06

 つまり、圧力とか自粛に慣れて行ってですね、ああ、何もしない、一人でやったってしょうがない、ただ叩かれるだけだ、そう言うことでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に大きな問題が起きているのに気が付かないことはあるんですよと、私もすごく今、自分に言い聞かせていつも生きているんですけれども、是非これはみんなが考えていただきたいことだなと、言うふうに思っています。
 あの、いろいろね、あの、ちょっと申し訳ない、あのような口論になっちゃって、申し訳ないんですけれども、私が言いたかったのは、え〜、もう、みんながやっぱり、言いたいことはそのまま言おうと、え〜、自然に言おうと、もちろん違う意見の方も、違う意見をどんどん言っていただいていいし、古舘さんだって、私の考えがおかしいとなれば、本当におかしいと、どんどん言っていただいて、まったく何の問題もないんですけれども、何か言ったことについて裏でいろいろ圧力をかけたり、え〜、ま、官邸から電話をかけて何だかんだと言ったりとかですね、そういうことはやめていただきたいと言うふうに思っております。

 *****

 私は、この番組を月曜日から金曜日のほぼ毎晩、観ていますので、上のやり取りもリアルタイムで拝見いたしました。古賀氏が、やや興奮して抑制が効かなくなっている印象はありましたが、至ってまとも、と言うか、誰かが言わなければならないことだと思いました。そして、このような発言、主張に対して圧力や番組降板、プロデューサーの更迭があるのなら、非常に日本は危ない国だと思います。

 一方、この番組の古賀氏の発言に対して、菅官房長官は「全く事実無根であって、言論の自由、表現の自由は、これは極めて大事だという風に思っていますけれども、事実に全く反するコメントをですね、まさに公共の電波を使った行動として、極めて不適切だという風に思っています。放送法という法律がありますので、まず、テレビ局がどのような対応をされるかということを、しばらく見守っていきたい、こういう風に思います。」とコメントを出しました。
 また、4月1日、都内のイベントでテリー・伊藤氏は「あれはちょっとやり過ぎ。人の名前を出すのも何かなと思うし、もうちょっとやり方があったんじゃないかなと。(テレビを)私的に使いすぎてるのかな。もっと大人のやり方があったんじゃないかと。主義は主義だけど、逆にマイナスになってるんじゃないかな」とコメント、4月5日のテレビ番組でビート・たけし氏は「本質を突いたらだって、テレビがやっちゃうと、郵政省管轄かどうか知らないけおd、結局(政府から)プレッシャーかかるに決まってるんだから」と発言し、いずれも古賀氏に対して否定的な見解でありました。


◇「報道ステーション」ディレクター 岩路 真樹 氏自殺への疑惑

 今回の古賀氏の発言と、昨年あった出来事を結びつけるのが適切か否か判りませんが、同じテレビ朝日「報道ステーション」の関係者に起こったことですので取り上げます。
 昨年、8月30日、テレビ朝日の報道番組で活躍していた名物ディレクター、岩路 真樹 氏(享年49歳)が東京都大田区の自宅で遺体となって発見されました。自宅3階の部屋で練炭自殺を図ったとみられ、第一発見者となった妻とは離婚調停中だったとされます。「報道ステーション」においては、福島での甲状腺ガン患者の急増や手抜き除染問題など、原発に関する数々の報道を手掛けて来て、まだまだこれから!、と言う矢先の出来事でした。ただ、私生活において、妻と3人の子供と別居生活であり、「子ども好きで、週末にしか会えないことが相当こたえていたようだ」との証言があり、妻と子供宛ての遺書が3通残されており、現場の状況などから、警察は早くから自殺と断定、「他殺の疑い」はないとしてマスコミに広報されることもありませんでした。
 以下、氏の自殺への疑惑、他殺の疑いとして言われていることを列挙いたします。

じま 甲状腺癌

1.写真週刊誌「フラッシュ」の発売中止

 この岩路氏に関する記事を掲載した写真週刊誌「フラッシュ」が突然、発売中止となりました。表向きは、「ネットに流出したハリウッドセレブのヌード写真を無断掲載しようとした」とされますが、真相は明らかではありません。

フラッシュ表紙

2.欠勤の連絡と次の取材の打つ合わせ

 死亡する直前の8月27日、岩路氏は自ら会社に欠勤の連絡を入れていますが、岩路氏を知る編集者は、「電話口から聞こえた岩路氏の声は、ろれつが回っておらず、明らかに様子がおかしかった。」と証言しています。また、この連絡の直前には仕事仲間と次の取材の打ち合わせをしていたことも発覚しております。

