アセンションへの道程 〜ある外科医のスピリチュアル〜

アセンションを目指したある1外科勤務医のヘミシンク体験とスピリチュアルおよびその周辺事項への探求をご紹介します

◆ スピリチュアル株式投資:ケネディクス [4321-T1] 三角保ち合いから破綻!

 株式投資をスピリチュアル的に捉える方法、まだご紹介していませんでした、「三角保ち合い」についてご説明します。もちろん、私が考えたり、発明したものではありませんので、詳しくは清書を見ていただきたく思います。

 今回、取り上げるのは不動産銘柄のケネディクス(4321-T1)です。四季報を見ますと、元々は業績がそれほど良い訳ではありませんが、不動産バブルがはじけた頃、2008年当時、ダヴィンチHDやアーバンCoなど多くの不動産会社が倒産し、これを生き残った会社として取り上げられた程度でした。ところがここに来て、アベノミクスによる、金融緩和、公共事業活性化、さらには東京オリンピック招致、リニアモーターカー、消費税増税までもが、不動産銘柄に追い風となっている背景はあります。

 今、不動産銘柄には追い風

 さて、同銘柄の8月末日までのチャートを見てみますと、高値のトレンドライン(#1)は右肩下がりなのに対し、安値のライン(#2)は上昇傾向にあり、そのレンジ内での動きは、徐々に振幅を狭めて一点(440円近辺)に集約されつつあります。こういうトレンドを、「株価が上値を切り下げる」+「株価が下値を切り上げる」が同時に起こった「三角保ち合い」と言います。こうした局面では出来高が少ないのも特徴的です。


 三角保ち合い
 =「株価の上値切り下げ」+「株価の下値切り上げ」
  :小さな振幅で一点に集約されるようなチャート
  :概して出来高は少ない


ケネ01
ケネディクス(4321-T1) 8月末までのチャート

 スピリチュアル、すなわち投資家心理的に申しますと、出来高が乏しく、株価の変動が少ない、振幅が小さいチャートは、いろんな要素があるので、大きく上げることも小さく下げることもできない、やきもきさせられるような、エネルギーが蓄積されるようなそんな心理状態を考えさせられます。もちろん、不人気な銘柄では当てはまりませんが、アベノミクスで注目が集まる不動産銘柄、しかも元々は値動きが激しい銘柄ですので、今回の動きは「三角保ち合い」である可能性は高いです。

 三角保ち合いではエネルギーが蓄積

 「やきもきさせられるような、エネルギーが蓄積されるような」と申しましたが、株価が一点に集約されてきたところで、どうなるか?、エネルギーの蓄積が起こっているので、チャートのトレンドが破綻する可能性が大です。つまり、出来高を伴って、大きく振れて、急騰するか下落するか?、というところです。

ケネ02
ケネディクス(4321-T1)9月に入ってトレンドが破綻

 はい!、9月3日、ついにAの地点で出来高を伴い、上値のトレンドライン(#1)を大きく越えて急騰しました。ついにトレンドの破綻です。もちろんこれには背景があって、なんと言っても東京オリンピック招致の思惑です。現在は新しい上値のトレンドラインが作られているように思えます。#3で示した線がそれであり、上昇トレンドに変わりました。
それでは、下値のトレンドラインはどうかと言うと、もっと大きなスパンのチャートを見ると解りやすく、実は下図の如く、本年2月中旬からのトレンドラインはいまなお保たれているように思えます。

ケネ03
ケネディクス(4321-T1)9ヶ月間のチャート

 と言うことで、三角保ち合いからトレンドの破綻を来して上昇に転じた銘柄をご紹介し、「三角保ち合い」についてご説明いたしました。個人的にはケネディクスはこの9月3日をもって下落傾向は終了し、上昇トレンドに乗って4月に記録した800円超えまで期待できるように思いますが、あくまで株は自己責任でお願いいたします。
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目を醒してほしい!、韓国の反日感情と歴史認識

 6月にも当ブログで取り上げました、韓国の反日に関する記事です。あまりスピリチュアルとは関係ない社会問題、歴史認識の問題でありますが、韓国だけでは人口5000万人、中国は13億人超え、これだけの人民のスピリッツに影響を及ぼし続ける反日教育とそれに伴う国民の歴史認識は、国家、民族の未来にも影響を及ぼす大きな問題だと考える次第です。

韓国ブログ表紙

 一昨日、これに関連した記事が掲載されておりましたのでご紹介いたします。ある韓国人95歳のご老人が「日本の植民地統治は、良いことだったとワシは思うよ」と発言したところ、別の韓国人青年の逆鱗に触れ殴り殺されてとのことです。それに対する韓国内ネットユーザーからは青年の行為を「愛国心ゆえ」として擁護する声があがっているとのことです。

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韓国記事

 韓国で、95歳の韓国人男性が日本統治時代を「肯定」する発言をしたところ、居合わせた男の怒りを買い、殴られて死亡するという事件が起こった。「愛国心ゆえ」の犯行だと男は供述、韓国ネットユーザーなどからも擁護の声が上がる。あまりにも惨い事件に、日本では驚きが広がっている。

 老人の杖を奪い、頭を何度も…

 韓国紙「世界日報」によれば、事件が起こったのは2013年5月のことだ。ソウルにある宗廟市民公園が、その現場となった。同公園は観光スポットとして知られるとともに、近所に住む高齢者たちの憩いの場でもあり、多くの人々が青空の下、囲碁や世間話を楽しんでいる。被害者の朴さん(95)も、そうした輪に加わる一人だった。そこにやってきたのが、黄被告(38)だ。彼は大量に飲酒しており、すっかり酩酊していた。この酔っ払いと朴さんが話すうち、その何気ない一言が黄被告の「逆鱗」に触れた。

 「日本の植民地統治は、良いことだったとワシは思うよ」

 朴さんがどのような点を「良い」と評価したのかはわからないが、なにしろ朴さんは95歳、終戦の時点でもすでに27歳だ。日本統治の実態、そしてその後の韓国現代史を目の当たりにしてきたわけで、その発言には重みがあっただろう。一方の黄被告は37歳、朴正煕時代すらほとんど記憶していない世代だ。

 「なんだと!」

 しかし、「愛国者」である黄被告は朴さんの発言に激怒した。朴さんを蹴飛ばすと、その杖を奪い、怒りに任せて頭などを殴りまくった。朴さんは頭蓋骨や脳などに重傷を負い、治療を受けたものの死亡した。傷害致死罪で逮捕された黄被告は「泥酔しており心神耗弱状態だった」と主張したものの、9月10日に懲役5年の判決を受けた。
 驚くことに、韓国内ではこの黄被告への擁護論が少なくない。上述の世界日報からして「酒の勢いで愛国心の度が過ぎた」とやや同情的だが、さらにネット上では、黄被告を「愛国青年」などと称し、、、

 「そもそも日帝を称賛した時点でジジイは犯罪者」
 「殺されて当然」
 「懲役刑? むしろ勲章モノじゃねえか」
 「正義の審判だ!」
 「裁判官は売国奴!」


 などと殺人を正当化するコメントが記事に多数付けられている。無論、「これが法治国家のやることか! 韓国はいつから歴史観が違えば人を殺していい国になったんだ?」と嘆く声もあるが、過激な意見の勢力が強い韓国ネット上では押され気味だ。
 日本統治時代への評価をめぐっては、韓国では近年一部の研究者から近代化の進展などを重視し、部分的に評価する動きがある。しかしこうした意見が反映された教科書が8月30日に検定を通過したところ、国内世論が沸騰、政界も巻き込む大論争に発展するなど、今なお「タブー」視は根強い。

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◇ 朝鮮民族特有の「火病」との関連は?

 朝鮮半島の儒教の教えは根強く、男尊女卑、親や年長者への畏敬の念が強い印象を持っておりましたので、95歳にもなるご老人への暴行致死には少し意外な反面、朝鮮民族特有の「火病」と呼ばれる精神疾患を思い出します。
 「火病」(かびょう、ひびょう、ファッピョン)あるいは鬱火病(うっかびょう、うつひびょう、ウラッピョン)は、怒りの抑制を繰り返すことでストレス性障害を起こす精神疾患とされ、爆発的な怒り、興奮状態、パニックを観ることが多いが、怒りばかりが主症状ではなく、鬱状態、拒食症、意識喪失、不眠、悪寒、発熱など多彩な症状を含有するとされています。朝鮮民族特有の病態で、環境要因による風土病と考えられたり、遺伝性の自律神経系異常、近年では発症者の脳の欠陥が指摘されてもいます。韓国の会社員の35.2%が、好ましくない上司と後輩を見た時に火病を発症する、2012年現在、韓国の小・中・高校生648万人のうち105万人(16.2%)は、うつ病の兆候や暴力的な傾向を示す「要関心群」で、そのうち22万人は、すぐに専門家の診断や治療を受けるべき「要注意群」でああるとされます。

 「火病」は朝鮮民族特有の精神疾患

 今回の事件の犯人は逮捕後、「泥酔しており心神耗弱状態だった」と主張しましたが、それはある程度、理解できることであり、あるいは「火病」とは関係ないかも知れませんが、非常に頻度の高い病態にて心の片隅に入れておく必要はあるかと存じます。私事ですが、米国留学時にも韓国への出張においてもこの「火病」を思わす発狂したコリアンはしばしば見かけました。あれはけっこう激烈です。
 極東アジアにおける歴史認識に関する話しの冒頭で「火病」に触れましたのは、この朝鮮民族固有の精神状態が反日感情に及ぼす影響が高いように考えるからです。必ずしも発症していない状況においてでも、慢性的な抑鬱状態に陥りやすい社会基盤や個人の資質があって、容易に爆発する精神状態、その不満や怒りの矛先を過去の日本に向ける国民感情であり歴史教育、はっきり申せば煽動があるように思います。


◇ 民度としての中韓の若干の違い

 よく反日感情/教育を中国とともに語られることが多く、確かに国家事業として国民感情を反日に向わせていることや、格差社会の問題が関連すること、デモに観られる無差別破壊工作の様子、あるいは戦後の復興において日本が優位でありましたところ現代において中韓の台頭が著しいことなど、中韓に共通点は多いと思います。
 しかしながら、中韓の民度、国民性には若干の違いがあって、韓流ブームに観ます通り、韓国人の方がお洒落で、愛情表現などが日本に近い印象があります。中国は恐妻家が多く、男尊女卑が残る朝鮮儒教とは少し異なる家庭の事情があるようです。上で紹介した「火病」は中国人にはありません。何と言っても、朝鮮半島と中国では、中国にある「中華思想」が大きいと思います。「中国こそが世界の中心(華)」との考え方です。これについてはまた後日考えたいと思います。
 マナーに目を転じますと、元々マナーが悪い二つの国ですが、近年においては中国の方が圧倒的に問題となっております。つい先ほどは「上海地下鉄おしっこ事件」などと称して電車内でおしっこをした子供の親とそのおしっこをかけられた女性の論争がサンデースクラブルに取り上げられていました。この夏、旅行先のロサンゼルスのアウトレットにて、中国人の振る舞いは目に余るものでした。バックなどの商品を多数、床に置いて選別するご婦人がおりました。よく、中国人のマナーの悪さを国民が多くて、農村部から出て来た者の行為を指摘する声が聞かれますが、団体旅行に来る豊かな層でもマナーは良くありません。


◇ 1910年 日韓併合の是非

 さて、日韓併合の是非、これについての私の意見は前回のブログと同じです。不凍港を求めてロシアの南下が進んでおり、これに対して本邦のみならず大韓帝国を守るためにとった政策として日韓併合は必要不可欠であり、もしこれがなされなかったならば、結局、朝鮮半島はロシアに占領されて、別の歴史を歩んだことは間違いありません。

 ロシアの征服から朝鮮半島を守るための日韓併合

 また、以前のブログでも触れましたが、併合後の朝鮮半島において、日本人と朝鮮人はほぼ対等な関係で相互に手を取り合って国づくりを行りましたし、警察官の半数は朝鮮人であったとされます。また、ハングル文字を推進したのは日本国であり、日本語を積極的に覚えて、自ら日本名を名乗ったのは朝鮮人であったとのことです。