3.死亡日時の食い違い

 警察が関係者に明かした死亡推定日は発見1日前の29日だが、「遺体を診た医師が作成した死体検案書に記された死亡推定日は、28日になっていた」(テレビ朝日関係者)とされます。

4.岩路氏のツイッター

 「自殺はしない」宣言を 〜私が死んだら、消されたと思ってください!」と岩路氏がツイッターに文章を残していたとされます。

5.自殺の方法にも不審点

 部屋の外側から通気孔や窓、ドアの隙間をガムテープで塞ぎ、自らをロープで椅子に縛り付けて、身動きできない状態にした後に、ライターもマッチも使わずに練炭に火を付けたとされております。なぜ、部屋の外側から隙間を塞いだのか?、なぜ、どうやって自分の体を縛りつけたのか?、どのようにして練炭に火を付けたのか?、と言うところは解明されていません。

6.「報道ステーション」テロップの意味は?

 9月5日の「報道ステーション」に不思議なテロップが現れました。「原発事故関連のミュースをきょうも放送できませんでした。時間がなくなったからです。申し訳ありませんでした」と言うものです。

報道ステーション「じま」がなくなった

 これに対して、「番組の予定を変更した場合、『放送時間の都合上、予定を変更してお送りしました』といった定型文的な固い言い回しのテロップが表示されるのが一般的である。」との指摘や、「『時間がなくなったからです』ほどではないが、『きょうも放送できませんでした』もやや口語調であり、日本を代表する報道番組のテロップとしては不可解である」との意見がネットを賑わしておりました。「時間」を「じま」と読むと岩路真樹氏の中の文字「路真」のことではないか?、テレビ朝日からの暗号メッセージでは?、などとの憶測も飛んでおります。


◇「報道ステーション」に対する自民党の圧力文章とその後の人事

 こちらは本日の日刊ゲンダイに掲載された記事です。昨年11月の衆議院解散直後に、自民党より「報道ステーション」に送られた「圧力文章」があったとのものです。

自民党 圧力文章の記事

 *****

やっぱり…「報ステ」に自民党が“圧力文書” その後に異例人事

 官邸からの圧力があった――「報道ステーション」のコメンテーターだった古賀茂明氏に“番組降板”の真相をバクロされたテレビ朝日は、いまだに混乱が続いている。「報道ステーション」の打ち切り説も流れている。

 圧力をかけたと名指しされた菅義偉官房長官は「まったくの事実無根」と否定しているが、すでに昨年末、安倍自民党が「報道ステーション」に“圧力文書”を送りつけていたことが分かった。この文書にテレビ朝日は震え上がったという。本紙はそのペーパーを独自入手した。

自民党からの手紙

 文書が送りつけられたのは、2014年11月26日。11月21日に衆院を解散した直後だった。自民党の福井照報道局長の名前で、「報道ステーション」の担当プロデューサーに送られている。

 文書は、〈11月24日付「報道ステーション」放送に次のとおり要請いたします〉というタイトルがつけられ、〈アベノミクスの効果が、大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民には及んでいないかのごとく……〉と番組を批判し、さらに〈放送法4条4号の規定に照らし……十分な意を尽くしているとは言えません〉と、放送法まで持ち出して牽制している。

 テレビ朝日は相当ビビったらしく、安倍自民党に“恭順の意”を示すためか、その後、担当プロデューサーには異動を命じている。異例の人事だった。

「自民党は11月20日、在京キー局各社に対し、中立な選挙報道を求める、いわゆる“圧力文書”を送っています。その直後、“番組”に対してまで文書が送られてきたことで、テレ朝は真っ青になったはずです。自民党からの文書の趣旨は、テレ朝の中堅幹部のなかで周知徹底されました」(テレ朝関係者)

 しかし、権力がメディアを脅し、報道機関が屈しているとしたら恐ろしいことだ。

「放送法を持ち出し、中立に報道しろと要請するのは“こちらは目を光らせているぞ”という威嚇に等しい。どうかしているのは、テレ朝以外の報道各社です。これは他人事ではないですよ。なぜ、問題にしないのか。いま傍観していたら、圧力はどんどん強まる一方です」(政治評論家・山口朝雄氏)