 日本人と朝鮮人はほぼ対等な関係で国づくり
 警察官の半数は朝鮮人であった
 ハングル文字を推進したのは日本国
 日本語を積極的に覚えて自ら日本名としたのは朝鮮人


 韓国で言われているような、弾圧を加え、植民地支配をしている国であればあり得ないことです。日本は国家として、朝鮮半島を自国と同等に考え、朝鮮人との確かな共存をビジョンしていたと思います。もちろん、当時の貧困に喘ぎ、国家の存亡が危ぶまれた大韓帝国にとってこの上ないありがたいことであったはずなのです。
 戦後の復興、いわゆる「漢江の奇跡」を自分たち韓国人の力だけでなし得たと、間違った誇りすなわち虚栄心を持つのは解らないでもないですが、日本からの賠償金を不正に扱った行為を隠すため、また国民の不満を他所に向けるために、歪んだ歴史を国民に植えて、国民のスピリッツをも歪ませる、そんな韓国の歴代政府はあまりにも大きな罪を犯していると確信します。
 今回報道の95歳ご老人は正しい歴史を後世に残す、もう数少ない年代の極めて貴重な発言をしたところ、惨殺されたうえ「犯罪者」、「殺されて当然」とのネットの声、、、。韓国と言う国はどこまでもダメな国、国家として考え直すチャンスはもうわずかですね。

 日韓併合時代の朝鮮半島について、私の主張以上に素晴らしいページを見つけましたので、以下のご紹介いたします。是非とも御供覧いただけば幸いです。

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日韓併合の真実
http://www2.biglobe.ne.jp/remnant/rekishi02.htm

Chosen01.jpg
1880年代のソウル南大門大通り(中心街)。日韓併合(1910-1945年)前の朝鮮。飢えと貧困にあえぐ人々。日本はこの朝鮮を建て直した。

Chosen02.jpg
日韓併合時代中、1936年のソウル、南大門通り。

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http://hemitotsy.blog.fc2.com/blog-entry-40.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130913-00000002-jct-soci
http://ja.wikipedia.org/wiki/火病
http://ja.wikipedia.org/wiki/漢江の奇跡
http://www2.biglobe.ne.jp/remnant/rekishi02.htm

五輪招致スピリッツ 阿部首相、佐藤真海選手のスピーチから

 オリンピック招致の最終プレゼンテーションにおける各人のスピーチが、世界の各方面から絶賛され、様々な話題を呼んでおります。以下の記事など、、、

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 高円宮妃久子さまの流麗なトリリンガルぶりに皇室の品位と底力を感じ、フェンシング太田雄貴の発信した「アスリート・ファースト(選手第一)」の理念にスポーツライターとして心を揺さぶられ、滝川クリステルの「お・も・て・な・し」の美しさは今なお耳の奥で心地よく響いている。

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 確かに高円宮妃久子さまの英語、特にフランス語には素人の私でもその流暢さを感じるものでありましたし、太田選手のアスリートとしての情熱あふれるスピーチには感銘を受けました。加えて、滝川さんの愛らしさは、ああいった場では「反則ではないか?」と思えるほど、観ている者を魅了する映像でした。

高円宮

滝川

 一方、阿部首相、特に下記の部分には、事実と異なる断言、被災者の心を逆なでする発言、などと反論や批判が散見されます。確かに、日本人であれば、一連の報道から、汚染水の地下水脈や海への流出が疑われる状況は知っており、「0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロック!」なんて「ハイ、そうですか!」とは言えません。事実と異なるコメントに憤りを覚える関係者の方がいてもおかしくないと思います。

東京電力福島第1原発について私は皆さんに約束する。状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えない。

汚染水による影響は福島第1原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている。


阿部

 しかしながら、私個人の正直なところを申しますと、私は阿部首相に「よく言った!」と賞賛の気持ちでおります。もっとはっきり言うならば「よくぞハッタリをかました!」ってところです。
 阿部さんは、心からオリンピックを東京に招致したかったのだと、つくづく思います。支持率のため、公共事業推進のため、などと尾ひれを付けることは簡単ですが、経済効果、不況からの脱却を目論み、強い愛国心を持っての行動として評価します。国のために、「嘘つき」呼ばわりは承知のうえ、後から「言葉の責任」を云々されることも覚悟のうえでしょう。だいたい、政治家、とりわけその国のトップが自国のために海外でハッタリの一つも言えなければ!、などとも思います。

 「嘘つき」呼ばわりや後からの「言葉の責任」は覚悟のうえ

 そもそも、スピーチにおける「嘘」や「美化」は阿部首相だけではありません。例えば、オレオレ詐欺、無差別殺人など、必ずしも今の日本は安全ではありません。他のどの国、どの街よりも安全、と言うわけではありません。「おもてなし」の心、それは日本人に特徴的かも知れませんが、一方で今の日本人に失われつつある心でもあります。幼児虐待やいじめ、亡くなられた肉親を弔う事もせずに年金をもらい続けた例など、荒んだ心に触れることはしばしばです。

 スピーチ中の「嘘」や「美化」は今の日本から失われつつあるもの

 そういう意味では、苦境、逆境を乗り越えて、未来を切り開く、現代に失われつつある強い心、強靭な精神力を、身を以て示した佐藤 真海 選手のスピーチは、上で申した大なり小なりの「嘘」と「美化」を含むスピーチとは異なる、説得力に溢れた、価値あるものだったと思います。 NHKのページに英文の全文がありましたので、日本語訳を付けて以下に記録しておきます。

佐藤

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佐藤 真海 選手 のスピーチ

Mr President, Distinguished members of the IOC. I am Mami Sato. And I am here because I was saved by sport. It taught me the values that matter in life. The values that Tokyo 2020 is determined to promote worldwide.

会長そしてIOCの委員の皆様、佐藤真海です。私がここにいられるのは、スポーツによって救われたからです。スポーツは私に人生で大切な価値を教えてくれました。その価値とは、2020年東京大会において世界に広めようとしているものです。

Today, that global vision will be outlined by: President Tsunekazu Takeda, Prime Minister Shinzo Abe, Governor Naoki Inose, Bid CEO Masato Mizuno, Bid ambassador Christel Takigawa, And double silver medallist Yuki Ota.

本日は、以下のメンバーで、そのグローバルなビジョンについてご説明いたします。招致委員会理事長、竹田恆和。内閣総理大臣、安倍晋三。東京都知事、猪瀬直樹。招致委員会副理事長兼専務理事、水野正人。招致アンバサダー、滝川クリステル。そして、過去2大会での銀メダリストである太田雄貴選手です。

Please allow me to return to my story. I was nineteen when my life changed. I was a runner. I was a swimmer. I was even a cheerleader.

私自身の話に戻ることをお許しください。19歳の時に私の人生は一変しました。私は陸上選手で、水泳もしていました。チアリーダーでもありました。

Then, just weeks after I first felt pains in my ankle, I lost my leg to cancer. Of course, it was hard. I was in despair. Until I returned to university and took up athletics.

初めて足首に痛みを感じてからたった数週間のうちに、その足を失うこととなりました。癌(骨肉種)でした。もちろん、それは私にとって辛いことで、私は絶望の淵に沈みました。でもそれは、大学に戻り陸上に取り組むことで救われました。

I found that I enjoyed setting a goal - and beating it. I developed new confidence. Most of all, I learnt that what was important was what I had, not what I had lost.

私は目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、新しい自信が生まれました。そして何より、私にとって大切なのは、私が持っているものであって、私が失ったものではないということを学びました。

I competed at the Paralympic Games in Athens and Beijing. I felt privileged to have been touched by the power of sport. And I was looking forward to London 2012.

私はアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。スポーツの力に感動させられた私は、恵まれていると感じました。2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。

Then came the 11th of March 2011. The tsunami hit my hometown. For six days I did not know if my family were still alive. And, when I did find them, my personal happiness was nothing compared to the sadness of the nation.

しかし、2011年3月11日、津波が私の故郷の町を襲いました。6日もの間、私は自分の家族がまだ無事でいるかどうかわかりませんでした。そして家族を見つけ出したとき、自分の個人的な幸せは、国民の深い悲しみと比較できるものではありませんでした。

I collected messages from schools and took them home. And shared with the people my own experiences. I also took food supplies. And other athletes did the same. Together, we organised sport activities to help restore confidence.

私はいろいろな学校からメッセージを集めて故郷に持ち帰りました。私自身の経験を人々に話しました。食糧も持って行きました。ほかのアスリートたちも同じことをしました私達はいっしょになってスポーツ活動を準備して、自信を取り戻すお手伝いをしました。

Only then did I see the true power of sport. To create new dreams and smiles. To give hope. To bring people together.

そのとき初めて、私はスポーツの真の力を目の当たりにしたのです。新たな夢と笑顔を育む力。希望をもたらす力。人々を結びつける力。

More than 200 athletes, Japanese and international, making almost 1,000 visits to the affected area, are inspiring more than 50,000 children.

200人を超えるアスリートたちが、日本そして世界から、被災地におよそ1,000回も足を運びながら50,000人以上の子どもたちを励ましてくれています。

What we have seen is the impact of the Olympic Values as never before in Japan. And what the country has witnessed is that those precious Values, Excellence, Friendship and Respect, can be so much more than just words.

私達が目にしたものは、かつて日本ではみられなかったオリンピックの価値が及ぼす力です。そして、日本が目の当たりにしたのは、これらの貴重な価値、卓越、友情、尊敬が、言葉以上の大きな力をもつということです。

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http://bylines.news.yahoo.co.jp/yanaiyumiko/20130910-00028001/
http://www3.nhk.or.jp/news/0904olympic/presentation.html

実践 カバラ数秘術とマヤ暦占術の併用から

 カバラ〜カバラ数秘術まで、極めて難解で長い道程でした。今後は、もう少し己の身の丈を考えたテーマを選んで行きたいと存じます。お見苦しい内容で失礼いたしましたが、せっかくですので、実際にカバラで占いをやってみて、以前ご紹介したマヤ暦と併用してみたいと思います。これで、本当にこの方面はおしまいといたします。
 以前と同様、ネットの誕生日を公開している実在の人物ですが、バイアスがかからないように私はお会いしたことがない人物の誕生日で占いをさせていただきます。

 野田 順子 (大阪府、声優)
 1971年6月29日 生まれ



◇ カバラ数秘術

  1971年6月29日生まれ
  年:1 + 9 + 7 + 1 = 18 → 1 + 8 = 9 → 9(年数)
  月:6 → 6(月数)
  日:2 + 9 = 11 → 11(日数)
  計:年数 + 月数 + 日数 = 9 + 6 + 11 = 26 → 2 + 6 = 8 → 8(誕生数)

誕生数08

 第08のセフィラ. ホド Hod:栄光 → 栄光、思考、拡張の意味
 偶数:物質面重視の世界観
 空間型属性:空間的な認識、物質の世界に強い、体力に恵まれる数字

 KW:積極的、正直、情熱、現実的、精力的、統率力、実行力、正義感、包容力
    極端、反抗、鈍感、傲慢、自己中心、懐疑、攻撃、衝動、破壊

 カバラでは「栄光」を意味し、栄光を掴むための体力に恵まれ、男性的で、エネルギーが強く、とてもタフです。視界に入るものに意識を集中し、状況判断能力が高く、権謀術数に長け、目の前の現実を次々クリアし、学習能力もあり、頭の切れる人です。
 精神的繋がりを感じずらいので心配性で、目の前の安全性を常に気にしています。仲間意識が強く大切なものを守るため戦う肉食系です。タフで活動的で、いつも何かしていおり、負けず嫌いなのでトップを目指しライバル意識が強く、恵まれた体力ので無理しても体調を壊す心配はありません。目立つ快感を覚えると何かと派手になり、華やかな雰囲気、刺激を求めます。


◇ マヤ暦

 1971年6月29日の直近のKIN001 = 1971年02月03日(非閏年)
  →26(2/3を含む2月の残り日数) + 31(3月) + 30(4月)
   + 31(5月) + 29(6/29まで) = KIN 147

 KIN         147
 銀河の音        4
 太陽の紋章       青い手
 ウェブスペル(WS)  黄色い種
 GAP         +


1. 銀河の音:能力、創造力、原動力、エネルギー = 4

 計測・定義する、フォーマットを造る
 職人肌で玄人さんです。自分自身の内面を掘り下げることに長け、勉強・探究に励む人です。普通の人がわからない微妙な違いも見分けることができるひらめきと感性の人です。探究心からの発想やひらめきが人一倍大きい人です。周りから理解され難い面を持っていますが、人の目に触れないところで、その発想やひらめきを形にしていきます。「音3」の人柄の素直さの安定感ではなく、「音4」の安定感は地に足がついたように、どっしりとした道を究めた感じの安定感を持っています。浅く広く人とお付き合いするよりも、長く深く、専門的な人と深くお付き合いする方がシンクロが起きやすいのです。探究心の塊のような人なので、周りの人が努力不足に見えることがあるかもしれません。執着しすぎると、孤立してしまいがちになります。

2.太陽の紋章:顕在意識、表現の性格 = 青い手

 状況を理解し把握する、癒し、遂行する
 「青い手」と言うくらいですので、「手」に関係があります。手にオーラがあり、とても手先が器用です。見返りを気にせず、相手の立場にたって、状況や環境を理解し自分が何をしたらいいのかを考えます。人のために尽くすことが心地よいと思う人です。他人を理解しようとしてる姿に癒される人もいます。チャンスやお金、人の心など掴みやすい人です。「手」を使うことで、手に秘められた力がわいてきます。手間をかけることや手抜きをせず、手作業などを行うとパワーが沸いてきます。マッサージや料理、造形、裁縫も得意です。自分で体験しないと覚えません。あれこれ考えて、状況が飲み込めるまで動きません。また、痛いことも体験しやすい人です。一生懸命つくす反面、裏切られてしまいトラウマになってしまうこともあります。場合によっては、理屈っぽいと思われることもありますが、様々な考えに関する問題を研究し、学び、考察し、熟考し、行動します。状況によっては、要領が悪いと思われがちですが、献身的な姿に心を打たれる人もいます。手を使う仕事が向いてます。料理人・マッサージ・ヒーラー・医療関係・画家など。

3.WS:潜在意識、個人の本質 = 黄色い種

 生命の種、目覚め、開花の力、探究心
 種という言葉からも連想できるように「物事の根本的な原因」「本質」「理屈」を最初から納得できるまで追究したくなる人、理屈で物事を考える人です。また、最初から説明しないと理解できない人でもあります。雑学が大好きでいろんなことを知っている人ですが、周りの人にとっては、どうでもいいような内容だったりします。物知りも多いのが特徴です。絞り込んでから実行する人です。くれぐれも絞って種を植える事が大事です。絞らないと、どこに何を植えたか分からなくなって収集が付かなくなってしったり、ギャンブルなど間違った方向に種を蒔くと、そちらにハマってしまいます。相手にも自分にも、気づかせたい、気づきたい、と思っています。他人の良いところを見つけ開花させるのも得意です。アイディアや知識で、影響を与える人なので、相談されることも多々あります。他人から見ればなんでもないことでも、自分が気に入らないと最初からやり直します。原点を知る仕事、学者・研究者・哲学者に向いています。

4.GAP:宇宙のエネルギー = +

 GAPのKINの日に生まれた人は、宇宙のエネルギーを受け止めて生まれて来ますので、周囲に及ぼす影響が強い人です。家族にGAPのKINの人がいるとその人に振り回されると言われます。反面、このKINの人は社会的に大きな役割を果たすことも多いとされます。


◇ カバラ数秘術とマヤ暦占術併用から

 野田 順子 様(大阪府、声優 1971年6月29日 生まれ)についてカバラ数秘術とマヤ暦の併用でこの方の正確、資質を占ってみました。
 数秘術(誕生数8)によりますと、常に身体を動かしていたい、エネルギッシュでタフで、負けず嫌い、栄光を目指して邁進しつつ、判断力や学習能力も兼ね備えた人であり、一方、精神的な繋がりを感じずらいため、そのため周囲の人を大切にする意識がある、そんな人のようです。
 マヤ暦(KIN147)では、潜在能力として銀河の音4、エネルギッシュであり、探究心からの発想やひらめきが人一倍大きい職人肌で玄人的才能が与えられています。顕在意識(表面の正確)は、「状況を理解し把握する、癒し、遂行」の性格が与えられ、手先が器用である特性を持ちます。潜在意識には「目覚め、開花の力、探究心」が存在し、根本的な部分からの探究心、物事の始まりの重視が垣間みられます。また、さらにGAP (Galactic Activation Portal) の日に生を受けた人であり、宇宙のエネルギーを受け止めて生まれて来ますので、周囲に及ぼす影響が強い人です。
 以上、カバラ数秘術とマヤ暦占術を併用してみましたところ、両方に共通する記述はエネルギッシュな活動家であることであり、判断力や直感力に優れた才能溢れる非凡な人物と考えられました。


カバラ数秘術 Kabbala Numerology

 アラブ、イスラムからヘブライに渡り長い旅になりましたが、この方面としては最後にカバラ数秘術 Kabbala Numerology に触れて終わりたいと思います。

◇ 数秘術の概要と歴史

 数秘術(Numerology)とは、西洋占星術や易学等と並ぶ占術の一つで、占う対象の生年月日(西暦)や姓名などから、固有の計算式に基づいて運勢傾向や先天的な宿命を占う方法であります。

 数秘術:固有の計算式で得た数字から運勢や宿命を占う方法

 一般的には、数秘術と言うと「カバラ数秘術」を思い浮かべるヒトが多いかも知れませんが、数秘術の創始者は一般的にピタゴラスの定理で有名なピタゴラス(紀元前582-496年)とされ、「数秘術の父」と呼ばれていますが、その数千年前のギリシャや中国、エジプトやローマでも数秘術が使われていた事を示す証拠があるそうです。

ピタゴラス
ピタゴラス

 ピタゴラスからプラトン(紀元前427-347年)に引き継がれ、数学の発展と共に成熟し、さらに西洋占星術やタロット占いの修飾を受け、最終的にはユダヤ教カバラの書物によって補強され、ルネサンス期にはヨーロッパで隆盛を極めたとのことです。現在でも、欧米諸国では重用されている占術の一つであります。


◇ カバラ数秘術 誕生数の計算方法

 おことわり、数秘術について書かれた文献、ネットのページは無数に存在し(インド数秘術、オリエント数秘術、ほへと数秘術 など)、カバラとは関係ないもの、計算方法が異なるものもあります。どれが正統なのかは不明です。一方、私はスピリチュアルを職業とする者でも占い師でもありません。無論、当ブログは収入を得る、有料の占いを行うものでもございません。あくまで趣味の一環としてご紹介、文章を綴るのみであり、文献、ネットから取捨選択統合して、一部の転記、転用しておりますが、詳細は専門書(家)にお願いいたします。本題では姓名から導いた数字による占術は省略し、誕生日(西暦)から割り出す「誕生数」(生まれ持った性格、気質、身体的能力を現す)について言及いたします。

カバラ数秘術の本

 カバラ数秘術においては、生年月日より割り出した数字を、各段階において一桁の数字:1,2,3,4,5,6,7,8,9 および マスター数(ぞろ目):11,22,33,44,55になるまで操作します。扱う数字が「1,2,3,4,5,6,7,8,9,11,22,33,44,55」であり0を含まないところが古代からの学問を示唆するところです。具体的に、誕生数に関しては、生年月日の年(西暦)、月、日毎に1〜4桁の各数字を足しますが、11,22,33などは1+1,2+2,3+3とはせずにそのままとします。いくつか例を示します。

1)2020年7月24日生まれ(東京オリンピック開幕)
  年:2 + 0 + 2 + 0 = 4 → 4(年数)
  月:7 → 7(月数)
  日:2 + 4 = 6 → 6(日数)
  計:年数 + 月数 + 日数 = 4 + 7 + 6 = 17 → 1 + 7 = 8 → 8(誕生数)

2)2012年12月21日生まれ(マヤ暦の終わり)
  年:2 + 0 + 1 + 2 = 5 → 5(年数)
  月:1 + 2 = 3 → 3(月数)
  日:2 + 1 = 3 → 3(日数)
  計:年数 + 月数 + 日数 = 5 + 3 + 3 = 11 → 11(誕生数)
  ※合計で算出された11はマスター数にてそのまま誕生数とします

3)1999年11月11日生まれ
  年:1 + 9 + 9 + 9 = 28 → 2 + 8 = 11 → 11(年数)
  月:11 → 11(月数)
  日:11 → 11(日数)
  計:年数 + 月数 + 日数 = 11 + 11 + 11 = 33 → 33(誕生数)
  ※年から算出された11と月日の11はマスター数にてそのまま次の計算へ
  ※年月日数の合計33はマスター数にてそのまま誕生数とします

4)1945年8月15日生まれ(終戦)
  年:1 + 9 + 4 + 5 = 19 → 1 + 9 = 10 → 1 + 0 = 1 → 1(年数)
  月:8 → 8(月数)
  日:15 → 1 + 5 = 6 → 6(日数)
  計:年数 + 月数 + 日数 = 1 + 8 + 6 = 15 → 1 + 5 = 6 → 6(誕生数)

5)1941年12月8日生まれ(真珠湾攻撃)
  年:1 + 9 + 4 + 1 = 15 → 1 + 5 = 6 → 6(年数)
  月:12 → 1 + 2 = 3 → 3(月数)
  日:8 → 8(日数)
  計:年数 + 月数 + 日数 = 6 + 3 + 8 = 17 → 1 + 7 = 8 → 8(誕生数)

 上述の計算で求められた誕生数は1〜9, 11, 22については「奇数と偶数」、「三つの属性」、そして各「誕生数」によって性格を判断します。


◇ 誕生数の奇数と偶数の分類

 誕生数は奇数と偶数に分類されます。奇数は精神面重視、偶数は物質面重視とされ、各々の世界観を前提に各数字が成り立つとされます。

1.奇数の世界観:1,3,5,7,9,11,(33)

 精神面重視で人間同士の精神的な繋がりを漠然と感じており、周囲に合わせるため個人的感情に走らず理性的に対応します。普遍的な価値観を重視し、個人的なものには目を向けない傾向にあります。
 大衆に向けた感情が強く、世に認められる、周りから好かれる願望があり、常に社会から影響を受け、また社会に影響を与えたい気持ちが強く、改革、変革も好みます。
 人間関係、恋愛では、相手の精神的繋がりを尊び、束縛や密着は好みません。相手に対する思いやりがあります。

2.偶数の世界観:2,4,6,8,22,(33)

 物質面重視で、人間社会の繋がりを物理的、形式的に判断します。精神的繋がりに乏しく、世界の中で自分は孤立した存在であり、仲間を求め、絆を大切にし、縄張り意識が強く、簡単に人を信用しません。
 物理的な安定を好み、物欲が強く、予想外の変化を恐れ、失った時の喪失感は強い心配性で、物への執着が強いです。
 己の判断基準を尊重し、感情や本能に正直で、自分には甘く、自分のためになる人物は大切にし、自分との関わりがないものには気をかけません。
 人間関係、恋愛では相手の精神面よりも、物理的に束縛したがる傾向にあります。安住の地を求める部分もあり、チームや家庭を大切にし、仲間内や家庭内での形式的ルールを作ります。


◇ 三つの属性

1.空間型属性:1,8,9,(11)

 空間的な認識能力が高く物質の世界に強い数字です。恵まれた体力の持ち主で、エネルギーに満ち溢れています。

2.感情型の属性:2,6,7,11,(22),(33)

 精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字です。神経質、デリケートで精神的に傷つきやすく、いつまでも気持ちを引きずります。音感が良く、波動に敏感です。