 自民党とテレ朝は、それぞれ文書を送り、受け取ったことを認めた。この国のメディアは、正念場に立たされている。

 *****



◇ おわりに

 昨年の夏、今から30年前の1985年(昭和60年)8月12日に起こった日航123便の墜落事故を当ブログで取り上げました。まず、メディアを通じた公式発表、次いでその報道の矛盾と様々な疑問、多くの証言、目撃情報、そして現場の異常な状態など、これがただの事故ではないと思わざるを得ないことを申し上げました。

 真実は? 「日航ジャンボ機墜落事故」、公式発表より - 2014.07.30
 
 真実は? 「日航ジャンボ機墜落事故」、疑問と疑惑 - 2014.08.05

 もしも、この死者520名も出した、日本のみならず世界でも最大の飛行機事故が、報道されているのと異なる事実があるとしたら、紛れもなくそのことを政府は知っていて、もちろんメディアも気づいており、しかしながらある種の圧力がかかったものであると確信いたします。

 冒頭にご紹介した、テレビ朝日「報道ステーション」における古賀茂明氏 発言の裏側にあるもの、それは、政府とメディアにある情報で、国民には知らされないことが、実は非常に多いと言うことかと思います。最近は、この手の「裏話」がネットに溢れていて、自分なりに取捨選択する必要はありますが、政府およびメディアの報道を鵜呑みにはできない、そもそも報道の自由度がそれほど高い国ではない、そんな現代の日本であることは間違いありません。


つんく♂氏の近畿大学入学式での祝辞

 喉頭がん治療のため療養していた音楽プロデューサー、つんく♂氏(46歳)が先週の土曜日、4月4日、自身の母校である近畿大学の入学式にサプライズで登場し、昨年10月にがん再発を公表後は初めて公の場に姿を見せました。新入生約7000人への祝辞の中で、声帯の摘出手術を受け、声を捨て生きる道を選んだことを告白し、新入生への激励の言葉を述べました。以下、入学式で発表された新入生への祝辞を全文でご紹介します。

近畿大学のつんく氏

 *****

 平成27年度 近畿大学にご入学の皆さん 入学おめでとうございます!この大学の卒業生でもあります私「つんく♂」と申します。

 正直言いましょう、今日のこの入学式には、近畿大学にひっしのぱっちで入学した人。狙い定めた入った人。結果的に(滑り止めで)近畿大学に入った人。いろんな人がいるでしょう。でも、あなたにとってどの大学が正解だったんでしょうか…それはわかりません。ただ、ひとつ言えるのは、この先の人生で、あなた自身が「ああ、この大学に入ってよかったな。」という道を歩めば良いんだと思います。

 なぜ、今、私は声にして祝辞を読みあげることが出来ないのか…それは、私が声帯を摘出したからです。去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出するより他なかったから、一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。
 そんな私に、「今年も近畿大学の入学式のプロデュースをお願いしたい!」と、この大学から依頼がありました。その時に思いました。「ああ、この大学を卒業してよかったな。こんな私がお役に立てるなら精一杯頑張ろう!」そう心に思いました。昨年末から何度も大学とメールでやり取りしたり、スタッフが伝言してくれたり、を繰り返しつつ、今日、この日を迎えました。KINDAI GIRLSの皆さん、吹奏楽、応援部の皆さん、その他たくさんの学生の皆さんが、今日の日の為に夢中でレッスンしたり、準備してくれました。「みんなで一緒に新入生を迎え入れよう!」と。

 ここまでの人生はもしかしたら受け身だった人もいるかもしれません。親が言うから…学校の先生がすすめたから…でも、もうすぐ皆さんは成人します。もう自分の人生を歩んで行くんです。後悔しても意味がないんです。今から進んでいくんです。自分で決めて進んで行けば、絶対に何かを得、そしてまた次のチャンスへと繋がっていくんだと思います。
 私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事を考えながら生きていこうと思います。皆さんもあなただから出来る事。あなたにしか出来ない事。それを追求すれば、学歴でもない、成績でもない、あなたの代わりは無理なんだという人生が待っていると思います。

 近畿大学はどんな事にもチャレンジさせてくれます。だから何もしなかったら何もしないなりの人生をチョイスすることになるし、自分で切り開いていく道を選べば、きっと自分を大きく育てるようなそんな大学生活になるでしょう。仲間や友人をたくさん作り、世界に目をむけた人生を歩んでください。私も皆さんに負けないように、新しい人生を進んで行きます!

 だから最後にもう一度言わせてください。皆さん、近畿大学への入学、本当におめでとう!「ああ、良かった!」と思える大学生活をセルフプロデュースしてください! そして、今日のこの出会いに感謝します。ありがとう!