3.思考型の属性:3,4,5,22,(33)

 知性に溢れ、明晰な頭脳を持つ、ロジック重視の数字です。情報処理能力が高く、早い頭の回転、言葉を操るのが上手いです。

 以上の奇数/偶数と3つの属性を掛け合わせ、カバラのセフィラの数の精神が加って一つ一つの数字の意味が創られているようです。

奇数・偶数、属性


◇ 各誕生数の意味

誕生数01

 第01のセフィラ. ケテル Kether:王冠 → 思考、創造
 奇数:精神面重視の世界観
 空間型属性:空間的な認識、物質の世界に強い、体力に恵まれる数字

 KW:完璧、忍耐、向上心、誠実、建設的、聡明、理想、公正、正直、自制
    独善、頑固、高慢、強迫観念、心配性、嫉妬心、虚栄心、浪費

 1はカバラでは一番上位に存在する「王冠」であり、そこから下方に向けて他の数が続きますので人間の先頭に立つ数字です。向上心があり忍耐強く、聡明で、完璧を求める完全主義者であり、高い理想を持ちます。中途半端は嫌いなため苦手な分野には手を出したがりません。欠点としては、完璧を求めることによる、独善的姿勢、頑固さ、高慢さであり、また完璧ではないもの、不安定なものに対する不安感や強迫観念が強いです。
 別の性格として自制心や公正さも持ち合わせているため、寛大で人当たりが良い場合もあります。リーダーになりたがるよりも、人から認められたいタイプですが、社会的にはリーダーに向いており、他人から頼られるのは嫌いではない人です。

誕生数02

 第02のセフィラ. コクマー Cochma:知恵 → 智慧よりも深いレベルの叡智 
 偶数:物質面重視の世界観
 感情型属性:精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字

 KW:友好、親切、思いやり、順応、協調、繊細、芸術性、独創性
    依存、小心、嫉妬、被害妄想、我侭、ヒステリック、不誠実、非論理的

 カバラでは「知恵」を意味する2と言う数字は1の次の二番目の数字、1に対して配偶者の意味を持つためパートナーが必要とされます。知恵はあるものの単体では不安定で、自分より優れた誰かのサポートに回ると安定して力を発揮する人物のようです。元々、放浪癖があり、肉体的にも精神的にも落ち着かず、様々な遍歴を繰り返します。記憶力が良く音に敏感で、語学力にも優れています。
 物質的な執着心が強く、金銭感覚に優れており、コレクション好きでもあります。感受性が鋭く個性的な趣味を持ち、運動神経が良い人が多いです。ロマンチストで、夢見る少女のようなところがあり、想像力豊かであり非現実的な世界、幻想を好みます。性格的には孤独を抱え、寂しがり屋で依存心が強く、誰かを求め続けており、従って友好、親切心、思いやりがありますが、依存心、小心と言う欠点もあります。

誕生数03

 第03のセフィラ. ビナー Binah:理解 →創造が始まる基礎となる理解
 奇数:精神面重視の世界観
 思考型属性:知性に溢れ、明晰な頭脳を持つ、ロジック重視の数字

 KW:楽観的、革新的、自主性、建設的、聡明、優雅、社交、率直、想像力
    自己陶酔、無思慮、躁病、自己破壊、軽薄、皮相的、自信過剰、虚栄

 カバラで3は「理解」を意味し、順応性が高く、人工知能のような頭脳を持つ、最も客観的な数字とされますが、1と2に続く数字にて「子供」の意味もあり、好奇心と行動力を持っています。全体像を把握するために知識の幅を広げることに意義を感じ、全ての知識を頭の中で整理する才能があります。このため、話題性、話の飛躍に長け、多くの事象の関連性を見いだし、また人間関係でも大勢を束ねようとします。
 感情が希薄なため鈍感で無機質、強い刺激に飢えており、いつも忙しくしており、退屈な時間は苦手です。新しい分野への開拓を好み、何でも頭で考え思考は最善策へ向かっており、次々とアイデアを実行し、失敗してもめげず、立ち直りが早い、苦境においても解決策を探るポジティブな性格で楽天家です。子供のように素直な性格で、騙されやすく、感情論になると苦悩します。

誕生数04

 第04のセフィラ. ケセド Chesed:慈悲 → 愛や許しを含む慈悲
 偶数:物質面重視の世界観
 思考型属性:知性に溢れ、明晰な頭脳を持つ、ロジック重視の数字

 KW:論理的、聡明、博識、現実的、忠実、親切、合理的、責任感、勤勉、忍耐
    保守、偏見、依存、被害妄想、頑固、懐疑的、破滅的、打算

 カバラの4は「慈悲」を意味し、弱者を思いやる優しい人であり、また思考型を代表する数字であるため複雑な性格をしています。機械のような頭脳を持つ反面、激しい感情の持ち主でもあります。4は現実的な数字であり、広く深い知識と冷静な分析で物事を判断し、計画性があり慎重で真面目な努力家です。
 頭が良くて、慎重な性格は、嘘に敏感で、矛盾に対する不満があり、また権力に対しても反抗的、信用できないものに対しては攻撃的であり、縦社会の世の中は苦手です。人に頼らず自力で頑張り、堅実な人生を歩もうとする自立した存在です。能力に溢れており、自信を持てればリーダー的存在になり得る人で、弱いものをいたわる慈悲もあります。

誕生数05

 第05のセフィラ. ゲブラー Geburah:峻厳 → 普遍的な正義
 奇数:精神面重視の世界観
 思考型属性:知性に溢れ、明晰な頭脳を持つ、ロジック重視の数字

 KW:知識欲、器用、鋭敏、分析力、柔軟、適応力、客観性、洞察力、自制
    神経質、分裂的、不安定、狡猾、他人行儀、内気、消極的、頑固、辛辣

 カバラで5は「峻厳(きびしいこと)」を意味し、世界を数字やシステムとして頭の中だけで把握でき、物質世界に対して不満が多く反抗的で、解放を求めます。情報コレクター的な性格でかなりマニアック、神経質で、1つの分野を徹底的に追求します。経済にも強く、専門的な人なので起業家に向いていて、器用なので複数の会社を経営することもあります。精神的に自立しており、何でも自力で解決し、慎重で堅実です。
 感情は豊かですが不器用さがあり、博愛主義者なのに、内面に葛藤を抱え悶々としていて、辛辣な言動もある難しいひとかも知れません。辛辣な言動は、この特徴が評論家や文筆家の才能と結びつくと、社会に影響を与える人物となります。人を納得させるのが上手く、相談役も得意で、相手にとって一番良い方法を考えアドバイスすることができ、言葉は厳しくても思いやりのある人です。

誕生数06

 第06のセフィラ. ティファレト Tiphereth:美 → 美しいものへのこだわり
 偶数:物質面重視の世界観
 感情型属性:精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字

 KW:独創性、忍耐、向上心、温厚、誠実、親切、献身的、感受性、優雅
    自信過剰、頑固、嫉妬、独占欲、誇張表現、自閉的、打算、喪失感

 カバラの6は「美」であり美しいものにこだわります。夢と現実の境界線を彷徨い、感情や思考など見えないものを重視し、目に見える世界に対しては独特の価値観を持っています。人の心に重きをおき、精神世界に強いので、癒しの才能があります。仲間の相談役として頼られ、親身になって相談に乗り、多少苦しくても無理して願いを叶えてあげたりもします。市場を読むのが得意で、人のお金を動かすのも上手いので、経済に目覚める成功する人が多いようです。
 衝動的に動く人ではないので落ち着いて、頼もしく見えたり、おっとり型と思われがちですが、内面的には様々な感情があり、それを上手く表現するのが苦手な人です。物質的な安定を求めて強欲な性格もあり、何かを求め続けるタイプです。

誕生数07

 第07のセフィラ. ネツァク Netzach:勝利 → 勝利と感情
 奇数:精神面重視の世界観
 感情型属性:精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字

 KW:楽天的、知性、独創的、冷静、自律心、積極的、高尚、情熱的、博愛
    神経過敏、自己中心的、尊大、冷酷、分裂的、反逆的、孤独

 カバラで7は「勝利」を意味し、自己主張が強く負けず嫌いで頑固です。感情型を代表する数字で複雑な性格をしています。知性と感情が分裂しており、感情を客観視することができます。鋭い分析能力を駆使し精神世界や神秘的な分野を解明していき、未知のものを機知に変える才能があります。
 誰よりも人の心の痛みを理解しており、博愛主義者でもあり、理想実現のために努力を惜しまず、誰もが幸せになれる楽園を夢見ていますが、精神世界が無視されがちな今の世の中では理解されず、変わり者の代名詞のような扱いを受けてしまいます。
 勝利への願望は認められる分野での成功へ向かい、持って生まれた才能を駆使しトップを目指します。人の心に敏感であるため市場を把握する企業戦士が多く、どんな分野でもトップに立てます。

誕生数08

 第08のセフィラ. ホド Hod:栄光 → 栄光、思考、拡張の意味
 偶数:物質面重視の世界観
 空間型属性:空間的な認識、物質の世界に強い、体力に恵まれる数字

 KW:積極的、正直、情熱、現実的、精力的、統率力、実行力、正義感、包容力
    極端、反抗、鈍感、傲慢、自己中心、懐疑、攻撃、衝動、破壊

 カバラでは「栄光」を意味し、栄光を掴むための体力に恵まれ、男性的で、エネルギーが強く、とてもタフです。視界に入るものに意識を集中し、状況判断能力が高く、権謀術数に長け、目の前の現実を次々クリアし、学習能力もあり、頭の切れる人です。
 精神的繋がりを感じずらいので心配性で、目の前の安全性を常に気にしています。仲間意識が強く大切なものを守るため戦う肉食系です。タフで活動的で、いつも何かしていおり、負けず嫌いなのでトップを目指しライバル意識が強く、恵まれた体力ので無理しても体調を壊す心配はありません。目立つ快感を覚えると何かと派手になり、華やかな雰囲気、刺激を求めます。

誕生数09

 第09のセフィラ. イエソド Yesod:基礎 → アストラル界の意味
 奇数:精神面重視の世界観
 空間型属性:空間的な認識、物質の世界に強い、体力に恵まれる数字

 KW:博識、聡明、包容力、親切、公平、理解力、温厚、受容性、芸術
    無頓着、怠惰、分裂的、利己主義、虚栄、頑固、優柔不断、独裁的

 カバラで「基礎」を意味する9は最後の数字であり、全てを受け止める位置にいて、到達地点であります。空間型の数字を代表する数字で、鋭い空間認識能力を持ち、この世界に表現された人の心や思考も全て把握し取り込み同化する能力があります。全てを包括していて複雑で、全ての影響を受け環境に左右されやすいです。
 知性と感情が分裂した奇数なので、感情を抑圧している面があり感情表現は苦手ですが、感情や衝動を客観的に見られ他人の心を理解できます。楽観的に見える人でもかなり神経質で完璧主義者であるものの、環境に同化することもできる変幻自在な人です。しかしながら、影響を受けることを嫌う人でもある難しい人格です。精神的に自立しており、何でもこなすかなりの実力の持ち主ですが、誰かと一緒にいたい寂しがり屋なので大勢でいることを好みます。

誕生数11

 奇数:精神面重視の世界観
 感情型属性:精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字
 空間型属性:空間的な認識、物質の世界に強い、体力に恵まれる数字

 KW:繊細、頭脳明晰、有能、忍耐、理想主義、感受性、想像力、神秘的
    神経過敏、辛辣、被害妄想、不安定、自己中心的、独占欲

 11は2から派生した数字で、2に1の特徴を足した性格とされます。原型は2なので感情型属性ですが、1の空間型属性の性格も持っており、音に敏感で空間認識能力も高く、人の声や動作から相手の気持ちを敏感に感じ取ります。理想に向かって突き進むエネルギーを持っており、何事にも理性的な判断、忍耐強く向います。しかしながら、誰かを求めずにいられない寂しがり屋で、依存心が強く、信頼できる人を求めています。
 質を重視する完全主義者で、有能な人をサポートし、誰かの配下で実力を発揮する立場を好み、従順に従います。でも、求めているのは心の繋がりなので、人間関係に不満があると怠惰になるか別の対象を探すようです。頑張っただけの見返りを相手の心に求め、大切にされるならどんな努力も惜しみません。