 *****


 音楽家であり歌手でもあった、まだ40代の男性ががんに侵されて声を失う、その絶望の淵にありながら、後輩への激励の言葉を公表する、なかなかできることではないと思います。彼の不幸を告白され、その言葉を胸に人生を大事に生きて行くことを決意した若者は多数いたと思われると同時に、そうしたコメントを述べることで、自暴自棄にならず、不幸に打ち勝ち、今後の人生を精一杯生きて行く決意を、つんく氏が、自らに言い聞かしているような、そんな印象を受けました。今後のさらなるご活躍に期待いたします。

 1つYouTube動画のリンクをご用意しました。私が米国に留学していた1996年、小さな日本人向けマーケット「Tokyou」で日本のレンタルビデオを借りて観ていました。その中に同年4月からフジテレビで放映された「Age,35」(主演 中井貴一、田中美佐子)と言うドラマがあり、その主題歌「いいわけ」です。


「いいわけ」
 作詞・作曲 つんく
 編曲    シャ乱Q


シャ乱Q「いいわけ」YouTube動画

シャ乱Q ジャケット

「平均寿命」に見えるもの、「健康寿命」から教えられること

 「在宅療養」に対する国の考え方を考察し、「介護保険」について解説いたしました中で、「平均寿命」に触れました。「一昨年、2013年までの日本における平均寿命が、男性80.21歳(世界第4位)、女性86.61歳(世界第1位)で、男女合わせて84歳超えは唯一日本だけの第1位であります」と言う文章ですが、この「平均寿命」について今回は勉強しました。引き続き「医・食品・アンチエイジ」のカテゴリーとしての投稿です。


◇「平均寿命」の定義

 「平均寿命」は毎年、厚生労働省や世界保険機構(WHO)より、県別や国別など、様々な条件に基づくデータとして発表されておりますが、最初にはっきりさせておかなければならないことはその定義であります。

1.「平均死亡年齢」ではなく「0歳の人間の平均余命」

 ある年に亡くなられた人の死亡年齢の平均をとったものと思われがちですが、それは「平均死亡年齢」であって、「平均寿命」とは違います。「平均寿命」はその年に生まれた「0歳の人間の平均余命」、「何歳で寿命を迎えるか?」と言う概念であります。その算出方法は人口統計の中の「生命表(life table)」に基づいており、ある単位対象(性別、県や国)における各年齢別の推計人口と死亡率から求められます。

平均寿命の図

 上図の如く、各年齢をX軸、その年齢における生存数をY軸とするグラフにおいて、ある年齢でX軸に対する垂線を引くと、垂線の左上側と右下側に図形ができます。平均寿命というのは、この2つの図形の面積が等しくなる年齢に相当します。ある年齢以下で死亡している合計人数と、その年齢以上で生存している合計人数が等しい、そう言った年齢が「平均寿命」と定義されるわけです。

2.「平均寿命」-「現在の年齢」≠「余命」

 よく中年の患者に「健康を取り戻して少なくとも平均寿命までは生きましょうよ!」って言うことがあります、それに対して「私は今60歳で、男性の平均寿命が80歳を超えたからあと20年ですね!」との返事、これは間違いです。「平均寿命」は、あくまでも「発表されたその年に誕生した人」の「平均余命」のことです。

3.「平均寿命」まで生きるのは50%ではない

 死亡年齢が正規分布しており、亡くなられた人の年齢の平均値であるなら、その年齢より上が50%、下が50%と言うことになりますが、「平均寿命」はそう言う計算方法ではありませんので、「平均寿命」まで生きるのは50%ではありません。現代の日本では、平均寿命まで生きる確率は50%より大きくなっています。


◇ 日本の「平均寿命」の推移

 日本における年別の「平均寿命」をグラフにしたページを見つけましたので、そのグラフを供覧して、若干の解説を加えます。当然の如く本邦において「平均寿命」は延長し続けております。

1.1891〜2013年

 「平均寿命」、最も古いデータは1891-89年(明治24-32年)であり、この期間の「平均寿命」は男性42.8歳、女性44.3歳でありました。明治時代後半から大正時代にかけての「平均寿命」はほぼ横ばいで、1921-1925年(大正10-14年)の「平均寿命」は男性42.1歳、女性43.2歳でありました。昭和に入って「平均寿命」は延長を見せ始め、太平洋戦争で多くの戦死者を出しながら、終戦2年後の1947年には男性50.1歳、女性54.0歳となりました。