誕生数22

 偶数:物質面重視の世界観
 思考型属性:知性に溢れ、明晰な頭脳を持つ、ロジック重視の数字
 感情型属性:精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字

 KW:有能、頭脳明晰、現実的、合理的、責任感、勤勉、忍耐力、実行力
    自己中心的、強欲、心配性、頑固、懐疑的、被害妄想、破滅的

 22は4から派生した数字で、4の特徴に2の特徴を足した性格をしています。原型は4なので思考型属性であり、感情型属性も併せ持ち、機械のような頭脳と鋭い感受性を持っています。頭の回転が速く先の先を読む未来予想型で、計画性があり用意周到で、何をやっても上手くこなす万能選手です。話術が得意で人当たりも良いので人気者の素質があり、手先も器用で運動神経もいいです。しかし、依存心が強いので頼れる相手を求め、先頭に立とうとは思わず補佐役を望みます。
 頭の回転が良く、そのロジックに幻想が加えた物語を生みだします。現実的な物語を生み出すこともあればロマンティックな物語を生み出すこともあり、被害妄想を生み出すこともあり、現実離れした可能性の海で生き、全ての可能性に安心したがってい ます。

誕生数33

 奇数:精神面重視の世界観
 偶数:物質面重視の世界観
 思考型属性:知性に溢れ、明晰な頭脳を持つ、ロジック重視の数字
 感情型属性:精神的な要素、愛情に深い価値を見いだす数字

 KW:思想、気まぐれ、精神性、博愛、神性、宇宙(空虚)

 6と3の性格の影響を受けています。人間の感情を重視し、普遍的な愛を与えることが自らのテーマとします。33には3の数字が持つ人工知能のような知性が入るのでかなり客観的です。3の持つお人好しな面も入るので、33は全ての人の感情を理解し救いたいと感じる性格を持っています。神秘性カリスマ性を備えた非凡な才能を開花する人が多く、宗教家、教育者など人を導くような重要な立場や、芸術や神秘的なものを表現する役割を担う可能性があります。
 33は6よりも行動力がありますが、これは3が持つ無謀さから来ているようです。奇数は個人的なことよりも世の中全体を重視するので、33の人の中には革命的なことを行う人もいます。感情重視の特徴を持つ数字はみな暗い面を持っていますが、33には3が持つ明るさが入っており暗くは見えません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/数秘学
http://ja.wikipedia.org/wiki/ピタゴラス
秘法カバラ数秘術―古代ユダヤの秘占・運命解読法、1986年、学習研究社
http://www.orient-numerology.com


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ユダヤ教における神秘主義思想 カバラ Kabbala

 2020年 東京オリンピックが決まりました。実際の開催に先立つ原発事故問題の早期解決と、インフラ整備その他による経済効果が幅広く国民に享受されること、もちろんオリンピックそのものの成功に大きく期待いたします。また、スポーツを通じた国家間の友好、世界平和を世界のリーダー的立場から担ってもらいたいと思います。
 さて、「中東/アラブ/イスラムの歴史的背景」、「古代におけるユダヤ人最初の迫害から中東問題まで」と題して、図らずも今回のオリンピック開催地候補、イスタンブールの周辺事情に触れて参りました。トルコ国内の反政府デモや経済問題から、投票では三番手かと思われましたので、マドリッドに勝って東京との決選投票には意外でありました。世界中の人々の、ユダヤ、パレスチナ、ペルシアも含む、中東、アラブ、イスラムにおける平和を望む気持ちの現れかも知れません。

 *****

 堅苦しい長文が続いて恐縮しておりますが、せっかくユダヤに触れましたので、ユダヤ教の教義の一部であるカバラと、そこから派生したとされるカバラ数秘術まで、スピリチュアルの範疇として足を延ばしてみようと思います。いつもながら、浅い内容に留めますので詳しくは清書を参考にしていただければ幸いです。カバラについてはかなり理解の域を超える内容ですね(汗)。


◇ カバラ(Kabbala)とは?

 カバラ(Kabbala)とは、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想とされます。独特の宇宙観を持っていることから、しばしば仏教の神秘思想である密教との類似性が言われます。

 ユダヤ教の創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想

 伝説では、ノアの洪水後に神による人類救済の出発点として選ばれた最初の預言者「信仰の父」、アブラハムが神より伝授され、エジプトに移り住んだ後、モーセに伝授されます。モーセがシナイ山で「神」から授かった「十戒」こそは、カバラの叡智とする説と、モーセが律法(トーラー)に記し切れなかった部分を口伝として後世に伝えたとする説があります。モーセの死後はカバラの奥義にもっとも達したといわれるダビデとソロモンへ伝授されていきました。

 神 → アブラハム → モーセ → ダビデ、ソロモン王

 「カバラ」とはヘブライ語で「受け取られたもの」または「伝授されたもの」を意味し、個人が独自に体得した神秘思想というよりも、神から伝授された知恵、あるいは師が弟子に伝承した神秘という意味で用いられています。

 「カバラ」は伝承の意

 本来のカバラは、預言者や信徒の正しい伝承から、ユダヤ教の律法を遵守すること、あるいは神から律法の真意を学ぶことを目的としており、必ずしも秘教的な神秘思想とは言えません。しかし、キリスト教その他の神秘家に採り入れられるようになると、ユダヤ教の伝統からは乖離して、個人的な神秘体験の追究の手段、近代西洋魔術の理論的根拠として用いられました。

カバラ生命の木
カバラに記されている生命の樹


◇ 生命の樹(セフィロト、Sephiroth)

 最初に神は「セフィロト」(Sephiroth)という光輝を放射し、この宇宙を創造されたと言われます。この後「セフィロト」は、3つの柱に分かれ「生命の樹」に発展させました。3つの柱は、左が「峻厳(しゅんげん、厳しいこと)の柱」、右は「慈悲の柱」、中央は「均衡の柱」から成り立っています。この生命の樹 セフィロトには、10個の放射点 セフィラがあり、一つ一つに直観的な意味が含まれます。また、各3つのセフィラで形成される三通りの三角形が含まれます。私たち探究者は、自己を実現するためには、自らの内に10個のセフィラとの叡智を具現化していかなければならない、とされます。

 生命の樹(セフィロト)
  :十個のセフィラで構成された三本の柱


 なお、この「生命の樹(Tree of Life)」は、旧約聖書の創世記2章9節以降にエデンの園の中央に植えられた木であり、命の木とも訳されます。生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされます。

【生命の樹 三本の柱】
 ・峻厳の柱:ビナー、ゲブラー、ホド
 ・慈悲の柱:コクマー、ケセド、ネツァク
 ・均衡の柱:ケテル、ティファレト、イェソド、マルクト

【セフィラで創られる3つの三角】
 ・至高の三角形(ロゴスの三角形):ケテル、コクマー、ビナー
 ・倫理的三角形:ケセド、ゲブラー、ティファレト
 ・星幽的三角形(魔術的三角形):ネツァク、ホド、イェソド

生命の樹
生命の樹(セフィロト、Sephiroth)

 上図の天頂の白丸のセフィラ(ケテル)から右下の灰色丸(コクマー)、左の黒丸(ビナー)、右下の青丸(ケセド)、左の赤丸(ゲブラー)、右下の黄丸(全体の中央でティフェレト)、右下の緑丸(ネツァク)、左の橙丸(ホド)、右下の紫丸(イェソド)を経て、いわゆる、ジグザグに進み、最終の虹色丸(マルクト)のセフィラへと至る。なお、第3から第4のセフィラの間に隠されたダアト(上図では点線丸)というセフィラがある。

 第3、4間に隠されたセフィラ:ダアト

ダアト(Daath、知識)
 隠れたセフィラ。ダートと表記されることもある。惑星は天王星を象徴し、知識と訳される。他のセフィラとは次元が異なる。ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。隠された意味は悟り、気づき、神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味である。


◇ 各セフィラの直観的な意味

第01のセフィラ. ケテル Kether:王冠

 思考や創造を司ります。数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴します。惑星は海王星を象徴し、王の横顔で表されます。神名はエヘイエー、守護天使はメタトロンです。同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っています。

第02のセフィラ. コクマー Cochma:知恵

 単なる智慧よりもさらに高く深いレベルの叡智です。数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴します。惑星は天王星を象徴し、至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴します。神名はヨッド、守護天使はラツィエルです。

第03のセフィラ. ビナー Binah:理解
 
 創造が始まる基礎となる理解です。数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴します。至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴し、成熟した女性で表されます。神名はエロヒム。守護天使はザフキエルです。

第04のセフィラ. ケセド Chesed:慈悲

 愛や許しを含む慈悲の意味です。ケセドはゲドゥラーとも呼ばれます。数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、惑星は木星を象徴します。王座に座った王で表され、神名はエル、守護天使はザドキエルです。

第05のセフィラ. ゲブラー Geburah:峻厳

 普遍的な正義の意味があります。数字は5、色は赤、図形は五角形、金属は鉄、宝石はルビー、惑星は火星を象徴します。天空の外科医と呼ばれることもあります。神名はエロヒム・ギボール、守護天使はカマエルです。

第06のセフィラ. ティファレト Tiphereth:美

 生命の樹の中心に位置しています。数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴します。神名はエロハ、守護天使はミカエルです。

第07のセフィラ. ネツァク Netzach:勝利

 勝利と感情の意味があります。数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴します。全裸の女性で表され、神名はアドナイ・ツァバオト、守護天使はハニエルです。

第08のセフィラ. ホド Hod:栄光

 栄光、思考、拡張の意味があります。数字は8、色は橙色、金属は水銀、惑星は水星を象徴します。神名はエロヒム・ツァバオト、守護天使はラファエルです。

第09のセフィラ. イエソド Yesod:基礎

 アストラル界を表します。数字は9、色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴します。裸の男性で表され、神名はシャダイ・エル・カイ、守護天使はガブリエルです。

第10のセフィラ. マルクト Malchut:王国

 物質的世界を表します。数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴します。王座に座った若い女性で表され、神名はアドナイ・メレク、守護天使はサンダルフォンとされますが、シェキナ(メタトロンと対をなす神の女性的顕現)であるとする意見もあります。


◇ 「十戒」に見る生命の樹(セフィロト)

 モーセがシナイ山で「神」から授かった十戒こそが、カバラの叡智であり、私達人間に限りない可能性をもたらしてくれるものとされます。モーセの「十戒」はセフィロトに基づいて作られ、戒律・行為・献身・考察などを示しながら、「神」への深い感謝と畏敬の念を持って祈り・行為する“献身の道”を顕わしています。

【モーセの十戒】
 01. ケテル    汝我面の前に我の外何をも神とすべからず
 02. コクマー   汝自己のために何の偶像をも刻むべからず
 03. ビナー    イエホヴァーの名を妄りに口にあぐべからず
 04. ケセド    安息日を憶えてこれを聖潔すべし
 05. ゲブラー   汝の父母を敬へ
 06. ティファレト 汝殺すなかれ(霊的成長の希望を殺してはならない)
 07. ネツァク   汝姦淫するなかれ(霊的生活を穢してはならない)
 08. ホド     汝盗むなかれ(知識を乱用し不正な利益を得てはいけない)
 09. イエソド   汝その隣人に対して虚妄の証をたつるなかれ
 10. マルクト   汝その隣人の家を貪るなかれ(執着や貪りを戒める)


◇ カバラの教え

 カバラの説明書きによると、その教えは、世界の創造を、神エイン・ソフからの10段階(1〜10のセフィラ)にわたる流出の過程と考え、その最終的な形が現存する物質世界である、とそう説明されています。この過程を上述の生命の樹(セフィロト)で示され、その部分部分に神の属性が反映されているとのことです。そう考えると、ユダヤ教だるカバラは一神教でありながら、多神教や汎神論に近い世界観を持っていると言えます。

 世界の創造から物質世界までの10段階がカバラ

 別の文献では「カバラとは、人類がこの地に現れた時よりともにあり、大いなるものと自分との距離をはかり、いづれはその元へ帰るための道しるべ」とされます。自分について、「なぜ生まれて来たのか?」、「どう生きるべきか?」、「人生の意味は?」、「死後の世界は?」、そうした疑問にぶつかった時に、生命の樹(セフィロト、Sephiroth)に立ち返り、第01〜10のセフィラの順で思い浮かべると問題を解く鍵にであうとされています。カバラを自分の人生に活かしていくとこにより、この道筋に光をともし、迷うことなく帰るべき場所にたどり着くことができるとも言われています。

 カバラとは人生の道しるべ

http://ja.wikipedia.org/wiki/カバラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/生命の樹


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古代におけるユダヤ人最初の迫害から中東問題まで

 せっかく「中東/アラブ/イスラムの歴史的背景」として中東、アラブ、イスラムについてそれぞれの定義や分布、イスラム教の起源などに触れたので、似たような地域で起こったユダヤ人迫害から近現代の中東問題まで話を延長してみます。
 ちなみに、ユダヤ人の定義ですが、「ユダヤ人とはユダヤ教を信仰する人々」という定義は古代・中世にはあてはまりますけれど、近世以降ではキリスト教に改宗したユダヤ人(フェリックス・メンデルスゾーン、グスタフ・マーラー等)も無神論者のユダヤ人(ジークムント・フロイト)も「ユダヤ人」と呼ばれることが多いです。なお、イスラエル国内においてユダヤ教を信仰していない者はイスラエル人とも言われます。


◇ 古代ユダヤ人の迫害と隆盛の歴史

 旧約聖書によりますと、ユダヤ民族の始祖アブラハムがメソポタミアのウル(現在のイラク南部)から部族を引き連れて「カナンの地」(現在のイスラエル、パレスチナ付近)に移住したとされます。彼らは「移住民」という意味の「ヘブライ人」と呼ばれ、この付近で遊牧生活を始めました。紀元前17世紀頃、ヤコブの子のヨセフの時代にヘブライ人はエジプトに移住し、紀元前1730年頃から紀元前1580年の第15-16王朝、ヒクソス(よその土地の王の意)の時代にはエジプト王の厚遇を得て栄えましたが、第18王朝アハメス一世から紀元前13世紀の第19王朝ラムセス二世(在位前1279-1213)の時代では激しい迫害を受けたとされます。

 始祖アブラハムが部族を引き連れウルからカナンに移住
 「移住民」=「ヘブライ人」
 紀元前17年、カナンから古代エジプトに移住
 古代エジプトの王朝による厚遇と迫害


【古代エジプト年表】
 チニス時代(BC3000 - BC2778)
  第01王朝 ナルメル、アハ
  第02王朝 ペリプセン、カセケムイ
 古王国時代(BC2778 - BC2263)
  第03王朝 サナクト、ジョセル(BC2778 - BC2723)
  第04王朝 スネフル、クフ、カフラー、メンカウラ、ダドフラ
        (BC2723 - BC2563)
  第05王朝 サフラ、カカイ、ウナス(BC2563 - BC2423)
  第06王朝 テチ、ペピー一世、同二世(BC2423 - BC2263)
 第1中間期(BC2263 - BC2070)
  第07王朝 不明
  第08王朝 不明
  第09王朝 ケティ一世、同二世
  第10王朝 ネフェルカラ、ウワカラ、メリカラ
 中王国時代(BC2160 - BC1580)
  第11王朝 メウツ―ホテプ一世〜五世
  第12王朝 アメンエムハト一世〜四世、センウスレト一世〜三世
  第13 - 14王朝 ジェンジェル、セベクホテプ
 第2中間期(BC1730 - BC1580)
  第15 - 16王朝(ヒクソス時代) キアン、アポピ
  第17王朝 ラホテブ、セベクマサフ、セクエンエンラ
 新王国時代(BC1580 - BC1085)
  第18王朝 アハメス、アメンホテプ一世〜四世、
        トトメス一世〜四世、ツタンカーメン、ホルエンヘプ
  第19王朝 ラムセス一世、同二世、セティ一世、同二世
  第20王朝 ラムセス三世〜十一世
 末期(BC1085 - BC332)
  第21王朝 スメンデス、ヘリホル、ピネジェム
  第22王朝 シェションタ一世、同二世、オソルコン一世、同二世
  第23王朝 シェションタ五世、オソルコン三世
  第24王朝 ラフナクト、ボコリス
  第25王朝 (ヌビア人王朝)ビアンキ、シャバカ、タハルカ
  第26王朝 (サイス王朝)プサメチク一世〜三世、ネカオ
  第27王朝 (ペルシャ人王朝)カンビセス、グレイオス一世、
        同二世
  第28王朝 アミルテ
  第29王朝 プサメチク、アコリス
  第30王朝 ネクタネボ一世、同二世
  第31王朝 (ペルシャ人王朝)アルタクセルクセス三世
 プトレマイオス王朝(BC332 - BC30)
  BC332  マケドニア王アレキサンダー大王により征服
  BC305  アレキサンダー大王死後プトレマイオス一世即位
  BC30    クレオパトラ7世自殺、古代エジプト滅亡

 紀元前13世紀の第19王朝ラムセス二世の時代、旧約聖書に「出エジプト記」と記される事件が起こりました。それは、指導者モーセにより約60万人のエジプト在住ヘブライ人がエジプトからシナイ半島に脱出を果たしたものです。彼らは神から与えられた「約束の地」と信じられたカナンの地(パレスチナ)に辿り着き、この地の先住民であったカナン人やペリシテ人を、長年にわたる拮抗の末に駆逐または同化させて、カナンの地に定着しました。紀元前1207年のエジプトの石碑に記された碑文がイスラエルという部族についての最古の文献でります。

チャールトンとユル
映画「十戒」におけるモーセ(左、チャールトン・ヘストン)と
ラムセス二世(右、ユル・ブリンナー)


イスラエル
紀元前1207年イスラエルと書かれたエジプトの碑文

 エジプトを脱出した際に、聖なるシナイ山の頂上で神ヤハウェとの契約をさずけられ、これがのちのユダヤ教へとつながります。この出来事は、ユダヤ人にとって、とりわけ重要な意味をもっており、なぜなら、これが歴史上ユダヤ人への最初の迫害であり、ユダヤ教の起源となったからです。
 モーセの死後、後継者ヨシュアにひきいられたユダヤ人は、ヨルダン川をわたり、イェリコの町とその地域を征服します。その後、紀元前11世紀頃には、サウル王のもとで建国を成し遂げ、後継者ダビデ王およびその子ソロモン王の治世で、最盛期を迎えます。

ダビデとソロモンシバ
ダビデ王(左)とシバの女王と会談するソロモン王(右)

 ところがソロモン王の死後、王国は北方の北イスラエル王国と南方のユダ王国に分裂し、紀元前8世紀には北イスラエル王国はアッシリア帝国に、紀元前6世紀、ユダ王国は新バビロニア王国にそれぞれ征服さます。このとき、ユダ王国の人々はバビロンに強制移住させられたのが有名な「バビロンの捕囚」であり、彼らはユダ王国の遺民という意味で「ユダヤ人」と呼ばれるようになりました。この捕囚において多数のユダヤ人が虐殺され歴史上第二のユダヤ人迫害と言われます。

 「バビロンの捕囚」
  :多数のユダヤ人が虐殺 = 第二のユダヤ人迫害


 新バビロニアはアケメネス朝ペルシャに滅ぼされてしまいますが、そのペルシャの寛大さはユダヤ人に平和をもたらしました。紀元前538年、ペルシア王キュロス二世の命令によって、ユダヤ人たち(42,462人)は解放され、エルサレムに帰還することが許されました。彼らは帰還後、エルサレム神殿(第二神殿)を再建し、その後、唯一神ヤハウェを信じるユダヤ教、ユダヤ王国が成立しました。


◇ ユダヤ王国の滅亡と中世におけるユダヤ人迫害

 その後、イエス・キリストの出現とキリスト教の起源が起こりますが、ユダヤ王国は紀元66年よりローマ帝国に対し反乱を起こし(ユダヤ戦争)、逆に滅ぼされてしまいます。ユダヤ人による自治は完全に廃止され、ユダヤ人の自称である「イスラエル」という名や、ユダヤ属州という地名も廃され、かつて古代イスラエル人の敵であったペリシテ人に由来する「パレスチナ」という地名が復活しました。

 ローマ帝国に反乱したユダヤ王国は滅亡
 以後2000年近くユダヤ人の世界各地への離散が始まった


 以来ユダヤ人は2000年近く統一した民族集団を持たず、多くの人民がヨーロッパを中心に世界各国へ移住して離散しました。すでにキリスト教世界となったヨーロッパにおいて、ユダヤ人は「イエス・キリストを十字架にかけた者の子孫」として差別されるようになります。このためユダヤ人は、当時のヨーロッパでは卑しい職業とされていた金貸し業にしか就けませんでした。一所懸命働いて成功し、お金持ちになると、ますます嫌われ、差別がひどくなっていきました。


◇ ユダヤ人女性には子宮頸癌が無い!?

 ちょっと余談になりますが、ZARDの坂井泉水が若くして患った子宮頸癌は、私が医者になった四半世紀前頃には、「複数の男性と複数回の性交渉を持った女性が罹る疾患」とされておりました。ヒトパピローマウイルスが発見される以前ですが、なんとなく発生機序に感染症が考えられておりました。高い頻度で不潔な性交から感染、発症するとの発想です。これを後押しする疫学としてユダヤ人女性には子宮頸癌が無いことが明らかとなっており、その理由としてユダヤ人男性が割礼と言って陰茎の包皮を切除する手術を受ける風習があり、亀頭部が清潔を保たれるからと考えられていました(アフリカ女性に行われた陰部の切除とは違います)。
 ところが、この20年ばかりで、子宮頸癌の原因がヒトパピローマウイルスによることが明らかとなって、確かに性行為感染症であるには違いありませんが、割礼により亀頭が清潔であることは意味は無く、単にユダヤ人にはヒトパピローマウイルスが無く、ユダヤ人はユダヤ人としか結婚、性交渉をしないため、この民族には永らく同ウイルスが感染する機会が無かったことを裏付けています。

 ユダヤ人女性に子宮頸癌が無い理由
  X 割礼により清潔なユダヤ人男性の亀頭
  ○ ユダヤ民族にはヒトパピローマウイルスがなかった


 これが何を意味するかと言えば、ユダヤ人は他民族と結婚はおろか性交渉も許されない異端の扱いが中世の世界で長く続いたのであろうと言うことです。


◇ ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺

 以前の文章を引用しますが、ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺は選民思想が最も大きく世界の歴史の悲劇として名を残したものでありました。彼らはアーリア民族こそが優等であると考え、より「劣等」である全ての人種を絶滅することが自らの任務だと信じていました。しかし、この紀元はヒトラーに始まったものではなく、1859年、マックス・ミュラー(ドイツ)が、インド・ヨーロッパ諸語の原型となる言語を話した住民は共通した民族意識を持ったとし、インド・ヨーロッパ語族を使用する人々をアーリアン(アーリア人)と呼ぶべきだと主張したことにあります。

ヒトラー
アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)

 この理論はイギリスとドイツで特に盛んに主張されましたが、イギリスの場合はインドの植民地支配を正当化するために利用されたようです。ドイツでは、作曲家であるワーグナーなどが、アーリアン学説を肯定した上でドイツ人が最も純粋なアーリア人の血を引く民族であると主張し、自民族の権威付けに用いました。この発想が後にナチスドイツに受け継がれたと考えられております。ユダヤ人の弾圧、大虐殺(ホロコースト)は600万人とも1000万人とも言われています。