平均寿命1891-2013

2.1947〜2013年

 戦後における「平均寿命」の推移に着目しますと、上で述べた如く、終戦2年後の1947年(昭和22年)に男性50.1歳、女性54.0歳であり、その後も延長を継続し、1960年には男性が65歳を超え(65.3歳)、女性も70歳を超え(70.2歳)、以後もグラフは上昇を続けております。

平均寿命1947-2013

3.1990〜2013年

 最近の約25年、1990年〜2013年(平成2〜25年)の各年毎の「平均寿命」を記録したグラフを以下に示します。1990年(平成2年)は男性75.9歳、女性81.9歳でありましたが、2000年(平成12年)は男性77.7歳、女性84.6歳と、10年間で男性1.8歳、女性は2.7歳の延長が見られ、2013年(平成25年)には男性80.2歳、女性86.6歳と、この13年間でさらに男性2.5歳、女性では2.0歳の延長が見られております。

平均寿命1990-2013

 こうして本邦における「平均寿命」の推移を見てまいりますと、記録が残っている近年以降では、昭和の時代になって急速に向上し始めて、戦後の更なる上昇、現代においても継続して延長し続けていることが見て取れます。いろんな要素はあろうかと存じますが、予防接種の普及、検診、衛生観念、健康意識、医療の進歩と充実が挙げられようかと存じます。


◇ 都道府県「平均寿命」ランキング

 以下、2013年の日本の都道府県「平均寿命」ランキングを男女別に示します。

【男 性:平均 79.6歳】 【女 性:平均 86.4歳】        
 01位 長 野 80.9歳   01位 長 野 87.2歳
 02位 滋 賀 80.6歳   02位 島 根 87.1歳
 03位 福 井 80.5歳   03位 沖 縄 87.0歳
 04位 熊 本 80.3歳   04位 熊 本 87.0歳
 05位 神奈川 80.3歳   05位 新 潟 87.0歳

 06位 京 都 80.2歳   06位 広 島 86.9歳
 07位 奈 良 80.1歳   07位 福 井 86.9歳
 08位 大 分 80.1歳   08位 岡 山 86.9歳
 09位 山 形 80.0歳   09位 大 分 86.9歳
 10位 静 岡 80.0歳   10位 富 山 86.8歳

 11位 岐 阜 79.9歳   11位 石 川 86.8歳
 12位 広 島 79.9歳   12位 滋 賀 86.7歳
 13位 千 葉 79.9歳   13位 山 梨 86.7歳
 14位 東 京 79.8歳   14位 京 都 86.7歳
 15位 岡 山 79.8歳   15位 神奈川 86.6歳

 16位 香 川 79.7歳   16位 宮 崎 86.6歳
 17位 愛 知 79.7歳   17位 奈 良 86.6歳
 18位 石 川 79.7歳   18位 佐 賀 86.6歳
 19位 富 山 79.7歳   19位 愛 媛 86.5歳
 20位 宮 崎 79.7歳   20位 福 岡 86.5歳

 21位 三 重 79.7歳   21位 高 知 86.5歳
 22位 宮 城 79.7歳   22位 東 京 86.4歳
 23位 埼 玉 79.6歳   23位 宮 城 86.4歳
 24位 兵 庫 79.6歳   24位 香 川 86.3歳
 25位 山 梨 79.5歳   25位 北海道 86.3歳

 26位 島 根 79.5歳   26位 長 崎 86.3歳
 27位 新 潟 79.5歳   27位 鹿児島 86.3歳
 28位 徳 島 79.4歳   28位 山 形 86.3歳
 29位 群 馬 79.4歳   29位 岐 阜 86.3歳
 30位 沖 縄 79.4歳   30位 三 重 86.3歳

 31位 福 岡 79.3歳   31位 愛 知 86.2歳
 32位 佐 賀 79.3歳   32位 静 岡 86.2歳
 33位 鹿児島 79.2歳   33位 徳 島 86.2歳
 34位 北海道 79.2歳   34位 千 葉 86.2歳
 35位 愛 媛 79.1歳   35位 兵 庫 86.1歳

 36位 茨 城 79.1歳   36位 鳥 取 86.1歳
 37位 和歌山 79.1歳   37位 山 口 86.1歳
 38位 栃 木 79.1歳   38位 福 島 86.1歳
 39位 山 口 79.0歳   39位 秋 田 85.9歳
 40位 鳥 取 79.0歳   40位 大 阪 85.9歳