【ナチスドイツの反ユダヤ政策】
 19年    ヒトラー「ユダヤ人全体を断固除去することが最終目標」との書簡
        以後、しばしばこれに類した演説を行う。
 33年03月 「反ユダヤ主義的措置の実行に関する指令」
        :ユダヤ人商店に対する大規模なボイコット命令
        →私服ナチ党員によるユダヤ人店舗の破壊、暴行、殺害
 33年04月 「職業官吏団再建法」
        :公務員からユダヤ人を含む非アーリア人を追放
        →その後も弁護士や大学教授、医師、徴兵対象者も対象へ
        ※この頃からユダヤ人のドイツ国外脱出が始まった
 35年09月 「ニュルンベルク法」
        :ドイツ国民のユダヤ人は「国籍を保持するがライヒ市民ではない」
        →ドイツ人および類縁の血を持つ者との婚姻や性交渉を禁止
 37年12月 ユダヤ人資本の経営を解散、譲渡
 38年08月 ユダヤ人らしくない姓に変更することの禁止
 38年11月 武器を持ったユダヤ人を拘束、ユダヤ人の武器保有禁止
 39年04月 ユダヤ人が持つ旅券(パスポート)はすべて無効
        「J」の字が刻印された旅券が新たに交付
        ドイツ国籍および無国籍のユダヤ人より全財産の20%を没収
        損害を申請して保険金を受け取る権利を剥奪
        ユダヤ人の文化・娯楽施設への入場を禁止
 39年09月 ユダヤ人の独立経営、責任者になることの禁止
        (ポラーンド侵攻、第二次世界大戦勃発)
        占領地域におけるユダヤ人の隔離を開始
 39年11月 「すべてのユダヤ人は今後一切の慈悲無しに取り扱われる」との宣言
        以後、ユダヤ人の大虐殺が加熱

【ナチスドイツ 絶滅収容所と犠牲者数】
 ・アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所 約1,100,000人
 ・トレブリンカ強制収容所 少なくとも700,000人
 ・ベウゼツ強制収容所 約434,500人
 ・ソビボル強制収容所 約167,000人
 ・ヘウムノ強制収容所 約152,000人
 ・ルブリン強制収容所 約78,000人
 ・Maly Trostenets 少なくとも65,000人

ヘスとアウシュビッツ
ルドルフ・ヘス所長とアウシュヴィッツ第一強制収容所


◇ 中東(パレスチナ)問題

 上述の如く、激しい迫害を受けたユダヤ人の間でシオニズム運動と呼ばれるものが発生します。すなわち、イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しよう、あるいはユダヤ教、ユダヤ・イディッシュ・イスラエル文化の復興運動(ルネサンス)を興そうとするユダヤ人の近代的運動であります。
 第一次大戦中の1917年にイギリス外相が「パレスチナにおけるユダヤ人居住地の建設とその支援」を約束したバルフォア宣言が出されており、第二次大戦後、1947年に国連によるパレスチナ分割決議を経て、1948年にイスラエルが建国され、ユダヤ国家が誕生しました。
 この際、パレスチナに住んでいたアラブ人たちは土地を失い、「パレスチナ難民」が発生しました。彼らはイスラム教を信じるアラブ人ですが、「パレスチナ難民」と呼ばれることで、「パレスチナ人」という民族意識を抱くようになります。「パレスチナ人の土地を取り戻す」との考えが強くなり衝突が起きるようになりました。これがいわゆる中東戦争で、大きなものだけでこれまでに4回起きています。しかし現在もこの地域はイスラエルが支配していて、その中にあるガザ地区とヨルダン川西岸地区という2カ所がパレスチナ自治区になっています。
 イスラエルとパレスチナの衝突は、ユダヤ教徒とイスラム教徒の宗教対立のように見えますが、実は古代からの長い土地をめぐる争いなのです。

 中東(パレスチナ)問題
 :古代からのパレスチナをめぐるユダヤとアラブの争い



◇ 中東アラブ世界を複雑にした英国三枚舌外交

 上で第一次大戦中の1917年にイギリス外相が「パレスチナにおけるユダヤ人居住地の建設とその支援」を約束、と申しましたが、実はこの頃、英国は別々に三つの約束をします。これは英国の「三枚舌外交」と呼ばれるもので、パレスチナをめぐるユダヤ人とアラブ人の争い以上に中東のアラブ世界を更に複雑にするものでありました。

【英国 三枚舌外交】
 1915年10月 フサイン=マクマホン協定(中東のアラブ独立 公開)
 1916年05月 サイクス・ピコ協定(英仏による中東分割 秘密協定)
 1917年11月 バルフォア宣言(パレスチナにおけるユダヤ民族居住地建設 公開)

 第一次世界大戦中に英国が用いた「三枚舌外交」とは、中東地域を支配していたオスマン帝国を切り崩すためのものでした。アラブ人には「オスマン帝国が崩壊したら、ここをアラブ人の土地にしてあげる」と約束します(1915年、フサイン=マクマホン協定)。約束をエサに、オスマン帝国の中でアラブ人の反乱を引き起こそうと考えたのです。フランスとの間でもオスマン帝国崩壊後、領土を山分けしようという約束、1916年、サイクス・ピコ協定を結びます。そして、ユダヤ人には「戦争が終わったら、ここにユダヤ人のNational Home(ナショナルホーム)をつくることを認める」と約束します(1917年、バルフォア宣言)。ユダヤ人の資金が欲しかったのです。

 オスマン帝国崩壊後の土地領有に関する空手形

 フランスとの密約であるサイクス・ピコ協定によって、オスマン帝国崩壊後、現在のシリアやレバノンのあたりはフランスの支配下におかれました。しかし、その地域で独立運動の気運が高まり、フランスは人工的に国境線を引いてレバノンという国をつくります。いろいろな宗派が入ったモザイク状の国にすることで、住民が一致団結して独立運動を起こせないようにしたのです。この勝手な線引きはその後のレバノン紛争(1975年)の原因となりました。

 フランスの政策がレバノン紛争の原因

 また、イギリスは、支配下においたオスマン帝国の一部をクウェートとして独立させます。イラクにしてみれば、同じオスマン帝国だった州の1つを、勝手にイギリスがクウェートという国にしたことに不服を唱えクウェートに攻め込みます。これが湾岸戦争となっていきます。

 イギリスによるクウェート独立 → 湾岸戦争へ

 ユダヤ国家の建国のみならず、こうしたイギリスとフランスの支配をめぐる勝手な振る舞いが、さらに今の中東アラブ世界の紛争につながっているというわけです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ユダヤ人
http://ja.wikipedia.org/wiki/古代イスラエル
http://ja.wikipedia.org/wiki/出エジプト記
http://ja.wikipedia.org/wiki/バビロン捕囚
http://home.e06.itscom.net/life/web/gan/sikyugan/
http://ja.wikipedia.org/wiki/絶滅収容所
http://ja.wikipedia.org/wiki/パレスチナ問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/三枚舌外交


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GATEWAY EXPERIENCE を一巡して

 今日は日直のアルバイトで某病院にいますが、全く患者は来ずブログに記事を載せたり瞑想(ヘミシンク)したりと、平和な一日でありました。ヘミシンクにおいてはついにWave VI, CD3, #6 Freeflow Journey in Focus 21 のエクササイズを先ほど行い、半年かけて全てのセッションを経験いたしました。最初はCDを購入したものの、それを再生する機械を持っていず、ノートPCを枕元に置いてやっていましたが、これをきっかけにiPod touchを購入、また記録を残す媒体として当ブログを開始して、情報収集のために必要!、とiPad miniも購入して、ヘミシンクのみならずITの分野でもずいぶんと自分の周りが変化した半年でありました。

 思わぬ IT 効果も!

 ヘミシンクに関しては、もちろん、この最終のセッションは今日の1回しかやっていないですし、Wave VIにある6つのセッションもまだまだ、それ以前のものに比べたらエクササイズの回数は少ないです。更に言えば、間違った解釈のまま、不完全な達成で先に進んだものもありましたので、引き続きエクササイズの反復が必要です。別のヘミシンクCDを求めるのはまだ先かな?、と考えております。セミナーとかに参加するのは興味ありますが、なかなか時間が無いのが現状ですね。

Wave_6.jpg

【Gateway Experience 一巡まで】
 日数          179日間
 エクササイズ回数    219回
 1日平均        1.25回
 1セッションあたり回数 6.1回
 エクササイズ回数最多  11回(Wave I, CD3, #5 Exploration, Sleep)
 エクササイズ回数最少  1回(Wave VI, CD3, #6 Freeflow in F21)

 マニュアル本やAquavision Academyのホームページを見ますと、「新しい自己の発見」のようなことがよく書かれています。「自分は何者か?、どこから来てどこへ行くのか? 今生をよりよく生きるために過去から何を学びどのような未来を選ぶのか?」、そういったことの探求が最大の目的のようであります。そう言う意味では私などはまだまだ目的を達成できたとは言えません。

アクアビジョン
Aquavision Academyホームページ

 しかしながら、「体外離脱」も「ガイドとの交信」も、少しずつは経験することができましたし、回数を重ねる毎にその成功率は上がっているように思います。いずれもヘミシンクを始めていなければ起こらなかったことであり、これも小さな「新しい自己の発見」と言えるでしょう。

 小さな「新しい自己の発見」を経験して

 私は、アセンション(次元上昇)には興味があって、できるものならそうした次元に上昇して世界を観てみたいと思いますし、それによって価値観や人生観、死生観すらも変わるのではないか?、と期待しておりますが、自分が何者なのか?、前世は何か?、ということには興味はありません。やはり、ここは科学者である一面もあり、真理を追求する手段としてのアセンション(次元上昇)を求める立場であります。

 真理を追求する手段としてのアセンション

 先日ご紹介しました木内鶴彦氏は臨死体験の中で体外(霊体)離脱した自分が過去の世界に行き、その当時の人間に憑依して世界を観たり、足跡を残したりしたと著書の中で述べています。夢のような話ですが、どこまで信じられるものか?、そんなことが簡単に起こるのであれば、世の中はいくらでも変えられるはずであります。例えば、歴史上の極悪人、その最たる人物はヒトラーかも知れませんが、その彼に憑依して善行を行うとか、側近に憑依してヒトラーを暗殺するとか、、、。もしかしら、誰かがヒトラーに憑依した結果、虐殺を起こしたのかも知れませんけれど、、、。

 体外(霊体)離脱で時空を超える旅なんて夢のような話

 そんなに簡単なことではないと思いますが、精神世界への次元上昇(=アセンション)によりガイドとの交信やシンクロニシティ、ESP(遠隔透視、予知)の能力を得るか、あるいは体外(霊体)離脱して時空を超えて思うままにいろんなところへ行き、もしかして憑依と言う手段でいろんな人間の眼で世の中を観られるとしたならば、己の人間としての能力の可能性は無限であり、とてつもない世界観が得られ、時々話題にします「科学? / 非科学?」の分野に自分なりの光をあてることができと思います。そんなことを考えながら、またさらなるヘミシンクの旅に出ようと思います。

http://www.aqu-aca.com
http://ja.wikipedia.org/wiki/木内鶴彦


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中東/アラブ/イスラムの歴史的背景

◇ シリア内戦への米国軍事介入に触れ

 2011年、チュニジアとエジプトに端を発したアラブ世界の大規模反政府(民主化要求)運動、通称「アラブの春」(Arab Spring)の流れで、シリアは内戦状態となってから約2年、これまでに8万人以上が死亡、国外に逃れた難民は130万人を超えたとされております。

シリア内戦死者
シリア内戦における死者

 いよいよ、アサド政権が化学兵器を使用したとの見解から、米国が軍事介入に踏み切ることを表明し、人道的見地から化学兵器など大量破壊兵器を「越えてはならない一線」とコメントしたオバマ大統領の意図はよく解ります。

 シリアの化学兵器使用に米国、軍事介入

 しかし、中東、アラブ世界あるいはイスラム社会は歴史が古く、考え方や価値観が複雑であり、我々が普段、接している資本主義、民主主義を単純に当てはめるわけには行かない印象はあります。今後のニュースの展開を観て行く材料になりますでしょうか?、中東/アラブ/イスラムの歴史的背景に関する知識をまとめてみました。