 41位 大 阪 79.0歳   41位 群 馬 85.9歳
 42位 高 知 78.9歳   42位 埼 玉 85.9歳
 43位 長 崎 78.9歳   43位 岩 手 85.9歳
 44位 福 島 78.8歳   44位 茨 城 85.8歳
 45位 岩 手 78.5歳   45位 和歌山 85.7歳

 46位 秋 田 78.2歳   46位 栃 木 85.7歳
 47位 青 森 77.3歳   47位 青 森 85.3歳

 「平均寿命」ランキング、男女ともに首位なのが長野県の男性80.9歳、女性87.2歳でありました。同じように、男女ともに上位にランキングされている都道府県があって、福井県の男性3位(80.5歳)と女性7位(86.7歳)、熊本県は男女ともに4位(80.3歳、87.0歳)でありました。

 長野県、福井県、熊本県は男女ともに上位

 沖縄県が長寿との印象がありましたが、確かに女性は3位(87.0歳)であるものの、男性は30位(79.4歳)と平均以下でありました。同様に「平均寿命」ランキングで男女に乖離が見られる都道府県は、新潟県の女性5位(87.0歳)と男性27位(79.5歳)であります。

 沖縄県、新潟県は女性と男性に乖離がある

 男女ともに下位にランキングされている都道府県は、秋田県の男性46位(78.2歳)と女性39位(85.9歳)、岩手県の男性45位(78.5歳)と女性43位(85.9歳)、福島県の男性44位(77.8歳)と女性38位(86.1歳)、そして男女ともに最下位であったのが青森県(77.3歳、85.3歳)でありました。

 青森県、秋田県、福島県は男女ともに下位

 ただし、首位の長野県と最下位の青森県の「平均寿命」の差は、男性3.6歳、女性1.9歳と、それほど大きな違いはありませんでした。このことは、本邦における、医療や衛生、健康への関心などと言った、「平均寿命」を左右すると思われる因子に地域差、格差は乏しく、全国的にほぼ均一なレベルにあると考えられました。


◇ 国別「平均寿命」ランキング

 2014年の世界保険機構(WHO)の報告に基づいて、以下に男女合わせた「平均寿命」ランキングを数値が大きい順に国名を列挙いたします。数値は小数点以下は四捨五入しております。

 世界 平均値 70歳、中央値 74歳

 001位 84歳 日本
 002位 83歳 アンドラ、オーストラリア、イタリア、シンガポール、スイス
 008位 82歳 カナダ、キプロス、フランス、アイスランド、イスラエル、ルクセンブルグ、
        モナコ、ニュージーランド、ノルウェー、スペイン、スェーデン
 019位 81歳 オーストリア、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、マルタ、
        オランダ、ポルトガル、韓国、イギリス
 029位 80歳 ベルギー、チリ、デンマーク、レバノン、スロベニア

 034位 79歳 コロンビア、コスタリカ、キューバ、ナウル、カタール、アメリカ
 040位 78歳 バルバドス、クロアチア、チェコ、クェート
 044位 77歳 バーレーン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルディブ、ペルー、ブルネイ、
        エストニア、パナマ、ドミニカ共和国、ポーランド、スリナム、ウルグアイ
 055位 76歳 アルゼンチン、クック諸島、メキシコ、モンテネグロ、オマーン、ベトナム、
        スロバキア、マケドニア旧ユーゴサウラビア、チェニジア、ベネズエラ、
        アラブ首長国連邦、サウジアラビア、
 067位 75歳 アンティグア・バーブーダ、バハマ、ベリーズ、中国、ドミニカ、タイ、
        ハンガリー、リビア、パラグアイ、セントルシア、セルビア、スリランカ、
        エクアドル、トルコ

 081位 74歳 アルバニア、ブラジル、ブルガリア、カーボベルデ、グルジア、イラン、
        ホンジュラス、ジャマイカ、ヨルダン、ラトビア、リトアニア、マレーシア、
        モーリシャス、ニウエ、ルーマニア、セントクリストファー・ネイビス、
        セントビンセント・グレナディーン、セーシェル
 099位 73歳 グレナダ、ニカラグア、パラオ、サモア
 103位 72歳 アルジェリア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カンボジア、バヌアツ、
        エルサルバドル、ガアテマラ
 110位 71歳 アルメニア、エジプト、インドネシア、モロッコ、モルドバ、ウクライナ、
        トンガ
 117位 70歳 バングラデシュ、北朝鮮、イラク、マーシャル諸島、トリニダート・トバコ

 122位 69歳 フィジー、キルギス、ミクロネシア、フィリピン、ロシア、ソロモン諸島、
        ウズベキスタン
 129位 68歳 ブータン、ボリビア、カザフスタン、ネパール、シリア、タジキスタン、
        ツバル
 136位 67歳 モンゴル、ナミビア、サントメ・プリンシペ
 139位 66歳 インド、キリバス、ラオス、ミャンマー、東チモール
 144位 65歳 パキスタン、ルワンダ

 146位 64歳 エチオピア、マダガスカル、セネガル、イエメン
 150位 63歳 エリトリア、ガボン、ガイアナ、モーリタニア、スーダン、トルクメニスタン
 156位 62歳 ボツワナ、コモロ、ガーナ、ハイチ、リベリア、パプアニューギニア
 162位 61歳 ジプチ、ガンビア、ケニア、タンザニア
 166位 60歳 アフガニスタン

 167位 59歳 ペナン、コンゴ、マラウイ、ニジェール、南アフリカ
 172位 58歳 ブルキナファソ、ギニア、トーゴ、ジンバブエ
 176位 57歳 マリ、ウガンダ、ザンビア
 179位 56歳 ブルンジ、カメルーン
 181位 55歳 赤道ギニア、南スーダン

 183位 54歳 ギニアビサウ、ナイジェリア、スワジランド
 186位 53歳 コートジボワール、モザンビーク、ソマリア
 189位 52歳 コンゴ民主共和国
 190位 51歳 アンゴラ、中央アフリカ共和国、チャド
 193位 50歳 レソト

 194位 46歳 シエラレオネ

世界の平均寿命 図
世界の国別平均寿命

 「平均寿命」国別のランキングを出すと一目瞭然、日本が世界でもっとも長寿であること(2013年、男性80.2歳は5位、女性86.6歳は1位)、地域、国家による格差が激しく、先進諸国間でも、日本の都道府県別の差異に比較すると、その数字には開きが見られました。

 日本の都道府県別よりも激しい地域差がある世界

 具体的には、上位33位まで「平均寿命」80歳以上には、西欧、北欧から23ヶ国、東アジアから日本、韓国、シンガポール、オセアニアから2国が含まれ、比較的、裕福で政情が安定している国家と言う印象を受けました。米国の「平均寿命」は79歳で日本のそれよりも5歳も低く、日本国内の1位、長野県と最下位、青森県以上に差が開いておりました。これは医療制度やそのレベルよりも、鉄砲などの犯罪やホームレスの存在など、社会的要素が寄与している可能性が考えられました。
 一方、「平均年齢」80-70歳は中南米、アラビア諸国、アジア諸国が占め、70歳以下になるとアジアの一部とアフリカ諸国が大きく占めておりました。政情不安に加えて栄養、衛生、医療など多くの要素が「平均寿命」を下げていることが伺われます。


◇ 本邦における「健康寿命」

 「平均寿命」が世界一であり、都道府県における格差は、国別の格差に比べたらそれほどでもない、日本はある程度、均一な国家でありことが解りましたが、ここで「健康寿命」と言う概念を加えてさらなる検証を行いたいと考えます。その概念は、いたって単純で、、、

 「健康寿命」:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

 、、、と言うことで2000年に世界保険機構(WHO)が提唱したものです。要は、日常的に介護などのお世話にならず、自立した健康な生活ができる期間のことです。

健康寿命と平均寿命の差

 さて、この「健康寿命」、平成22年の統計で、本邦の男性は70.4歳、女性は73.6歳となっており、男女の「平均寿命」との差を示したのが上の図であります。「平均寿命」から「健康寿命」の差の部分は「不健康な期間」を示し、本邦の男性は9.1年、女性葉12.7年に及びました。


◇ 国別「平均寿命」-「健康寿命」=「不健康期間」

 本邦における「平均寿命」から「健康寿命」の差の部分、「不健康期間」は男性は9.1年、女性葉12.7年であり、この期間が短いとするか長いと考えるか、またその良否を考えるため、国別のデータを入手いたしました。以下の通りです。