◇ 中東 ≠ アラブ ≠ イスラム

 まずはじめに、つい同じような範疇で考えがちな「中東」と「アラブ」と「イスラム」ですが、よく考えれば同じものではないことは明白です。インドネシアのようにアラブ諸国でも中東でもない国にイスラム教徒が多数いる国はありますし、中東にはユダヤ教を信じるユダヤ人の国家、イスラエルが存在します。レバノンにはキリスト教マロン派の住民がが大勢おります。少し言葉の定義をまとめておきます。


1.言葉の定義、「中東」から

 元々、中東(Middle East)と言う言葉は、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカを植民地にしていたイギリスが19世紀以降にインド以西の地域を植民地化するに当たって考え出された概念です。イギリスにとって東はインド、ここが基準になり、日中のようにインドより極端に東は「極東」、中くらいの東が「中東」ということのようです。

 イギリスにとって東はインド
 日中のように極端に東は「極東」
 中くらいの東が「中東」


 現在のところ、インド以西の西アジアとアフリカ北東部の国々を指す概念であり、これには伝統的な中東と拡大中東があります。

【伝統的中東】
アラブ首長国連邦、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、エジプト、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、パレスチナ、ヨルダン、レバノン

【拡大中東】
 アフガニスタン、アルジェリア、キプロス、北キプロス、スーダン、チュニジア、
 西サハラ、パキスタン、モロッコ、モーリタニア、リビア

中東
伝統的中東(深緑色)と拡大中東(薄緑色、G8で提案)


2.アラブ世界とアラブ人

 重箱の隅のような話しですので端的に申します。アラブ世界とは「アラビア語を話している人たちがいる地域」のことです。ですからアラビア半島のみならず北アフリカもアラブ世界です。一方、イランはペルシア語ですのでアラブ世界には含まれません。アラブ人とは「アラビア語を母国語とする人」のことです。下記に示す通り、アラブ人は中東のみならずそれ以外の地域にもたくさんいます。また、「アラブ人はみんなイスラム教徒か?」と言うとそうではありません。アラブ人にもキリスト教徒が大勢います。
 日本において、「アラブ人は中東に住み、イスラム教を信仰する民族」として捉えられ、「アラブ人=イスラム教徒」との認識が広まっていますがそれは間違いです。

【主なアラブ人国家】
 アラブ首長国連邦、アルジェリア、イエメン、イラク、エジプト、オマーン、
 カタール、クウェート、サウジアラビア、サハラ・アラブ民主共和国、シリア、
 スーダン、チュニジア、バーレーン、パレスチナ、モロッコ、モーリタニア、
 ヨルダン、リビア、レバノン


3.実は非常に広いイスラム世界

 世界で最もイスラム教徒がいる国はインドネシアで、インドにも1億人近いイスラム教徒がいます。イスラム世界あるいはイスラム教国の定義は以下の通りとされており、イスラム世界は、北アフリカから中東、そして東南アジアまで、非常に広い世界となります。

【イスラム世界(教国)】
○ 国教がイスラム教である国、シャリーア(イスラーム法)を法として実際に運用している国。この場合はイスラム国家と呼ばれることが多い。この定義ではトルコやアルバニアのような、人口の大多数がイスラム教徒であっても世俗主義を標榜する国家は入らない。
○ イスラム教徒が人口の比較的多数を占め、国家の指導的立場、ヘゲモニーをイスラム教徒が握る国。ほぼすべてがイスラム諸国会議機構 (OIC) に加わっている。「ムスリム国家」とほぼ同義であり、「キリスト教国」「仏教国」などの言葉に対応する。

世界各国のイスラム教徒の割合
世界各国のイスラム教徒の割合


◇ イスラム教の母体はユダヤ教・キリスト教

 後述しますが、イスラム教は紀元610年頃、サウジアラビアのメッカというところでムハンマドという商人が大天使ジブリール(ガブリエル)から啓示を受けたことが始まりとされております。すでにその時代にはユダヤ教とそこから派生したキリスト教が広まっておりましたので、イスラム教の神はユダヤ教、キリスト教と同一の神として発展して行きます。ユダヤ教やキリスト教と同様に唯一神教で、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじ、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる共通点があります。まずはユダヤ教とキリスト教の関係に触れます。

 唯一神教
 偶像崇拝の排除
 神への奉仕
 信徒同士の相互扶助関係や一体感



1.キリスト教はユダヤ教の改革版

 ユダヤ教は、古代の中近東で始まった唯一神ヤハウェ(エホバ)を神とし、選民思想やメシア(救世主)信仰などを特色とするユダヤ人の民族宗教であります。「タナハ」と呼ばれる聖典はキリスト教で言う「旧約聖書」と同一の書物であり、「ヤハウェが6日間でこの世界を造り7日目に休まれた」という天地創造のことが書かれています。ダビデの星は、ユダヤ教、あるいはユダヤ民族を象徴する印であり、二つの正三角形を逆に重ねた六芒星(ヘキサグラム)といわれる形をしています。

ダビデの星
ダビデの星

 イエス・キリストの出現とその後のキリスト教発展についてはここで詳述するまでもないと思います。簡単に言うとキリストはユダヤ教の改革運動を行っており、それに不信感を持ったユダヤ人により、「イエスは自らをユダヤ人の王であると名乗り、また『神の子』あるいはメシア(救世主)であると自称している」との罪を着せられ、ユダヤの裁判にかけられた後、ローマ政府に引き渡され十字架にかけられました。処刑後、十字架から降ろされ墓に埋葬された3日後に復活し、大勢の弟子たちの前に現れたため、「イエスはただの人間ではない」となり、「イエスこそが救世主ではないか」との発想から信者たちによりキリスト教の布教活動を始まりました。

 イエス・キリストはユダヤ教の改革運動を行った
 キリスト教はイエスではなくその信者によって始まった


イエスキリスト十字架
十字架にかけられたイエス・キリスト

 キリスト教は元々、ユダヤ教ですので、ユダヤ教の聖書はキリスト教にとっても聖書であり、これをイエス以前の神との契約として「旧約聖書」と呼び、イエスの言行録は新しい神との契約として「新約聖書」としました。

 イエス以前のユダヤ教における神との契約=旧約聖書
 イエスの言行録等イエス以後の新しい契約=新約聖書


 但し、旧約聖書という言い方はあくまでもキリスト教徒の見方ですので、ユダヤ教徒にとっては「旧約聖書」という言い方は不本意とのことです。


2.イスラム教の起源

 ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフと、「アブドゥラと言えばブッチャーでは?(笑)」と言う名の人物がイスラム教の開祖であります。紀元610年頃、商人であった彼、ムハンマドは悩みを抱いてサウジアラビアのメッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想にふけっていました。そこに大天使ジブリール(ガブリエル)が現れ唯一神(アッラーフ)の啓示が始まったとされます。ジブリールはアラビア語ですが英語ではガブリエルです。キリスト教でマリアに処女懐胎を告げたのが大天使ガブリエルであり、ユダヤ教あるいはキリスト教で信じられている大天使がそのままムハンマドのもとに現れたのです。

 瞑想するムハンマドへの大天使ジブリールの啓示が始まり

 その後も啓示は次々とムハンマドに下され、預言者としての自覚に目覚めたムハンマドは、近親の者たちに彼に下った啓示の教え、すなわちイスラーム教を説き始めました。最初に入信したのは妻のハディージャで、従兄弟のアリーや友人のアブー・バクルがそれに続いたとされます。
 ちなみに、神様は人間に言葉を直接は話しません。必ず仲介役のような、通訳のような役割の者が入ります。これはユダヤ教、キリスト教、イスラム教に共通しており、ムハンマドは「神様の言葉を預かった人」という意味で「預言者」と呼ばれます。言葉を“預かる”から預言者であって、未来を“予言する”「予言者」ではありません。

 「預言者」≠「予言者」

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天使ジブリールから啓示を受けるムハンマド

 預言者ムハンマドが天使ジブリールの言葉を人々に伝え、人々はひたすら神に帰依(きえ、神仏や高僧などのすぐれた者を信じそれによりすがること)します。「イスラム」という言葉には帰依するという意味があります。イスラム教は「神様にすべてを委ねて、心の安寧を得る」という宗教なのです。

 「イスラム」=「帰依(きえ)する」

 ムハンマド没後、信者たちが暗誦していた言葉をまとめたものが「コーラン」(Quran, クルアーン)で、これは「最後の」啓典とされております。なぜ「最後」なのかと言うと、「これまで神はユダヤ人に神の言葉を伝えたが、ユダヤ教徒は教えを守らなかった。そこでイエスに改めて神様の言葉を伝えた。しかしキリスト教徒も教えを守らなかった。そこでムハンマドを最後の預言者として言葉を伝えた」、とそんな理由とのことです。

 コーランは「最後の啓典」

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ナスフ体によるコーラン(クルアーン)

 イスラム教徒にとっては旧約聖書も新約聖書もコーランも、いずれも神様からの言葉でありますが、神が最後に与えたコーランが一番大事な啓典となっています。イスラム教の詳しい内容については他に譲ることといたします。


◇ イスラム教 シーア派 vs スンニ派

 イスラム教には派があって、「シーア派とスンニ派の対立」というニュースをよく聞きます。唯一神教でありコーランと言う旧約聖書も新約聖書も超えると自分たちで考えている「最後の啓典」があるのに神の教えに対する理解やイデオロギーに差があるとは考えづらいことです。
 簡単に言うとイスラム教伝承者の指導者を誰にするか?、ムハンマドの子孫とするか?、コーランの教えを正しく伝える人物にすべきか?、と言う立場の違いのようです。すなわち、ムハンマドが亡くなった後、ムハンマドの血筋を引く者こそが「預言者の代理人(カリフ)に相応しいとして従弟で娘婿のアリーに従う「アリーのシーア(党派の意味)」が発生して「アリー」の部分が無くなって「シーア」と呼ばれるようになり、日本では「シーア派」と呼んでいます。一方、「血筋に関係なくコーランに書いてあることやイスラムの慣習(スンナ)を守ることが大事」とする考え方が「スンナ派」であり、日本では「スンニ派」と呼んでいます。以上、「シーア派」と「スンニ派」の違いは、宗派としての教えではなく、世襲かそうでないかくらいの違いのようです。

 シーア派:ムハンマドの血筋を預言者の代理人(カリフ)
 スンニ派:コーランやイスラムの慣習(スンナ)を厳守


 アラブ世界はスンニ派が多いのですが、不思議なことにアラブ人ではなくペルシア人のイランは、アラブ人であるムハンマドの血筋に従う立場のシーア派が主流です。民族が違ってもシーア派は広がったため、イラクの東半分もシーア派が主流で、サウジアラビアの南の一部やバーレーンにもシーア派が多数いるそうです。実はシーア派のいる土地は石油資源が豊富であることが多く、これをシーア派の人たちは「神が我々に石油を恵んでいる」と言っており、この石油のためにシーア派とスンニ派の対立が生まれているとのことです。

 「シーア派 vs スンニ派」は石油の争い

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シーア派(緑)とスンニ派(黄緑)の分布

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 以上、中東/アラブ/イスラムの定義、歴史的背景について触れて参りました。理解しきれていない部分も多々ありますので、細かい間違いについてはご容赦いただきたく存じます。ネットや雑誌からの情報収集ですが、自分が誤解していたこと、日本人が元々考えていたものとの相違に驚く部分もございました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アラブの春
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130830-00010002-wordleaf-int
http://ja.wikipedia.org/wiki/中東
http://ja.wikipedia.org/wiki/アラブ人
http://ja.wikipedia.org/wiki/イスラム世界
http://ja.wikipedia.org/wiki/イスラム教
http://ja.wikipedia.org/wiki/ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ユダヤ教
http://ja.wikipedia.org/wiki/イエス・キリスト
http://ja.wikipedia.org/wiki/スンナ派
http://ja.wikipedia.org/wiki/シーア派


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