 日本(男性) 平均寿命 79.6歳 健康寿命 70.4歳 不健康期間 9.1年
 日本(女性) 平均寿命 86.3歳 健康寿命 73.6歳 不健康期間 12.7年
 フランス   平均寿命 79.7歳 健康寿命 72.0歳 不健康期間 7.7年
 イタリア   平均寿命 79.7歳 健康寿命 72.7歳 不健康期間 7.0年
 スペイン   平均寿命 79.6歳 健康寿命 72.6歳 不健康期間 7.0年
 ノルウェー  平均寿命 79.1歳 健康寿命 72.0歳 不健康期間 7.1年
 ドイツ    平均寿命 78.7歳 健康寿命 71.8歳 不健康期間 6.9年
 イギリス   平均寿命 78.2歳 健康寿命 70.6歳 不健康期間 7.6年
 アメリカ   平均寿命 77.3歳 健康寿命 69.3歳 不健康期間 8.0年
 キューバ   平均寿命 77.1歳 健康寿命 68.3歳 不健康期間 8.8年
 中国     平均寿命 71.1歳 健康寿命 64.1歳 不健康期間 7.0年

 上に列挙した国別の「平均寿命」-「健康寿命」=「不健康期間」を見ますと、日本の女性は「健康寿命」においても、73.6歳は世界一でありますが、「平均寿命」はさらに長いために、「不健康期間(寝たきりの状態)」が12.7年と世界で唯一10年を超えてダントツトップとなっております。一方、日本の男性は女性とは少し違っていて、「不健康期間」は9.1年と世界ではトップクラスに長いのですが、「健康寿命」については日本の女性とは異なり、先進国の中では短いようです。70.4歳はイギリスより下位でアメリカより上位と言う程度です。しかし、こちらも女性と同様、「平均寿命」は上位でありますので、「不健康期間(寝たきりの状態)」は世界トップクラスにまで延長しております。


◇ まとめ:「平均寿命」に見えるもの、「健康寿命」から教えられること

1.現代のシエラレオネ以下から世界一へ

 本邦における「平均寿命」は、 明治維新から24年を経過して近代化文明としての第一歩を踏み出した時代には40歳台前半と、これは現代のシエラレオネよりも低い値でありました。それが、昭和以降は年を追うごとに延長しており、これは素直に賞賛に値すると考えます。戦後の日本は、厚生労働省や文部科学省による医療制度の確立、公衆衛生や医学の進歩、に加えて国家として「平和主義」、「戦争放棄」を掲げて、紛争や戦争に巻き込まれることも加担することもなく来れました。犯罪やテロ行為はしばしば見られますが、その頻度は他の国々とは比べものにならないほど少ないものであります。こうした要素が「平均寿命」の押し上げに繋がっております。いろいろと、医療制度や政治に関する批判は絶えないところでありますが、「平均寿命」に見えるものとして、国家の方向性、社会の創造に大きな間違いはなかったと思います。

2.「不健康期間(寝たきりの状態)」まで世界一

 よくこの点を指摘して、「日本は寝たきり患者を長生きさせるから長寿国なんだ!」とする意見を聞きますが、それは「平均寿命」を伸ばしてきた小さな要素に過ぎません。例えば日本の女性の場合、上述の如く「不健康期間」は世界で唯一10年を超えて最長ですが、「健康寿命」も世界一なわけです。
 延長する「不健康期間(寝たきりの状態)」に対して、「自分だったらそんなにまでして生きていたくない」、「家族に介護で面倒をかけたくない」と言う発想もあって、例えば、車椅子生活、寝たきり、食事は胃瘻や中心静脈栄養、そういったものに対する批判的意見をよく聞きます。しかしながら、そうした状態でも生命を維持することを希望する本人であり、家族がいることを忘れてはなりません。ほとんどの場合は医療サイドからの強要ではなく、本人、家族の意思に基づくものであります。麻痺があって歩けなくとも、経口摂取が不可能であっても、文化的な感情を持って、家族との意思疎通が可能であり、小さな幸せを共有できるケースは少なくありません。

 寝たきりであっても人格を無視できないケースはある

 それに加えて、近年のリハビリテーションの進歩や再生医療分野の発見は、こうした「不健康期間(寝たきりの状態)」から健康体への再生が可能となる時代を予見いたします。

 リハビリや再生医療の進歩の可能性

 「不健康期間(寝たきりの状態)」が長い日本は、「不健康期間(寝たきりの状態)」の患者が世界一多いわけですから、そうした患者への治療経験の集積から新たな進歩も期待できるわけです。

3.「健康寿命」を伸ばす努力は言うまでもないこと

 最後に当たり前のことを申します。日本は上述の如く、「平均寿命」を延長する途上にあります。この国で生活していれば、90歳、100歳、あるいはそれ以上、と言う長寿が期待されます。でも、長い「不健康期間(寝たきりの状態)」で晩年を過ごすことは避けたいところです。健康で長寿、これこそが理想であり、それは必ずしも不可能でも困難でもない、と考える次第です。